最終更新: masteryupa 2007年12月12日(水) 02:08:32履歴
クラス図ではクラス間の関係によってシステムの静的な構造を表す。
クラスとは、システムを構成するオブジェクトの共通する特徴を抽出し、一般化したもので、オブジェクトの雛形とも言える。
一般的にシステムは、クラスを定義しクラスを具象化して作成したオブジェクト同士が協調作業を行うことで動作する。
クラス図はシステムの静的な構造を表す重要なダイアグラムであり、分析、設計などシステム開発の様々な工程で利用される。
ソフトウェアシステムにおけるクラスは、中にクラス名の記述された四角で表現し、オプションとして、属性、関数を記述することができる。
属性や関数には可視性を定義することができる。これは外部から参照や変更がどの程度できるかの程度であり、この定義がそのクラスの「カプセル化」の度合いを決める。一般的には属性には直接アクセスしないように定義し、関数経由で要求する。
クラス図では、クラス間の「集約」や「汎化・特化」といった「関連」を定義する。
クラス図の作成は、ビジネスプロセスから概念を抽出して実際のシステムにおけるモジュールへ落とし込んでいくプロセスであるといえる。ただし、クラス図はシステム分析のプロセスで作成されるものであり、プログラム設計ではない点に注意が必要である。
プログラムとしてどう動くかは、クラス図を作成後に状態遷移図やコラボレーション図をつかい、設計されるものである。したがって、クラス図はあまり詳細に書きすぎず、対象のビジネスプロセスで出現するオブジェクトの理解ができる程度にするべきである。
[一言]
もうちっと簡潔にできないもんかな。
参考サイト
Wikipedia
@IT
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