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タイトル無し

渓流。
ぷしゅっ、という潮が吹く音が。
洞窟の奥の秘泉で寂しく一人でオ○ニーしているのはジンオウガだった。
湯につかりながら「する」と気持ちいいらしい。
このジンオウガは雌である。
雄は角が2本だが、こちらは1本か、角が生えていないかであった。
彼女はかなり強い。
というかルール破りで雌のくせに角が2本そびえ立っている。

今日は雄のジンオウガに告白をした。月明かりの夜の元で…

だが返事は残酷なものだった…

『雌のくせに強いし、それに何だその角。 あっち行ってくれよバケモノ』

心を貫通するような痛みだった。
だがそれがすぐ憎悪に変わり、しまいには憤怒しその雄の角を1本へし折った挙げ句、尻尾をちぎり爪を曲げてしまったのだった。
みっともなく雄は泣いて逃げた。その後ジンオウガや他の雄にこう言いふらした。

『近づいたら殺される。 絶対に近寄るな』

ドガアアアアアッッーーーー!!

湯をつたり放電した電気が周囲に矢のように放たれた。

ジャギイ達は一目散に逃げブナハブラは地に落ちた。

ジンオウガは泣いた。湯を出てただただ走った。
疲れ切るまで走った。
彼女は案外アレがでかいので走ると揺れて邪魔だ。
関係ないが。



目を覚ますと雄達のジンオウガの巣だった。
しかも足が縄で縛られている。
何、これ…?

そうおもった瞬間、頭にものすごい衝撃が走った。
気絶しそうになるが耐えたーーーーのが間違いだった。
今度は堅いものが腹にズブッ、と刺さる。

ーーーやばい…

ーーー死ぬ…

心の中で人生が走馬燈のように見えーーー。

そしてとどめの一撃が走り彼女の視界は闇に覆われた。




また目を覚ました。体のあちこちが痛い。
ここ、どこ…?
何だか樹の繊維みたいなのが痛いところに巻かれている。
ザシッ、という音がした。
「だ… 誰…?」
そこにいたのは空の王者、リオレウスだった。
でも何故か羽が焼け焦げているような…?
「大丈夫か? 一応晩飯を持ってきたが:
そういうと咥えていたガーグァを側に投げてよこした。
「え、でもあなたはーーー」
「孤島か火山にしかいないと言うんだろう」
びくっ、とした。感づかれた。
「俺は訳あってここに来たんだ。空を飛んでたらお前が数体の同種に殺されかけてたからな。 咆哮して気そらしてよ、火炎ブレスで追い払ったが一回りでかいのに電撃くらっちまった」
「んでサマーソルト当てたら毒って逃げたからここらの木の上におまえ運んできた、って訳。 にしても言っちゃあ悪いがかなり重かったぞおまえ」
「悪かったわね・・・」
「ったく、アレみたいな奴だな…」
「アレって何?」
その時急に彼の顔が青ざめた。
「どうしたの・・・?」
「飯を食え。俺は巣に戻る。 もう俺の世話にはなるなよ」
そういうと彼は飛び立った。
「ちょ、待って!」
叫んだが戻ってこない。
さっきのことを聞きたいとかじゃなくて…
もっと重要な事があったのに。

・・・‥どうやって降りよう、ここ・・・。

続く
2013年08月19日(月) 11:37:27 Modified by despairgatuti




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