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ピュアナルガ

スレ番号タイトルカップリング作者名備考レス
20ピュアナルガナルガクルガ♂×ナルガクルガ♀  681〜689

ピュアナルガ


樹海…

春の柔らかな朝の陽射ししが差し込む

温かな風が吹く森の中
小高い木の上で一匹の飛龍が寝ている


朝の清々しさとは不釣り合いな漆黒の体
日差しが体を照らし、滑らかな体毛がキラキラと輝く


日差しに急かされるかのように、漆黒の体は身を起こす

『朝か…眩しい…洞窟で寝とくべきだったわね』

彼女の名前はジェナ少し捻くれ物、そのせいか独り身である

昨夜はハンター達に追い回され、疲れてそのまま寝てしまったのだ

『お腹空いた…とりあえず水辺に行こう』

彼女は重い足どりで、樹海を進む。

今は春
毎日聞きたくもない鳥たちの求愛のさえずりにジェナは苛々した。


『はんッ!馬鹿みたい、みんなそんなに相手が欲しいの!?』

ギリギリと歯を食いしばり、
ジェナは森中に聞こえる程の大声で吠えた
『ギャオォォォ!』

一瞬にして、森が沈黙する…

ジェナは、ざまぁみろとフンッと鼻を鳴らし先へ進もうとした

「朝っぱらからウルセェ奴だな」

ジェナは驚き、後ろへ飛びのく

唸り声をあげ
声の主を探そうと辺りをキョロキョロしたが見当たらない。
敵だったらどうしよう
彼女の脳裏に不安がよぎる

「どこ見てんだ上だよ」

声の主はジェナのすぐ近くの木の上に居た。

雄のナルガクルガ…
決して大きい訳ではないがジェナに比べればかなり、立派な体格をしている。

左目には大きな傷があり。少し体毛がボサボサだ

ジェナは同族だと分かると少し安心した。

でも、今は春。繁殖期…

雌に飢えた雄…、強引に襲われるかも知れないと思った彼女は
出来るだけ体を大きく強く見せようと四つん這いになり胸を張り『グルルル…』と唸った


「身構えてるのか?お前みたいな女、誰も襲いやしねぇよ俺はそんな趣味の悪い男じゃねぇ」

そう言いながら彼女の前にドスッ音を立て降り立つ。

ジェナは悔しいやら恥ずかしいやらで体が熱くなる感じがした

それを隠すように
『あら、ごめんなさいね、そこどいて貰えるかしら?』と、出来るだけ冷静に言った

「辞めた方が良いぜ、今は他のナルガ共が占領してる、他を当たれ」
頭をクイッと水辺の方に傾け雄は言った
いきなり現れた見ず知らずの雄ナルガにボロクソ言われた揚句、他の水辺を当たれですって?
きっと、この雄は嘘をついて水辺を占領したいのね!
させるものか!

『心配無用、良いからそこをどきなさい!』
ジェナは体を屈め相手に飛び掛かる仕草をした。
雄ナルガは、ハァ…と深い溜息を着くと「馬鹿だな」
と吐き捨て道を開けた
その横を無言でジェナは通る
後ろを振り返るともう、あの雄ナルガの姿は無かった…

しばらく進むと鬱蒼とした森の先に開けた場所が映る。
朝日が水面に反射して幻想的だ
ジェナにさっきの雄ナルガの言葉が脳裏に蘇った

「他のナルガ…」

警戒し慎重に水辺まで行く
しかし、そこには誰もいない
ホッと緊張が解け
静寂に包まれた水辺に進む
ジェナは水面に顔お近付け、水を飲み、ついでに水浴び。

『冷たい、気持ちいい』

つい夢中になり、周りが見えなくなっていた。
ガルルルルゥ…
ジェナは聞き慣れない声に気付き水浴びを辞め神経を研ぎ澄ます。
静まりかえった水辺に聞こえるのは
彼女の体から滴り落ちる水の音だけ。

ガサッ!

物音がしたかと思った方向に目を向けようと思った瞬間、
体に激痛が走り、彼女の体は数十メートル、ゴロゴロと転がって岩にぶつかった、ジェナは自分の身に何が起こったのか分からず、
朦朧とする意識の中で体を起こそうとすると
『いっ、痛い!』
首を噛まれたのだ
ジェナは後ろを振り返る
そこには、自分の倍以上はある雄のナルガクルガ
『さっきの奴?いや違う!』
ジェナは混乱した

フゥ…フゥ…と息を荒立て彼女を押さえ付ける

抵抗したくても両手を押さえ付けられて身動きが取れない。
しかも何故か首を噛まれているのに、トロンとした気持ちになる。
まるで体が雄を受け入れてるみたいに…熱い何かが彼女の太ももに触れる、中々目的の場所に収まらないらしい

『これが交尾なの?…嫌、嫌よ…辞めて』
もうジェナには抵抗する力は無い、
諦め、目を閉じ覚悟した


その時

ギャオォォゥ!

叫び声と共に、体の激痛と圧迫感が消えた。
ジェナは虚ろな目で辺りを見ると
今さっきまで彼女を襲おうとしてた奴が倒れてもがいている、その前にはまた違うナルガクルガ…
ひとまず助かった…『今の内に逃げなきゃ!』
もう一度、2匹のナルガに目を向けると…
『あれッ?あいつは…』
ジェナは目をこらして見てみる…
先程、忠告した雄ナルガだった。

呆気にとられ身動きが出来ない。

2匹の雄ナルガは激しくぶつかり合う。噛み付き、2匹とも血まみれになっていた
隙をつき、1匹が相手の喉元に食らいつき水の中に投げ飛ばす。
相手は逃げるように飛び立った。

『どっちにしても私、襲われるちゃうんだ…』
ジェナはずんずん近付いて来る黒い体を見て思った


「おい、大丈夫か?」
冷たい声、だが少し焦っているような感じがした

見上げると先程の忠告雄ナルガの姿

『ありがとう、雄』
ジェナは、言いようの無い安心感に包まれた

「ったくよ!馬鹿な女だ、忠告しただろう?…しかも俺の名は雄じゃねぇ…ギルだ…」

『そうなの…私はジェナよギル、ありがとう、御礼よ、好きなようにして』

ジェナは身を伏せ、ギルを受け入れる体勢を取った

「あー、えーっと、ジェナ…俺は別にしたくて助けたんじゃねぇから」

前の雄が太ももに残した、先走りの液体を見つめ言葉を詰まらせた

ジェナは受け入れの体勢を崩し、ギルにほお擦りをした

周りにふわふわ漂う甘い匂い。
ギルもジェナにほお擦りをお返しをする
2匹は樹海の奥、木の上に移動した

「すげぇ傷だな。」ジェナの首に出来た噛み傷を見てギルが言った
『お互い様よ…』
ジェナは笑顔で返す
そんな他愛もない会話に2匹は幸せを感じながら少し早い眠りに着いた。


どれ位時間が過ぎただろう?
ジェナが目を覚ますと温もりはあるが、横にはギルの姿がない
『ギル?』
ジェナは不安になり彼を探しだした。
クンクンと匂いを頼りにギルを探す

森を進むと匂いが濃くなり丘にたどり着く。

「ジェナ!?起こしちまったか?」

そこにはギルの姿。小走りで駆け寄る
『違うの、起きたらあなたの姿が無かったから不安になって』
強張っていたギルの表情は笑顔になり、彼女を横へ導いた

「綺麗だろ、辺り一面一望できる…」

丘に立つと森が眼下に見え緑の絨毯のようでとても美しい

「嫌な事があっても、この景色を見ると忘れられるんだぜ」
『嫌な事…?』

「あぁ、まぁこんな馬鹿な女と出会っちまった事とかなッ!」
ケラケラと笑いながらジェナの方を見て言った

『なによそれ!?よくもそんな事を』

笑いながらギルを尻尾で叩く
2匹は傷の事もわすれジャレあった
エスカレートしギルがジェナを押し倒し
沈黙…

2匹は見つめ合う。
『好きにして』

ジェナの言葉に、ギルの心臓は飛び出てしまうのではないかという位鼓動した

ギルは軽く首を舐める

ジェナが、ふぅ…と甘い声を出し体勢を変える

うつぶせになり尻尾を高く持ち上げた。
ギルは戸惑ったが甘い匂いに反応した体が出来上がっている
首に軽く歯を当てつつ、後ろからまたがり腰を掴むように手を置く

そしてペニスをジェナに沈めていく。

『あぁぅ…』
挿入と同時にジェナが声を漏らす痛いのか、気持ちいいのか分からない

ギルそれに刺激されゆっくりと腰を打ち付ける

『あん、うっ、やっあぁ』

ギルの耳に卑猥な声が絡みつき、彼を限界に導いた

イヤラシイ音が次第に激しくなる

「あぁ…あッ…くぅッ…あぁうッ!」
ギルが叫ぶと膨張しきったペニスから液体が飛び散った


それをジェナは受け止めた

ギルはジェナから身を下ろし、まだ息切れしている彼女の横に寝そべった


『赤ちゃん、できるかしら?』
嬉しいそうな顔でギルに話す

「できるよ!産まれてくる赤ちゃんは、きっと俺みたいに顔が調ってて、頭よくて、強くて…」
『ありえないわ』

話を遮るようにジェナがギルを見て、フフッ笑いながら呟く。

「馬鹿な女だ…」
ギルは呆れた顔でジェナを見つめる

漆黒の夜、春の暖かい風…月は2匹を照らす
まるで祝福するかのように


‐End‐
2015年10月24日(土) 20:49:54 Modified by yumiya1513




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