オリンピックデータランド

2024年夏季オリンピック開催都市決定過程で、財政的な問題から立候補辞退が相次ぎ、最終的にはロサンゼルスとパリの2都市しか残らなかった。
さらに2022年冬季オリンピック開催都市決定においても同様の事態が起こり、IOCが開催都市決定プロセスの再考を行い、ロサンゼルスとパリの2都市で2024年とその次の2028年の開催を分け合う案が浮上した。
2017年7月11日行われた臨時IOC総会で、開催都市決定方法が承認され、ロサンゼルスとパリの両都市で開催年の検討が行われた。
パリは2024年が1924年開催からの100年記念になることから、2024年の開催都市として適当とされ、代わりにロサンゼルスは2028年の開催都市候補となった。
2017年8月11日にロサンゼルス市議会の承認を受け、9月13日のIOC総会で全会一致で開催都市に決定された。

ロサンゼルスは1932年、1984年に続く3回目の開催となるが、過去2回も投票を経ずに開催都市に決定している。

2020年東京大会からコア競技に指定されている28競技に、開催地が希望できる追加競技4競技の合計32競技が実施されるようになっている。
2022年IOCは統括団体のガバナンスに疑念が持たれているボクシング、重量挙げと馬術があることでコストがかかり競技人口が増えていない近代五種をコア競技から除外し、新たに若者に人気の競技であるスケートボード、スポーツクライミング、サーフィンを追加する入れ替えを行った。
その後、人気回復への競技内容の改良を行った近代五種とドーピング対策を強化した重量挙げについては、2023年ムンバイ（インド）で開催されたIOC総会でコア競技への復帰が承認され、コア競技が30種目となった。
同時に開催地から提案された追加競技については、野球・ソフトボール、クリケット、フラッグフットボール、ラクロス、スカッシュの5競技が承認された。
ボクシングの実施については承認されていない。