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SPS患者のQOLについて。(案)
SPS患者のQOLについて。(案)
- SPS患者は、体幹(胴)と近位四肢(肩から肘までの腕、ひざ上から腰までの足)の筋肉が硬直しやすいため、歩行動作に難がある。
そのため、一度バランスを崩すと修正できず、転倒しやすい。 - さらに、体を捻ったり手を出すなどの受け身動作をとりづらいため、転倒すると大きな怪我につながることが多い。
(『板状(stiff as a board)』や『鉛の兵隊のよう(looks like a tin soldier)』と記述された医学論文もある) - 大きな怪我を伴う転倒により、SPS患者は歩行のとき、支えやつかまる物のないような状況を避けるようになる。
結果として外出しなくなり、自立した生活がより制限されるようになる。
- SPS患者のなかには、薬の服用により一時的に、つかまり歩行や器具や他人の介助なく歩行ができる人もいる。ただそのような状態の患者であっても、さまざまな要因(音、接触、広い場所や道路の横断時などに感じる不安など)より突然、SPSの症状は重症化する。そのため、歩行が可能であっても、車いすによる移動がより安全であり、安心感を与える。
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