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タグ検索で竜児206件見つかりました。

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我が家の腹黒様6

こから見て、学校の向こう側。 従って、竜児君と、一緒に登校したいの…とかでは無いハズ。 だって、流石に遠いし。 じゃあ、何だろう?忘れ物かな?と、思っていた時期が、 「…どうしても、竜児君と、一緒に登校したかったのよ。 だから、家まで迎えに来ちゃった…迷惑…だった?…」 竜児にも、ありました。 「へ?…め、迷惑だなんて、そんな事、思う訳ねぇよ。 嬉しい。そりゃあ、嬉しいに決まってるだろ? ただ、奈々子ん家、結構遠いだろ? だから、朝、迎えに来てくれるとか、思ってなかったから、ビックリし…

https://seesaawiki.jp/w/text_filing/d/%b2%e6%a4%ac... - 2009年11月05日更新

我が家の腹黒様7

変わっちまったドライな声は、駆け足出した竜児の耳に届かなかった。 藪蛇を悔いつつ、教室に戻ってみたら、竜児が居ない。 「高須君なら花摘みだぜ。」 と、櫛枝ちゃんから聞かされたが、あんまり良い予感はしなかった。 確か、さっきまで教室の隅に亜美ちゃんやタイガちゃんーと居なかっただろうか? それが何故、こうして自然に溶け込んで居るのだろう… 櫛枝実乃梨は見た目通りの単純なだけの娘ではないかも知れない。 「んじゃ、私はちょっと部室に用があるから。ちゃんと良い子にしてるんだぜ?大河。」 自分は帰宅…

https://seesaawiki.jp/w/text_filing/d/%b2%e6%a4%ac... - 2009年11月05日更新

本編(?)終結難航のため

来るわけがないでしょ?』 「あたしや竜児の行動力を甘く見ない方がいいわよ。特に、竜児のことを“エロ犬”とか“ひ弱”とか“変態”とか罵ったことは絶対に許さな…、あ、ちょ、ちょっと待てぇ!!」  亜美の反論が終わらないうちに、通話は川嶋安奈から一方的に打ち切られた。 「畜生、切りやがったぁ!!」  亜美は、声を震わせて絶叫し、怒りのあまり手にした携帯電話機をウッドデッキの床に叩きつけようかと左手を振り上げた。 ******************************* 亜美と竜児の試…

https://seesaawiki.jp/w/text_filing/d/%cb%dc%ca%d4... - 2009年11月04日更新

指環4

あたくし』とは…、亜美の本性を知っている竜児には、噴飯物の 一人称だ。 『まぁ、僕と結婚しても、引き続き今の大学には通えばいいんだし…。結婚したからっていっても、家事とかは全くやる 必要はない。全部、家政婦に任せておけばいい。何ら思い悩むことはない優雅な生活が待っているんだけどね』 『何ら思考することなく、上げ膳据え膳の毎日なんですか? それって、脳味噌が退化しそうですわね』  亜美の性悪毒舌が始まった。 『いやいや、セレブにはセレブらしい頭の使い方があるんだよ。まぁ、暇つぶしに株式や…

https://seesaawiki.jp/w/text_filing/d/%bb%d8%b4%c4... - 2009年11月05日更新

指環3

が注目し、戯れ半ばといった感じだったが、竜児にクロスの張替えをさせてみたのだ。 「タカ、おめぇは手先が器用そうだし、何より、やることが丁寧だ。仕事は何でもそうだが、雑なのは一番いけねぇ。その 点、丁寧なおめぇは、掃除や建材運びのような単純作業よりも、多少は手先を使うような仕事を、ちょっくら試しにやって もらうぜ」  サブの言葉に竜児は、三白眼をきょとんとさせて、面食らったが、作業場ではサブには従わねばならない。  竜児は、「へい!」と、声だけは威勢よく応答した。 「いい返事だ。取り敢えず…

https://seesaawiki.jp/w/text_filing/d/%bb%d8%b4%c4... - 2009年11月05日更新

指環2

 竜児の家から徒歩で二十分以上離れた、一戸建てが目立つ、どちらかといえば中産階級以上が住むような住宅地 の一角に、春田の家はあった。  その春田の家は、鉄筋コンクリート造りの三階建てで、一階が家業である内装業の事務所になっているらしい。  建付地は、周囲の道路よりも一段高くなっており、道路に面した部分は横方向にくり抜かれ、クルマが二台駐められる ガレージになっている。実際、そのガレージには、薄汚れ、あちこちが凹んでいる業務用の大型ワゴンが一台駐まっていた。 このワゴンで、職人たちと機材を現場に運ぶのかも知…

https://seesaawiki.jp/w/text_filing/d/%bb%d8%b4%c4... - 2009年11月05日更新

指環1

続き、暦はいつしか七月になっていた。  竜児たちの通う大学は、七月の第一週で前期の講義がひとまず終了する。その後は二箇月に及ぶ夏休みだ。  海に、山に、海外に、思う存分羽を伸ばせる機会到来だが、休み明けには前期試験が控えている。うっかり遊び呆 けていると、休み明けには試験対策で慌てふためくことになるだろう。  首都圏の他の大学の多くは、前期試験を終えてから夏休みに入るようなのだが、竜児、それに亜美と北村祐作が 通う大学は、頑ななまでに休み明けに前期試験を実施するのが伝統となっていた。  休み中でも、学生の…

https://seesaawiki.jp/w/text_filing/d/%bb%d8%b4%c4... - 2009年11月05日更新

いざよい

過ぎ、蒸し風呂のような教室から開放された竜児は、亜美との待ち合わせの場所であるJRお茶の水駅 へ、早足で急いでいた。  つい二週間ほど前までは、亜美が竜児の居る理学部旧館まで迎えに来ていたのだが、弁理士試験対策のサークル を乗っ取った瀬川たち上級生に待ち伏せされ、あわや暴行を受ける寸前という事件があったため、今はこうして、学外 で落ち合うようにしている。  落ち合う場所も一定ではなく、毎回変更している。更には、何やら不穏な気配があるようなら、携帯電話で随時連絡 を取り合って、安全な場所に変更す…

https://seesaawiki.jp/w/text_filing/d/%a4%a4%a4%b6... - 2009年11月05日更新

我らが同志3

照)、迂闊にも 亜美は自分のショーツを竜児の家に脱ぎ忘れてきてしまっていた。 何せ、エッチ寸前という興奮状態で、そのショーツは愛液でぐしょぐしょだったということもあり、その後の処置が どうなったのか、亜美ならずとも気に掛かる。 「お、おう、あ、あれか…」 「そ、そう…、あれ…」 竜児も亜美も赤面しながら周囲を見渡した。スドバの店内には、午後だというのに珍しく他の客が見あたらない。 「あ、あれなら、その日のうちに、手早く洗っといた。いつでも返せる」 「そ、そうなんだ…」 それを…

https://seesaawiki.jp/w/text_filing/d/%b2%e6%a4%e9... - 2009年11月04日更新

我らが同志1

新入生の竜児には、もはや知るよしもないのだが、一昔前まで、大学の学食といえば、薄汚れたコンクリー トの壁に煤けた天井、今や場末の定食屋でもお目にかかれそうにない安手のスチール製テーブルとパイプ椅 子が殺風景に並んでいるというのが相場だったらしい。 しかし、昨今は、何ごともファッショナブルでなければならないという風潮でもあるのか、国からの乏しい 予算に毎度毎度悲鳴を上げているはずの竜児たちが通う大学も、伝統的ではあるが、うらぶれた感じは否め ない学食を数年前にモダンなカフェテリア形式に刷新した…

https://seesaawiki.jp/w/text_filing/d/%b2%e6%a4%e9... - 2009年11月04日更新

横浜紀行 後編

茶室が併設されていて助かったな…」 竜児は、飲みさしのエスプレッソのカップをソーサーに置いた。 コーヒーの味わいはまずまず、と言うよりも、下手な喫茶店よりも上質なのではないかと思われた。 ロココ調の家具を意識したのか、有機的な曲線で構成されたフレームへ花模様をあしらったファブリックが張られた 座席に、傍目には唐草模様を連想させる曲線で構成されている脚部を持ったテーブルを挟んで、竜児と亜美は差し 向かいに座っていた。 ランプなどの調度品は、アール・ヌーヴォーを意識したものらしく、伸びやかな曲線…

https://seesaawiki.jp/w/text_filing/d/%b2%a3%c9%cd... - 2009年11月04日更新

横浜紀行 前編

一角にある調理器具等を売る雑貨店で、高須竜児は川嶋亜美を伴って、中華鍋をあれこれ吟味し ていた。 竜児は、もう一度、深く嘆息し、 「使って使えねぇことはないが、品質に値段が折り合わねぇ。どの鍋も鍋本体の鉄板の厚みにムラがありすぎるし、 柄の溶接も雑だ。俺の美意識とも相容れねぇな…」 さらには、三白眼をギラつかせて不満を顕わにする。雑貨店に居合わせた何人かの客が、気の毒にも、その破壊力の ある眼光に曝され、ある者は手にしていたバッグを取り落とし、ある者は目を丸くしてその場に立ちすくんで恐怖…

https://seesaawiki.jp/w/text_filing/d/%b2%a3%c9%cd... - 2009年11月04日更新

ピクニック・パニック

ねぇ…」 そう、つぶやきながら、高須竜児は、頬をつねり、鼻毛を引き抜いたりして、 どうにか正気を保っていた。 風薫る5月だというのに。エアコンのない理学部旧館の教室には、眠気を催す気だるさが漂う。 竜児以外の学生も、まぶたを擦ったり、シャープペンシルの先端で、こめかみを突いたりして、 必死に睡魔と戦っていた。 線形代数学は、数学科の必修科目だというのに、何の因果か、土曜日の2時限目に行われる。 必修科目、その中でも、この線形代数学は、数学科の『鬼門』とされ、毎年、少なからずの学生が 赤…

https://seesaawiki.jp/w/text_filing/d/%a5%d4%a5%af... - 2009年11月04日更新

NOET 3ページ目

かっすっくーん・・・?」 意気揚々と竜児の名前を呼んだゆりの動きが止まる。 教卓に広げていた出席簿から目を離し、席に着いている竜児を確認しようとするが、どこにも見当たらない。 右手側を見てもいない。 左手側にも、やっぱりいない。 「もぉ、遅刻? しょうがないわね・・・いいわ、出席ってことにしときましょ」 あからさまなえこ贔屓に他の生徒から抗議の声が上がるも、完全に無視。 ゆりは蚊ほども気にせず、むしろ (高須くんがやって来たら、まず言い訳を聞く前に遅刻したのを叱るでしょ? で、シュ…

https://seesaawiki.jp/w/text_filing/d/NOET%203%a5%... - 2009年11月04日更新

NOET 1ページ目

ない。 そして『ヤンキー高須』こと高須竜児は、本職も避けて通るような強面を持っていながらその中身は驚く程に歳相応の高校生である。 強いて言えば所帯染みた性格をしてはいるが、あの目つきさえどうにかできればその辺を歩いている一男子生徒でしかない。 そんな竜児にとって、ただ歩いているだけでモーゼの如く人の流れが割れて道ができたり、 頼んだ訳でもないのに勝手に財布を差し出されるというのは日常茶飯事であり、彼自身その日常を激しく疎ましく思っている。 そういう理由からか、後始末(主に『落し物』を事務に届け…

https://seesaawiki.jp/w/text_filing/d/NOET%201%a5%... - 2009年11月04日更新

ドラドラ! (みの☆ゴン外伝)

 時は夏休み。場所は川嶋家別荘。  竜児は彼女である実乃梨との初めてのお泊まり旅行で、超興奮。いつ胸が爆発してもおか しくはなかったのだが、幸か不幸か、そこには当然、別荘オーナーの娘、亜美がいて、つい でに大河と北村が一緒だったので、なんとか竜児は爆死しないで済むのであった。  そして初日の夜。五人は竜児の作った激辛カレーで撃沈後、リビングでテレビを鑑賞しな がら、ガリガリ君でヒリヒリしている舌を癒していた……その時、歴史が動いた。 「麻雀で勝負よ!」 「「「「はあ?」」」」  と、…

https://seesaawiki.jp/w/text_filing/d/%a5%c9%a5%e9... - 2009年11月02日更新

花丸の後で

HMozTmH  川嶋亜美が高須竜児を『落とす』と公言してから二週間。その影響は高須家の夕食風景にまで及んでいた。 「……ちょっとエロちー、あんた食べてる時ぐらい発情すんのやめなさいよ。」 「えー? タイガーには関係ないでしょー?」 「わー竜ちゃんモテモテー。」 女が3人寄れば姦しいのは文字の通り。亜美が加わることで、より賑やかしくなっていた。亜美は隙あらば1ミリでも 竜児との距離を詰めようとするし、大河はさせじと箸と口の動きを止めずに目を光らせる。 「……お前らはもうちょっと静かに食…

https://seesaawiki.jp/w/text_filing/d/%b2%d6%b4%dd... - 2009年10月23日更新

きすして4

、大河は私に言ったのです。 『それは竜児と出会うために必要な事だったから、今はもう全部許せる』 『彼の傍らで生きる為に、自分に誇りを持つ為に、私はママを許さなきゃならない』 『自分の親を憎んだままで、  自分で自分の存在を汚したままでは竜児の傍に立てないから』  彼女は私に言ったのです。  その時、私は真剣に彼女と向き合おうと、そうしなければ、生まれてくる命にきちん と向き合う事ができないと、そう思ったのです。そうして、やっと私達は母と娘らしい 関係になっていったのです。  け…

https://seesaawiki.jp/w/text_filing/d/%a4%ad%a4%b9... - 2009年10月18日更新

気まぐれ

、ささやかな出来事。 数ヶ月前、高須竜児と逢坂大河は、共に現実からの逃避行を行った。 それは一般的な「駆け落ち」ともいえるモノであったが、結果的にはそうとは呼べない。なぜなら、二人は恋人同士に成らなかったのだ。 自分の家庭の問題から逃げ出そうとした二人は、改めて「家族」なる存在を求めるように、「恋愛関係」の斜め上へとその道をそらした。 二人は、お互いの間の「恋愛」と思い込んだモノに、破綻を見つけた。そうして、「成熟」へと長く長く続く階段を、やっとの力で一歩を進めた。 その一歩のお陰で、その逃避…

https://seesaawiki.jp/w/text_filing/d/%b5%a4%a4%de... - 2009年10月18日更新

Happy ever after 第5回

ながらも、最後まで言葉を繋いだ。 高須竜児を任せるとしたら木原麻耶に頼むのが一番だと自分に言い聞かせて。 「うん、解かった。亜美ちゃんのお願いなら」 必死の気持ちが通じたのか、言葉少なに、だが、力強い了解の言葉が返ってきた。 亜美は電話を切ると、肩の荷が下りたと、深い息を吐く。 同時に、まったく何でこんな事になったのかと、あて所の無い不満が沸いてくる。 それは数日前の出来事が原因だった。          ****** ドラマの撮影の合間、出番待ちの間、亜美は台本の読み返しに余…

https://seesaawiki.jp/w/text_filing/d/Happy%20ever... - 2009年10月16日更新

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