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【定義】

江戸時代の学僧・宝山?黙招禅師(独露庵僧招)によって著された『宏智禅師頌古』の註釈書。寛政3年(1791)秋8月に成立した。

【内容】

筆者所持の写本には、以下の題目が付されている。

◎外題
・「従容録頑解(実際には「頑偈」だが内題を元に修正)」

◎内題
・「従容庵録開題集註」
・「天童古仏頌古百則頑解」(冒頭題)
・「万松老人従容録頑解」(後尾題)

このように、『従容録』の開題を通して、評唱者の万松行秀を顕彰するなどしているが、実態としては、「天童古仏頌古百則頑解」が正しく、同頌古について、「招曰く」と宝山自身の示衆を付し、後は宏智正覚禅師の「頌古」の各句ごとに、著語している。ただし、『従容録』で用いた各則の題(例:世尊陞座第一)はそのまま採用している。

巻尾には本書について、著者による跋文が入っている。
上来筆舌講讃無限勝縁功徳回向、三宝照鑑龍天神護、正法建立護法安人、諸縁吉利、更有一小偈 一夏嘮口鮫目泪、十重珠遶玉珊匕、請看太白真光色、琢璞雕文愧諸覧

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