【定義】
上堂法の一。上堂時に、
住持に対して、
焼香侍者が
大衆に代わって説法を請うことを「代衆請法」という。作法としては、空座問訊などの各問訊終了後、焼香侍者は
法座に上り、「請法香」を焚く。その後、法座を降りて、法座正面の中央にて深く問訊することをいう。
知事の上位より引て帰位を見て、焼香侍者再び登座し、威儀を刷て左手に焼香し、転身して坐具を提て、椅に向て問訊〈是を代衆請法と云ふ〉。 『万松山清規?』乾巻
以上の通り、江戸時代までは一度法座に登ってからは焼香侍者は降りずに代衆請法を行っている。
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