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【定義】

唐代に伽梵達摩によって訳出された『千手千眼観世音菩薩広大円満無礙大悲心陀羅尼経』(1巻)に含まれる陀羅尼のことで、千手観音の功徳を説いているため『千手陀羅尼』などともいい、『大悲心陀羅尼』を略して『大悲呪』ともいう。千手観音の功徳を説いた根本呪で、82句ある。密教や禅宗では広く読まれている陀羅尼である。
いわゆる諷経は、安楽行品・金剛般若・普門品・楞厳咒・大悲咒・金光明空品・永嘉証道歌・大潙警策・三祖信心銘等なり。 『知事清規』「典座」項

内容としては、この陀羅尼は観世音菩薩大衆のために説いたものであり、これを唱え護持する者は、広大の菩提心を発し、誓って一切衆生を度し、身には斎戒を持し、諸衆生に於いて平等心を発すという。また世間の八万四千種の病はことごとく治され、一切鬼神に悪鬼を駆逐させ、外道を帰伏させる等の功徳がある。

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