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【定義】

瞎道本光師が、明和4年(1767)12月に武蔵竜淵寺養老軒で著し、学人のために『教授戒文』を註釈したもの。

【内容】

内容は、まず冒頭に『教授戒文』の由来を述べて、道元禅師説戒の概要を、懐弉禅師が筆録したものであることを、瑩山禅師の伝戒の語によって示している。註釈は、『教授戒文』の「三聚浄戒」までの段は、古今の典籍を引用し詳細になされたが、「十重禁戒」については、指月慧印の『禅戒篇』を看読すべきことを勧め、簡略に示された。確かに、指月『禅戒篇』は、十重禁戒についての解説が委細ではあるが、『教授戒文』前半は、達意的に述べられているに過ぎない。よって、瞎道は先師指月の不足を補うために本書を撰述したものと見られる。

テキストは、『曹洞宗全書』「禅戒」巻で見ることが出来る。

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