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【定義】

江戸時代の雪心白癡(1675〜1741)の戒会の提要を、法嗣の了派如宗(?〜1765)が編集したもの。明和4年(1767)の写本がある、全1巻。

【内容】

卍山法系で、大乗寺にも住していた雪心白癡(1675〜1741)の戒会の提要を、法嗣の了派如宗(?〜1765)が編集したもの。筆録年代は明らかではないが、明和4年(1767)の写本がある。内容は、戒由・戒本・勧信・普勧・発心・勤求・懺悔・大小・通戒・神戒・天戒・人戒・三帰・三聚・十禁・信受という十六条として編集したものであり、禅戒の由来や、戒壇の成立、或いは戒文の内容などを、『梵網経?』『一心戒文?』『教授戒文』などを引きながら説き明かしたものである。現在では『曹洞宗全書』「禅戒」巻で見ることができる。

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