サーバの名前 (ServerName)

サーバの名前を設定します。 ServerName という項目です。以下のように設定します。

ServerName localhost:80

サーバ管理者の電子メールアドレス (ServerAdmin)

サーバ管理者の電子メールアドレスを設定します。 ServerAdmin という項目です。以下のように設定します。

ServerAdmin admin@localhost

ディレクトリ、ファイルごとの設定

指定した URL 、ディレクトリ、又はファイルに設定 (例えば、認証、 CGI 許可、インデックス表示など) を適用させます。

<Location> 、 <LocationMatch> ディレクティブ

<Location> ディレクティブは指定した URL にマッチするアクセスに対して、 <LocationMatch> ディレクティブは指定した正規表現にマッチするアクセスに対して、ディレクティブで囲んだ範囲内の設定を適用させます。

<Location "/cgi-bin">
    Options +ExecCGI
</Location>

この場合、 http://servername/cgi-bin 以下のアクセスに対して、 CGI の実行を許可します。

<Directory> 、 <DirectoryMatch> ディレクティブ

<Directory> ディレクティブは指定した物理ディレクトリに対するアクセスに対して、 <DirectoryMatch> ディレクティブは指定した正規表現にマッチする物理ディレクトリへのアクセスに対して、ディレクティブで囲んだ範囲内の設定を適用させます。

<Directory "C:/usr/Apache2/htdocs/foo">
    Options +ExecCGI
</Directory>

この場合、サーバの C:\usr\Apache2\htdocs\foo 以下のアクセスに対して、 CGI の実行を許可します。

<Files> 、 <FilesMatch> ディレクティブ

<Files> ディレクティブは指定したファイルに対するアクセスに対して、 <FilesMatch> ディレクティブは指定した正規表現にマッチするファイルへのアクセスに対して、ディレクティブで囲んだ範囲内の設定を適用させます。

<FilesMatch "\.cgi$">
    Options +ExecCGI
</FilesMatch>

この場合、拡張子が cgi のファイルへのアクセスに対して、 CGI の実行を許可します。

ポート (Listen)

Apache がクライアントからの要求を待機するポートの番号を設定します。 Listen という項目です。以下のように設定します。

Listen 80

この設定は、複数定義することができます。次のように複数の Listen 項目を記述すると、それらのポートで要求を待機するようになります。

Listen 80
Listen 82

複数のポートで受信するように設定し (例えば 80 と 82) 、ルータで複数の IP (例えば 111.222.333.444:80 と 111.222.333.555:80) からの要求をこの Apache に向けるようにすれば、 1 枚の NIC で複数のサイトを複数の IP で公開できます。とはいえ、そんなことをするくらいなら、素直に NIC を追加購入しましょう。

公開ディレクトリ (DocumentRoot)

Web に公開するディレクトリを設定します。 DocumentRoot という項目です。以下のように設定します。

DocumentRoot "C:/usr/Apache2/htdocs"