「ねえ、母さん。そろそろ俺、風呂はひとりで入りたいんだけど」
「あらら〜〜〜、タカもとうとう色気づいた?」
「そういうんじゃなくて。友達でも中学生にもなって妹と風呂に入ってる奴なんていないし」
「でもふたり一緒に入ってもらった方がお湯も一回で済むから母さん助かるんだけどな〜〜」
「………そういう問題かよ」
「いいじゃな〜〜い。エコよ、エコ。それにコトミは全然嫌がってないんでしょ?」
「コトミはそうかもしれないけど、俺は」
「兄妹の仲が良いのはいいことよ?さ、夕ご飯の準備があるからあっちいって」
(…………全然心配してないのか、この人は)

「父さん、ちょっといいかな?」
「ん?なんだ、タカトシ」
「コトミの奴がさ、俺と一緒に風呂と入りたがるんだけど、それってやっぱり変だよね?俺はもうひとりで」
「あははは、なんだ、そんなことか。いいじゃないか。兄妹仲が良くて」
「いや、仲が良いとかじゃなくて。もうふたりだと風呂も狭いし」
「…………悪いな、タカトシ。父さんの稼ぎがもう少しあれば、もっと立派な浴室を作ってやれたのに」
「い、いやそういう話でもなくて!」
「う、うう………本当は、父さんだって、毎日母さんと一緒にオフロに入りたいのに………それなのに。
残業続きで帰ると先に寝てるし、その割に給料は上がらないし。………ううう、不況のバカ――!!」
(ダメだ………別の意味で、この人はダメだ)

「お父さんとお母さん、今頃温泉かな?」
「しかし町内会の福引きで当たったからって、ふたりだけで行くかな、フツー」
「いいじゃん。平日限定コースだったんだし、私たちは学校があるし」
「お前って変なとこで聞き分けがあるよな」
「だってお母さん、最近全然旅行とか行ってないって前に愚痴ってたし。
久しぶりに夫婦水入らずってのも良いんじゃない?」
「ん………ま、そうか」
「えへへ、じゃ、私たちもオフロ入ろっか♪タカ兄」
「………コトミ、ちょっとそこに座ってくれ」
「??どうしたの」
「父さんと母さんがいないから、はっきりさせときたいんだけどな。俺はもう中学生だし、
コトミももう小六だよな?そろそろ俺ら、風呂はひとりで入った方が良いと思うんだ」
「え〜〜〜、やだ〜〜〜」
「だいたいお前の同級生の子でもいまだに兄妹と風呂に入ってる子なんていないだろ?」
「そんなことないよ?カナミちゃんは嫌がるお兄ちゃんと無理矢理一緒に入ってるって言ってたし」
「無理矢理だろうが!それにカナミちゃんって例の超ブラコンの子だろ?」
「そうだよ?えへへ、ブラコン同士気が合うんだよね」
「………!?ブラコン同士って、お前」
「良いからオフロはいろ〜〜よ、タカ兄!」
「だ、だからぁ、俺はもう!」
「…………タカ兄、私のこと、嫌いになった?」
「嫌いとか好きとかいう話じゃないだろう!だって………その、お前もう、えっと………あったんだろ?」
「うん、そうだよ」
「なら、やっぱりもう一緒に入るのは」
「分った。でも今日はまだ怖いよ。お父さんもお母さんもいないし。ひとりは寂しいし、怖いよ。
今日で最後にするから、ね?一緒に入ろ?タカ兄」
「………分ってくれれば良いんだけどさ。本当に今日で最後だぞ?」
「うん!わ〜〜い、オフロ、オフロ♪」
「はぁぁぁぁ〜〜〜、本当に分ってんだかな、コイツ?」
「生理がきたってことは………いつでもタカ兄の赤ちゃんを生めるってことなんだよ、私」
「ん?今お前なんか言ったか?」
「ううん、なんでもないから!行こうよ、タカ兄」
「分ったから、あんま手を引っ張んなよ。まったく………」
呆れたような表情のタカトシは、まだ妹の瞳の底に宿る、妖しい光に気づいていなかった。


「えへへ、じゃ、服脱がせて♪」
「お前なあ、それくらい自分でやれよ。ガキじゃないんだし」
脱衣所に移動すると、コトミがじゃれるように手を伸ばしてきた。ちょっとぶっきらぼうに返すタカトシだが。
「や〜〜〜だ〜〜〜。脱がせてくれないと、おふろはいらない!」
「別にいいよ。俺ひとりで入るから」
「ぶ〜〜〜、タカ兄ノリ悪〜〜い」
「って、くっついてくるなよ、狭いんだから!」
「いいから、ほらほら♪」
「!おい、なんで俺を脱がそうとすんだよ!」
「だってオフロはいるときは服脱ぐでしょ、ふつー」
「服ぐらい自分で脱ぐから、ちょ、やめろよ!」
「じゃ、止めるかわりに私を脱がせてくれる?」
「………しょうがねえなあ。俺が先に脱ぐからちょっと待ってろ」
「うん!」
後ろを向くと、タカトシはシャツとジーンズを脱ぎ捨て、少々躊躇した後にパンツも脱いだ。
(ま、いっか………今日で最後だもんな)
「♪じゃ、お願い♪タカ兄」
「あ、ああ」
コトミがノリノリの様子なのに反し、タカトシはちょっと気まずげで。
それでもタカトシは妹の言うとおり、服を脱がせてゆく。
まずは女の子らしいポップな柄のTシャツをコトミの手から抜く。
「………ここも?」
「うん、ここも♪」
最近つけ始めたブラを脱がすと、まだ小さいがまるくふっくらとした少女の胸があらわれた。
見慣れているはずだが、やはりタカトシは少し赤くなる。
「………パンツと靴下は、自分でやれよ」
「や〜〜〜だ〜〜〜。全部、脱がせてくれなきゃ、や〜〜だ〜〜」
ダダをこねるようにコトミが腕を折り曲げてからだを左右に揺らすと、
膨らみかけの裸の胸がその度にぷるぷる、と震える。
「!!わ、わかったから」
少し反応してしまったタカトシは慌てて目を伏せ、妹の言葉に従う。
そんな兄の様子をコトミが見逃すはずもなく、小悪魔な視線をタカトシに注いでいた。
(うふふ♪照れてる、タカ兄。可愛い♪)
「え、と、じゃ、脱がすぞ?」
「うん!」
コトミの前で跪くように屈むと、ゆっくり、妹の下着を脱がす。
バックプリントはまだ子供らしいキャラクターのイラストが描かれたものだったが、
露わになった妹のそこには―――すでに、うっすらと恥毛が生え始めていた。
罪の意識を感じて耳まで赤くなるタカトシだが、コトミはその表情を見ていっそう嬉しそうに微笑む。
「一緒に靴下もね、タカ兄♪」
「………ああ」
コトミが軽く、右足の先をあげる。小さな下着をそこから抜くのと同時に、黒い靴下を脱がす。
すんなり伸びた細く白い足首を見つめながら左の靴下も脱がすと、コトミは一糸まとわぬ全裸になった。
「ねえ、タカ兄?ゴムも外して欲しいな。ってあっちのゴムじゃないよ?」
「悪いけど、あっちのゴムって言われても意味分らないんだけど」
「やっぱノリ悪い〜〜〜。ま、いいや。髪をしばってるゴムのこと。はい!」
くるり、と後ろを向くとコトミがツインテールの先をつまむ。
真っ白で染み一つ無い背中からお尻のラインに思わず魅入っていたタカトシは、照れ隠しで悪態をついた。
「なんでもかんでも、全くお前は………」
「えへへへ、いいじゃん、今日で最後なんだし」
それでもタカトシは髪に絡まってコトミが痛がらないように慎重に、ゴムを外していった。
結ばれていた髪がほどけると、白い背中に豊かな漆黒が広がる。
"ごくッ………"
その艶やかさに、思わず。タカトシは、生唾を呑み込んでしまっていた。
「ありがと、タカ兄♪じゃ、はいろっか」
§
「あ、うん」
踵を返すと、笑顔のコトミがタカトシの手を握ってきた。
ちょっと呆然としていたタカトシは、慌てて一緒に風呂場に入る。
「ちょっと待ってろ。お湯の具合見るから」
「うん!」
蓋を外し、浴槽の中に手を入れて温度を計る。少し熱めだと思ったので、軽く蛇口をひねった。
その間にコトミはシャワーの温度と湯量を調節している。
「もう良い感じかな?」
「えへへ、タカ兄♪じゃ、入る前にお湯かけて♪」
両手を首の後ろに回し、長い髪をまとめるコトミ。青い果実のような胸がまた、ぷるん、と震えた。
「あ、ああ」
シャワーのヘッドを受け取り、コトミの白い裸体にお湯を浴びせてゆく。
「きゃ―――――っ☆くすぐったいよッ!!」
「あんまでけえ声出すなよ、ったく」
「えへへ、でも気持いいよ!いっぱいかけてね、タカ兄!」
(なんでそこでねっとりとした目をするんだ、コイツは………)
心の中では一応ツッコミながらも、タカトシとて冷静でいられるはずもなかった。
「わきのところ、もっと」
「ん、うん」
雪のように白い肌は、お湯を浴びると染まるように薄桃色になってゆく。
そして艶やかな黒髪は、しっとりと濡れたコトミの肉体を包むように絡んでいた。
全体にはまだ大人になりきれない、未成熟な少女のからだの、はずだった。
毎日一緒に風呂に入り、見慣れていた、はずだった。
しかし今日はなぜか―――ずっと見知っていた妹の裸体ではなく、
誰か見知らぬ女の肉体を見ているかのような錯覚をタカトシは感じて、ひどく戸惑っていた。
「タカ兄………昔みたいに、洗って欲しいな」
「え?昔、みたいって?」
「ほら、ちっちゃい頃の私って肌が弱かったから、タカ兄が手で洗ってくれたじゃん。
今日は最後だから、昔みたいに洗って?」
「?!って、お前まさか、て、手で洗えってことか?」
「うん!ね?いいでしょ?タカ兄」
「バカ、んなの恥ずかしくてできるか!!」
「やだぁ。洗ってくんなきゃ、ひとりでオフロに入らない!」
潤んだ、熱っぽい瞳のコトミが、子供のようにねだってくる。
「お前だってもう六年生なんだから、そんなのダメだってことくらい分るだろ?」
「なんで?なんでダメなの?分らないよ。なんで?」
「あ、あのな、俺たちは大人じゃないけど、もう子供じゃないんだから」
「まだ子供だもん。ねえ、なんでダメなの?タカ兄は、私のからだを触るのがイヤなの?」
「イヤじゃないよ。そういう意味じゃないんだ。頼むから分ってくれよ」
「…………」
コトミの目に涙の粒が浮かび―――そして無言で、タカトシを見つめる。
それは、怒っているようで。どこか、甘えているようで。
「コトミ、もういいだろ」
「………………やだ」
ぐ、とコトミが近づくと、いきなり抱きついてきた。妹のからだの柔らかさに、息を呑むタカトシ。
「お、おい」
「大人になんて、なりたくない。私は、タカ兄と離れたくないもん」
「でも」
「ねえ、タカ兄に彼女ができるまで………それまでで、いいの。それまでは、一緒にいてよ」
「わ、分ったよ」
「うん。約束だよ?タカ兄。じゃ、洗って!」
「あ、ああ」
泣き笑いの表情でぐい、とさらにコトミがからだを密着させてきて。
タカトシは諦めたように、ボディーソープを掌の上に零す。
「コトミ、背中から洗うから」
§
「うん!」
"ぺたッ"
「………くすぐったくないか?」
「えへへ、ちょっとだけね!でも、大丈夫だよ、タカ兄!」
「じゃ、じゃあ」
コトミの背中に、泡立てて広げていった。つるり、とした肌理の細かさが掌から伝わる。
(こんな風に洗ってやるのは、どんくらいぶりだっけ?)
ふと、タカトシは思い出していた。小さい頃から甘えん坊でお兄ちゃん子だったコトミは、
髪を洗うのもずっと兄任せで―――妹の身体や髪を洗ってやるのが、タカトシの日課となっていた。
小学生の高学年になってからはタカトシが気恥ずかしくなったのもあり、自分で洗うように言ったのだが、
そのときもコトミは散々嫌がった挙げ句、渋々承諾したのだった。
「タカ兄?背中だけじゃなくて」
「………良いのか?」
「うん、お願い」
"つる……ぷるッ"
ちょっと躊躇した末、タカトシはおなかに手を伸ばして、さするように洗う。ふに、と柔らかさを感じる。
「タカ兄、私、太ったかな?」
「え?い、いや、そんなこともないと思うけど」
「だって、おなかばっかり触ってるよ?もっと他のとこも洗ってよ〜〜」
「あ、わるい」
無難なところばかり洗っていたタカトシだが、コトミにおねだりされて仕方なく他のところにも手を伸ばす。
「っきゃん!えへへ、くすぐった〜〜い♪」
腕を伸ばさせてわきのくぼみを洗ってやると、コトミはけたけたと笑い転げて、足をばたつかせて、
からだを揺らす。そのたびに、妹のやわらかなからだが、くっついてくる。
(!………やべ)
タカトシは既にかたくなりはじめていたペニスの存在をコトミに気取られないよう、なんとか避けようとするが。
(ふふふ、もう、かたくなってるよね♪タカ兄のおちんちん)
もちろんそれは、しっかりコトミにバレてしまっていた。
「ね、タカ兄?おっぱいも、触って欲しいな」
「?え………でも」
「昔は良く洗いっこしたじゃない。ね、洗って?」
「ん、うん」
"ぬ  ぬる〜〜〜つる"
後ろから、抱くようにして。少女から女へとなりかけの乳房を、なぞるように洗う。
甘い柔らかさの中に少しだけ、芯の残ったような固さがあった。
「くふッ♪もっと、いっぱい触って良いよ、タカ兄」
(やっぱりコトミ、おおきくなってるよ………な)
毎日コトミと風呂に入っているタカトシは、当たり前だが、気づいていた。
妹のからだが、最近女性そのもののからだへと成長し、変貌しようとしていることを。
そしてタカトシは、同時に―――自分が肉親としてそのことを、
眩しいような、寂しいような思いで見ていたことを、罪の意識と共に実感していた。
(コトミも……いつかは、きっと、好きな男ができて。こんなことも、忘れたふりをして、離れていくんだろうな)
「………タカ兄」
「え?」
少しの間だけ、上の空になっていたタカトシの手をぎゅっ、と握ると、コトミが胸の先端へと導く。
「こ、コトミ?」
「ココも………あらって」
「あ、う。うん」
"ぴとッ……こしゅ、くり"
わざと避けていた部位を、恐る恐る洗う。柔らかい胸の一部にもかかわらずそこは、
少しだけかたくなっていて。タカトシの指が触れると、ぷにり、と弾くように跳ねてきた。
「ん………あ、ん。タカ兄、気持ちいいよ………すごく」
そして妹は、甘く切ない息を吐いて、びくん、とからだを震わせる。
「………痛くない、か?コトミ」
「うん………タカ兄、もっと、洗って。触って………」
§
吐息混じりにコトミが振り返る。その目は、もう既にとろん、と溶けたような眼差しで―――
視線を合わすこともできず、タカトシは俯いてコトミの胸や乳首を洗っていた。
「タカ兄………ココも、忘れちゃダメだ、よ」
「え?」
タカトシの左手をとると、コトミは自分の幼い茂みへと誘う。
「!!!!こ、コトミ、おい!」
「さわって、わたしの、ここも」
「だ、ダメだって」
「良いの。タカ兄は、さわって良いから。タカ兄に、さわって欲しいから」
「………!」
そう言って頭を預けてきたコトミの表情は、今まで見たこともないくらい妖艶な表情で―――
タカトシは知らぬうちに顔が熱くなるのを感じ、ぶるっと、一回大きく身震いした。
「ん………にゃ。タカ兄の指、気持ち良いよ………」
抵抗することすら忘れ、タカトシはコトミのそこをまさぐっていた。生えかけの恥毛はしっとりと濡れ、
そして幼い裂け目からは、明らかにお湯とは異なる熱さが溢れ始めていた。
「こ、コトミ、ゴメン、もう」
「もっと、キレイにしてよォ…………タカ兄」
正気に戻ったタカトシが手を引こうとするが、意外な力強さでコトミはぐい、と手をつかんで離さない。
「だ、ダメだって」
「じゃあ、タカ兄?」
「え?わ、わわ、こ、コトミ!」
タカトシに抱きかかえられるように現れていたコトミが、いきなりくるん、と反転して、正面から抱きついてきた。
「今度は私が、タカ兄を洗ってあげる」
「い、良いって。それくらい俺が自分で」
「ダメ。いっぱい私のこと、タカ兄が洗ってくれたから、お返しするの。ふふ………それに」
淫靡にコトミが微笑むと、細い手がタカトシのそこに伸びてきて―――しなやかに、触れる。
「※t^&!!!こ、コトミ、コラ!」
「かたくなってるよ、タカ兄のおちんちん」
「ば、バカ!放せ!」
コトミの手を押しのけようとするが、妹はしっかりとタカトシのそこに手を置いたまま離そうとせず。
そしてそのままタカトシにからだを預けてより密着してくると、耳許で熱っぽく囁いた。
「洗わせてくれたら………放してあげる」
「お前なあ、コトミ!さっきから」
「ふふッ、ダメだよ、タカ兄。こんなにおちんちんかたくしてるのに、怒っても説得力無いよ?」
「ぐ…………」
それはコトミの指摘通りだった。そこさえ大人しくしてくれていれば妹の仕掛けてくる悪戯など、
はねつけることもできたはずなのだが。なにせ正直者のタカトシのそこは既に勃起しきっており、
コトミに触れられていることでさらに硬度は増してしまって―――いかんともしがたい状態なのであった。
「ね?タカ兄。私が、キレイにしてあげる。背中洗うから、うつぶせになって?」
「………じゃ、じゃあ」
うつぶせになってしまえば、少なくとも勃起したペニスを見られることはないだろうと、甘く考えたタカトシだったが。
(ふふ、タカ兄の背中♪)
兄の背中を見つめたあと、コトミはボディソープを手にとり、自らの乳房や腹にぬりたくって泡立てて―――
"ぬるッ………ぺたッ"
そのまま、うつぶせで寝ている体勢のタカトシに覆い被さるように自分のからだをくっつけてきた。
「!$!!こ、コトミ、お前!」
「しッ。じっとしててね?タカ兄」
"ぬ……つるッ、くつッ、ぷる………"
そしてコトミは、タカトシの背の上で泳ぐようにからだを往復させてきた。
幼い胸の膨らみの柔らかさが、ふっくらとした太股のなめらかさが、まだ疎らな茂みの感触が、
背中越しにタカトシに伝わってきた。
(!!!う、わ…………やべえって、俺)
なんとかペニスを大人しくさせようとするタカトシだが、怒張しきったそれは納まる気配すら見せない。
"ちゅッ"
「ん?」
§

肩のあたりになにか感触を覚えて、タカトシは思わず声をあげた。
"ちゅ………ちゅ"
「うふ。気持イイでしょ?タカ兄」
「?コトミ?」
"つッ。ちゅッ"
「タカ兄のからだに、いっぱいキスしてあげるからね」
「!お、おい、止めろって。汚いだろ!」
「汚いなら………私が、全部キレイにしてあげる」
"ちゅ、ちゅッ"
より強く、吸いつくようなキスをタカトシの背中に続けるコトミ。吸うたびに、そこは赤く跡になり。そして。
"ちゅ、ちゅる、ちろ〜〜〜〜〜ッ"
「わ!!」
小さな舌を突き出すと、くすぐるように。ちろちろと、タカトシの肩胛骨周辺のくぼみを舐める。
大きく跳ねて反応する兄の肉体を、愉しみながら。コトミは、舌先でタカトシの背中をなぞってゆく。
「うふふ、くすぐったい?タカ兄」
「だ、だから、お前なあ!」
"ちゅ…………ちぅろ、ちゅぷっ"
一応怒声を発するタカトシだが、コトミは聞く耳を持たず、キスと舌撫をひたすら繰り返す。―――そして。
"ちるッ、ちろッ"
「あ?はわわ?お、おい。そこは!」
尾てい骨周辺から、尻の谷間にまで舌先を伸ばし、舐めるコトミ。
くすぐったさと恥ずかしさから身悶えするタカトシだが、コトミは兄の反応を見て嬉しそうに舌先を這わす。
"ちゅ、ちゅる、ぷくッ"
(うふふ………タカ兄、可愛い)
「お、お前、もういい加減に!」
さすがに耐えきれなくなったタカトシは隙を見てコトミを押しのけ、身体を反転させるが―――
「きゃ♪やぁん、タカ兄♪」
「え?あ、わぁぁぁぁぁぁぁ!」
勢いに任せて行動してしまったタカトシは、忘れていた。自分のそこが、どういう状態になっていたのかを。
「うわぁ〜〜〜〜、すごいねタカ兄のおちんちん!」
「ば、バカ、見んな!」
股間を隠そうとするタカトシだが、先に気づいていたコトミの方が行動は早かった。
ふに、と柔らかな手が、ペニスを包んできて。
「こんなに、かっちかちで………なんだか痛そうなくらい。うふ、でもなんだか可愛いね♪」
"ちゅうッ"
まだ皮を被った、少年のペニスにいきなりキスをするコトミ。
「バカ、放せよ、おい!!」
「やだもん。うふふ、私がタカ兄のおちんちんを可愛がってあげるからねッ♪」
"かにッ"
「ほ、ほわぁ!!」
タカトシも慌てて逃げようとするのだが、軽く甘噛みされて思わずのけぞり返ってしまうのであった。
「えへへ♪ちょっとだけ。ちょっとだけ、我慢してね、タカ兄………」
"くりりッ……むきゅ。ちゅッ、はむ"
包皮を、慎重に剥きながら―――コトミは、ペニスにキスをして。そして、睾丸を柔らかく、揉む。
「んう゛。大丈夫?痛くなぁい?」
「いや、そんなに………って、お前、や、やめ……」
"くりッ………ぷる、むに、ちゅるぅ……"
兄の抗議をものともせず、コトミは指先と舌で包皮を徐々にずらすようにして剥いてゆく。
"くりゅ………ぬるン"
ようやく姿をあらわしたのは、まだピンク色のペニスの先端だった。
"つるッ……ちゅッ、"
その先端に、舌を這わせてから。包皮の周囲に微かに付着した恥垢を、舐め取るようなキスをするコトミ。
「ふ、ふぃぃッ、ってコトミ、おい!」
「はッ………あ、くふッ………タカ兄のおちんちん、しょっぱくて、美味しいよ……」
くすぐったさと微かな痛みから奇妙な声を上げてしまうタカトシだが、コトミはペニスをひらすら舐め続けている。
§

"く………くり、くに、ちゅうううううッ"
包皮をずるずると下ろし―――コトミはペニスをさらに強く、吸い出すようなキスをした。
"く。ぬ、る………くり"
そして、遂に。包皮にはりつくようにして隠れていたタカトシの亀頭が、全て顔を出した。
「う、ふぁ。えへへ。剥いちゃった、タカ兄のおちんちん」
「う………あ」
もはや怒ることも抗議することも忘れ、タカトシは妹のなすがままとなっていた。
タカトシにとってもそれは、生まれて初めて味わう甘い苦痛であり、快楽だった。
"ちゅ、ちゅう、きゅ"
「タカ兄の……タカ兄の、おちんちん、好き」
目を閉じて頬を染め、恍惚の表情でペニスをしゃぶるコトミ。
小さな口の中いっぱいに亀頭を呑み込み、舌先でくにくに、と剥いたばかりの包皮を刺激し、
唾液で、べっとりとペニスを包む。もはやペニスはおさまるどころか猛り狂うかのように勃起していた。
「あ、お、おい………ダメ、だ、よ、コトミ…………もう」
「ん………いや。ろのまま、だしれ」
快楽の津波が襲ってきたのを感じ、なんとかペニスを妹の口から引き離そうとするタカトシだが、
コトミは口の中にそれを含んだまま放そうとしない。
「だ、だ、ダメだって………や、め……あッ!!」
"びゅッ!!びゅるぅッ!!"
我慢の限界をあえなく超えてしまったタカトシは、コトミの口内に思いっきり精を放射した。
「あ。あぁ………あ」
精通そのものは初めてでは無かったが、他人の口の中でするのはもちろん初めての体験だった。
未知の快楽に身を浸したタカトシは為す術もなく、ただ惚けたような声を出していた。
「ん………んッ、ん………たかにい、うン……」
"びゅッ!びゅぅッ、びゅ……"
少しずつ射精の勢いを減じていくタカトシのペニスだが、コトミは決して口から放そうとせず―――
目を閉じたまま、ひらすらこくッ、こくッ、とペニスから精液を絞り尽くすように吸い出していた。
"づ、ぢゅるううううぅぅぅ………ちゅるッ"
「ご、ゴメン、コトミ。俺」
「ん………タカ兄、まだ、出そう?こくッ」
「わ、分かんないけど、もう終わりだと思う。それより、お前………まさか、全部飲んじゃったのか?」
「うん!」
「ご、ゴメン。大丈夫か?」
「大丈夫だよ。粘っこくて、ちょっとだけ苦かったけど、平気。うふ、心配してくれるの?タカ兄」
「だって、これって美味いもんじゃないんだろ?」
「美味しかったよ。タカ兄のだもん!それより、ねえ、気持ち良かった?」
「……………うん」
「えへへ♪嬉しいよ、タカ兄!」
「わ!お、おい、コトミ!」
笑顔のコトミが、抱きついてきた。驚くタカトシにも構わず、
"ちゅッ、ちゅ"
タカトシの頬に、首筋に、顎先に。愛おしそうな、キスを続けるコトミ。
「えへへッ♪大好きだよ、タカ兄!」
「コトミ、ちょっとお前」
「ねえ、タカ兄………私のこと、好き?好きって言って欲しいな………」
"ちぃ、ちゅうッ"
そう問いかけながらも、コトミはキスを止めようとはせず―――
やがて、柔らかな唇がタカトシの左の乳首に吸いついてきた。
「!¶?Θ?ふ、ふわぁぁぁッ!!!!!お、おい、コトミ?」
「ふふッ。タカ兄、乳首弱いもんね?」
「あ、あひッ!………お、お前なあ!!」
「えへへ♪タカ兄、女の子みたいで可愛いッ♪」
"ちゅ、ちゅうッ、つむッ"
左の乳首から、右の乳首へ。交互に、つぷつぷと左右の乳首を転がすようにキスするコトミ。
「ひ、ひぁやぁぁっぁ!!」
§

そこはコトミの言葉通りタカトシの性感帯であるらしく、
タカトシは少女のような悲鳴を上げて反応してしまっていた。
「うふふッ、でも右の乳首の方が感じるんだよね♪タカ兄って」
「や、やめ、やめ………て、くれ、頼むって」
「ちゅ。ん………ねえ?タカ兄」
楽しそうに繰り返していた乳首責めを突然止めると―――真剣な表情になって、コトミが見つめてきた。
「な、なんだよ」
「私………可愛くない?」
「へ?」
「答えて。私のこと、タカ兄はどう思うの?全然、なんとも思わない?それは、妹だから?可愛くないから?」
「…………そんなの」
今にも泣き出しそうなくらい目を潤ませて、コトミは聞いてきていた。
答えを探そうとしたが、タカトシは、ただ言葉を失って。
「ねえ、私、タカ兄の好みの女の子になるから。最近、おっぱいもおっきくなってきたし」
「そ、それは別に俺の好みじゃ」
「タカ兄、おっぱいおっきい女の人好きでしょ?前にプレステの中に入ってたもん」
「※ΨΔは、はぁぁぁぁ???あ、お前見たな!!!」
「だってタカ兄ったらプレステの中に入れっぱなしだったから」
「ぐ………あれは、その。友達から借りたやつで、別に特に俺の好みとかじゃ」
「でも、やっぱりおっぱい大きい方が好きなんでしょ?ね、ホラ………」
「わ、わ!コトミ、お前!」
ぐい、とコトミがタカトシの手を取って胸に導いてきた。さきほど洗ってやっていたときより、
そこはずっと熱く―――心臓の脈打つ音まで、聞こえてきそうだった。
「私のおっぱいなら、いつでも触らさせてあげるよ?いつでも舐めたり、エッチなこともさせてあげるから。
ね?良いんだよ、タカ兄?」
「だ、ダメだって!俺とお前は」
「それとも、タカ兄はクラスとかに今気になってる女の子いるの?」
「………いきなり、なんだよ」
「私より好きな子がいる?私より、可愛い子がいる?私より、おっぱいおっきい子がいるの?ねえ……」
「いないよ、好きな子なんて………それに、その………お前は、可愛いと思うよ。でもな」
「タカ兄に、そう言ってもらえるの、嬉しい!すごく、嬉しい!」
両の手で頬を抑え、泣き出しそうな笑顔をつくるコトミだが、タカトシは慌てて付け加える
「こ、コラ!最後まで聞け!だけどな、やっぱり俺とお前は兄妹なんだから。
その、さっきみたいのは、もうダメだぞ?絶対に、言うなよ?母さんにも、父さんにも」
「言ったらダメなの?タカ兄」
「頼むよ、マジで止めてくれ。こんなことバレたら、父さんも母さんも倒れちゃうって」
「…………じゃあ、私のお願い聞いてくれる?」
「いいけど、これからも一緒に風呂に入りたいってのは、ダメだぞ?」
「やっぱりダメ?」
「ったりまえだって。やっぱりお前」
「じゃ」
「?わ、わッ!」
コトミが突然立ち上がって浴槽の縁に座り、兄に向かって脚を広げて見せる。
幼い裂け目が目の前に広がり、タカトシは慌てて視線から外そうとするが―――
「舐めて、タカ兄」
「え?」
「さっきは私がタカ兄のことを気持ち良くしてあげたから………今度は、タカ兄に私を気持ち良くして欲しいな」
「そ、それは」
「私のお願いを聞いてくれるんでしょ?じゃないと、お母さんとお父さんに私、さっきのことしゃべっちゃうよ?」
「!!お、おい、それは」
「ね?タカ兄がさっき洗ってくれたから、キレイだよ、私のここ。ホラ………」
そう言うと、自ら両の指で薄い恥毛が生えたそこを開いてみせるコトミ。
ぴっちりと閉じていた割れ目を開くと、小さな両唇と、暗い肉奥が透けて見えた。
―――そして、そこは。間違いなく、コトミの愛液で濡れ、光沢を放っていた。
"ごくッ"
§

まだ幼い妹のそこが媚汁により濡れ、光っている姿は恐ろしく淫靡で―――
タカトシは目を背けることも忘れてコトミの秘所を凝視し、思わず唾を飲み込んでいた。
「………い、いいのか?コトミ」
「うん。タカ兄に、して欲しいの」
「………分った」
コトミの言葉に誘われ、魅了されるようにタカトシはコトミの股間に顔を埋め………
"ちゅ"
妹の肉口に、口づけをした。石鹸の匂いと、コトミのそこから分泌された生々しい肉の匂いが入り混じって、
タカトシの鼻腔を刺激してきた。
「あ、ン………たかにい……」
興奮に頬を染め、コトミが上擦った声をあげる。その声に応えるように、タカトシは。
"ぴちゃ……ぷちゅ"
妹の割れ目を、ひたすら舐める。まだ開こうとしないそこを、柔らかく、ほぐすように。
「にゃ………ひゃ。ふにゃん………」
兄の舌で弄られるたび、子猫のような声を漏すコトミ。タカトシは、そして。
"くッ"
指先で、コトミのそこを軽く拡げた。鮮やかなピンクとしか表現しようのない、秘色の肉裂が目の前に広がる。
"ぷちゅ………くりゅ"
「あ、ひや、ン………タカ兄、ひもち、いい………」
舌先を丸め、肉奥に向かってぬるり、と埋め込んでいった。
石鹸の薫りは消えてゆき、逆に発酵臭にも似た肉の薫りは強くなっていった。
"ちゅッ、くちゅッ。くにゅ〜〜〜〜、ぷりゅ、くぬ〜〜〜"
戸惑いを忘れ、タカトシはひたすらコトミのそこを舌で嬲った。奥にまで突いて、引き抜いて。
周りの肉縁を、なぞるように、舐めて。ずるずる、と吸い出して。
「あ………にゃ、みゃ……」
「コトミ………気持ち、良いのか?」
「ウン。すごく………恥ずかしいけど、あそこをタカ兄にキスされるの、きもちいいよ………」
タカトシの頭に手の乗せ、だらり、と両脚を弛緩させながらコトミが答える。
快楽にとろけたような表情をした妹のそこからは、こんこんと媚汁が湧き出てきて―――
タカトシの味蕾には、酸味と塩味が合わさったような味覚が広がってきた。
「タカ兄………ここも、舐めて」
くに、と自らの指先でコトミが肉皮を剥くと、桜色の突起を兄の目の前に晒す。
「う、うん」
"ちゅッ"
妹の言葉に誘われるがまま、タカトシはコトミの肉芯にキスをする。
「ひゃ!は、にゃぁ。タカ兄、そこ、いい………」
"る、ちゅるッ……くりッ"
今までよりもさらに敏感に反応してきたコトミを感じながら、タカトシは妹の肉芽を舐める。
小さな突起はタカトシの舌に弄られて、微かに震える。
「タカ兄………もっと、して欲しいの」
「え?」
舐め続けていたタカトシが顔を上げると、コトミは淫猥に微笑んで―――
「私の中に、指も、挿れてほしいの」
「で、でも、痛いんじゃないのか?」
「優しくしてくれれば………大丈夫だよ。ね?もっと、感じさせて」
「う、うん」
淫らにおねだりしてくる妹に、タカトシは反論することも出来ず、ただ従う。
"るぶ………"
「は、ぁン。タカ兄、指で、かきまぜて………それで、クリトリスも、舐めて………」
"ちゅぷッ………くちゅ、ぐちゅッ、ぢゅぷ"
恐る恐るだが、コトミの言葉どおり人差し指で肉泉をこねまわし、舌先で肉芽を転がした。
「にゃ………はぁ。ふぐッ………たかにい………たかにい………」
すべてを忘れ、タカトシは妹のそこを舐め続け、かき混ぜ続ける。
幼いそこは指と舌で嬲られるたび、とろとろと媚汁を溢れさせて兄の口元と指先を濡らしていく。
「ん……ぅん…タカ兄。もう、わたし………あ。も、もれそう………」
§
「?それって、さっきの俺みたいな感じなのか?」
「わかんない。でも、おしっこ漏れそうな感じかも」
「………いいよ、コトミ」
「?タカ兄………」
「お前が俺のを飲んでくれたから。今度は、俺が飲んでやるよ」
「!え?や、タカ兄。それは、私」
「良いから。ホラ、出して、コトミ」
"ぢゅッ。ぢゅるるッ"
コトミの中をかき混ぜていた指を引き抜くと、思いっきり妹の股間に顔を埋め、そこにむしゃぶりついた。
「あ!あぁぁぁン!た、タカ兄、そんな、だめ………」
タカトシにそこを吸い出されるように口づけされると、コトミは快楽に抵抗できず、やがて。
"ぷちゅッ………ぷしゃぁぁぁ…………"
「あ………あ〜〜〜ッ、ふあう゛ぁ〜〜〜っ」
小さく破裂するような音とともに多量の愛液を漏して、絶頂に達し、ぶるぶると震えた。
「ん………ん、こく」
肉裂から溢れてくる媚汁を愛おしそうに舐めとり、タカトシはそれを飲みほす。
「や………ごめんなさい、タカ兄」
「いいんだよ。一応これでおあいこだし」
そしてタカトシは、まだ恥ずかしそうにしているコトミを下ろして抱き寄せると、
"ちゅ"
小さなおでこに、キスをした。驚いたコトミが兄を見ると、タカトシは照れくさそうな表情で。
「タカ兄………」
「今日で一緒に入るのは本当に最後だからな?それは、約束だからな?」
「………うん」
「じゃ、風呂入るぞ」
「…………うん。ねえ、タカ兄?だっこして」
「ああ」
すっかり大人しくなったコトミを抱きかかえると、タカトシは妹のからだをお湯の中に浸す。
すぐに白い肌は、刷毛で塗ったようにピンク色に染まる。
「タカ兄………私ね、タカ兄の妹で良かった」
"ちゅッ"
コトミがタカトシにふわりと抱きついてきて、頬にキスをする。
嫌がりもせず、でもやはり少しだけ照れくさそうに、タカトシはコトミを優しく抱いた。
「それは良いけどさ。さっきも言ったけど、今日のことはナイショだぞ。それは、守れるよな?」
「うん。ね、タカ兄?お母さんとお父さんがいないときとか。ふたりっきりのときは、一緒にオフロ入ろ?」
「………あのな、一応最後って」
「ねぇ、それくらいは良いでしょ?ね、お願い!」
「…………しょうがねえな」
「わ〜〜い!ありがとう、タカ兄!」

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「それじゃ、ありがとうございました!会長」
「うむ。4月を楽しみにしているぞ、コトミよ」
"バタン"
「ふぅ。タカ兄ってやっぱり高校でもモテモテなんだね」
「んなことねーよ」
「ふ〜〜ん。でも、やっぱり嫉いちゃうな。ねぇ、タカ兄………」
潤んだ視線をタカトシに送ると、コトミがゆっくりとスカートをたくし上げて―――
「…………お前、まさか今日ずっと」
「タカ兄のベッドで寝てたときから、履いてなかったんだ。いつみんなに見つかるかと思って、
ドキドキしてたらすごく………濡れちゃった」
「さすがにシャレなんねーだろ、それ!」
「えへへ………いいから、オフロ入ろ?今日は、ふたりっきりだよ?」
「………しょうがねえな」
そして、兄妹は―――手を繋いだまま、脱衣所へと消えていった。

END

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