翌日の放課後−
マリアはシンジを保健室に呼び出した。シンジはもしかしたら昨日のことでなにか言って
くるのではないかと心配しながらも言われた通り保健室にやって来た。
「失礼します」
中に入ると、マリアは既に来ていた。シンジは敢えてマリアと目を合わせないようにした。
「城島サン…」
一言そうつぶやいた。小宮山の差し金とはいえ、強引に男を経験させたことについて、
何か言いたいのだろうか。怒っているのだろうか。だが、シンジの考えとは違った。
「昨日は…とても楽しかったデスね」
マリアはやや顔を赤らめ、恥ずかしそうに言った。
「はあ…」

シンジは適当に返事をした。どうやら、怒ってはいなかったようである。でもいつマリアの気分が
変わるか分からない。とにかく長居は無用だと思ったので、すぐに保健室から出ることにした。
「じゃ、俺はこれで…」
「え、もう帰るのデスか?」
マリアはもじもじしながら聞いた。シンジに何かを期待しているようである。シンジは思い切って聞いてみた。
「先生、もしかして昨日の続きをしたいのですか?」
マリアは無言でうなずいた。どうやらシンジと二人きりになれるタイミングを見計らって呼び出したらしい。
それならば、心配は無用である。シンジは保健室の鍵を閉めてマリアに向き直り隣に座った。



「城島サン…」
シンジはマリアの顎を指で軽く持ち上げると唇を重ねた。マリアもすぐに舌を伸ばしてからめ、
差し入れたシンジの舌に吸い付いた。シンジは密着しながら、手探りでマリアのシャツを脱がし始めた。
マリアは一旦唇を離し、両手をバンザイさせて脱がせるのを手伝った。ブラも外すと
きれいな乳房が露わになった。再び唇を重ねながら、乳房を揉み、ピンク色の突起を指でつまんだ。
「ク……」
さらにシンジはマリアのズボンのベルトに手をかけゆるめると、ズボン、さらにパンツの中に
手を入れて股間をまさぐった。
「ア…そこは…」
その言葉に構わずシンジは中指でワレメを探る。谷間はもう熱く濡れていた。
「先生…俺のも触って…」
ベルトを外し、ズボンとトランクスを素早く脱いでマリアに握らせた。
「……太い…。これが、私の中に入ったのデスね」
マリアがつぶやく様に言った。シンジのペニスに嫌がる様子も無く興味深げに触る。
シンジは改めてマリアの乳首に吸い付いていった。
「アウッ…」
マリアは首を反らせて喘ぐ。硬くなった乳首を強く吸い、歯を立てるたびにマリアの体に電流が走った。
さらに、腋の下、腹、臍へと舌を這わせ、ズボンとパンツを脱がせて全裸にすると、
マリアの股間に顔を埋めた。すでに濡れている恥部を舐め回した。クリトリスは既に勃起して赤く光っており、
白い液体が滴り落ちている。
「い、いやデス……」
マリアはか弱い声でささやいた。シンジはなおも音を立てて恥部に吸い付き、愛液をたっぷりと味わう。
「ア、ハア、ハアアアン……!」
(そろそろ、いいかな?)
シンジはマリアの大いに感じている様子を見てもう大丈夫だろうと思ったので、恥部から口を離すと
マリアの正面に向かい、ペニスを中に挿入した。



「アアッ、感じる……、すごいデス…!」
マリアは身を反らせて喘ぐと、シンジの体に両手を回してしがみついた。シンジは遠慮なく
マリアの体を突いた。マリアは狂ったように腰を振って喘いだ。マリアの恥部からは大量の愛液が流れ出し、
クチュ、クチュ、という音と共に、シンジの大腿までも濡らした。マリアの体を突き上げるうち、
シンジはある考えが頭をよぎった。すると、シンジは腰の動きをやめ、マリアの体からペニスを引き抜いた。
「い、いや、お願いデス、やめないデ…」
マリアは急に心細くなったように哀願した。しかしシンジは引き抜き、そのままアナルに先端を押し当てた。
バイブによる挿入経験があるし、これだけ濡れているから大丈夫だろう。そう、シンジはマリアの
もうひとつの処女も奪いたくなったのである。
「ア、アウーッ」
マリアが顔をしかめ、何とも言えないうめき声を上げた。
やはり思ったほど困難ではなく、ペニスが吸い込まれていった。小宮山はマリアのアナルへのバイブ挿入を
熱心にしていたのだろう。膣内ほどの暖かさは無く、どこまでも吸い込まれていく感じがあった。
やがてシンジは前後に腰を振り始めた。
「ア……何これ、イイ、もっと……!」
マリアもアナルを締めたり緩めたりしてペニスの感触を味わい始めた。
「アアン、ヒャ…ア、アアン!」
シンジも大いに反応してくれるマリアの姿を見て、あっという間に高まってきた。
「…先生……い、いきますよ!」
シンジは腰の動きを早めると、身を震わせて絶頂に達した。マリアの直腸の奥に向かって、勢いよく射精した。
「ア、アアーッ…」
マリアは直腸に熱い精液を感じると切ない喘ぎ声を上げた。もはや男だろうと女だろうとどこの穴だろうと、
絶頂へのスイッチが入ってしまえば関係ないようである。シンジは、最後の一滴まで放出すると、
ようやく動きを止めた。そして、ペニスを引き抜くと、アナルから白い液体を垂れ流して
グッタリとなっているマリアの横に倒れ込んだ。



しばらく二人で呆然としていると、マリアはシンジの横でささやいた。
「ねえ、城島サン、私の恋人になってくれませんか?」
「え、俺?」
「はい、今まで女性にしか興味なかったんデスけど、アナタは素敵デス」
「……」
「是非、私の恋人になってくだサイ」
シンジは突然のマリアの告白に戸惑ったが、よくよく考えれば、
外国人の女性に告白されるなんて贅沢な話である。
「お、俺で良ければ…」
「はい、よろしくお願いしマス」
そういうとマリアはシンジに唇を重ねてきた。シンジもマリアの口の中に舌を入れて応えた。
熱いキスを交わすうちに、そのまま二回戦に突入していった。






一年後−
国際線の飛行機の中−
マリアは外国である日本で初めての彼氏であるシンジと共に故郷のフロリダに向かうのである。

離陸直前の飛行機の中で
「シンジサン、どうしましタ?」
シンジが横でやや緊張した面持ちで座っている。
「うーん、初めての外国だし、英語なんか分からないし」
マリアはガシッとシンジのペニスを握ると、
「しっかりしてくだサイ、アナタの恋人は誰デスか?」
自分がいるから心配しないで、と言いたいかのようにウインクをした。
年下でちょっと頼りないけど、遠い異国の地で見つけた初めての男性の恋人と共に
故郷に帰るマリアの心は、実に晴れやかだった。


(マリア編 END)

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