「ぢゅ……ぢゅぱ、ちゅぱ……ん、ふ、こうでふか?」

「んむ、そうだな。もっと口内に涎を溜めて咥えこむといい感じかも知れん。」

生徒会室には先程から“ちゅぱちゅぱ”と断続的に水音が響き渡っている。

「…ちゅぱ、じゅる……あ、タカトシ君気持ちよさそう。」

「その調子だ!!」

俺は今、生徒会室にて三葉にフェラされている。
ご丁寧にも会長自らのご教示付きでだ…
何か羞恥プレイの一種だろうか?
明らかに場の絵はおかしなものと化している。

さてさて、まずは事の経緯から……というか、俺が地雷を踏んでしまった一部始終から語らねばなるまい。

………………………………

「それでですね、会長…」

「ふむ、だが、それもあいつの取り柄だったりするわけでだな…」

本日の生徒会活動は休止という通告を事前に受けていたにも関わらず、ついつい習慣で今日も俺は生徒会室へと足を運んでしまった。
ドアをあけ、中へ入ると、その場は毎度おなじみシノさん相談室の真っただ中。
今日の相談者は三葉のようだ。

「あの、こんにちは。」

「おお、津田。どうした?」

「いや、生徒会活動は…?」

「なんだ、津田、忘れたのか?今日は休止と昨日告げたはずだが?」

「へ?」

思わず俺の口からもれる間抜けな声。
先ほどの言葉を訂正しなければならないようだ。
いや、忘れてました(照)

そんな俺の言葉に会長は一瞬苦笑を噛み殺したような表情を作った後、告げる。

「まぁ、良い。相談事が終わったら少し付き合ってもらおう。せっかく来たのに帰る必要もないだろう?」

付き合ってもらおう……まぁ、言わずもがなアレのことだ。
あれ以来、横島先生との密約を良いことに好き放題してたりするわれわれ生徒会の面々だったりする。
ちなみに何か交換条件と密約の内容を推理した俺だったが、一向に横島先生との取引が行われた記憶はない。
あれか?何か弱みでも握っているのだろうか?
まぁ、でも、会長のお誘いがやぶさかでもない俺としては、その場にとどまることにした。
相談中の三葉には悪いが、会長がこの場に俺がいることを許容したことから推測するに、問題はないものと思われる。

「ちょっと、会長!!」

その直後三葉が声を上げる。
もしかして大丈夫じゃなかった?

「まぁ、良いじゃないか?津田の鈍さでは、絶対に悟ったりは出来ん。」

そうして意地の悪そうな表情を向けてくる会長。つられるように三葉の顔もこちらを向く。
いったいなんなんだろうか?

「はぁ…」

それから三葉はため息を1つ。

「な、言った通りだろう?簡単に顔にハテナマークを浮かべてしまう。そういうものだ。」

「はい…」

なんだか三葉は複雑な表情だ。

そんなやり取りがありつつ、本格的に俺を空気扱いにし始めた2人は相談を始めていく。
最初こそ俺は先ほどの2人のリアクションが気になり耳を傾けていたが、そのうちに手持ちぶたさに始めたテスト勉強に集中しだしてしまい、
耳を傾けるのも早々に意識はそちらに傾いていく。

………………………………

どれくらいの時間が経過しただろうか?
しばらく勉強に集中していた俺は一段落ついたのを境に顔をあげた。
生徒会室にいるのは、会長と三葉。
別段誰か他の人間の入室があったわけではないので、俺が顔をあげた先には当然のごとく2人の顔がある。相変わらず2人は相談ごとに集中しているようだ。

「姉妹みたいだな…」

そんな2人の集中した表情ははたから見るとよく似ている。
2人が同じデフォの表情な時は些細な差異は目につくモノのそれらは2人の同じ血を引いた上でのアイデンティティーのように思えるのだ。
そんな事を思いながら俺は何気なく呟いた。今だから思える。これがあの場において、1番のNGワードだったな。と。
あの時の俺にGJ!!……じゃなかった、何でその言葉を口にしたのか。と言ってやりたい。

「む。つまり2人は竿姉妹と言いたいわけだな?」

その先に待っていたのはお約束の展開。目ざとくも俺の発言を拾った会長。
当然のようにエロボケ炸裂。
姉妹とくれば竿姉妹。過去のキャラ達が散々使い古したエロボケ。記念すべき初登場(泣)

「??」

そんな会長の言葉に当然のようにハテナマークを浮かべる三葉。このまま悪化せずにことが普段通り進むと思われた瞬間…………

「三葉はわからないか……つまり…」

……会長が説明を開始してしまいました。あぁ、こうして貴重なピュアキャラが汚れていくんですね(涙)
すべてを伝え終えたのか、会長は三葉の耳元に寄せた手の平を遠ざける。

「…タカトシ君がそう思うなら良いよ……」

話を聞いたあと、なぜか頬を染めながら、そんな事を言い出す三葉。予想もしない展開が待ってました。

「ちょ!?会長何言ったんすか?」

この俺のリアクションは正常なものだったろう。
ならば、この後の会長の発言がおかしいのは自明の理だ。

「そういうわけだ。今日は予定を変更して、3人で楽しむとしようじゃないか。」

こうして俺の説得、抵抗その他もろもろもむなしく、なぜか意欲的な三葉も巻き込んで、話は冒頭へと至るわけである。

………………………………

「ん、ぷちゅる………ぷちゅ……ん、ふ」

先ほどから熱中して俺のペニスを咥えこむ三葉。
最初こそ照れや恥じらい、初めての行為にたどたどしさがあったものの、時間が経つにつれ、それらは薄れていく。会長の指導の賜物だろうか?

「ふ、ちゅぱ、ちゅぱ……ぷちゅ…」

……いや、なんかもはやすごく気持ちよかったりする。

「むぅ…」

そんな俺らを見ていた会長が短く声を漏らした。

「……ぢゅぱ、ぢゅ、どうしたんふぇすか?、ちゅ…ん…」

当然三葉も気づいたらしく、俺が今まさに問いかけようかというタイミングで会長に声をかける。
あと、三葉さん、人のナニを咥えながら声を出すのは非常にやめていただきたい。ものすごく背筋をゾクゾクしたものがぬけていくので……

「…いやな、」

わざとらしく会長が言葉をそこで切る。なんていうか威圧的なオーラのようなものを感じるんですが…
そんなことを思っていると会長はその先を言葉にする。

「タカトシが随分と気持ち良さそうな表情をしているなと思ってな。」

やべー、タカトシ呼びきた。会長からの参戦表明ととって間違いはなさそうだ。
かなりぶっきらぼうに会長はそんな風に言ったがそれってつまり嫉妬ですよね。当然面と向かって言う勇気なんてありはしないですが。

「というわけだ。私も舐めるぞ。」

まぁ、さっき下の名前で呼んだしな。当然のように言い放った会長は相当アレだが、予想通りの流れです。
それだけ言うと会長は三葉の下に潜り込みそこで俺の竿に対して舌を伸ばしてくる。

「……っ、くぁ……っ!」

その瞬間の刺激に俺は呻いてしまう。情けないなどとは言わないでほしい。
いやね、気持ち良すぎる。誰でもこれは声が出てしまう。

「ん、ぺろ……ふふ、随分と気持ち良さそうだな、タカトシ?……ぺちゅ…」

俺のそんなリアクションに気を良くしたのか一度口を放し、そんな事を言った後再び会長は俺の竿に舌を伸ばして来る。

「ん、…ふ、ちゅ、ぱ……」

そんな会長など意に介さずに三葉は三葉でフェラを続行。亀頭からも断続的に刺激は送られてくる。
そんな状況はあっけないほど俺を追い詰めてくるわけで…

「ん……れろ。ふふ、タカトシ良いんだぞ?イっても?」

切羽詰まり必死に耐えていた俺が目に入ったのか、会長が声をかけてくる。生憎そんな事を言われるとかえって耐えたくなってしまう。
顔を覗かせた男のプライド。見下されているような状況でかっこ悪い姿を女性に見せるわけにはいかないのだ。
そんな事を考えていれば少しは気がそれるというもの。幾分かは刺激はましになってきた。
ただ単に刺激に慣れてきただけかもしれないが…

「なぁ、三葉……」

そんな事を考え視線を下げると三葉に会長が耳打ちしてました。ただ単に会長が手を休めてただけか…(遠い目)

「ん、ふ、ぺちゅ……ふぁふぁりました。…」

会長の耳打ちに三葉が言葉を返す。そして顔を半分ずらすと……

“ぺちゅ”
空いたもう半分に会長が口をつける。三葉と舌や唇が触れそうな距離で口を動かして亀頭を責め立ててくる。
三葉も合わせて同じ動き。亀頭中心に先ほど以上の快感がとおり抜ける。

「ん、ちゅぱ……ふ、ぺちゅ…」

「ちゅぱ、ふ、ぺちゅ…ちゅぱ」

一心不乱に2人が俺の亀頭に舌を這わせまくる。これは持ちそうにない…

「ん、く……でる!!」

“ドピュ”
呆気ないほど簡単に俺は達してしまい、2人の顔に精液をぶちまけた。
快感もさることながら、視覚的な刺激がやばかった。美少女2人に亀頭を舐めまくられるさまは淫靡でさっきの思いなどむなしくも俺は簡単に限界を迎えてしまった。

………………………………
「ほんとにすいません2人とも。」

「まったく困ったものだな」

顔についた精液をぬぐう2人(幸い髪にはかからず)に俺は一言謝罪を入れる。
困ったもの等とは口で言いながらも、嫌そうな素振りなど微塵も見せない会長。というか、顔にはまだ終わりじゃないよね?的な色が浮かんでいる気がする。
デレモード突入1歩手前ってところだ。でも、まさか、三葉にシテるところを見せる気ですか?
(元)ピュアキャラな三葉にSEXなんて見せたら、気を失いそうな気がするんですが…
そういえば三葉は何も喋らないな。先ほどから何も喋らず、俯きがちな三葉に俺は声をかけることにする。

「いや、ほんとにすまなかった三葉。大丈夫か?」

「……………………」

声をかけても三葉は何も答えない。しかしながらも顔だけ上げてこちらに視線を向ける……

なんていうかすごく熱っぽい目を。

「ふへ〜。なんか体が火照るよ、タカトシ君……」

そう言ってだらしなく弛緩する。
つまりはあれか…興奮を覚えてしまったと。
……いや、あり得ないだろ。なんとなく俺は自らにセルフツッコミを入れてしまう。こんなシチュエーション、実際あり得るんすか!?

「そうか、三葉もか…」

「あの、会長、「も」って……?」

「決まってるだろう。私「も」だ。」

先ほど読み取ったまだ足りなさそうな会長の反応。
それを俺は三葉の事で躊躇したわけだが、杞憂なようである。性的興奮を身体に覚えた三葉にはいらぬ心配のようだ。
しかし、しかしだ…

「俺、同時に2人はかなりきついような…普段から同時にはしてないし。それに三葉は多分初めてですよ?」

実際2人同時なんてしたことはないわけで…しかも、1人は処女であると思われる人物。一筋縄にはいかないだろう。

「なせばなるさ。」

「なりませんよ!!」

確かにこの2人を同時に相手するのは夢のようではある。
それでも一生の記念が他の人と一緒で三葉は良いのだろうか?と考えると簡単には踏ん切りがつかないのも事実。
なんとか初体験が3Pだなんて流れは回避してあげたい。

「……………………………」

「……………………………」

三葉を目の前に俺と会長の視線でのやり取りは続く。

「………ふぅ、わかった。まぁ、三葉の気持ちも知っているしな。ここは、私が折れるとしようか。」

根負けしたのか思いがけず、会長の方が折れてくれた。しかし、若干会長の言い回しが気になるのだが……
そんな俺の疑問が頭に浮かぶか浮かばないかそんな間のうちに会長は三葉の元へと移動している。
そしておもむろに三葉の頬に手を当てると…

「…ちゅ…ちゅ……ん、」

三葉とキスをまじわしていく。

「あの、会長何を?」

「ぷはぁ…いや、このままにしておくのも可哀そうだろう?」

それだけ告げると会長はキスを再開。同時に三葉の身体を弄っていく。

「ちゅ……ん、ふ、…ん、ちゅ…」

三葉は艶がかった声をあげながら会長のなすがままにされていく。というよりもさっきの様子だと、状況を理解しているかも疑わしい。
トロンとした目で会長のみに目線を向けている。

「ん、ふぅ……ちゅ、三葉の身体熱いな。……ちゅ…」

楽しむように、しかしながら優しく会長は三葉を弄る。その手は胸を揉み、脇腹を撫で上げ、なおも南下し、太ももを経由してスカートの中に潜っていく…
そして、恐らく三葉自身も触れたことがないであろう秘所へと至る。

「ん、ちゅ……ふ、ひぁ、かいちょう……ん!」

瞬間三葉は目を見開き、会長になすがままにされていた唇を離し驚きの声を上げる。

「ふふ、ここも随分と熱いな…」

「ふひゃあぁぁぁ……っ!」

会長はいやらしい笑みを浮かべながら、先ほど、三葉をいたわるような仕草とは正反対に思うがまま三葉の秘所をいじっていく。

「ん、くはぁ、ん……ふ、ぁ、……っ!」

そんな会長の愛撫に三葉は断続的に喘ぎ声をあげる。その口から、けして、拒絶の言葉は出てこない。
そうしているうちに会長は1度手を休め、もぞもぞと動かす。

「ふふ、すごいな…」

「ふぁ、んん……ぁ、んくぅ……直……っ……!」

どうも会長はショーツ越しではなく、直でいじりだしたらしい。あと三葉さん、実況はしないでいただきたい。エロ過ぎて困る。

「これぐらいまで行けば……」

何か納得いったように会長は呟く。

「三葉、脱がすぞ。」

1声だけかけると会長は今度こそ手を離す。そして空いていた方の手も三葉のスカートにさしいれた後、器用に三葉のショーツを脱がせていく。
脱がされたショーツは三葉の足首で引っ掛かり、その内側が濡れているのまでよくわかる。
そして会長も自らのスカートの中にてをいれ自らのショーツを下していく。

「ちょっ、何で会長まで?」

そんな会長に俺は声を上げる。ちなみに今まで見るのに没頭してました。

「ふふ、私も我慢の限界だということだ。」

何だか今日の会長には余裕がある。妖艶に微笑むと三葉の前に座り込み、足を絡ませながら、自らの秘所を三葉に近づけていく。

「ん、……ふぅ、あ、くぅ……三葉の、熱い……ぁ、ふ……」

何かを確かめるように、会長はゆっくりと動きだす。

「んん、ふ、ぁ、く、ん、あ、ああ、あぁぁぁ……っ!」

ゆっくりした動きでも先ほどからの愛撫で性感を昂らされている三葉は喘ぎ声をあげる。

「ん、っ、ふ、……どうだ、タカトシ?……っ、く、濡れているのが…く、よくわかるだろう……っ!」

会長の問いかけに俺は無言で頷く。徐々に腰の動きを早くしながら、秘唇を擦り合わせる2人の陰毛に絡む愛液の量は結構なものだ。
何度か行為を繰り返すうちにわかったが、会長は濡れやすい。先ほどの動きでも十分だったのは何も三葉だけではなかったらしい。

「ん、ふ、ん……く、はぁ……!」

あっという間に声に艶がかかり、息を荒げる。頬はほんのりと赤く染まり、その表情で股間を擦り合わすさまはかなりエロい。

「んん、あ、あぁ……ん、ふあぁぁ、会長すご……んん、ふ……」

三葉も当然のように先ほどから艶声をあげている。1人だけでもエロいのに2人の破壊力は強烈で、俺のペニスももはや臨戦態勢まで回復している。
そしてやはり、この2人は似ている。そんなのどうでも良いことなんだが、その発言からここまで場が発展したのだから、あながち捨てたもんじゃない。
それにしても、目の前で濃厚なレズシーンなど見せつけられて、俺はどうすれば良いのだろうか?

「ん、んん、……ふ、タカトシ何を…っ!しているのだ…く、ふぁぁ、早くしろ……もう準備はできているのだ…ろう?…ふ…」

そんな事を考えていた俺の表情は狼狽でもしていたのだろうか?会長から声をかけられる。

「あ、ん、……ふ、ん、2人の間に…っ、くぅ、ペニスを……っ!」

つまり貝合わせというプレイだろうか?そう考えると会長の突如始まったレズプレイも得心いく。最初から考えていたのだろうか?

「私は…あ、あ、あぁ、……ん、他人にイカされる……ふ、っ、つもりは無い……イク時は、は、ん、タカトシの手で……ん、っ」

「私からも……っ!お願い…んん、あっ!、私もいっしょが……いい……っ!」

2人の言葉に俺は思考を放棄する。いや、せざるをえない。2人から願われた以上退くという選択肢はなくなった。
何よりも俺の興奮もかなりのところまで来ている。

「わかりました」

それだけ言うと、俺はペニスが通しやすいようにしてくれた2人の間にペニスを通していく。

「…く、ぁ」

普段、膣に挿入している時とは違った、“にゅるん”とでも形容すべき感触に呻いてしまう。

「んん、ふぁぁ、ん、くはぁ…タカトシ君のもすごくあついよ……っ!」

通した瞬間に三葉が歓喜にも似た声を上げる。

「あ、あああぁぁ、んん……」

会長も確かに声をあげた。
そうして俺達3人は互いの性器を擦りつけ合い、快感を貪りあっていく。

「あっ、あっ、ん、あぁっ、ふああぁぁぁ……っ!」

「ふ、ん、ふ、くぅぅ……ぁぁ……」

2人の声は混ざり合い、もはや区別などできる状況ではない。
俺の呻き声も客観的に聞こえ、断続的に水音が上がっているものだから、聴覚などもはやあてには出来ない。
擦り合わせれば擦り合わせるほど、3人の体液は混ざり、より滑らかにより強い快感を呼び込むことになる。
俺のペニスに擦りつけられる、2人の秘唇はひどく熱く、クリトリスも存在をはっきりと主張している。

「あ、ふぁあああぁぁぁ!……ん、くぅ、ふ、あ……タカト……シ……」

「ん、ん、あ、あ、あぁぁ、ふああぁ、タカトシくん……っ!」

2人は真っ赤な顔で俺の名を呼ぶ。声のピッチも上がりきり、イク寸前のような声をあげている。
瞬間俺の背筋に、ぞくりとしたものがこみ上げる。先ほど出したばかりというのに、普段とは違った刺激の前にすでに破裂寸前である。

「ん、ん、ん、んんあああぁぁぁぁっぁ………!!!」

そんな矢先三葉が背筋を反らせる。1番に到達したようだ。ガクガクと震える身体を両手で何とか支えながら肩で息をしている。

「ふぁ、ぁぁ、んん、……ふ、三……葉…ああぁぁぁっ、私も、タカトシ……っ、んふ、一緒…っ!」

三葉のそんな様子を眺めていた会長も限界を訴えてくる。正直言えばかなり助かる。俺も限界が近い……

「ふああぁぁぁ、……っ!、っ!、私、イク、イ…ク……ああぁぁぁ!!」

会長が獣じみた嬌声をあげながらさらに強く秘唇を擦りつけてくる。

「………っ、くはぁ……っ!!」

「んんんんんん………ふああああぁあああぁぁぁぁぁ!!!!」

俺の射精と会長が背をのけぞらすのはほぼ一緒だった。

………………………………

「三葉には、ちょっと刺激が強過ぎたかな?」

後始末を終え、ぐったりとしていた三葉を先に帰した後の生徒会室で会長が口を開く。

「ちょっとではない気もしますが……」

俺は苦笑いをする。全てが初めてだった三葉の事はやはり心配せざるを得ない。また、明日会った時にでもフォローが必要だろう。

「…そういえば、会長は良かったんですか?」

「あぁ、気持ちよかったぞ。」

「そっちじゃないですよ!!」

噛み合わない会話に俺は抗議の声を上げる。

「まぁ、想定外ではあったがな……しかしながら、三葉も私たちと一緒ということだ。」

「俺たちの関係をばらしたようなものですからね。」

「そういう意味ではないのだが…」

またしても噛み合わない会話。会長は苦笑を浮かべる。

「ここまで来たら1人ぐらい大した差ではないさ…」

苦笑の後、窓の外を見ながらの一言はもう俺へ向けられたものには思えなかった。

「こうなった以上責任は取らないとな。」

改めて振り返り会長が告げる。

「…はい。」

その言葉に短く、しかしはっきりと俺は答えた。もうここまで来てちゃらんぽらんな意思表示はできない。

「三葉もいずれお前のことを求めてくるだろう。その時は精いっぱい優しくしてやるんだぞ?私達とのそれと同じように。」

そう言った会長の顔は実の妹を気遣う姉の慈愛に満ちた表情に似ていて綺麗だった。

「さて、」

急な会長の声に俺は意識をそちらへと向ける。

「普段3回戦は軽いんだ、もう一回いけるよな?今度は2人きりでしたいのだが……その、ダメか……?」

会長に見惚れていた俺によもやのお誘い。正直びっくりしました。もう完全にデレ始めてるし、その気じゃないですか。
なんだかいい感じにオチそうだったのになぁ…などと思いながらも、俺は会長に従うことにする。
何気ない失言からの普段とは違った流れ。
その後で見つけた(もしかしたらそんな事を意識してたからかもしれないけど。)新たな会長の魅力に心惹かれてしまったから。

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