「違う違う!…もぉ…順番が違うよ…」
「え?そうなんですか?…」
「…最初は手から!まず片手でゆっくり解して、柔らかくなってきたら、指1本入れてみて、また解して、少し濡れてきたら、舌で解すの!」
両手をブンブンと上下に振りながら、細かい説明付きで抗議するカナミ。
「は…はぁ…」
しかし、マサヒコは元々そういう手順など全く知らないので、
カナミの抗議には少し腑に落ちないところがあった。
「難しいんですね…頑張ります…」
マサヒコにはそれしか言えなかった。
「よろしい!じゃぁ、頑張って続き…」
そう言って、またマサヒコに身を寄せるカナミ。
今のやりとりで、マサヒコも緊張が少し弛んだ。
そして、
(…女の人の太股って…あんなに柔らかいんだ…)
実は、先程挟まれたとき、痛みよりもまず柔らかさ感じたマサヒコだった。
(それに、スベスベだし…)
再びカナミの性器に触る前に、カナミの太股を撫でてしまうマサヒコ。
「…?」
カナミからの反応は特に無い。
(ヤバい…オレ、どんどんスケベになってる…)
そう思いながらも、今はそれが正しいことであるように感じられた。
かつては、あれほど敬遠していたのに、今はむしろそうなることを求められている。
「いきますよ…」
マサヒコは、片手でカナミの性器を覆い、中指でゆっくりとワレメをなぞる。
「…ん……」
マサヒコの指が触れた瞬間、カナミの身体が僅かに振るえた。
カナミに言われたとおり、大陰唇に指を当て、ゆっくりと時計回りに回し、マッサージするように解していく。
「やだ…変な感じ…自分で触るのと全然違う…」
何度と無く自慰をし、自分で自分の性器を弄ってきたカナミであったが、
今、他の個に触れられている、ただ触れられているだけでも、何倍にも感じる。

「…あぅ…」
マサヒコが手の動きに変化をつけてきた。
ただ回転させるばかりではなく、指を押し当てて、陰唇の弾力を発揮させる。
そして、今度は親指と人差し指・中指を性器の両端を横から挟み込むように配置し、
両端から柔肉を寄せてワレメを強調し、
今度は逆に開いていく。
「…いやん…マサくん、何でそんなの知ってるの…」
横方向から何度も刺激を加え、プニプニとした陰唇の弾力を存分に楽しんでいるようにも見えた。
「いや…オレだって解りませんよ…ただ…こうすればいいかな…って…」
「…ふふ…マサくんはやっぱりエッチだ…」
「もういいですよ…エッチでも…」
見つめ合うマサヒコとカナミ。
カナミの興奮が、だんだんと顕著になってきている。
マサヒコが手で開いていなくても、自然と女性器が開き、小陰唇が僅かに露出している。
「……指、入れてみて…」
「うん…」
マサヒコには躊躇は無かった。
左手の中指と人差し指を使って、カナミの大陰唇を優しく開く。
露わになった膣口に、右手の中指を近付け、そっと当てがった。
「ん…」
そして、ゆっくりと第1関節まで滑り込ませる。
「…はぁぁ…ん…」
異物感に悶えるカナミ。
マサヒコの指は、驚くほどスムーズに入っていった。
(…ヌルッとする…)
初めて体感する女性の内部の感触。
「うわ…これ、濡れてるんですか?」
マサヒコは、自分の指先がジットリと濡れていくのを感じた。
「う…ん…そう…マサくんのせいで濡れちゃった…」
少々の粘り気を持った恥液が、マサヒコの指先に絡みつく。
さらに、指を受け入れた膣口が収縮し、マサヒコは自分の指が吸い込まれていきそうに感じた。

(…でも……)
マサヒコの心に残る疑問。
(こんな小さな穴に、入るものなのか?…)
カナミの膣口は、マサヒコの中指1本を飲み込んだところで既に塞がっている。
それ以上の隙間は見当たらない。
さらに、指一本でさえも締め付けられるようなのに、
ここに男性のペニスが入ることは想像し難かった。
「ねぇ…ゆっくり…ゆっくり動かしてみて…」
「はい…」
それでも、カナミの言うとおりに解していけば、状況が変わるのだろうか。
マサヒコは、ともかくも指を動かし始める。
ゆっくりと抜き出し、またゆっくりと挿入していく。
指先に絡みついた潤滑液のお陰で、今度は第2関節までスルスルと入っていった。
「アッ!…入ってくる…ん…」
カナミの中で、マサヒコの指が膣壁に割り込んでくる。
閉じていた肉壁の中に割り込まれ、刺激が腹にまで響いてくる。
(あぁ…また動いた…)
マサヒコの指の動きにカナミの膣内が反応し、キュゥッと纏わりついてくる。
指先に神経を集中しているためか、カナミの反応は如実にマサヒコに伝わってきた。
「はぁ…あっ…んんん…」
ゆっくりと指の抽送を繰り返すマサヒコ。
徐々に、だが確実に、カナミの内部から滲み出る愛液の量が増してきている。
愛液の量が増すに連れて、マサヒコの指が滑り、抽送のペースが速くなっていく。
「カ…カナミさん…これでいいんですか?…」
マサヒコは不思議な感覚を覚えていた。
ただ、指を入れているだけなのに、すごく興奮してくる。
口を半開きにし、微かな声を漏らしながら、身体を反らすようにして太股を震わせているカナミ。
その姿を見ているだけで興奮が増してくる。
そして、自分がカナミをそうさせていると考えると、自分も堪らない気持ちになってくる。
マサヒコは、自分のペニスが、触れてもいないのに硬度を増してきていることを悟った。



「カナミさん…あの…そろそろ次に行っていいですか…」
マサヒコは自分で自分の言葉に驚いていた。
いつになく積極的になっている自分に。
言われる前に、自分から行動しようとしている自分に驚いていた。
「え?…あ…」
カナミの返事も充分に聞かずに、指を抜き取り、代わりに顔を近付けていくマサヒコ。
もう、興奮を抑えることが出来ない。
「ぅあんっ…」
カナミが今までよりも高い声を上げる。
マサヒコの舌が、カナミの陰唇に触れた。
そしてそのまま、僅かに開いているワレメに沿って、舌を上下に動かす。
「…特に、味は無いんですね…」
それが、マサヒコが抱いた正直な感想だった。
「…うん…無味無臭なんだよ…あっ…でも、私のアソコが…」
それ以上言うことは、さすがのカナミも恥ずかしかったらしい。
確かに、愛液自体は無味無臭。
ただし、カナミの身体はそうはいかない。
如何に洗ったところで、ヒトの匂いと言うものがある。
カナミの性器がもつ匂いは、さきほどからずっとマサヒコの鼻腔を擽っていた。
雌の匂い。
しかし、今のマサヒコはその匂いをむしろ心地良いと感じるようになっていた。
まるで興奮剤のように作用し、マサヒコを誘ってくる。
マサヒコはカナミの太股に当てていた両手を、もう一度カナミの股間へと配置し、
またゆっくりとカナミの大陰唇を左右に割った。
「あ…まさか…舌入れるの?…」
再び剥き出しにされたカナミの膣口が、ヒクヒクと震える。微かな恐れを抱きながらも、マサヒコの次の行動を待っている。
「はい…入れます…」
はっきりと宣言し、尖らせた舌を、カナミの膣口へと近づける。
「はぁぁ…」
唾液をタップリと含んだマサヒコの舌が、カナミの体内へ入り込む。
指とは違う、グニャリとした柔らかい感覚が中に入ってくる。

「うぁぁ…暖かい…変な感じ…」
舌は指よりもはっきりとマサヒコの体温を伝えてくる。
挿入的には浅いものの、独特の柔らかさと複雑な動きをもつ舌の感触は、カナミを震えさせた。
ゾクゾク悪寒が背スジを走り抜け、カナミの身を反らせる。
「あぁぁ…すごいよ…動いてるぅ…」
カナミの中で、マサヒコの舌が動き回る。
効果的な動かし方などわからなかったが、マサヒコは本能に従って考え付く動きをした。
「はぁ…んっ…やぁぁ…」
細かく複雑な舌の動き。
オナニーでは決して得られない感覚。
プルプルと身を震わせながら、カナミの中からは次々と恥液が湧き出してきていた。
(うぁぁ…頭の中が…ボーっとなる…)
カナミから溢れる愛液を舐め取っているうちに、マサヒコはまるで夢心地のような感覚に襲われる。
カナミの膣襞がキュゥキュゥと収縮し、舌を締め付ける感覚が、マサヒコの興奮を増徴する。
マサヒコの興奮は極致に達していた。
「うわぁ…すごい…すごいよマサくん…私、何だかせつなくなってくるよぅ…」
興奮が高まっているのはカナミも同じであった。
荒くなった息遣い。
上気した頬。
このときカナミは気付いていなかったが、カナミの控えめな乳房の頂点も、勃起したように高くなっていた。

貪るようにカナミを欲するマサヒコ。
このとき、マサヒコはふと触ってみたカナミのワレメの頂点が、硬くしこりを持っていることに気付いた。
(何だ?…これ…)
そっと指で触れ、そこに被っている陰唇を割る。
「ひゃぅっ!!」
その瞬間、カナミが今までに無い勢いで背を反らせた。
「やぁっ…ダメ…そこはダメなの…」
マサヒコの指が、微かに表面を通過しただけで、カナミは暴れるように足を浮き上げる。
(これ…ひょっとして…)
性の知識にはあまり積極的でないマサヒコでも、さすがにその存在は知っていた。
もっとも、あの不良家庭教師から得た知識なので、どこまで正確かはわからないが。

ただ、今のカナミの反応を見る限り、これが女性の陰核であり、もっとも重要な性感帯であることはよくわかった。
マサヒコの中で、今までなかった好奇心が首を擡げてくる。
マサヒコは、両手の人差し指を使ってワレメの頂点辺りの陰唇を割り開く。
次に、静かに膣口から舌を抜き取ると、硬く尖らせたまま、その頂点を突付く。
そして、その部分を穿るように舌を食い込ませた。
「やっ…ダメッ!…ダメって言ってるのにぃ…」
食い込んだ舌に誘われて、遂にカナミの陰核が露出する。
マサヒコは、誰に教えられたわけでもないのに、まるで、そうすることが当たり前であるかのように、
硬く充血したカナミの陰核を、唇でそっと甘噛みした。

「うぁあああっ!ダメェェ!!」

次の瞬間、カナミが一際大きな声を上げ、
それと共に、カナミの膣口のわずか上方から噴水のように尿が飛び出し、
マサヒコの顔面を直撃した。
「やぁ…やだ…オシッコ…オシッコ出ちゃった…」
カナミの興奮が最高潮に達した証拠だった。
自分では抑制できず、無意識のうちに放尿してしまったカナミ。
「オシッコ…少し飲んじゃいました…」
そう言いながらも、マサヒコは少しも気に留めていない。
この短時間で随分図太くなった。
「…もぉ…マサくん好きぃ…」
抑制が効かなくなったカナミが、勢い良くマサヒコに抱きついてくる。
そして、きつく抱き合いながら、二人は熱い接吻を交わした。



「えへへ…もう、準備OKだよ…」
接吻を交わした後、身を離したカナミは、またマサヒコの前に座り、足を拡げてみせる。
自然と開いた性器。ヒクヒクと収縮を続ける膣口は、愛液を湛えてテラテラと光っている。
良く見ると、白かった肌も、紅潮してわずかにピンクになっていた。
その卑猥な眺めに誘われるように、マサヒコも身を寄せていく。
「あっ…マサくんのも硬くなってる…」
近くまで来たところで、カナミはマサヒコの股間に手を伸ばし、確かめるように下から握った。
「はい…あの…すごく興奮しちゃって…」
マサヒコも、もはやそれを恥ずかしいとは思わない。
むしろ、もっと触って欲しいとさえ思える。
「いいよ…来て…」
充分な前戯を経て、カナミの身体は受け入れ態勢にある。
マサヒコから手を離すと、背を反らし、シーツの上に後ろ手に手を突いた。
「…はい……」
マサヒコは、コクリと頷くと、カナミの太股の下に、自分の太股を滑り込ませた。
そして、片手で自らのペニスを掴み、ゆっくりとカナミの膣口へと近付けていく。
そして、亀頭の先が、カナミの膣口に接吻をした。
「んんっ…んっ…」
腰に力を入れ、一気に前へ進める。
カナミの愛液の力を借りて、マサヒコのペニスが挿入されていく。
「はぁぁあ…あんっ…」
カナミの表情が歪む。
膣壁を押し拡げられる痛みに眉を顰め、鳴き声にも似た声を上げる。
「入った…入っちゃったよ…マサくぅん…」
「うぁぁ…すごい…きつい…」
マサヒコのペニスは一息に半分ほど挿入された。
それ以上は、締め付けが強すぎて入っていかない。
「はぁ…はぁ…すご…何だこれ…何か動いてる…」
太いゴムを巻きつけられているような感覚。
カナミが身を震わせると、膣襞が蠢き、密着したペニスを擽る。

「…ちょ…ちょっと待って下さい…」
「ふぇぇ…何?…なに?…」
凄まじい締め付けに耐え切れずに、一度身を引くマサヒコ

「うわあああああああああぁぁっ!!!」

その瞬間、マサヒコはこの世の終りかのような声を上げた。
今、引き抜いた自分のペニスを見て、身を凍らせるマサヒコ。
「カ…カナミさん…血…血が…」
「えぇ?…なに?…も…よく…わかんない…」
マサヒコが引き抜いたペニス。
そこには、うっすらとではあるが、血液が纏わりついていた。
「…大丈夫ですか!!?…こんな…こんな…」
顔面蒼白になるマサヒコ。
どう対処していいのかわからない。
「あー…そうか…やっぱり、血が出るんだ…」
「えぇ?…」
「だって、私、初めてだもん…」

「えぇえええっ!!」


カナミの表情は切迫していたが、それは挿入の苦しみのためで、
出血に関してはそれほど驚いていないようだった。
「えへへ…処女喪失の瞬間です…」
引き攣った笑みを見せながら、気丈に上体を起こすカナミ。
その股間から滲み出た破瓜の血が、シーツに点々と染みを作った。
「…そんな…痛くないんですか?…」
その破瓜の血を見るにつけ、僅かに身を震わせるマサヒコ。
言い知れぬ罪悪感に苛まれていた。
「そりゃぁ…痛いよ…でもいいの…」
そう言いながら、カナミはマサヒコの上に覆いかぶさるように身を寄せてくる。
そして、マサヒコの顔の真上から、真っ直ぐにマサヒコの目を見つめた。
「今は…嬉しい気持ちの方が大きいかな…ずっと興味あったことだし…」
カナミはマサヒコに顔を近付け、軽く接吻をする。
「でもそんな…あっ…」
まだ戸惑いがちのマサヒコ。
カナミはそんなマサヒコの股間に手を伸ばしていった。
「ダメだよ…マサくん…途中で止めないでよ…」
「でも…あの…」
「…このままだと、私が痛いだけじゃん…ずるいよ…」
カナミはマサヒコの股間に伸ばした手を、いきり勃ったままのマサヒコのペニスに到達させる。
マサヒコの上に覆い被さっているカナミの腰は、ちょうどマサヒコの腰を跨ぐ位置にあった。
カナミはマサヒコのペニスを握ると、
自らの破瓜の血を身に付けたままの肉棒を立て、その先を自分の膣口に当てる。
「んっ…んんん…」
そして、ゆっくりと腰を下ろして行き、再びマサヒコのペニスをその膣内に受け入れていった。
「ううっ…ま、また来る…」
マサヒコの背筋に、ゾクゾクと波が走る。
自分のペニスが、ゆっくりと肉壁に包まれていく。
初体験のマサヒコは、この挿入感だけで、もう既に込み上げてきてしまう。

「うぅぅ…は、入ったぁ…ぅぅ…」
カナミは自重を使うことで、マサヒコのペニスの根元までを体内に一気に飲み込んだ。
先程の初めての挿入の時よりも、ずっと深い位置まで入っている。
「ふぅぅ…ん…」
今までずっと閉じていた膣壁を、押し拡げられ、触れられ、突き刺され、
カナミは眉間に皺を寄せながら、身体を小刻みに震わせて悶えている。
「あっ…入ったら…また…硬く…ん…」
痛みが優先する中、カナミの感覚は過敏になっていく。
カナミの方も初体験であったことがわかると、このきつい締め付けも納得できる。
ギュッと握りこまれているような、マサヒコも苦しく感じるほどの膣圧。
挿れているだけで充分すぎるほどに感じてしまう。
「何で、何で…マサくんのが、私の中で大きくなってく…」
カナミの膣内は、空気が入り込む隙間も全く無いほどにマサヒコのペニスでいっぱいになっていた。
その上で、更にマサヒコのペニスが膨張したため、膣壁全体を無理矢理拡げられるようで、
カナミは身体が軋むような、かつてない苦しみを覚えた。
「いや…だって…こんな…こんな気持ち良いの初めてで…」
カナミの膣壁の暖かさに包まれながら、強く、ずっと締め付けられ続けているマサヒコ。
手淫などでは決して得られなかった快感に震え、かつてないほど気分が高揚していく。
そして、その興奮がペニスに如実に表れ、今まで経験したことが無いほどに、太く、硬くなっていった。
「マサくん…マサくんはもう気持ち良いの?…何だかずるい…なぁ…」
マサヒコが快感に震えているのとは裏腹に、カナミの中では相変わらず痛みが先行していた。
気丈にもマサヒコに話し掛けてはいるが、実際は、挿入しただけでもう膝が動かなくなっていた。
「そんな事言われても…実際、気持ち良いんです…」
そう言いながら、マサヒコはカナミの手に触れた。
マサヒコはどうしたら良いかわからなかった。
ただ、カナミが苦しそうなのが、見るに耐えなかったから、思わず手を伸ばしたのだった。
「…嬉しいよ…マサくん…私で気持ち良いんだ…」
苦しそうな中でも、一瞬カナミが笑顔を見せる。
そのカナミを見ながら、このまま快感に流されて自分だけ良くなってしまうのは、
男としていけないことだとマサヒコは感じた。


「…うぁっ…またキュッて…あんまり締め付けないで下さいよ…」
だが、所詮は初体験の悲しさ、続け様に襲い来る締め付けに、マサヒコは腰が砕けそうになる。
なんとか腰に力を込めて耐えているが、長くもちそうには無かった。
「だって…なんか、勝手に動いちゃうんだもん…」
カナミも初体験で自分をコントロールすることができない。
初体験のくせに、自慰だけはやたらと経験豊富なので、膣内は充分過ぎるほどに濡れている。
豊潤な愛液が膣壁から続々と染み出し、マサヒコのペニスを擽る。
「うぁぁ…カナミさんの中、何かウニウニと動いてますよぉ…」
さらにその愛液に埋められて、膣壁全体がペニスに貼り付き、
膣襞の蠢き一つ一つを逐一マサヒコに伝えてきた。
ただ挿入しているだけなのに、ずっと細かく擦り続けられているようだった。
お互いが初体験で、お互いが自身の感覚の操縦に苦心することになってしまった。

「ねぇ…動いたら、私も気持ち良くなるかな…」
フルフルと背中を震わせながら、カナミがポツリと漏らした。
「えぇっ!…ちょっ…動くって…」
とにかく我慢することでいっぱいいっぱいになっていたマサヒコにとって、
それはとんでもない提案に思えた。
「だって…お兄ちゃんのビデオ見たら、女のこうやって上に乗って『あんっ!…あんっ!』って…」
「いやでも…それはプロの…」
素人にはお勧めできない。
と言うより、今のマサヒコにとって、そんなAV女優みたいに激しく動かれたら確実にアウトだと思われた。
「でも…このままじゃ、私痛いだけだし…」
「うぅっ…」
それを言われると、マサヒコも辛いところがあった。
やはり、ここは自分が限界を超えて耐えるしかないようだった。
そう考えるマサヒコはフェミニストだった。


「確か…こうやって…マサくんの手を…」
そう言いながら、カナミはマサヒコの手を自分の腰に添えさせた。
「うぅっ…ゆっくり…ゆっくりですよ…」
腰に触れたとき、カナミの肌がスベスベだったのが、またマサヒコを惑わせたが、
一言呻いただけで何とか持ちこたえた。
頑張ろうとは思うけれど、やはりそんなに長く耐えられるとは思えない。
射精しそうになったら、素直に言おう、下手に我慢しようとしてし切れなかったら大変だ。
マサヒコはそう考えを纏めた。
「い…いくよ…マサくん…」
カナミがゆっくりと腰を動かし始めた。
ただ、いきなりAV女優のように激しく上下に動かすことなどできず、
ゆっくりと、優しく前後に動かす。
「うぅっ…うっ…」
しかし、それだけでもマサヒコにとっては初めての感覚。
また、波が込み上げてきた。
カナミの腰に添えられた、マサヒコの手に、思わず力が込められる。
「うわぁ…マサくんのすごい…カチカチだよぉ…」
カナミが腰を前後にスライドさせると、腹の中ででマサヒコのペニスが動き回る。
極限まで張り詰めた硬い肉棒が、カナミの膣内を掻き回す。
「あぁ…何かいいかも…」
ここに来て、ようやくカナミにも快感が現れ始めた。
腰を動かすことで、マサヒコの硬いペニスが膣壁のあちらこちらに触れ、
中で膣襞を捲るように擦り上げる。
痒いところに手が届いたような感覚。
マサヒコのペニスが、膣内の新たな部分に触れるたびに、カナミの背筋にもゾクゾクとした快感の波が襲い来る。
「ダ…ダメですよ…そんなに動いちゃ…あぁ…」
カナミの腰の動きが徐々に速度を増していき、スライドする幅も大きくなっていく。
たっぷりと含まれた愛液によって、膣壁に吸い付いたまま、
マサヒコのペニスが様々な方向へと強引に捻じ曲げられる。
ただでさえ、込み上げてくる波に耐えているところなのに、これでは堪らない。
「だって…だって…段々気持ち良くなって来るんだもん…」
クチュクチュと卑猥な音を立てながら、カナミの腰がマサヒコの上を動き回る。

「はっ…はっ…はぁぁ…」
そして、今までよりも高い声で荒く息をつきながら、腰を横に動かしたり、「の」の字に回したり、
自分の中のいろんなところにペニスが当たるように動きに変化をつけていく。
「うぁぁ…ダメです…もう…もう…」
カナミの気分が乗っていく一方で、その腰の動きはマサヒコにとって凶悪な刺激だった。
堪らなく射精感が込み上げてきて、マサヒコは身を離そうとして、カナミの身体に手を伸ばした。
「やんっ!…マサくん…」
だが、触れたところが悪かった。
無我夢中で伸ばしたマサヒコの手は、カナミの胸に当たっていた。
「うぁぁぁ!…ごめんなさい!…」
控えめながらも、プニッとした確かな女性の柔らかさが、マサヒコの掌を襲う。
それが余計にマサヒコを昂らせ、マサヒコは慌てて手を離した。
「ごめんね…マサくん…私、貧乳だから…おっぱい気持ち良くないよね…」
シュンとした表情で目線を落とすカナミ。
「えぇ!いや…そういう意味ではなくて…あぁっ!!」
必死で否定するマサヒコ。
胸から手を離したのは、自分の感覚が耐えられそうに無かったからであり、カナミのせいではない。
「ごめんね…でも、その分こっちで頑張るから…」
そう言って、カナミは懸命に腰を動かす。
頬をピンクに染めながら、「はぁ…はぁ…」と息をつきながら、健気に腰をスライドさせる。
マサヒコの身体に訪れているピンチには気付いた様子も無い。
「ヤ…ヤバいです…もう…うぁぁ…」
もう、マサヒコは限界を超えて我慢している気がした。
自分の陰嚢が、射精したくてピクピクと痙攣しているのがわかるほどだ。
早くカナミの腰をどかさないと、大変なことになってしまう。
マサヒコは懸命に手を伸ばし、動き続けるカナミの腰を直接掴んだ。
「やぁぁ…マサくんのエッチィ…」
腰を掴もうと伸ばした手は、カナミの尻にまで到達していた。
(今のマサヒコにとっては)凶悪なまでの柔らかさを持つ尻肉に、マサヒコの指が喰い込んで行く。
「うぁぁぁあ…」
柔肉の感触に惑いながら、最早離す事も出来ず、マサヒコは変な汗を流しながら必死で耐えた。
もう、まともにしゃべることも出来そうに無い。

「はぅ…はぁ…マサくん…私…私も頑張るから…」
実のところ、マサヒコの我慢の姿は、最早カナミの視界に入っていなかった。
自分の身体に次々と襲い来る快感と衝撃に、頭の中がぼぅっとして、何も考えられない。
ただ、自分が気持ち良くなりたい方へと、ひたすらに動き続けていた。
「…どうしよう…気持ち良い…このまま…上に動かしたらどうなる…かな…」
カナミは静かに腰のスライドを止めると、今度はゆっくりと腰を浮かせ始めた。
愛液にたっぷりと包まれたマサヒコのペニスが、カナミの膣内から徐々に現れる。
もう、血管が浮き出るほどに痛々しく張り詰めている。
(えぇ…そんな…まさか…)
そこまでいけば、それは確定事項であった。
亀頭の傘が、外に出るか出ないかギリギリのところまで抜き出されたところで、再びカナミが腰を下ろしてくる。
「そ…そんな…あぁぁあああ…」
また、挿入感がマサヒコを襲う。
背筋にゾクゾクと悪寒が走る。
また、カナミが腰を浮かしていく。
「うわぁ…これ良い…これ良いよぉ…」
限界を超えてカチカチになっているマサヒコの亀頭。
ペニスを抜き出すとき、その硬いカリ首がカナミの膣壁を引っ掻いていき、カナミにこの上ない刺激をもたらす。
「…も…もうダメ…もう…退いて…」
マサヒコの目が、焦点が定まらず、虚ろになっていく。
カナミが腰を上下する度に、ヌルヌルとした愛液の触感を伴いながら、膣襞がペニスを擦り上げる。
パチュンパチュンと、カナミの腰が打ち付けられる音の間隔が短くなっていく。
「あっ…あっ…マサくんのが…奥にぃ…」
勢い良く抽送されるペニスの先が、カナミの子宮口に到達した。
その瞬間、今までで最高の波がカナミを襲い、カナミの動きが止まる。
そして、そこが一番気持ち良い場所だとわかると、カナミはマサヒコのペニスにグリグリと擦り付けた。
「あ…あ……あ…」
マサヒコは最早声も無い。
一番敏感になっている亀頭の先にコツコツと何かが当たっている。
時々、キュゥッと先だけを締め付けられ、膣内で二段階に締め付けられる感覚に、
マサヒコのペニスが、カナミの膣内でブルブルと震えた。

「…マサくん…マサくぅん…何だか変なの…切ないのぉ…」
夢中で腰を押し付け続けるカナミ。
もう、完全に周りが見えていない。全身が火照って、どうしようもない気持ちになる。
カナミは上体を折って、マサヒコの顔に近付き、マサヒコの唇を奪った。
無遠慮に舌を侵入させ、欲望の捌け口を探す。
それが、トドメの刺激となった。

「くぅぅっ!!」

カナミの舌を咥えながら、マサヒコが大きく呻いた。
そして、ビクゥと大きく背を反らせながら、腰を浮かせる。
「ふぁっ!…あっ、熱ぅっ!」
突如、体内を熱い感触が襲い、思わずマサヒコから唇を放すカナミ。
熱い感触はその後も続け様に襲ってきた。
「やぁぁ…マサくん…中で…出したぁ…」
熱源は、カナミの膣内に収まっているマサヒコのペニスであった。
カナミの膣内でビクンビクンと跳ね回りながら、熱い精液を放っている。
「はぁぁ…ごめんなさい…と…止まらねぇ…うぅっ…」
我慢に我慢を重ねたが、結局耐え切れずに噴出してしまった。
膨れ上がったペニスから、今までに無い勢いで精液が飛び出して行き、苦しげな表情のマサヒコ。
子宮に貼り付いたまま、一番奥のところで射精が続いている。
ムクッと亀頭が膨れ、ビュルッと精液を膣内に吹きかけると、また元に戻る。
それが、カナミの膣の一番奥で小刻みに繰り返される。
熱い粘液が、子宮口を割り開いて、子宮内に直接溜まっていくようで、
カナミは眉間に皺を寄せながら、必死にその熱に耐えていた。
「熱い…熱いよぉ…マサくぅん…」
膣内で射精が始まった瞬間に、すでにカナミの腰は砕け、マサヒコに圧し掛かるように身を預けている。
子宮内にマサヒコの精を受け入れながら、カナミは堪らなくなってそのままマサヒコにしがみ付いていた。
「はぁ…はぁ…マサくん…」
「カ…カナミさん…うぅ…」
二人の感情は極限状態に有り、どちらとも無く、また二人は唇を重ねた。
やがて、マサヒコのペニスの脈が、静かになっていった。



「……射精…終わった?…マサくん…」
ゆっくりと唇を離したカナミが語りかける。
その目の先にあるマサヒコの表情は穏やかになっていた。
「はい……ごめんなさい…オレ…大変なことを…」
改めて、膣内射精してしまったことの罪悪感がマサヒコを襲う。
しかし、だからと言って、青褪めて慌てるような感情は起こらない。
逆に、ある意味腹が据わったような感覚だった。
「ホントだよ…もう、私のお腹の中…マサくんのでグチャグチャ…」
まだ実際に見てもいないのにそう言うカナミ。
感触でわかるのだろうか。
「うぅぅ…」
大量に射精してしまった事が、何だか気恥ずかしく感じるマサヒコ。
顔を赤らめたまま、俯いてしまう。
「…ふふふ…やだ…大丈夫だよ…今日は安全日だから…」
「え…?…」
「大丈夫、大丈夫…私だってちゃんと考えてるから……じゃなかったら、誘ったりしないよ…」
カナミの言葉が、マサヒコを安堵させる。
と、同時に、今自分が抱きしめているカナミの肌の感触がはっきりと伝わってきて、またマサヒコは顔を赤らめるのだった。

「…で?…どうしようか?…マサくん…」
「な…何が…ですか?…」
「またまたぁ…とぼけちゃって…マサくんの…まだ大きいままだよ…」
「うぅっ…」
実は、まだカナミの膣内に収まったままのマサヒコのペニス。
それが未だ硬質化した状態のまま、芯を持っていることは、カナミに充分伝わっていた。
「…見てみる?…ほら…」
カナミは震える膝に力を込めて、ゆっくりと腰を浮かせた。
自らの精液と、泡だったカナミの愛液とに包まれ、白く濁った色のペニスが露わになっていく。
カナミの膣口から完全に抜き出されたとき、カナミの性器とマサヒコの性器との間には、何本もの細い糸が引かれた。

「うわぁ…」
カナミが感嘆の声を漏らす。
白濁した卑猥な姿を晒しながら、マサヒコのペニスは真っ直ぐに伸び上がり、ピクピクと跳ねている。
まだ、何かを欲しているように。
「すみません…何だか、身体が火照っちゃって…」
マサヒコもこんなことは初めてだった。
普通、射精した後は、ペニスも力を失って縮んでしまうもの。
それが、まだこんな状態にあるということは、膣内射精が余程興奮したのか。
「へへへ…マサくんも思春期…」
「うぅぅ…」
カナミの言う通りだった。
今のマサヒコは、歳相応の男子らしく、欲望に忠実になっている。
「で?…それでどうやって帰るつもり?…」
「えぇ…そ…それは…」
「えへへ…冗談だよ…冗談…」
カナミはそう言うと、マサヒコに背中を向けて、うつ伏せに突っ伏した。
「いいよ…好きなだけ出して…今日はホントに大丈夫な日だから…」
そして、軽く尻を突き上げながら、自らの手で大胆に陰唇を拡げてマサヒコを誘う。
僅かに拡げられた陰唇の間から、赤く充血した膣口が覗いた。
「うぅ…そんな…」
遠慮するような素振りを見せながらも、その淫猥な眺めに、マサヒコは逆らえなくなっている。
マサヒコが近付き、カナミの尻に触れる。
「早くぅ…漏れちゃうよ…」
マサヒコの手の感触に反応したのか、カナミの膣口がヒクヒクと震え、中からトロリと白濁した液が顔を覗かせた。
「…わ…わかりました…いきます…」
自分が出した精液が逆流してきている姿に妙な気恥ずかしさを感じ、
それを埋めようと、マサヒコは自分のペニスを持って、その膣口に近付けていく。
「うく…マサくんのが…また…入って…」
マサヒコは一気に腰を進めて、一息に根元まで挿入した。
また、ゾクゾクとした感覚が背筋を襲う。
この挿入感には、いつまでたっても慣れることが出来ない。

「うぅ…さっきとは全然違う…」
初めての後背位での挿入。
騎乗位での挿入とは、全く逆の方向にペニスが折れ曲がり、膣内で当たる場所も逆になるので、
全く新しい感触であると言えた。
しかも、勃起の方向にも逆らった形なので、抵抗感が凄い。
「やだ…さっきよりも深い…」
違う感触を感じたのは、カナミも同じだった。
しかも、今度は先程よりも容易に、ペニスが子宮口まで到達している。
いきなり一番感じるところに当たったことで、身震いがカナミを襲った。
「カナミさん…ごめんなさい…」
「え?…なに?…」
「やっぱり…あまり持ちこたえられそうにないです…」
そう言いながら、マサヒコはカナミの腰を左右両側から挟むように掴んだ。
「だから…一気にいきますよ…」
カナミの腰を掴むマサヒコの手に力が込められる。
「うん…わかった…思いっきり…突き切っちゃって…その方が、気持ち良いかも…」
カナミは、身構えるようにシーツをキュッと握った。
カナミからしてみれば、マサヒコの動きが充分に見えないことが、余計に羞恥心を増し、
胸の高鳴りが大きくなるように思える。
意識するあまり、自分の性器のまわりだけ、やたらと敏感になっているように感じる。
そんなカナミの下腹部に引き波が襲い来る。
「はぁぁ…ぁぁ…」
マサヒコがゆっくりとペニスを引き抜いていくと、カナミの口から自然と甘い声が漏れ出した。
自分でも意識する前に、もう声が出ていた感覚だった。
「ふぅぅ…ぅん…」
そしてまた、マサヒコのペニスが奥深くまで挿入されてくる。
精液と愛液とが混ざり合い、グチャグチャになっているカナミの膣内は、
初めのときよりもずっと容易にマサヒコのペニスを受け入れた。

そしてまた抜き出される。
また挿入される。
動作を繰り返しながら、徐々にその速度が増してくる。
「はっ…はっ…はぁぁぁ…」
カナミの口から断続的に声が漏れ続ける。
『一気にいきます』と言った通り、マサヒコが腰をグラインドするスピードは、如実に速まっていった。
もっとも、先程初体験を終えたばかりで、まだまだ拙い、単調な動き。
ただ、それでもマサヒコは自分が出来得る限りの激しい動きで、カナミを捉えようとしていた。
「…す…すごい…気持ち良いよ…マサく…あっ!…んん…」
カナミがまた一つ身震いした。
同じく経験の少ないカナミにとって、単調な動きであっても、続け様に子宮口を突かれることは、この上ない刺激となっていた。
また、先に膣内に溜まっている精液が掻き回されて、
さながら熱い媚薬のようにカナミの神経を逆撫でていく。
勢い良くペニスを抜き出されると、カリに引っ掛かって中身まで抜き出されそうに感じる。
実際、カナミの膣襞は激しい動きで解されており、マサヒコがペニスを抜き出すとき、
膣口が捲れ上がってくるように見えた。
また、その光景がマサヒコを高揚させていく。
(うぅ…すごい…全部見えちゃってる…)
後背位においては、マサヒコからの眺めはこの上ない凶悪なものだった。
自分のペニスが膣内に出入する姿がはっきりと見えてしまう。
また、カナミが尻を突き上げた格好になっていると、尻の穴まで剥き出しになり、丸見えになっていた。
しかもその尻穴が、自分がペニスを抽送するのに合わせて、ヒクヒクと拡縮を繰り返すものだから堪らない。
マサヒコは、自分にはそっちの趣味は無いと思ってはいるが、
普段決して見れない部分を、こうまで曝け出されると、否応無しに興奮してしまう。
(うぁぁ…ダメだ…もう込み上げてきた…)
一度射精した直後であることも相まって、マサヒコのペニスは過敏な反応を見せる。
堪らずマサヒコは腰を動かすのを抑え、控え目にする。
「ふぁぁあっ!…」
その瞬間、カナミの身体が続け様に二回震えた。
そして、カナミの膣口が、キュゥッと締まっていく。
「うぁぁ…な…何ですか…これ…」
せっかく休もうと思ったところで、マサヒコをまた堪らない刺激が襲う。

「ダ…ダメ…もっと…もう少しなの…」
カナミがブルブルと小刻みに身体を震わせている。
今までとは全く異質の波が、カナミを襲っていた。腰の奥から込み上げてくるような不思議な感覚。
「うぁああああ!!」
一度膣内射精してしまっていたこともあり、マサヒコは大胆な行動に出た。
マサヒコは半ばヤケ気味にペニスを押し込み、カナミの子宮を突き上げる。
「はぁっ…あぁぁあ!!」
次の瞬間、カナミは手の中のシーツをギュッと握り締めた。背筋を強張らせ、爪先まで張り詰めながら、身体を痙攣させる。
そして、それと同時にマサヒコの膝元に生温い液体がビシュッと降り掛かる。
「やぁぁ…やだ…またオシッコが…やぁぁ…」
無意識の内の失禁。
カナミは放尿を止めようと、下腹部に力を入れる。
「うぁぁ…そんな…そんなに締めちゃ…あぁぁ…」
カナミが下腹部に力を込めると、膣内に収まっているマサヒコのペニスをグイグイと締め付けてしまう。
ただでさえ無茶な勢いで突き上げたマサヒコにとって、もはや耐えられない衝撃だった。
「ううぅっ…うっ…あぁっ…」
マサヒコのペニスがまたビクビクと震えだす。
「そ…そんな…今出されたら…あぅっ!熱ぅ…」
最早制止が効かず、マサヒコの射精が始まってしまった。放尿で力が抜けていく体内に、ドクドクと熱い粘液が侵入してくる。
「うぁぁ…まだオシッコ出してるのに…中に出すなんて…ひどいよぉ…」
無防備な子宮に溜まっていく熱い精液。その熱にやられたように、カナミの肌もピンク色を帯びていく。
「あっ…あぁあぁ…」
精液を受け入れながら、カナミの身体に変化が起こった。
先程背筋を強張らせたよりも、強い波が迫ってくる。
「ウ…ウソ…イ…クぅぅっ!!…」
カナミの腰がビクビクと痙攣する。背中を折り曲がるほど激しい波が来る。
「うぐ…し…締まるぅ…」
同時に、カナミの膣全体が急激に締まる。マサヒコのペニスが入っていることなどお構い無しに、うねりを上げ、絞られる。
「はぁぁあぁっ!!ふぁぁっ!」
甲高い声で叫ぶように絶頂に達するカナミ。
「うぅぅぅっ!…も…もう…」
マサヒコは、カナミの膣に捻り上げられ、自分の中身全てが搾り取られてしまうように感じた。



「はぁはぁ…はぁ…」
射精を終えたかどうか判らないうちに、マサヒコの身体は後ろへと倒れこんでいった。
力を失ったマサヒコのペニスが、カナミの膣内から抜け落ちる。
「はぁぁ…はぁ…ふぅぅ…」
だらしなく開いたままになってしまうカナミの膣口。
やがて、無意識のうちに内側から盛り上がり、精液の塊を一つ吐き出した。
精液の塊は、水飴のように太い糸を引きながら、シーツの上へと落ちていく。
開放されたカナミは、そのままベッドに突っ伏せるように崩れ落ち、動けなくなった。
小久保マサヒコと城島カナミ。
二人とも、精液やら愛液やら尿やらで、下半身全てをベチョベチョに濡らしたまま、
失神するように眠ってしまったのだった。










「……でね、結局延長料金どころか、お泊り料金までいっちゃったの…」
「へぇ…それじゃぁ、せっかくの計画が台無しでしたね…」
月曜の朝。
小笠原高校の一教室。
城島カナミと、黒田マナカが向かい合わせに座って話し込んでいる。
「起きたらもう暗くなっててね。お兄ちゃんの夕飯作れなかったよ」
「え?お兄さんには、全部話したんですか?」
驚きの表情を見せるマナカ。
「ううん…だって、『ヤりました』なんて言ったら、お兄ちゃんヤキモチやくからね」
「ふふ…カナミちゃんったら…」
まだ教室には二人の他誰もいない。
初め、カナミの初体験報告に心底驚かされたマナカだったが、
今は興味の方が先に立っていた。
「それで…詳しく内容を聞かせてもらえませんか?」
そう言って、メモ帳とペンを取り出すマナカ。
小説のネタにする気満々だった。
「…あのねぇ…オチンチンって、最初は凄くちっちゃいの、フニャッとなっててぇ…」
「ふむふむ…」
「でもね、ちょっと触っただけでビクビクッてすぐ大きくなっちゃうの!」
「ふふふ…素敵…」
「でね!『ダメです』とか言いながら、我慢してるときのマサくんの顔が凄くかわいいの!」
「きゃー!!素晴らしいですわ!こんな身近にショタ喰いの実例ができるなんて…」
やがて、二人に近付くもう一つの影。

「お前ら…朝っぱらからなんちゅーいかがわしい話を…」
矢野アキが二人の間に割って入ってきた。
「出ましたよ…処女のひがみが…」
マナカが口元を隠して芝居がかった嘲笑を見せる。
「お前だって処女だろうが!」
言い返すアキ。
「やーい!アキちゃんは処女ー!」
「なんだその積年の恨みを晴らしたかのような笑みは…」
この上ない笑顔を見せるカナミの頬をつねるアキ。
ただ、じゃれ合っているだけだが、少し寂しい気持ちもあった。
「マナカちゃん…今度マサくんがウチに来るんだけど…」
「では、私は押入れに隠れて全てを撮影(資料集め)ということで…」
「おいおい…勘弁してやれよ…」
まだ見ぬマサヒコのことを、心底哀れむアキだった。
「ふふふ…」
「ふふふふ…」
小久保マサヒコ 15歳。
中学時代とは別な形の女難が、彼を襲おうとしていた。
本人は、まだそのことを知らない。
(おしまい)

コメントをかく


「http://」を含む投稿は禁止されています。

利用規約をご確認のうえご記入下さい

Wiki内検索

どなたでも編集できます