§ 聖夜
1997年12月24日、クリスマスイブの夕暮れ。
街は明らかに浮ついた雰囲気に支配されていた。

リョーコは、駅前の広場を早足に横切って改札に向かう。
手にした携帯には30秒前に届いたメールが表示されたままだ。
仕事が終らないので遅れる、そういう内容のメールだった。

「まったくもう、時間に厳しいくせに、大事な日に遅刻ってどういうこと?」

乗車券の自販機に小銭を投入し、乱暴にボタンを押す。

「イブの夜なのよ。遅刻したらレストランの予約席なんて無くなっちゃう」

反応の鈍い券売機にいらつき、何度もボタンを押す。

「ああ、もう。この機械も、関根先生も話にならないわ」

ようやく、券売機から吐き出された切符を掴み取ると、自動改札を抜けて、猛
ダッシュで駅の階段を駆け下りる。ホームに下り列車が滑り込んで来たところ
だ。あれに乗れば、15分で中学校に着ける。

今日は彼女の誕生日にしてクリスマスイブ。
フレンチレストランで豪華ディナーの後は、シティホテルで二人で過ごす。
それが関根先生との約束だった。人目を忍ぶ関係である二人が、羽目を外して
楽しむ夜のはずだった。

…今夜こそ関根先生にしっかり説教してやるんだ。
ちゃんと反省しないと、エッチさせないんだから!


夜の校舎。
リョーコは関根が残業している指導室に向っていた。
頭の中で、関根にぶつける文句を吟味推敲しながら廊下を歩いてゆく。

そのときだった。通り過ぎようとした視聴覚室の前で人の気配を感じたのは。

リョーコは、何気なく扉を開けて中を覗き込んだ。
暗い室内の奥から聞こえてくるのは女の喘ぎ声…え?何

室内に一歩踏み込み、奥に目を凝らす。数人の人影がビデオモニタを囲んでい
た。喘ぎ声はビデオの音声のようだ。人影の一人が立ち上がって口を開く。

「なんだ、先公じゃねーのかよ。びっくりさせやがって」

相手が懐中電灯でリョーコを照らす。その眩しさに反射的に目を瞑ってその場
に立ち尽くす。それが命取りとなった。気付いた時には、リョーコは数人の男
に囲まれていた。関根とのクリスマスデートにあわせて選んだ服は、彼女を実
際の年齢より大人に見せていた。

「ほーこれはこれは、上玉じゃないか。ここの卒業生か?」

しまった…リョーコはおもわず唇を噛んだ。
どう考えてもこのまま無事に帰してもらえそうに無かった。

『ああ〜イイッ。もっと、もっと突いて』ビデオからAV女優の声が響く。

「なあ、無修正ビデオも飽きたし、この女で楽しもうぜ」
「えー、アニキ、ヤッちゃうんですか」

男達の見た目は20歳前後。たぶんこの学校の卒業生。
クリスマスイブの夜に、彼女のいないクズ共が学校に忍び込んで、視聴覚室の
機材でAV鑑賞会でもしていたのだろう。

「チクらないように、口封じしないとまずいだろ。
 なーに安心しろ。オレのチンポをぶちこんだら、どんな女もイチコロさ。
 次からは、おねだりするようになるんだぜ」
「うひゃひゃひゃ、マジかよ!」
「アニキ、すげー」

アホだ、こいつら…リョーコはそう判断した。


「さあ、これから気持ち良くしてやっからよ。」

リーダ格の男が、リョーコの腕を掴もうとした。

「触るな、このチンカス野郎!」

リョーコは飛び退き、男達の手を逃れた。
しかし、それは時間稼ぎでしかない。リョーコは徐々に部屋の隅に追い詰めら
れていった。連中の一人が部屋の扉の内鍵を下ろした。もはや逃げ道は無い。

何か武器はないか…そうだ。裁縫セットにカッターナイフが!
これで戦えるか…相手は四人、いや五人だ。無理。

関根先生から習った護身術は伊達ではない。相手が一人なら切り抜ける自信は
ある。だが二人相手は難しいし、三人以上に囲まれては勝負にならない。心得
があるだけに限界もはっきりわかる。できるだけ時間を稼いで、助けを待つし
かない。リョーコはバッグの中を手探りして目的のものを取り出した。

「レイプされるぐらいなら、ここで手首を切って死んでやる」

カッターナイフの刃先を自分の手首に突き立てて、男たちを睨み返す。
リーダ格の男はリョーコの脅しを無視し、仲間に目配せする。

「気の強い女だな。
 おとなしく言うことを聞けば、痛い目に会わずに済むぞ」

男は野卑な笑いを浮かべると、上着の内ポケットから黒い道具を取り出した。
次に上着を脱いで腕に巻く。リョーコがカッターナイフで切りつけても、これ
ではダメージを与えられない。

「近付くなッ!手首を切るわよ」
「嘘だね、おまえは切ったりしないよ。
 そんな強い目をしてる奴は、自殺なんかしないさ」

男は間合いを詰めると、リョーコのわき腹に例の黒い道具を突き当てる。
バチッ、バチ!青白い電光がはじけて、リョーコの体を衝撃が貫く。

「ぅぐ、が…ぁ…ぁ」

まともに声もでない。体の力が抜け、その場に崩れるように倒れた。
男の仲間がリョーコの手からカッターナイフを奪い、床に投げ捨てた。

「手間かけさせやがって、お仕置きが必要だな」
「アニキ、俺、こんなの持ってるんすけど」

そういって、仲間がバイブを差し出した。

「お前、女もいないのにこんなの持ち歩いているのかよ。バカじゃねーの?」
「ひどいやアニキ。オレ、グッズマニアっすから。こんなのもあるんですよ」

次に出てきたのは手錠と口枷。

「うひゃひゃ、マジかよ」
「この女は、俺たちへのクリスマスプレゼントだ。さあ楽しもうぜ」
「「おーっ」」


非常口を示す緑色の灯りが、暗い室内をぼんやり照らしていた。
その室内の片隅で数人の人影が蠢いていた。

「う、くぅー、もうイク、出る、出るッ」

リョーコに覆いかぶさり、激しくピストン運動をする男の影。両腕は後ろ手に
して手錠を掛けられ、男の仲間達が左右の脚を強引に開いていた。
やがて上に乗った男は深々とリョーコを突くと、動きを止めた。膣の中で、男
のモノがビクビクと脈動しているのがリョーコにはわかった。

「ふうーーー」

男は、射精のあいだ止めていた息を吐き出した。
逆光のため、リョーコには男の表情が見えなかったが、
満足げな様子は伝わってきた。

「どうだ。俺のは大きくて最高だったろ」
「ヒィフェー、フェフュエフォ」(死ね、下衆野郎)

リョーコの罵倒は、口枷のせいで言葉にならなかった。
言葉のかわりに、相手を睨み付ける。
それを見た男は、ますます喜んで言った。

「へぇ、いいねいいね。その表情」

男はバイブを手にとり、リョーコの顔にペタペタと当てながら言葉を続ける。

「その反抗的な表情が、どこまで保つか見ものだな。」

そう言うと、口枷の穴にバイブを突き入れ、リョーコの口蓋を蹂躙した。
必死に舌で押し返そうとしたが、逆に喉の奥まで突っ込まれてしまった。
強烈な咳と吐き気がリョーコを襲う。

「ブゲ、ゲボッ ウゲッーー」

目から涙が溢れ、口の中には胃から逆流した胃液が溢れた。

「ほらほら、反抗するともっと辛くなるぞ」

男は心底楽しそうだった。…こいつ、ドSだ。

「次はケツ穴をいただくかな。こっちは初めてか?」

男は脅える表情を見たかったようだが、リョーコは無反応だった。
…アナルもとっくに関根先生にあげちゃったわよ。

「ふん、まあいいさ。ケツ穴にはいいものを塗ってやるよ」

男はジャケットの内ポケットから、小瓶を出した。
小瓶のフタを取ると、中身のどろりとした液体をリョーコの陰唇から肛門にか
けて垂らした。

「このクスリを塗られた女は、もうヤルことしか考えられなくなるんだぜ」

リョーコの目は恐怖に大きく見開かれた。男は満足げに笑った。


あれからどれだけ時間がたったのだろう。前も後ろも何度も繰り返し陵辱され
るうちに、リョーコは時間感覚を喪失していた。

「おお、すげー締まる。アニキ、この女のケツ穴は最高っす。」
「マンコに入れたバイブのスイッチを入れてやれ。もっと締まるぞ!」
「うあ、本当だ、すげー。バイブ持ってきて良かった〜」

グッズマニアは嬉々として背後からリョーコの穴を攻め立てた。
リョーコは関根に体を開発されていたとはいえ、二穴攻めは初めてだ。
背中側と腹側から同時に突かれる強烈な刺激に、リョーコは意識が飛びそうに
なる…絶対に感じたりするものか。こんなの気持ち良くなんか、な、い。

「おら、舌使ってチンポ舐めろよ。」

リョーコは髪の毛を鷲掴みされ、床から顔を持ち上げられた。

「ヒタイ、ヒャメヘ」(痛い、ヤメテ)
「痛いのが嫌なら、素直にやれよ。」

リョーコは口枷の穴から舌先を出して、椅子に座った男のペニスの先端を舐め
始める。

「そうだ、竿の部分もやれ。こびりついたお前のマンカスを舐め取れよ」

侮辱されても、もはやリョーコには反抗する気力は沸いてこなかった。今はた
だ、一刻も早く解放されることのみを願っていた。男性の性欲は無限に続かな
いはず。ならば、この下衆野郎共の欲望を満たし、積極的に精力を吸い取って
やれば、より早く解放されるはずだ。

「アニキ、俺、もう、出る、出るーーーっ」

アナルを攻めていたグッズマニアは、リョーコの尻を強く掴んで激しくピスト
ンし、彼女の腸内に熱いものを大量に注ぎ込んだ。…こいつはこれで3回出し
たはず。あと少しだ、こいつらの精液を全部吸い取ってやる。
全身を貫く快感に、軽くイキかけた頭でリョーコはそう考えていた。

「ほら、舌が止まってるぞ。ちゃんと勃たせろや。
 そうしたら、またオマンコにぶち込んでやるからな」

…そうだ、このチンポも早く大きくして精液を吸い取らないと。
リョーコは、男のペニスを自ら吸い込み、バキュームフェラを始めた。

「よーし、いいぞ。素直になってきたな」

リョーコはジュボジュボと音を立てて熱心にフェラを続ける。
口の中で男の竿が太く硬くなってゆく…こいつの、すごく、大きい。


背後ではグッズマニアにかわって、別の男がリョーコのアナルを試そうとして
いた。

「うひゃひゃ、ケツ穴が開きっぱなしじゃん。何本入るかな」

リョーコの肛門は三本の指を易々と飲み込む。

「うひゃひゃひゃ、もうユルユルだ」

うひゃ男はリョーコの肛門に両手の指を掛けて左右に大きく広げた。穴の奥か
らどろりとした白い精液が溢れ出て、腹側へ垂れてゆく。その先にはバイブの
根元がモータ音を響かせて揺れていた。

「うひゃ〜精子だらけじゃん。お前出しすぎ」
「悪りぃ、すげー気持ちよくて全部中にブチマケたっす」とグッズマニア。

「ブチマケじゃねーよ。キモイだろ。後から使うやつのことも考えろよ」
「俺、浣腸グッズも持ってるから、それで綺麗にしようか」

「うひゃうひゃ、そんなものまで持ってるのかよ。変態だなwwww」
「じゃあ、準備するっす…」

「もういいって。俺はマン穴でやるから」

うひゃ男はバイブを引き抜くと、かわりに自分のモノを突き入れた。
バイブの単調な刺激とは違う動きに、リョーコは嬌声を上げそうになった。
…やだ、わたし感じてる。だめ、そんなのダメ。

リョーコの意思とは関係なく、彼女の膣は男のペニスにねっとりと吸い付き、
さらに深い挿入を誘う。

「うひゃー、気持ちいい。マンコサイコー」

男は突くペースを上げてゆく。それに応えてリョーコの体の芯に熱いものがこ
み上げてくる。
…こんな酷いことされて、感じるなんて。最低だわ。

「うひゃひゃあ、もうイキそうだっー」
「おいおい、早漏過ぎだろ。塗ったクスリがお前に効いてきたかwww」

…クスリ、感じるのはそのせいなんだ。だったらいいわ、感じたっていい。

「うひゃ、この女、自分で!」

リョーコは自ら尻をふって、うひゃ男の突きに応え始めた。巨根男へのフェラ
のペースも上げた。
…ほら、早く出しちゃいなさい。あんたらの精液を全部吸い取って、早くお終
いにしてやる。

「うひゃーーー、いく、いくぞ。そら、受け取れや!」

うひゃ男は、リョーコの中へ熱く濃い精液を放つ。
リョーコは尻を高々と持ち上げ痙攣した。この夜、初めての絶頂だった。

コメントをかく


「http://」を含む投稿は禁止されています。

利用規約をご確認のうえご記入下さい

Wiki内検索

どなたでも編集できます