「世の中はすっかり秋ねえ…」
「…そうですね、あっという間に涼しくなっちゃって…」
「ところで秋といえば何かしら、城島くん」
「…スポーツの秋とか、読書の秋とか…いろいろありますね…ふぅ」
「そうね。でも秋といったらやっぱり」
「…食欲の秋ですか?」
「その通り!『天高く、馬肥ゆる秋』ね。本当に秋は何でも美味しい季節よねえ」
「……そうですね。…んっ…」
「それで、秋の味覚の代表格と言えば何かな?城島くん」
「秋刀魚とか、リンゴとか…いろいろあると…うぐっ…」
「そう、でも秋の味覚の王様といったら松茸だと思うのよ、私は」
「松茸かあ…俺も一度食べて見たいですね…丸ごと一本のやつ…ふあ…」
「松茸狩りって一度行ってみたいわよね。でも時間とお金がなかなか都合がつかなくてね…」
「…それで?…くっ…」
「…というわけでお手ごろなところで松茸狩りをしようと思ったわけよ。」
「…なるほど、ようやくこの事態が理解できました…
…って俺のムスコしゃぶってキノコ狩りって、なんじゃそりゃあぁぁぁっ!!」
「…ずいぶんと長いノリツッコミだったわね。」


「だ、だって…誰だって混乱しますよ…いきなり呼び出されて何も言わずにズボン下ろされて…
こ、こんな風に…うわっ…」
"ちゅぷり…ぺろ…"
「ふう…結構立派なモノ持ってるじゃない…毎日のオナニーで
鍛え上げた成果かしら?」
「うるせえ!」
「あら、そんな生意気な口聞いてると…こうよ?」
"ぬちゅ…ちろ…ちろ…つつぅ…"
「ふ…うあぁ…う、そ、そこは…裏筋はやめて…」
「わかった?年上にはちゃんと敬語を使わないと。」
「はい…わかり…う…うあぁっ!!」
"びゅっ……どくっ…どくっ…"
「…あら、もう出しちゃったの?…ちょっと早いわよ。」
「ふへえぇ…」



「あの…先生…もう帰らせてください…うっ…」
「(無視)…いやー、若いっていいわねえ。
さっき一回射精したくせに、もう大きくなってるじゃない…」
「あ…いや…これは…不可抗力っていうか…」
「…さてと。城島くん、ちょっと横になってくれない?上に乗るから」
「へ?…え…まさか…」
「ふふ、フェラだけで終わると思った?甘いわね、城島くん」
「あ、あの…」
「据え膳喰わぬば女の恥ってね♪」
「それは女じゃなくて男でしょうが!!」
「まあ、いいからいいから。まだ童貞なんでしょ?しっかり私がリードしてあげるから、ね?(にっこり)」
(わああ…これは…逆レイプとでも言うのか?
…このまま流されていいのかよ、俺?…ん…隣から…?)


"…ぁぁ…やめて…くださぃぃ…"
"…心配イリマセン、スグニ気持チヨクナリマース…"
"いやぁぁぁ……"

「あの…隣の化学室からも、変な声が聞こえるんすけど」
「…ああ、きっとマリア先生ね。彼女も秋の味覚を楽しみたいんだって。
女子生徒相手にクリト…クリ拾い…とか言ってたかしら?」
「うわ、ひでえ下ネタ」
「そんなことよりも、それっ」
"どさっ"
「ぐはっ…(う、馬乗りに…)」
「さてと…はじめようかしら♪」
(ああもう、誰でもいいから来てくれえ…)
"コンコン…"
「あら、誰かしら?」
(た、助かった…?)
「…あのー、小宮山先生いますか?」
(へ…この声って…?)
「ああ、入ってもいいわよ。」
(…いや、おい…まさか…ちょ…)


「しつれいしまーす♪あ、お兄ちゃん♪」
「カ、カナミ…なんでここに?」
「ああ、私が呼んだのよ。つ・い・でに」
「何ぃーっ!!つーか何のついでだ!!」
「えへ、お兄ちゃんの童貞喪失と聞いて、いてもたってもいられず
ビデオカメラ片手にやってきました!」
「あ、アホーッ!!」
「さあ役者もそろったし、もう逃げられないわよ、城島くん?」
(さ、最悪だ…)


"ピ…ピピッ…ジーッ…"
「…これでよしと。先生、カメラの準備OKです!!」
「さあ、童貞喪失の瞬間よ!!」
「お兄ちゃん、がんばって!応援してるよ♪」
「何をだコンチクショウ!!…ああ…もう…誰か…助けてぇ…(泣)」


こうして城島シンジは妹の目の前で童貞を失った。
そして隣の教室でも、ほぼ同時にマリアに処女を奪われたいたいけな少女がいたのだが…
…その話はまあいいか。

(おしまい)

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