エピローグ

「…こんなに感じるとは思わなかったわ」
ようやく身体が言うことを聞くようになった小宮山は服を元通りに着替え、
濡れたパンツは白衣のポケットにしまい、自身の愛液に濡れた実験台は
きちんと掃除をして、電気を消し、教室を後にした。
廊下を歩く道すがら、
「ギャラリーがたくさんいるとノリノリなんだろうねぇ」とか
「今度は男子生徒数人くらい集めて、ポラロイド一枚千円で撮影会でも開こうかしら」
などと思い、やけに軽くなった腰に手をやりながら小宮山は夜の闇へと消えていった。
実験室での出来事は誰も知らない。

おしまい

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