大晦日。
とある温泉宿の一室で、天野ミサキは苦悩していた。
「こいつは・・・やばいぜ」
「ふはははは!勘のいい貴様は悟ったようだな!
卒業まであと僅か!進学してしまったらマサをオトす機会は皆無!
確実に失恋するというわけだな!!」
いきなり現れ、ポーズをとりながらミサキを嘲笑する中村リョーコ。
彼女も豊田セイジを同伴して旅館へ「遊び」に来ていたらしい。
「や、野郎・・・!こんなこと言われて頭にこない奴はいねえ!」
激昂してリョーコを睨みすえるミサキ。
「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァァァ!!
貴様は将棋やチェスでいうところの詰みにはまったのだ!!」
「くっ・・・!!」
「(現実から)逃げても無駄だ!くらぇい!ザ・ワールド!!時は止まる!!」
「かかったな!RYOKO!」
「何ぃ!?」
「時が止まるということはつまり!最終回が永遠に来ないということだぜ!!」
「ま、まさか!このRYOKOがぁぁぁぁ!?」


その時イデが発動した。
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