最終更新:ID:nYR4zHMsNA 2008年06月05日(木) 20:51:19履歴
「じゃ〜ね〜、また明日、豊田っち」
「コラコラ…せめて先生をつけないか、お前ら」
「はははは、相変わらず女子生徒に人気ですな、豊田先生は」
「からかわれてるだけですよ…つっこまないで下さい、教頭先生」
「ところで…豊田先生?どうも先生に、妙な噂があるんですが…」
「え?」
「いや…文化祭のときですが、長身でメガネの美女に引きずられるようにして消えていって…。
その後、精も根も尽き果てた様子だったとか?まさか先生…」
「!!!!あ、あの!誓って!そ、そのようなことは!」
「いや、別にまだなにも言ってないんですが…そこまで慌てられると、かえって怪しいですな」
「!ち、違います…信じてください、教頭先生」
「ま、豊田先生も若いわけですから、女性とそういうことになるのを責めているわけではありません。
ただ文化祭中とはいえ、学校に恋人を招き入れるというのはいかがなものかと…。
ねえ、関根先生?風紀委員担当として、そう思われませんか?」
「…豊田先生に限っては、そんなこともないと思います。むしろ、なか、じゃなくて、その女性と
真剣にお付き合いしているからこそ、自分の職場を見せておきたかったんじゃないでしょうか?
どうです、豊田先生?な…じゃなくて、その女性とそろそろ身を固めたら」
「は、ははは…そ、そんな関係じゃないですよ。関根先生こそいかがですか?
頼りがいがあって大人の男性が良いと、りょ…じゃなくて私の友人の女性が言ってるんですが?」
「あは、ははは。え、遠慮しておきますよ」
白々しいふたりの会話を、冷めた目で見つめる女性教師がひとり。
「ふん…リョーコちゃんがあんたたちの手に負えるわけないじゃない…。
にしても、あのコにそのケがないのが惜しいのよね…素材も素質も十分なのに…ま、それより」
三浦は、机の中から写真を取り出した。そこには、スクール水着のアヤナが写っていた。
「ふふふ…気も強くてナイスバディで美人のうえ、素質もばっちり…楽しみな逸材ね…」
ごくり、と生唾を飲み込む三浦。その音と、獰猛な笑顔は、幸い誰にも気付かれなかった。
おしまい
「コラコラ…せめて先生をつけないか、お前ら」
「はははは、相変わらず女子生徒に人気ですな、豊田先生は」
「からかわれてるだけですよ…つっこまないで下さい、教頭先生」
「ところで…豊田先生?どうも先生に、妙な噂があるんですが…」
「え?」
「いや…文化祭のときですが、長身でメガネの美女に引きずられるようにして消えていって…。
その後、精も根も尽き果てた様子だったとか?まさか先生…」
「!!!!あ、あの!誓って!そ、そのようなことは!」
「いや、別にまだなにも言ってないんですが…そこまで慌てられると、かえって怪しいですな」
「!ち、違います…信じてください、教頭先生」
「ま、豊田先生も若いわけですから、女性とそういうことになるのを責めているわけではありません。
ただ文化祭中とはいえ、学校に恋人を招き入れるというのはいかがなものかと…。
ねえ、関根先生?風紀委員担当として、そう思われませんか?」
「…豊田先生に限っては、そんなこともないと思います。むしろ、なか、じゃなくて、その女性と
真剣にお付き合いしているからこそ、自分の職場を見せておきたかったんじゃないでしょうか?
どうです、豊田先生?な…じゃなくて、その女性とそろそろ身を固めたら」
「は、ははは…そ、そんな関係じゃないですよ。関根先生こそいかがですか?
頼りがいがあって大人の男性が良いと、りょ…じゃなくて私の友人の女性が言ってるんですが?」
「あは、ははは。え、遠慮しておきますよ」
白々しいふたりの会話を、冷めた目で見つめる女性教師がひとり。
「ふん…リョーコちゃんがあんたたちの手に負えるわけないじゃない…。
にしても、あのコにそのケがないのが惜しいのよね…素材も素質も十分なのに…ま、それより」
三浦は、机の中から写真を取り出した。そこには、スクール水着のアヤナが写っていた。
「ふふふ…気も強くてナイスバディで美人のうえ、素質もばっちり…楽しみな逸材ね…」
ごくり、と生唾を飲み込む三浦。その音と、獰猛な笑顔は、幸い誰にも気付かれなかった。
おしまい
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