タカトシと畑が,恋人同士となるきっかけになったあの日から,約半月が経った。
 ただ恋人同士になったとはいえ,どこかに遊びに行ったり,食事に行ったりという風に,付き合っているという訳ではなかった。
 放課後,時間と場所を見つけて濃厚なキスを楽しむという,ただそれだけだった。
 でも二人とも,そんな状態を心から楽しんでいた。
 そんなある日……
 
―――――――
 
「……んっ……ちゅ……ちゅうっ……ちゅちゅるっ……」
「……ちゅっ……ちゅばっ…ちゅっ……じゅるっ……じゅぱっ……」
 いつものように二人は抱き合い,愛し合いながら濃厚なキスを交わしていた。
 タカトシの左手は畑の胸を揉みほぐしている。
 以前,タカトシは畑にもっと深い関係を求めようとしたが,畑は今はまだ恥ずかしいとの事で,胸までならと許していた。
 一息つくために,お互い口を離した時,畑が,
「………ねぇ,タカトシ君?」
「何ですか先輩?」
「最近,真面目にキスしてくれてないんじゃない?」
「………え?何を言っているんですか?そんな事ないですよ」
「本当に?実は,私の他に誰か好きな子が出来たんじゃないの?」
「そんな事無いです!オレが好きなのは先輩だけです!」
「会長や七条さん,萩村さんの事が気になるんじゃないの?
 いつも生徒会で放課後,一緒にいるんだから」
「………確かに,生徒会に入った頃は会長や七条先輩は,性格はちょっと変わっているけど,いいなって思っていましたよ。
 だけど,今は畑先輩の事しか考えられません」
「それだったらいいけど。確かにキスばかりなのもマンネリ化して来た感じがするわね」
「まぁ……そうですね」
「………ねぇ,次のステップに進んでみない?」
「………次?………まさか,セックスの事ですか?」
「ううん。裸を見せるのは,まだ恥ずかしいの……」
「そうですか……,じゃあどうするんですか?」
「相変わらず鈍いわね。………私がお口でしてあげる」

「………『お口で』って,まさかその………フェラチオって事ですか?」
「………うん。タカトシ君と抱き合ってる時,その,当たってるの………アソコが」
「え?あの,その………気付いてたんですか?………恥ずかしいなぁ………」
「硬くしたままなのも辛いでしょ?………だからお口でしてあげる」
「でもいいんですか?急に無理しなくても……」
「………いいの。これは私が望んで言っているんだから。
 それにタカトシ君も,もっと気持ち良くなりたいでしょう?」
 そう言われると,タカトシに断る理由は一つも無かった。
「………じゃあよろしくお願いします」
「でも,学校だと人に見つかった時に,流石に言い訳出来ないわね」
 
 学校では無理と判断した二人は,どちらかの家でするというのを話し合った結果,
タカトシの家は両親もいるし,思春期な妹もいる。その点,畑の家は両親が共働きの為,夜まで家を空ける事が多かった。
 こうしてタカトシのフェラチオ初体験は,畑の家で行う事になった。
 
……………
 
「………お邪魔します。ここが先輩の部屋ですか,とても綺麗ですね」
 畑に招かれて,部屋の中に入るタカトシ。
「適当に座ってくれる?今,飲み物を持って来るから」
「ありがとうございます」
「お茶でいいわよね?……あ,タカトシ君に見てもらいたい物があるの」
 飲み物を持って来る畑。それから,畑の子供の頃の写真のアルバムを見せてもらう。
 そんな話も尽きて来た頃,畑が,
「………ねぇ,キスしよっか?」
「………そうですね」
 お互い顔を見合わせたまま,唇と唇がゆっくりと近付いていく。
「………んっ……ちゅっ……ちゅっ……」
「………ちゅっ……ちゅぱっ……ちゅっちゅっ……」
 まずは,いつものディープキスだ。
 2〜3分ぐらい経った頃,唇を離して畑が,タカトシの股間にそっと手を近付け,
「………こんなに大きくしちゃって………じゃあ……フェ,フェラチオしてあげましょうか?」
 少し顔を朱らめて言う。
「………はい」
 畑は,タカトシの股間を優しくさする。
「ちょっと触れただけなのに,すごい……脱がせていいかしら?」
 タカトシは頷く。
 畑はズボンを脱がすと,トランクス越しにタカトシのペニスが勃っているのが分かる。
「……すごい……もうこんなに……」
 トランクスもゆっくり脱がすと,畑の目の前に現れたタカトシのペニスに軽く驚く。
「……男の人の,お……,おちんちんって初めて直で見たわ……」
 畑は顔をペニスに近付けて,軽く匂いを嗅いでみる。
「…ん……んふっ………そんなに変な匂いはしないのね……」
「……まぁ,ちゃんと洗ってますから」
「じゃあ,触ってみるね?」
 畑は手を延ばして,タカトシのペニスを優しく握り,上下にゆっくりと擦っていった。
「………凄い………硬くてビクビクしてる……」
 タカトシはその動作に軽く身悶える。それに気付いた畑は,
「……!………ごめんね。痛かった?」
「いえ,驚いただけですから」
 再び,タカトシのペニスを,優しくゆっくりと扱く畑。
「……舐めていいかしら?」
 タカトシは無言で頷く。
 畑は舌を出して,竿の部分から裏筋をそっと舐め上げる。
「……れろっ…れろっ…れろっ……」
 タカトシは,生まれて初めての体験に,身を震わせる。
「………先輩……とても気持ちいいです……口にくわえてもらっていいですか?」
 今度は,亀頭を口の中に含み,舌を動かして亀頭の部分を舐め回す。
「………ん,あーん…………ちゅるっ…ちゅるっ………じゅるるっ……じゅぽじゅぽっ……」
 口をすぼめて,ペニスの半ばくらいまでくわえ,頭を前後に動かしながらしゃぶる。
「………じゅっぽ……じゅっ………ちゅるっ………ちゅるるっ………」
「……うっ……先輩の口の中、とても温かくて気持ちいいです………」 畑は,とても初めてとは思えない巧みな動きで,積極的なフェラチオをしている。
 たまに,ペニスを口に含んだまま亀頭を舌でなめ回す。
「……れろ……れろれろ………」
 口を離して亀頭を再び吸い付く。
「………ちゅぱっ……ちゅぱっ……ちゅっ………ちゅるっ……」
 手で扱きながら音を立て,亀頭に吸い付く。
「………ちゅるっ……じゅっ……じゅぱっ………じゅっぽじゅっ!……じゅじゅじゅじゅじゅ〜〜〜!!」
 上目遣いでタカトシを見ながら,
「……こっちも舐めてあげる」
 竿に左手をそっと添え,玉袋に舌を這わせたり,玉に吸い付いたりする。
「………ん……んちゅっ……んちゅっ……れろ……ちゅぱ………ちゅ〜〜〜っ」
 玉を口の中に含み,もごもごと吸い付き,玉を吸いながらカポッと音を出して口を離す。
 今度は竿のサイドを唇だけで甘噛みし,左右に唇をスライドさせ,そのまま亀頭を経由して,逆サイドへ同じように奉仕する。
「……ちゅる……ちゅっ……ん〜……ちゅぱっ……ちゅる……ちゅ……」
「……先輩,今度はもっと奥までくわえてくれませんか?」
 そう言われると,一旦,ペニスから口を離し,大きく口を開けてゆっくりと喉の奥までペニスを含み,ディープスロートをする。
「………あっ………ん……んんっ……ん……んんっ……んん〜〜〜!!……ゴホッ!…ゴホゴホッ!!
「先輩!大丈夫ですか?無理させてすみません」
「……ちょっと息が出来なくて,びっくりしたけど大丈夫よ。それに無理なんてしてないわ。タカトシ君が気持ち良くなってくれれば私は嬉しいの」
「……それにしても,何でこんなに上手いんですか?」
「インターネットでいろいろ調べたの。それで勉強したわ」
 畑は再びペニスに口を寄せて,
「……ぴちゃ……ちゅぱ……ちゅ……ろこはひもひいい?」
 亀頭を口に含みながら,そう言う。
「先輩がしてくれる事は,全部気持ちいいですよ」
「れんふひもひいいの?」
 再び,喉奥までペニスをくわえ,口から引くときに,音を立ててしゃぶる。
「…あ…んっ……んんっ……じゅずっ…じゅるっ……じゅじゅっ……じゅじゅじゅじゅじゅ〜〜〜!!」
 亀頭を舐め,今度は尿道の先を舌でつつく。
「……れろっ……れろっ……ちゅ……ちゅぱっ……んっ…んっ……」
 尿道の先を刺激され,タカトシは思わず腰を浮かしてしまう。
 畑はまた,両手でペニスを掴み音を立てながらしゃぶる。
「…んっ……ちゅるっ………ちゅるちゅる……じゅっ…じゅじゅっ……じゅっぽ……じゆっぽ……」
 口に淀(よだれ)を溜めて,その淀を垂らしながら亀頭をねっとりと舐め回す。
「……ん〜〜………れぇろ〜〜……むちゅっ…ぺちゃっ……むちゅっ……」
 裏筋にも舌を這わせる。
「………ちゆっ……ちゅぱっ…むちゅっ……ぺちゃっ……」
 ペニスを手で扱きながら,亀頭を口に含みしゃぶる。
「んっ……ちゅっ……じゅぱっ…ちゅぱ……じゅじゅっ………じゅるるるるっ…」
 手で扱きながら,おちょぼ口で舌を這わせながら音を立て,ペニスに吸い付く。
「……ちゅっ………れろっ……ちゆぱっ……ぺちゃっ……じゅじゅっ…じゅじゅっ……じゅじゅじゅじゅ〜〜〜!!」
 顔は動かさず,手で扱きながら唇と舌だけで刺激を与える。
「……ちゅぱぱぱっ!……じゅっぱ!……じゅっぱ!
「……先輩……気持ち良くて………イキそうです……出していいですか?」
 ペニスから一旦口を離して,手で扱きながら,畑は待ちに待った感じで,
「……うん!出してほしいの!いっぱい出して!」
 扱きながらペニスを半含みにしてしゃぶる。
「……じゅるっ!じゅるっ!じゅぱっ!じゅじゅっ!じゅるるっ!!!」
「もう我慢できないです!出しますよ先輩?」
「うん!出して!」
 ペニスを扱く動きを激しくしながら,舌で亀頭に最後の刺激を与える。
「……ちゅぱっ!ちゅぱっ!ちゅぱじゅぱっ!!じゅるるるっ〜〜!!!」
「もうダメです!イキます!!」
ビュッ!ビュクッ!ビュルルッ!
「………んっ!…んっ……んんっ!…んんっ!!」
 タカトシの解き放たれた精が,畑の口の中を満たしていく。
 口の中に出された畑は少し辛そうな表情していた。
「先輩,無理しなくていいですよ」
 そう言ってタカトシはティッシュを探すが、いかんせんここは他人の部屋だ。場所が解らない。
「……んっ…んんっ……こくっ……こくっ…こくんっ……」
 畑は口の中に出された精子をゆっくりと少しずつ飲み干していった。
「…んくっ……んんっ……こくっ……んくんっ……」
 タカトシの精を全てを飲み干し口を離すと,ペニスと唇の間に,精液の細い糸を引いた。
「……男の人の精子って変わった味なのね………」
「……先輩,無理して飲まなくても良かったのに……」
「……でも,男の人って飲んであげると嬉しいんでしょ……まだ汚れてるわね。綺麗にしてあげる」
 そう言うと畑は,タカトシの精子と淀で汚れているペニスに口付ける。
「……ちゅっ……ちゅっ…じゅるっ……じゅじゅるっ……じゅじゅじゅっ〜〜……じゅるるるっ〜〜〜……」
 イッたばかりのペニスに口付けて,尿道にまだ残っている精子を吸い上げる。
 さっきとは違う感覚にタカトシは身悶えする。
「……じゅじゅっ………じゅぽっ……じゅじゅるっ……ずじゅじゅ……じゅじゅ〜……じゅるじゅるっ………じゅじゅじゅ〜〜!!」 
「…先輩……そんなにされたらまた………また,イッたばかりなのに…………イ,イキそうです………」
「……じゅじゅじゅっ!……じゅるっ!……じゅぱっ!……じゅるるっ!!……じゅじゅ〜〜〜!!!
「……先輩!もう我慢できません!!イキます!!!」
 そう言って,タカトシは畑の頭を手で押さえ,腰を前後に激しく動かす。
「……ん!…んんっ!!………じゅぱっ!じゅぱっ!…ちゅりゅっ!……じゅるっ!!………じゅじゅじゅじゅっ〜〜!!!」
ビュクッ!!ビュルッ!!ビュクビュクッ!!!
「………ん〜〜〜!!……ん〜……ん〜〜……んくっ……んくっ……んぐっ……んぐっ………じゅっ……じゅじゅっ……じゅじゅじゅっ―――――――――」
 
……………
 
「……はい。綺麗になったわよ」
「……先輩,とても気持ち良かったです!」
「そう?頑張った甲斐があったわ」
 恥ずかしくも,嬉しそうに畑は答える。
 その色っぽい畑を見た,タカトシのペニスは,ムクムクと再び勃って来た。
「……あら,またこんなに硬くなって………何度でもしてあげるね………」
「……あ……ん………ちゅぱっ……ちゅるっ……ちゅっ……――――――」
 
 
 今はまだ決して,他人に知られる事が許されない関係。(アリアにはばれているが)
 だけど二人にとってそんな障害がもっと心を強く結び付けるだろう。
 
FIN.

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