最終更新:ID:BnR2Wm8y6g 2008年06月08日(日) 13:09:03履歴
「おはよう、ヒロキ君」
「おはよう、エリコさん」
「………」
「やっぱまだ照れます?」
「だって昨日まで私は井戸田君って呼んでたし、あなたは三瀬さんって呼んでたし……
そんなにすぐには、慣れないよ」
「恋人になったんだから、名前で呼び合おうって昨日言ったのはエリコさんじゃないですか」
「………そうなんだけど……あは、改めてだと、その、なんだかちょっと、ね」
「でも、照れてるエリコさんも可愛いですよ」
「!!!もう、年下にそんなコト言われても、嬉しくなんかないモン」
「へへ、そんな風にちょっと怒った顔も可愛いですけど」
「……え?い、井戸田君?」
「ダメっすよ、エリコさん?名前で呼ぶって決めたんだから……だから名前で呼んで下さい」
「あん……いや……耳舐めないで……くすぐったい」
「へへ……そう言いながら?」
「あ……ダメ、そこ」
「おっぱい弱いですよね、エリコさん?ホラ、もう乳首コリコリだし」
「や……井戸田君、エロオヤジみたい、あ!やン……」
「あとここは……」
「!やッ!ダメッ!……あ、ゴメン」
「……一晩たちましたけど、やっぱり痛かったりします?」
「ゴメン……私、はじめてだったから……まだちょっとだけ、あの……違和感があるっていうか」
「謝らなくても、良いです。俺、頑張りますよ。エリコさんに気持ち良くなってもらうように」
「……出来たら他のトコロでも頑張って欲しいんだけどね、お仕事でとか」
「ぎゃふん」
「って古いよ〜〜〜、ヒロキ君」
「ははっ、やっと名前で呼んでくれましたね?」
「あ………もう、乗せるの上手なんだから……」
「昨日乗ったのは俺の方だと思うんですが」
「またオヤジギャグ〜〜〜」
「すいません……怒りました?」
「ちょっとだけね。ふふ、でもこういうのも恋人っぽくていいかな?じゃ、私ゴハン作るから」
“ちゅ”
「?ひ、ヒロキ君?」
「今日は休みだし……もう少し、このまま……」
「…………でも」
「本当は、一日中エリコさんを見てたいけど……もう少しだけ」
「………私なんて見てて、何が面白いの?全然可愛くないし、地味だし、華もないのに」
「エリコさんは可愛いですよ。それに俺の好みにバッチリだし」
「?好み?」
「癒し系のお姉さんで隠れ巨乳っていう…………イテ!」
「もう……冗談なんだか、本気なんだか分らないよ、ヒロキ君は」
「でもエリコさんのことが好きなのは、マジですから……だから、もう少し一緒にいて下さい」
「…………ウン」
小柄な三瀬のカラダをすっぽりと包み込むように抱く井戸田。
(……朝ゴハン……どうしよ?でもヒロキ君のカラダ、気持ち良い……
ふふ、でも男のひとの匂いって結構好きかも)
(エリコさんの髪………キレイだな……それに良い匂い)
そんなことを思いながら、ふたりはやがてスヤスヤと気持ちよさそうに寝息をたてはじめた。
忙しい社会人ふたりに訪れた久しぶりの休日の午前は、甘く惰眠を貪る幸せな時間になった。
どちらかが先に目を覚ますとき、恋人の寝顔を見てまた幸せに思うのだろう。
それがエリコがなのか、ヒロキなのかは分からないが。
ふたりの社内恋愛は、始まったばかり――――
END
「おはよう、エリコさん」
「………」
「やっぱまだ照れます?」
「だって昨日まで私は井戸田君って呼んでたし、あなたは三瀬さんって呼んでたし……
そんなにすぐには、慣れないよ」
「恋人になったんだから、名前で呼び合おうって昨日言ったのはエリコさんじゃないですか」
「………そうなんだけど……あは、改めてだと、その、なんだかちょっと、ね」
「でも、照れてるエリコさんも可愛いですよ」
「!!!もう、年下にそんなコト言われても、嬉しくなんかないモン」
「へへ、そんな風にちょっと怒った顔も可愛いですけど」
「……え?い、井戸田君?」
「ダメっすよ、エリコさん?名前で呼ぶって決めたんだから……だから名前で呼んで下さい」
「あん……いや……耳舐めないで……くすぐったい」
「へへ……そう言いながら?」
「あ……ダメ、そこ」
「おっぱい弱いですよね、エリコさん?ホラ、もう乳首コリコリだし」
「や……井戸田君、エロオヤジみたい、あ!やン……」
「あとここは……」
「!やッ!ダメッ!……あ、ゴメン」
「……一晩たちましたけど、やっぱり痛かったりします?」
「ゴメン……私、はじめてだったから……まだちょっとだけ、あの……違和感があるっていうか」
「謝らなくても、良いです。俺、頑張りますよ。エリコさんに気持ち良くなってもらうように」
「……出来たら他のトコロでも頑張って欲しいんだけどね、お仕事でとか」
「ぎゃふん」
「って古いよ〜〜〜、ヒロキ君」
「ははっ、やっと名前で呼んでくれましたね?」
「あ………もう、乗せるの上手なんだから……」
「昨日乗ったのは俺の方だと思うんですが」
「またオヤジギャグ〜〜〜」
「すいません……怒りました?」
「ちょっとだけね。ふふ、でもこういうのも恋人っぽくていいかな?じゃ、私ゴハン作るから」
“ちゅ”
「?ひ、ヒロキ君?」
「今日は休みだし……もう少し、このまま……」
「…………でも」
「本当は、一日中エリコさんを見てたいけど……もう少しだけ」
「………私なんて見てて、何が面白いの?全然可愛くないし、地味だし、華もないのに」
「エリコさんは可愛いですよ。それに俺の好みにバッチリだし」
「?好み?」
「癒し系のお姉さんで隠れ巨乳っていう…………イテ!」
「もう……冗談なんだか、本気なんだか分らないよ、ヒロキ君は」
「でもエリコさんのことが好きなのは、マジですから……だから、もう少し一緒にいて下さい」
「…………ウン」
小柄な三瀬のカラダをすっぽりと包み込むように抱く井戸田。
(……朝ゴハン……どうしよ?でもヒロキ君のカラダ、気持ち良い……
ふふ、でも男のひとの匂いって結構好きかも)
(エリコさんの髪………キレイだな……それに良い匂い)
そんなことを思いながら、ふたりはやがてスヤスヤと気持ちよさそうに寝息をたてはじめた。
忙しい社会人ふたりに訪れた久しぶりの休日の午前は、甘く惰眠を貪る幸せな時間になった。
どちらかが先に目を覚ますとき、恋人の寝顔を見てまた幸せに思うのだろう。
それがエリコがなのか、ヒロキなのかは分からないが。
ふたりの社内恋愛は、始まったばかり――――
END
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