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萩原雪歩は穴を掘るのが大好きである。
そして、その穴はどんどん巨大化、数も増加していき、首都圏全域のあちこちに巨大洞窟が完成していた。
だいたいの地主はその穴掘りを放置しておいた。というのもアイドルの穴だからだ。
そしてその後適当にお金を入れる箱を柱に立てかければ無人の滞在施設の出来上がりである。
勝手に工事してくれるんだから原価はただなんで別に支払ってもらえなくても困ることはない。
ちなみに、敷地内でだいたい地下40メートル程度まで掘り進み、そこから水平拡大することが多い。
地下40メートル程度まで行けばほかの施設との干渉は避けられるためだ。
もっとも、場所によっては60メートル程度までさらに掘り下げる穴があることもあるが。
当然、中で滞在した後は泥だらけになるので、入るカップルは2人入る寝袋とござが必須である。
また、まれに雪歩が拡張に来ることもあり、その間はそれ以外の人間の立ち入りが抑制される。
穴どうしがつながることもあり、そうなるとだいぶ残念なことにはなるが。

雪歩が今日も穴を掘っていた。
だいたい穴の起点から12kmほど掘った先(大体片道3時間から4時間)から今日の作業は開始である。
人払いの看板を地主に立ててもらい、いざ洞窟へもぐりこんだ。
死体くらいはお約束。壊さぬように慎重に移動する。たいてい見つけたらその後儀式を行って成仏させるのは基本事項である。
後日警察に届け出ることになる。残りの調査は警察が勝手にしてくれるので問題ない。

ところが…、
「夢子ちゃん、出すよ」
「涼、いいわよ…あぁぁぁぁぁっ!」
アイドルの秋月涼と桜井夢子がご丁寧に交わってちょうどフィニッシュを迎えたところを目撃してしまった。
(確かこの穴は特にどこにもつながってなかったはずなんだけど…)
何のことはない。穴が深すぎて脱出が間に合わないだけである。
目撃したのはまあ不幸な事故として片付けることにしたが、とりあえずよけて通した後に目的地を目指すことにした。

今日の穴掘りも無事に終わり、戻って地主にお礼をした後、警察に報告をして事情聴取を受けたら今日も帰宅である。
穴掘りアイドルとして有名になっている彼女だが、これを見て決意を固めた。
(私、プロデューサーと穴の中でああいう風になりたいです)
そうして起こした行動がいろいろとハチャメチャなことになるのはまた別の話だが…。

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