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お嬢様美希とメイドりっちゃんの身分違いの恋について妄想してみた

名家のお嬢様美希とメイドりっちゃんの身分違いの恋的な何か
りっちゃん家は代々星井家に仕えていて美希のことは幼い頃から面倒を見ているんだけど、
甘えん坊で叱られてばかりいた美希が、最近単なる好意以上の視線を自分に向けていることに
気づいて距離を置くことを決意する。

「律子!辞めてどっか行くってどういうことなの!」
「ご迷惑をおかけし、申し訳ありませんが」
「謝ってほしくなんかないの!ミキはどうしてって聞いてるの!」
「私個人の都合です。お嬢様には関係のないことですからお話できません」
「嘘!じぃ(律子父)も、ばあや(律子母)も辞めないのに、
 律子だけって絶対変なの!ミキ騙されないもん!」
「お嬢様……。お嬢様は、もう立派に独り立ちできます。
 ずっとお嬢様にお仕えしてきた私が保証します」
「ミキ、悪いとこ全部直すから!律子がいてくれないとヤ、なの!」
「……お願いですから、聞き分けて下さい」
「どうして目を逸らすの?ちゃんとミキのこと見て。ミキは、律子のこと」
「いけません。それ以上言っては」
「どうして!」
「お嬢様は、当主にふさわしい方とご結婚なさって星井家を守っていく責任があります」
「家のことなんか知らない!ミキ、好きで星井の家に産まれたわけじゃないもん!」
「そうは参りません。星井家に関わっている人間がどれだけいるかお考え下さい」
「ミキは……ミキは、選べないの?好きな人と一緒にいたいって望んじゃダメなの?」
(お嬢様がこんなにも悲しい顔を……。私だって本当は……)
「もし……もし、本当に何もかも捨てる覚悟がおありなら、私は……」
「りつ、こ……?」
(ダメよ!何言ってるの私!しっかりしなさい)
「いえ、何でもありません。失礼いたします」
「律子!!」

(これでいいの。これで……)

(律子のバカ!あんなに辛そうな顔して言ったって説得力ないの!)

(私は卑怯だわ。お嬢様のためなんて建前で、本当は私自身が、
 お嬢様から離れられなくなるのが怖かったくせに)

その日、美希は髪を切った。

一人で家を出て、芸能事務所で事務員兼プロデューサー見習いとして働く律子。
美希の誕生日には謎の送り主からおにぎりが届く。
美希の友人である水瀬伊織嬢曰く、
「”紫のおにぎりの人”って字面的に食欲わかないわよね。
 それはともかく、あれから美希は変わったわ」

人が変わったように、勉学に打ち込む美希。
そして時は流れ――。

「諸君。今日からうちに所属するアイドル候補生を紹介しよう。入りたまえ」
ババーン!!
「ミキは、星井美希だよ!ヨロシクね。律子、迎えに来たの!」
「お嬢様!?」
「星井君はハーバードを飛び級で卒業して、この若さで名門星井家の家督を継いだそうだ」
「そんな、マンガみたいな……」
「ミキが当主になったから、もう当主になる人と結婚しなくていいの」
「その発想はなかったわ……」
「だから誰にも遠慮なく一緒にいていいんだよ。
 ついでにアイドルもやることにしたから、律子にプロデュースしてほしいの」
「お嬢様……」
「待たせちゃってごめんなさい。律子、ミキと結婚して?」
「はい……」
「やったー!!」

こうして既婚実業家アイドル、星井美希が誕生した。
やがて妻にしてプロデューサーの秋月律子と二人三脚で芸能界と経済界を席巻していくのだが、
それはまた別のお話。

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