株の価値

株というのは、取引可能な時間(詳細は後ほど説明)に絶えず変化し続けます。
では、何をもって変化するのでしょう?


それでは、ある会社があるとします。その会社の株価をいま10万円とします。
それを、Aさん・Bさん・Cさんが一株ずつ持ってるとします。3人は今日の取引時間に売ることを考え
ています。
 
   Aさんは、12万円
   Bさんは、20万円
   Cさんは 15万円

で、売りたいと思っています。ここで Dさんが今日はこの会社の株を1株買いたいと思っているとしま
す。Dさんは、安く買いたいので11万円で買いたい意思を表明しました。

この時点では、取引は成立しません。売りたい人と買いたい人の値段が一致していないからです。
では、ここからはいろいろなケースで考えていきましょう

ケース1
ここで、Aさんは
  「11万でもいいや・・・ 1万円儲かってるし」
ということで、12万→11万で応じました。
ここで始めて、取引成立です。この会社の株はこの瞬間に、11万円の価値になります。

ケース2
Dさん「11万円では、誰も売ってくれないなぁ〜 仕方がない一番安く売ってくれるのが12万円だから
    12万円で買おうっと」
ということで、11万→12万で応じました。
この場合も、取引は成立しました。この会社の株はこの瞬間に、12万円の価値になります。

もうお分かりかと思いますが、株価は業績にだいたい連動しますが、最後に決めるのはそれぞれの
株主の気持ちです。Dさんがもし1株でなく、2株を「絶対に欲しい、いくらでも買う!」と息巻いていた
ら、もしかしたら11万や12万でなく15万円になったかもしれないですね。
2007年03月03日(土) 00:27:13 Modified by yungflu2000




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