衣笠彰梧『ようこそ実力至上主義の教室へ』(MF文庫J)について考察する為のWikiです。

綾小路清隆の父親。かつては権力を握っていたらしいが、現在は失脚してるらしくカムバックを狙っている。
またホワイトルームに連れ戻すために綾小路清隆の退学を狙っている。

熊本県阿蘇市出身。
憐れむほどに学歴がなく、肉体的な強さも人並み程度、忍耐力に恵まれたわけでも、努力家だったわけでもないが抑えきれずいつまでも膨張し続ける『野心』だけが人より強いと自負している。
作中でも考えは傲慢であるが極端な政治音痴、金銭感覚の欠如、行動は他人の言いなりに動いているだけである、他人の思惑を測り損なうなど致命的に頭が悪いことを示す描写が頻繁に挟まれ、ホワイトルームの責任者として首を括る役割を与えられているだけである可能性がある。


登場場面(過去)

0巻試し読みで確認できる部分あり
幼少期
53年前に誕生。
幼い篤臣を捨てて両親が蒸発したため父方の祖父母に育てられたが、家庭環境は悪く近所の大人たちが管理する農具を収容するためのトタン屋根の掘立小屋で電気もガスもなく、週に1回か2回、タライにカセットコンロで沸かした湯で風呂に入るような生活をしていた
中学時代
42〜40年前、中学に通っている間に祖父が死亡。
保険金が振り込まれて祖母とともに近くの古い民家を買い取って移り住んだ。
この時大きな城を手にした気がして喜んでいた。
高校時代
高校に進学し、おそらく37年前に卒業。
高校卒業後
高校卒業後、東京に出て、バイトを掛け持ちして働いていた。
20歳を超えたあたり親戚筋から電話で祖母が他界した知らせが来たが、自分が生きることに精一杯で興味を持てず、最低限の費用だけを支払って処理させた。
どの時期かは不明であるがホストとして働き始め、ホスト時代の客から政治家は金になる上に、権力も手に入ると話を聞いて、国民の血税で遊びまわる国会議員を羨ましく思って政治家を志した。
27-28年前
この頃までに命懸けで300万円を貯めていた。
  • ホストをしていてなぜここまで貯金が少なかったのかは不明。

25歳になって被選挙権を得るとともに衆議院選挙に出馬。
貧困の解決、綺麗な政治、少子化対策、賃金向上、NO WARなどの綺麗事を吹聴して回れば当選は難しくないと考えていたが、結果は得票数が低すぎたため供託金の300万円全額没収された。
この惨敗によって選挙に勝つために重要なのはどの組織に属するか、誰の下につくか、敵と味方を見極め長いものに巻かれることが出来るかどうかが重要だと考え、与党である市民党に入党した。
28年前
経緯は不明であるが市民党ナンバー2の直江?に目を掛けられ、市民党の後援を得て衆議院選挙に出馬し当選した。
前回の選挙から2-3年なので解散総選挙と思われる。

この後から、未成年の少女斡旋、贈賄、敵対組織への諜報活動など裏の汚れ仕事を引き受ける担当として働き、ヤクザや半グレとの繋がりも深め、少しずつ党内での存在感を強めていった。
また、直江から『持つ者』『持たざる者』という分類についての考え方を教え込まれた。

その後、議員の接待に使う場所として歌舞伎町のキャバクラを発見し、そこのキャバ嬢である美香?と関係を深め、一時期は恋人として付き合った。
この美香が仕事で寝た政治家からピロートークで聞き出した内容を篤臣に流す交換条件として店のナンバー1を徹底的に潰して美香をナンバー1に上げるという協力関係を築き、当時のナンバー1嬢を薬漬けにして排除した。
  • 政治家が利用するような店のナンバー1嬢を木端議員が排除してなぜ篤臣が無事であったのかは明言されていないが、後の発言から直江が後始末をしてくれていたと思われる。
22年前
国会議員4年目であるが、鴨川?が衆議院議員である場合には、この年度に選挙で再選していると思われる。
都心近くながら家賃10万ほどの事務所で生活をしており、この時の貯金額は1000万円弱。
  • 国会議員をしていてなぜここまで貯金が少なかったのかは不明。ヤクザとの繋がりが原因か?
  • 事務所で寝泊まりしていることから公設秘書はいないか、居ても議員会館に詰めており篤臣自身は国会議員としての仕事はほとんどしていないと思われる。

この頃には多い月には2・3度キャバクラを訪れVIP室を利用するようになっている。

1月の後半、料亭・笹川の入り口で浅間国交副大臣との会合を行う直江を待ち受けていた。
この際、経緯は不明であるが付き人ではない1年生議員の鴨川が傍におり、直江や篤臣自身の事について色々と質問をされていたが、直江の付き人としての経験による優越感と2世議員に対するコンプレックスと軽蔑から鴨川を見下した対応を取っていた。
  • なお後の経緯からすると鴨川は付き人として来ているのではなく、直江から用があって呼び出されており、国会議員4年目にもなって付き人未満の業務をやっている篤臣の方が一般的には格下である。

直江が到着し会合が始まった後、別室で鴨川を下座に据えて控えていたが中座した際に、ボディーガードともに立ち去る鬼島を目撃し、実際には直江と鬼島との会合であり、浅間は会合相手ではなく同席者であったことを悟った。

会合開始から2時間ほど経過した後、浅間国交副大臣を見送った後、鴨川とともに直江に呼ばれ、鬼島との会合内容が直江のライバルである磯丸についてであったことと、若手の鬼島が市民党ナンバー4・市民党の顔と言えるまで支持が伸びた理由を『高度育成高等学校』を打ち出したことについて告げられ、一通りおだてられた後、直江から乳児期からの政府直属の教育機関構想『人材育成計画(仮)』を見せられ、鴨川とともにその実行役に任じられた(実質的な命令)。
  • 鴨川はこの日初めて直江に関わったはずであるがこのプロジェクトに参画させられていることから、付き人としてではなくプロジェクトの責任者として呼ばれていたと思われる。
  • 直江は既に63歳であり、ここから長期のプロジェクトを裏で進めてしまうと成果が表に出るころには総理の適齢を超えてしまうことから『人材育成計画(仮)』には総理になるためではなく、なにか別の意図があったと思われる。しかし、篤臣はそれに気づかなかった。

また、この場で直江から乳幼児を確保する方法を尋ねられ、鴨川が非現実的な手段として挙げた乳幼児誘拐を間抜けな回答と評し、生まれた直後に捨てられる子を調達すればいいと回答し、直江から経済学・心理学などの各分野で表舞台から追放された天才のリストを受け取り、信頼できる人間と資金援助について尋ねたが、資金援助は一切期待するなと私費での実行を命じられ、政財界に顔が利き口が堅く信頼がおける協力者として坂柳成守と、市民党・平和党に顔が利く何でも屋として月城常成を紹介された。

鴨川について厄介な足枷と考えていたが、その後、鴨川に広く・匿名性が保てる実験施設の土地捜索を任せ、自身は坂柳相手の資金調達に向かった。

坂柳の自宅で『人材育成計画(仮)』に関する自作資料を見せた上で、捨て子などの問題を建前に財界とのパイプになるよう依頼したが、それは篤臣が政治家として国を動かしてやるべきことだと正論を述べられ一旦断られたが、自身の地位と名誉のために手柄を上げたいという野心を語ったところ坂柳は豹変し、プロジェクト施設への自由な出入りを条件にパイプとしての支援を取り付けることが出来た。
  • 篤臣と坂柳が表に出せない裏の仕事がどう政治家としての手柄に繋がると考えていたのかは不明。
  • この時坂柳から議員としての力を使えと暗に示されてそれを否定していることから『力を持っていながら、それを使わないのは愚か者のすることだ』という持論でいう愚か者になっている。

2週間後、連日飲み歩き二日酔いで苦しんでいるところに鴨川が候補地として埼玉の最寄り駅から1時間以上、バスも通っていない山奥にある製薬工場跡地を見つけたという報告を受けたが、240万円という価格に難色を示したものの、鴨川が改修工事の見積もりやモデリングなども進めていたことから仲介業者との交渉を開始した。
  • 仕事で飲み歩いていたことが示唆されているが、財界への接触はまだであるためプロジェクトとは別件か、ヤクザ相手だと思われる。
  • 何か月分の価格か明示されていないが工場跡地ということから最低でも半年分の価格と思われる。この破格の賃貸料に不満があったのかは不明。貯金の額などからすると金銭感覚がない可能性がある。

またこの時、鴨川から乳児の確保方法について確認されたが、非合法な手段を取ることを示唆し、鴨川からの質問を打ち切った。
  • 直江の前で自分が回答した結論に自分でダメ出しし、直江の前で鴨川が述べた通りの方法を取ることを考えているため現実が見え始めたと思われる。

歌舞伎町のキャバクラに顔を出し、美香に目を付けた財界人7人の弱みについて情報提供を依頼し、資産家曽根崎?がキャバ嬢に入れ込んでいるという情報を得た。
併せて佐々田?と寝て情報収集をするよう依頼し、謝礼として万札を数枚渡した。
  • 佐々田本人から一晩相手をすれば幾らでも金を出すと言われているにも関わらず寝ていない美香が、篤臣からの指示を数万円で引き受けていることからこの時点で美香は篤臣に情があったと思われる。

この後、財界から1晩のパーティで約4億の費用を調達した。

業者を脅し工賃を半額以下にした上で建物を改装し、施設がクリーンなものであると印象づけるため全て白で統一するかたちで施工を開始。
  • 秘匿プロジェクトの実施に口止め料を含めるのではなく脅しをかけて露呈しやすくした理由は不明。後の発言からおそらく直江が尻ぬぐいをしていると思われる。
  • 製薬工場の規模から考えると賃料ほどではないが4億ですら破格の安値であるが不思議に思っている様子はない。
  • また、工期から考えても綾小路の指示前から動いていたと思われる。
  • 児童育成の施設であるにも関わらず、研究者の意見を聞く前から施工に入り、児童育成に悪影響の白一色に染め上げている。
21年前
数か月後、完成した施設に『ホワイトルーム』と名付け、直後の16時から鴨川とともにその場でホワイトルーム運営を行う研究者候補6名の面接を開始。
20時ごろに面接を終え、人間性に問題がある宗谷?、人間性に問題があり医師免許を持っていないが元医者の石田?、一番まともな感性を持っていた田淵?を採用し、他の3名は落選とした。
  • 金に困っており人間性に問題がある相手に秘匿計画を話した上で、施設の場所で面接を行い、落としてその後どう対処したのかは不明であるが、元々直江の紹介という点と後の台詞から直江が尻拭いをしてくれたと思われる。
その後、鴨川から落とした名刺を指摘されて月城の事を思い出しで電話し、1時間後のアポを取り付ける。

21時頃、篤臣の事務所に現れた月城から「篤臣が倒れた場合のプロジェクト遂行役」「篤臣のサポーター役」を直江から言い付かっていることを告げられ、茨城県大洗町で死体として上がった直江に張り付いていた記者の犯人であるという疑いをぶつけ、汚れ仕事は自分の仕事であるという見当違いのプライドを見せたが、計画に参加している立場で危ない橋を渡ってどうするとなだめられた。
その後、月城に研究者人材の紹介を求めたが、逆に月城からクライアントとしての面談を受け、自分の経歴を掘り起こされたことに怒りを示したが、最終的に「知識等が足らない一面があるが、隠しきれない悪に染まった野心があるため政治家の素質として優れている」としてクライアントとして認められ、鈴懸を紹介された。
  • ただし、月城は面接前から鈴懸に事務所に来るよう伝えているため、面接も形だけのものであったことから、政治家の素質があるなども世辞であると思われる。

月城と入れ替わりで鈴懸が現れたため、面接を開始し、敬語を使わない鈴城に対してその前の面接で中途半端な敬語を使われた不快感を思い出していたが、当の鈴懸から気持ち悪い(中途半端な)敬語をやめろと指摘され、逆に面接をされ、採用を決定した。

後日、ホワイトルーム跡地で鴨川から新生児を集められたのかと問われスキームは出来ているとだけ回答。新生児の医療問題が課題と述べ鳥取の闇医者を採用したことを告げた。
この時点では鴨川が最初に述べた通り大場組に闇ブローカーから新生児を非合法に手に入れており、将来的にホームページで告知を打つことを検討していた。

3か月後、集めたホワイトルーム1期生15人をランダムに3つのグループに分け、それぞれ宗谷・石田・鈴懸に分けて3年間育てさせ、その成果でその後の方針を決めることを通知。
田淵には事前に3人の監視役となることを納得させていた。

その後の3年間は坂柳との交流を深め、ホワイトルームに注力していたため政界と距離を置いていた。
18年前
ホワイトルームの教育は上手くいっており想像以上の成果を上げているという情報を密かに流すことでいること、表向き1期生の内情を伝えていないにも関わらず、財界では知る人ぞ知る一種のステータスになっており、出資したいという財界の人間を集めるようになっており、余剰資金も獲得できるようになった。
  • 秘匿プロジェクトである以上、篤臣が密かに流した情報が表向きの発表になるはずであるがそこには頭が回っていないと思われる。

また、資産家が隠し子を抹消するために利用するようになり、2期生は受け入れスタート共に続々と希望者があらわれ2期生の3割以上は資産家の隠し子になった。
引き取った子供たち全員が3歳を迎えた時点で坂柳とともに1期生の総合テストを実施。
その際、坂柳から現場に任せたこと決断を称賛されたが、他人から預かった金であるため水泡になっても自分は困らないと無責任な回答をし、坂柳から暗に篤臣の金と同じであると窘められたが響いていなかった。
石田・宗谷・鈴懸のグループのテスト結果は、鈴懸が体罰を用いて育てた子供たちは無機質に問題を解き続け成績が飛びぬけていたことから、坂柳から認めてはいけないという忠告を、部外者の言葉として切り捨て鈴懸をリーダーとすることに決定した。
  • この際、坂柳は3歳児が小学生レベルの算数を行っていることに驚愕していたが、早期教育としては通常の範疇でありギフテッドと言われるほどのレベルではないためただの世辞と思われる。

鈴懸がリーダーに決定した後、改めて坂柳に意見を求め、ホワイトルームの子供は世の中の9割の子供よりは優れているが1割にはかなわない、人間として感情が欠落してしまうことは問題があるという指摘を受けたが、篤臣自身もそれを認めたが利権や出資者の納得を得られないことを理由に退けた。

坂柳との会話で資産家の背中をより強く推す必要があると感じたため、ホワイトルームに自分の血を引いた子を入れるパフォーマンスを行うため、この日のうちに美香に子供だけを生んでくれとビジネスライクなプロポーズを行い受け入れられた。
この時、美香は入れ込んでいるホストがいたが、それを承知の上でプロポーズであった。

この後、鈴懸を中心に難度を10段階に分けたカリキュラムを作成し、1期生は難度1、2期生は難度2が適用された。
17年前
ホワイトルーム3期生の受け入れ開始。
人数は37名未満。*1難度3のカリキュラムが適用された。
16年前
10月20日以降、出産を終えた美香に報酬兼手切れ金としての5000万円を支払い、赤子の権利を全て放棄する契約書にサインをさせた。
別れ際、美香が入れ込んでいるホストについて触れ、「1度でも私の事を好きだと思ったことはある?」と聞かれたが同情を引くための演技と解釈して切り捨てた。
  • 実際は政治家御用達のキャバクラナンバー1の立場を捨て5000万円程度のはした金で戸籍を汚すことを受け入れている、受け取った資金でホストのところに向かうのではなく家を買おうとしていることから、美香からの好意があったと思われるが、金銭感覚がない篤臣は気付かなかった。
  • この時の美香の会話から地価が上がり始めており、また篤臣はその理由を把握していることから不動産バブル崩壊直前と思われる。
手切れ金として300万を与え、美香に子供の名前を尋ねたところ、美香から当てつけとして入れ込んでいたホストの名前『清隆』を付けられたが無感動に受理した。
その後、その場を覗いていた月城から美香の処分を検討した方がいいのではないかと提案されたが、母親として存在してもらうことが重要と一蹴した。

清隆が手元に届いた日*2、鈴懸らから難度1の1期生が5歳時点で脱落率14%*3、難度2の2期生が2歳時点で脱落率6%・5歳時点で20%以上脱落見込み、難度3の3期生が1歳時時点で6%・5歳時点で25%以上脱落見込みという状況報告を受けた。
この際、鈴懸からホワイトルーム生の問題点として実体験が不足しており社会適応性が低い事とその解決法としてVRの活用を提案されて受け入れた。
  • バブル期の遅れとVRの時期が早まっていること、2年生編の推定時期が2021年であることから世界的には現実より進み、日本は現実より遅れており、世界での日本の地位は現実より低いと思われる。
その後『持たざる者』中心に集めた4期生74人には難度4ではなく、難度10のβカリキュラムを適用するよう鈴懸の反対を押し切って指示した。
直後に坂柳から電話を受け、篤臣の息子である清隆をホワイトルームに入れることに反対されたが一蹴し、逆に現在妊娠中の坂柳の娘をホワイトルームに預けるよう打診したが、断られた。
  • 4期生を全滅させる前提でやれと指示したβカリキュラムに、財界への影響力が強い坂柳の娘を入れて失敗した場合、ホワイトルームの資金調達自体が破綻するが篤臣が何を考えていたのかは不明。

11月、生後1か月の清隆を集金パーティで披露するためのパフォーマンスとして、自分の命以上に大切な我が子をホワイトルーム第4期生に送り込む姿として清隆を抱いているシーンを撮影し、清隆をホワイトルームに送るよう田淵に指示し、自分は坂柳に連絡を取った。
15年前
5期生には難度4が適用された。
このうち1名は天沢社長?が遊びの一環で作った試験管ベイビーであった。
14年前
美香と正式に離婚の手続きをしたと思われる。
12年前
清隆が5歳になった頃、4期生は13人が脱落し61人になっていた。(脱落率18%)
11年前
清隆が5歳になった頃、4期生は24人が脱落し50人になっていた。(脱落率32%)
4期生のテストで清隆が手を抜いたことに気付いたためテスト中に乱入し、『力を持っていながら、それを使わないのは愚か者のすることだ』という持論を展開し、仲間意識を持った清隆を批判したが、同期の人間が減ると経験のロスになるという清隆の主張に言い伏せられ、自分の言ったことを忘れるなと捨て台詞を残して立ち去った。
9年前
この頃、坂柳と鬼島との繋がりを疑うようになっている。
2月頃*4、田淵から清隆が0歳児からの記憶を保持している事を指して天才であると報告を受け、4期生以外の子供たちに清隆を見せて意識させるという提案を許可した。
同日、娘連れで施設の見学に訪れた坂柳に当たり障りのないカリキュラムを見せ、坂柳親子の会話を映像で監視していたが、その会話内容から鬼島との繋がりを疑っていたことが無用の心配であったと考えた。
7年前
4期生が清隆だけになる。
9歳になった清隆に複数の大人に襲わせ、殺してみろと指示を出したところ清隆が本当に殺しかけたため格闘技試験を中止。
清隆に父親であると名乗り、清隆の精神状態に変化があるかを確かめようとしたが、清隆は既にそれを知っていたため変化はなかった。
これを受けて心が完全に機能を停止していると判断し、喜怒哀楽を今から身につけさせるために環境を変えるしかないと考えつつも、方法がわからないと悩む石田に対して解明を要求した。

1月末、鴨川とともに直江から料亭笹川に呼び出され、篤臣は鴨川とともに初めてホワイトルームの報告が出き、直江を総理にすることが出来ると考えていた。
  • 直江にとって重要なプロジェクトと認識していたにも関わらず、15年近く直江に報告をしないでいいと考えていた理由は不明。
しかし、場に現れた直江から「総裁選を辞退し、鬼島に票を入れる」ことを聞かされ、鬼島ではなく磯丸を推した方がいいのではないかと提案したが、却下された。
  • この時直江は83歳であるため総裁選辞退は当然の判断であり、直江と年齢の近い磯丸も同様であるが、それに気づいていなかったことから篤臣は政治的な常識を持っていないと思われる。

また、「賛否両論あるホワイトルームプロジェクトを表に出せないことから白紙撤回」、「財界で派手に動いている篤臣を鬼島が危険視していることから、政治家としてもしばらく大人しくしておくこと」を指示されたため、直江の指示であったと言い訳をしたが、直江が指示をしていないヤクザとの繋がりや、ホワイトルーム運営資金だけでなく金を貯め込んだこと、直江が何度も火消しに動かされたことなどを挙げられ、改めて大人しくしておくよう申し付けられたが、断固拒否し、ほとぼりが冷めた頃に引き上げるという直江からの三度に渡る説得を受けて表向き受け入れた。
ただし、この時点で篤臣は自分が切り捨てられ、選挙の後援も得られなくなると感じて直江に逆らうことを決めた。
  • この時、篤臣が報告をしていないにも関わらず、直江が知るはずのない『ホワイトルーム』という名称を述べていることから、鴨川か月城が篤臣に隠れて報告をしていたと思われる。
  • また、この時点で衆議院議員になってから20年以上経っているはずであるが、後援を失うだけで議員を続けられないと考えていることから、これまでも直江の後ろ盾と市民党の後援頼りで地盤を一切作っていなかったと思われる。
直江が去った後、篤臣は鴨川に直江に従うよう指示し、自分は政治家を一旦捨てて直江の死を待ち、政界復帰後、直江の息子に報復することを鴨川に告げた。

鴨川とも別れた後、月城に電話し、鬼島が高度育成高等学校に続く第二の政策を進めており、先行するホワイトルームが表に出ることを嫌ったという話と直江が篤臣を恐れていたということを教えられて自尊心を満たした。
  • ただし上述の政治知識の欠如などを踏まえると、月城の発言はただの世辞だと思われる。

その後、直江の手が回され、多くの資産家が篤臣に背を向けた。
また、何らかの手段で議員から除名されたか、次の選挙で落選したのか、自ら辞職して次の選挙に出なかったのかが不明であるが、「政界を追放された」という奇妙な認識を持っている。
  • あるいは公職追放令のようなものが存在している世界観か?
時期不明*5
失職後、超高層1流ホテルの中層階にある宴会フロアで、ホワイトルームの運転資金獲得のためのパーティを開催したが議員時代は200人はいた支援者が60人にまで減少しており、成否に震える田淵に対して『嘘』が誰にでも使えて強力な武器であると語った。
  • この頃から、研究者であったはずの田淵は秘書のような役割になっている。

パーティで天沢社長から話しかけられ、新たに隠し子を引き取ることと引き換えに1億の支援を受ける約束を取り付け、既に預かっている5期生の娘の将来については煮るなり焼くなり好きにしてくれという言質を取った。

その他

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考察

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このページへのコメント

作者じゃなくてこの記事の執筆者についての感想だったんだけどね

1
Posted by 名無し(ID:k3Xt6X7ubg) 2024年01月24日(水) 14:28:20 返信

書いた奴の主観が強すぎて笑う
ひたすら無能にしたがる

4
Posted by 名無し(ID:k3Xt6X7ubg) 2023年11月23日(木) 01:52:16 返信数(3) 返信

ガバにしてはわざとじゃないとおかしいレベルでアホだけど
実際どうなんだろうね
作者が中卒だし、編集も全く校正してないみたいだから素で作者が頭悪かっただけって可能性もある

5
Posted by 名無し(ID:tgw4kFLe9w) 2023年11月23日(木) 12:13:15

流石におかしいところ多すぎるし、そもそも0巻が自分には何の能力もないって篤臣の無能宣言から始まってるからわざとだと思う

5
Posted by 名無し(ID:eB+KmRJV+w) 2023年11月23日(木) 16:13:40

バブル期にホストやってて300万円を貯めるのに命がけになる人間は無能としか言えない。多分まったくホストとして才能がなかったんだろう。素直に肉体労働でもやってりゃ良かった。

1
Posted by 名無し(ID:u/w/t1xTXg) 2024年02月19日(月) 17:22:29

0巻真面目に読むとほんとにただの愚か者でしかないんだけど、これガバなのか意図的なものなのかホント分からない。

8
Posted by 名無し(ID:pDDc9h512w) 2023年09月11日(月) 06:15:25 返信数(1) 返信

そんな篤臣を心酔してるらしい石上。現実が見えてないのか、演技に騙されているのか、もしくは本当は心酔なんてしていないのか

6
Posted by N 2023年09月11日(月) 07:42:46

0巻で小物と判明した男

7
Posted by 名無し(ID:/JORkVsvzA) 2023年07月13日(木) 03:40:48 返信数(3) 返信

無能なピエロ説は正しいのか

5
Posted by 名無し(ID:PMunKAh9Mw) 2023年07月13日(木) 07:52:52

松雄親子を始末したのもフェイクの可能性?

3
Posted by 名無し(ID:/tHO+exAjw) 2023年08月02日(水) 10:04:10

ラスボス候補筆頭だったのに

4
Posted by 名無し(ID:hbAqVh+sIA) 2023年11月05日(日) 03:00:11

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