衣笠彰梧『ようこそ実力至上主義の教室へ』(MF文庫J)について考察する為のWikiです。

綾小路篤臣に仕えていた執事松雄の息子で綾小路清隆と同学年。
苗字は7巻・2年生編3巻では「松雄」だが、2年生編8巻では「松尾」になっている。
全て伝聞という形での登場であり、清隆と直接会ったことはない。

現時点で判明している情報

松雄父が語った情報

松雄が40歳を過ぎて始めて授かった子供で、誕生と引き換えに母が亡くなっており、松雄が男手一つで育てていた。
松雄曰く、誰より自慢の息子で、偉くなって父親に恩を返すのだと日々勉強に励んでいた。

綾小路篤臣が語った情報

父の松雄が篤臣に逆らって清隆に高度育成高等学校の存在を教え、父親の意向を一切無視して入学の手続きを勝手に進めたため、懲戒解雇にされた。
その後、難関の試験をクリアして有名私立高校に入学したが、その後退学した。
(清隆の推測では、篤臣の言葉選びが間違っているだけで、実際は退学ではなく入学取り消しとしている)

その後も、性根が腐ることはなく、別の高校に入学することで再起を図ったが篤臣が進学先を徹底的に潰し、父の松雄も悪評を垂れ流して再雇用を徹底して封じたため、行き場を失い息子は無職となった。
(受験が終わった後に再入学の意味が不明であるが、途中編入をしたということか?)

その後、1年生編の11月に父の松雄が篤臣への償いとして焼身自殺した。

ただし清隆が入学したことは篤臣の計画通り*1であり、上述の通り篤臣の言葉遣いが実際に高校入学に介入した者の発言と思えない誤りを多用していることから作り話である可能性がある。

七瀬翼が語った情報

7巻で綾小路父が語った話と同様の話をした後、その続きを語っている。

幼稚園から中学校卒業まで勉強も遊びも習い事もずっと一緒であった七瀬の1つ年上の幼馴染。
何をやっても七瀬より上手であり、七瀬にとって目指すべき憧れの人だった。

*2を追われてからも、アルバイトを始めて会える時間は減ってしまったが、進学を諦めても、お父さんをなくしてもどこまでも前を向いて頑張ろうとして、七瀬の前でも諦めないと言って笑っていた。

2月14日の夕方、栄一郎のアパートを訪れた七瀬に生に縋り付くことを諦めた姿で発見された。
(2年生編3巻「七瀬翼の独白」の描写を踏まえると首吊り自殺である)

その他

疑問点

松雄栄一郎は実在しているのか?
  • 実在したとして本当に死んでいるのか?
    • 清隆の入学が篤臣の計画通りであるため、松尾親子が殺される理由がない。
  • 本当に死んでいたとしても、本当に七瀬の幼馴染なのか?
    • 網倉の幼馴染が栄一郎という説がある。
  • 七瀬が見た栄一郎の影はなぜ揺れていたのか?
    • 自殺した直後であり、七瀬は救命を忘れて見殺しにしてしまった?
    • 自殺ではなく七瀬自身が吊るした?
    • 吊るされる現場にいた?
    • そもそも栄一郎の影ではなかった可能性。
      • 七瀬翼の独白では栄一郎の事であると明言はされていないため、別の人物だった可能性もある。

考察

  • 七瀬の話は篤臣の話と同じ部分があるため、篤臣の話が嘘である場合は七瀬の話も嘘になる。
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このページへのコメント

読んでて本当に悲しくなった

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Posted by 名無し(ID:iEBcbJG8vQ) 2023年08月11日(金) 07:19:47 返信

難関校に合格していたため、学力はかなり高いと思われる

5
Posted by 名無し(ID:3TbBDHIVHA) 2023年08月08日(火) 06:30:49 返信数(1) 返信

Aクラス相当の学力かな

2
Posted by 匿名さん 2023年08月10日(木) 16:28:13

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