いわゆる慰安婦(日本軍性奴隷)について知り、考えるためのFAQです。

否定派の主張

かつての日本兵、我々の祖父たちは、祖国や家族を守るため、命懸けで戦った。平和な時代に生きる我々が、彼らを「強姦者」と非難する資格があるのか。

反論

見方を変えれば、日本兵もまた被害者であった

確かに現在老齢の元日本兵を何十年も前のことで責めるのは酷かもしれません。
彼らの多くは、日本が平和であれば普通の社会人・家庭人として生涯を過ごしたことでしょう。そのような彼らがなぜ戦地で非道な行為に手を染めたのか。
これまでに紹介したように、日本兵の多くは過酷なストレスに晒されていました。無茶な行軍で休暇も与えられない。補給も充分ではなく、現地で徴発(実際は略奪)せざるを得ない。また、軍隊では個々の兵士の命は軽んじられ、「陛下から賜った」備品 を無くしただけでも猛烈な体罰が加えられるような非人間的な環境でした。その鬱憤が、より弱い立場の現地女性や慰安婦にされた女性たちに向けられました。いわば「弱い者たちが さらに弱い者を叩く」という現代にも見られる「人権侵害の負の連鎖」が起きていたのが当時の状況です。現在慰安婦問題を取り上げる意義は、その責任を単に個々の兵士にのみ押し付けるのではなく、その構造を明らかにして問題意識を共有し、同じような悲劇を繰り返さないよう努める、という点にもあるのではないでしょうか。

ここで、元慰安婦の宋神道<ソン シンド>さんの言葉を紹介します。とある講演の後に「日本兵が中国でどんな酷い事をしたか教えて欲しい」と質問してきた若者に対して宋さんが「一喝」した言葉です。

「兵隊さんだって可哀そうだったんだぞ。誰が好き好んで戦争さ行くだ。国には父ちゃんも母ちゃんも妹だっていたべ。それが戦争さ行かされて目の前には死ぬ事しかねぇんだぞ。兵隊さんだって頭おかしくなっちまうだろう。戦争起こした人間はぬくぬくしてて、オラ達みたいな下っ端が皆ひでぇ目に遭うんだ。このままいくと日本はまた戦争を起こす。そうなったら、お前は戦争に行って人を殺すんだ。お前が殺されるんだ。だから、日本がまた戦争しないようにお前が頑張らないでどうするんだ、オラみたいな可哀そうなオナゴを作るな!」
(ドキュメンタリー映画「在日朝鮮人『慰安婦』宋神道のたたかい オレの心は負けてない」パンフレットより引用)

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