エロパロ板「おむつ的妄想」スレッドに投下された作品のまとめwikiです。

 早朝の子供部屋に、朝日が照らす小さな二つ影が揺れていた。小さな影の主はベッドの上でうつぶせになっている。薄いピンクのベビードレスに、艶やかな長い髪。まるで童話のお姫さまみたいな佳純は、穏やかな表情で眠り続けている。それを覆ううもう一つの影、弟の素直の手が佳純の身体に触れているのに、深い眠りの中にいる佳純は微塵も反応を見せなかった。

「ほんと、いつまで経ってもガキなんだからさ」

 からかうような軽い口調で不平を吐くと、素直は佳純のベビードレスの裾をめくりあげていった。16才の少女の身体は胸も脚もすっかり大人びており、佳純も色気を出したつもりか、ブラジャーも濃紺のレースといった大人の性的魅力を強調したものになっている。それに比べて、佳純の下半身を包んでいたのは酷く倒錯した幼い下着――おねしょをたっぷり吸い込んだ、テープ留めの紙おむつだった。素直がテープを剥がしていくと中からはむわっと生温い湿気が溢れ、びしょびしょに濡れた少女の幼い花弁が露わになる。つるつるの無毛、恥核もつぼみに隠れたままの幼い身体は、おむつに蒸れたおもらしのアンモニア臭も相まって、佳純が本当におむつの必要な少女なのだと言うことを露骨に示していた。
 そんな幼稚な身体でさえ、思春期を迎えたばかりの素直にとっては格好の獲物だった。面倒臭いだけだった姉の世話も、今や青い性の欲動をぶちまける格好の機会になっている。

「ほら、あんよあげてー。……佳純ちゃんの大好きな、おむちゅですよー」
「んっ、ふぅぅ……くふぅっ」
「寝ながら感じてんじゃねえよ、変態ねーちゃん」
「ふぅぅ……」

 黄色く濡れた紙おむつの上で逆さ吊りみたいに脚を持ち上げられても、佳純はまだ眠ったまま。素直は片手で脚を掴みながら、ウェットティッシュで濡れた佳純の身体を、丹念に拭いてやった。三、四才の、幼稚園児と代わらないすじのような佳純の大事な所を指でなぞると、佳純は頬を赤らめ、情けない声で喘いでいく。
 素直が佳純へとイタズラするのは、一度や二度のことではなかった。眠りの中で繰り返された密かな愛撫は、幼い佳純の身体をすっかり感じることに慣れさせている。素直の指が触れた途端、佳純の恥裂はひくひくと物欲しそうに、疼くように揺れた。黄色いおもらしに濡れたおむつの上にも、透明な滴がゆっくり零れていく。おもらしも治らない幼稚な身体でいながら、粘度を保つ秘蜜を溢れさせるようになった佳純は、夢を見ながら小さく鳴いた。おむつっ娘らしい愛らしい幼女の嬌声で、大人びた快楽を感じている。
 丁度いい頃合いを見計らい、素直はウェットティッシュを動かすのを止めた。刺激を受け続けた身体はもどかしそうに、ぴくりと波打つ。悪魔じみた笑みと共に、素直は佳純を無理矢理起こしていく。

「――起きろおおおっ! ねーちゃん、またおねしょしちゃったんだぞっ! 起きろよっ!!」
「ひうううっ!?」

 突然起こされた佳純は、飛び起きるように上半身を跳ね上げていた。目をまんまるにして、肩で息をしている。余りに唐突な状況に頭がまだ追い付いていないのか、呆然している。その内落ち着いてきたのか、素直が下を指さしてやると、佳純は釣られるように目線を下へと落としていった。
 濡れたおむつの上で丸裸の下半身を晒しているのだ。驚きで目覚めた佳純の朝は、羞恥に耳まで真っ赤に染めた、無様で嘆くものとなる。

「いい歳して弟におむつ替えて貰うとか、ねーちゃんの学校にいるの? おもらしの治らない女子校生なんて、ねーちゃんだけでしょ? ほんと、恥ずかしいよね」
「だって、だってぇ……。こんなの、わたしも好きでしたい訳じゃないもんっ……。おもらしだって、仕方ないんだもんっ……」
「好きじゃないとか、そんなの嘘だよ。ねーちゃんのおむつ替えてあげてるだけなのに――見てよ、ほら。おれの指。ねーちゃんの汁で汚くなっちゃったのにさぁ」
「ち、ちがうもんっ!! ちがうっ、それは……そんなんじゃないっ! 素直が……あんたがえっちな触り方するからっ!」
「触らなかったらおむつ替えられないだろ? それとも……おれが替えなかったら、誰が替えてくれるのかなぁ」
「……っ!」

 素直と佳純の家では、いつまで経ってもおもらし癖の治らない姉のために、一つのルールを課している。
 『いつまでもおむつがとれないなんて、恥ずかしいことなんだから。おむつをしているのが恥ずかしいことだって分かるように、おむつ替えは弟にお願いして貰うこと。それが嫌なら、おむつだって穿かせない』
 故に、素直が一度佳純のおむつ替えを拒めば、佳純はその日一日下半身全裸で生活しなければならない。勿論、穿ける服はスカートのみだ。誰かに裸を見られるかもしれない状況で一日を過ごすのだから、素直がルールを振りかざせば佳純の反抗心は容易に去勢することが出来た。覚えの悪い姉は毎朝こうして喉元過ぎたかの如く反抗を繰り返していたが、それもわがままの治らない女の子が、ぐずぐずと文句を言う程度にまで落ち着いている。怯えを映した瞳は素直の視線から逃げるように落ち着きなく揺れ、大きな胸も透明感を湛えた白い肌も、大人びた全ての要素のほうが不釣り合いな程、その振る舞いは幼女のように拙く弱く堕ちてしまう。

 淫靡な成熟の魅力を孕むベビードレスに透けてみえた紙おむつのように恥ずかしい幼稚性と悩ましい性徴を持ち合わせた佳純は、大人と子供の中間地点で奇妙に咲いた徒花であった。
 恋と愛を謳歌する大人にも、さりとて排泄さえ人に委ねる幼児にもなれず、引き裂かれていく自己に嘆き苦しむ姿は痛ましくも可憐で、見るものの嗜虐心に、油をぶちまけ、火を点ける。それが決して真摯な哲学などではなく、浅ましくも焦がれた自己憐憫だと、見るもの全てが気付くのだ。――虚妄の自己を留めるため、どっちつかずの自己を慰めるように、羞恥に涙する佳純の瞳は悲しみに沈むのではなく、倒錯に溺れる恥辱に蕩けている。大人へと進む過程にある素直も、それを言葉に出来ずとも、欲情の内に佳純の本質を悟っていた。

「ほら、佳純『ちゃん』。いつものアレ、言わなきゃね」
「ぉ……、お……む……、うぅ……」
「『かわいそうなワタシ』演じて、弟誘ってんじゃねーよこのド変態。あはは! 触ってもないのにぐじゅぐじゅしてきたよ、佳純ちゃんのまんこ。そっかぁ、やっぱり裸の方が――」
「いうっ、いいますからあ゛あぁぁっ! おねがいじま゛ぁすう゛っ! おむつっ、おむつほしいよおっ! かすみのおねしょおむつ、かえてよおっ!」
「よく出来ました。じゃあ――いっぱい、可愛がってやるよっ!」
「ひゃう――ひうううううっ!」

 気付いてないのは、他ならぬ佳純自身だ。だからこうして、素直が背中を押してやらないと、佳純は自分の欲情にさえ気付けないでいる。濡れたおむつの上で両脚を開き、欲望を膿んだ身体が本当に欲しがっているものを涙ながらに叫ぶ以外に、佳純は心の飢えを満たす手段を持ち得ていない。
 必死な哀願に狂喜に瞳を輝かせると、素直は、お漏らしに濡れた佳純の蜜壺に指を埋めていった。二本がかりで幼い柔肉を掻き分けると、狭苦しい沼のぬかるみに踏み込み、引き揚げ、熱い汁気を零しながら何度も何度も往復していく。自己を確立し、自立を果たし成長していく夢を抱きながら、未だにおむつの世話をされている佳純は、最早自慰さえも素直の手に拠って処理されていた。佳純は喜悦に幸せの絶頂にあるかのような底抜けの笑顔を見せながら、腰を浮かし、汗だくになり、口元からよだれを零して、まるで気が触れたように快楽に溺れていく。

「あ゛ぁーっ! あっ、あううう……。ひっ! ひゃううううっ!」
「やっぱ気持ちいいんだ。変態、へんたいっ!! 朝から弟に手マンされてひいひいよがってんじゃねえよこの豚がっ! なんだよほら、さっきみたいに生意気言ってみろよっ、なぁ!?」
「ごめん、な、ひゃいいっ、わらひいっ、へんたいでえ……くっ、くふうううんっ……。はああぁ……ぁん。おむちゅ、えっちなしるでぇ、ぐちゅぐちゅにしちゃう、へんらいれー、ごめんなひゃあああいっ! ひっ、ひいいいいっ! あひっ、くひぃんっ!」
「あはは! そのままイケよっ、この偽物幼女(フェイクベビー)っ! おむつではぁはぁして、漏らしながらイっちゃえよっ、この――ヘンタイ女ッ!!」
「ひっ……いいいいっ……くっ、いくっ、イ――クぅぅぅうぅっ!! ひああああああああああああぁぁぁぁぁぁっ! いああぁぁぁぁぁぁっっ!!」

 素直が蜜壺の壁に爪を立て、ぐっと力を込めた瞬間。佳純は半狂乱に泣き喚き、ベッドのシーツを握りしめながら達していった。絶頂に堪えきれずにすすり泣き、わなわなと震えた腰も力なく大量のおもらしと愛液で汚れた紙おむつの上へと堕ちていく。恥裂も締まりなく緩みきったのか、また、黄金色に輝く微かな水流を零してしまっていた。
 佳純は絶頂のたびにこうしておもらしを繰り返している。繰り返しの果てにおもらしにさえ欲情し、『おもらしをするから穿いている』おむつにさえ興奮する始末だ。
 勿論、口では肯定することはない。それよりも子供じみた感情を露わにした反論が、シンプルな首肯以上に明らかな証拠である。

「ほんと、佳純ちゃんのおむつが取れるのは、いつになるの? このままずうっとおもらしが治らなかったら、一生おむつだよね。大人になっても、ずうっとおむつ」
「毎日おもらししてたら、おしっこ臭いのが染み付いて取れなくなるんだし、いつかはみんなにもバレるかもね。佳純ちゃんがおむつの取れない赤ちゃんだってこと」
「あれ? 泣いてるの? 仕方ないか、赤ちゃんは泣くのが仕事だったね。泣いたらこうやっておもらしもキレイにして貰えるし、新しいおむつもあてて貰えるしね」

「ちがうう……ひっくっ、ちがうもん……うううっ……」

 幼女のままの下半身を拭き、汚れたおむつの代わりに新しいおむつを下に敷き、手際よくおむつ替えを進める間も、素直は佳純が望んでいるであろう『もう大きいのに、おもらししたりおむつしているなんて恥ずかしいんだ』というメッセージを、幾つかの言葉を換えながらも執拗に、まるで耳元でするように囁いてやった。ぶるぶると首を振り、露骨に『ちがうっ!』と叫ぶたびに、佳純の身体は言葉よりも雄弁に語っていく。乾いたタオルをじわりと濡らして秘蜜の染みが広がる感触は、与えた仕打ちが彼女が望むものだということを教えてくれた。
 ――もっと、もっと! もっと悦んでいる佳純が見たい!
 奉仕的な嗜虐心は、歯止めが効かない域へと素直の背を押す。自覚出来たとしても立ち止まる方が愚かだと思える程に、佳純が堕ちていく姿が、素直の心を惹き付けて放さない。

「ほら、出来たよ。姿見で見てみなよ。佳純ちゃんの、かわいいおむつ姿をさ」
「わ、たしの……おむつ……すがた……」

 半透明に透けたベビードレスの裾は、フリルであしらわれた少女趣味に飾られている。大人には子供っぽいが、うさぎや花柄が踊るおむつ姿では少し背伸びしたような印象を帯びていた。谷間が出来るほど育ちすぎた胸も、さらさらの細くて長い髪も、すらりと細いウェストときゅっとしまった小振りな腰回りも、全て大人へと向かって成長しているのに、そんな佳純本人は、穿かされたおむつに手を当てて、どうしようもなく幼い自分の姿に甘い息を吐き、恥じらいに眼を潤ませている。
 白昼夢の中で散々教え続けたメッセージを反復しているのか、まるで自分がおむつの取れない小さな子になってしまった幻想でも見ているのかも知れない。
 ――もし、夢が実現してしまえば。
 夢に焦がれて、浅ましい願いを果たそうとするなら、夢を見ることが出来た現実さえ、取り返しのつかない破綻へと至るだろう。
 佳純も素直も。姉も弟も。家族そのものを巻き込んだ、カタストロフにしか辿り着けはしない。
 ――それでも、佳純が望むなら。

「ねぇ――おねえちゃん」
「なっ……なあに……?」

 『姉』と呼ばれることで無理矢理現実に引き戻された佳純は、まるで浸っていた幻想を盗み見られてしまったかのように、反射的にびくついている。大方『姉』をやろうと、落ち着いた振る舞いに戻ろうとしたのだろうが、おむつ姿で年長者をやるのは滑稽が過ぎる。その欺瞞に気付かぬ程バカではないから、『姉』になろうとすればする程、佳純の狼狽は一層酷くなった。放置すれば、最後はストレスに耐えきれず、また泣きだすことだろう。
 素直も、そんなことは望んではいなかった。夢を見る『姉』が、本当になりたいものになれるようになればいいと、そう思ってしまったから――

「おもらししたら、すぐおれに教えてね。すぐにおむつ、替えてあげるよ」
「な、なに言うんだよっ! そ、そんなの! い、言える訳ないよおっ!!」

 素直は、佳純にささやかな誓いを立てた。唐突な宣言に、佳純はおむつを両手で押さえて、涙ながらに部屋から逃げ出してしまったが。
 部屋の隅には、先日買ったばかりの幼児用紙おむつのパッケージが三個。パッケージには三、四才程度の女の子が少し背伸びしたガーリーファッションにおむつを合わせて、にこやかに笑う写真が大きく写っている。
 佳純がそうやって、おむつを見せて笑う姿を脳裏に描くと、素直もくつくつと喉を鳴らして笑い、部屋を後にした。

 ――佳純が望む道に進むにはどうすればいいんだろうな。
 胸の内の中で、二人優しく、一緒に堕ちていく道を模索しながら。

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