エロパロ板「おむつ的妄想」スレッドに投下された作品のまとめwikiです。

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 閉鎖社会におけるメイド達の排泄管理
   〜見習いメイドのおむつ日誌〜
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1.プロローグ

「うわぁ、おっきいお屋敷……」
巨大な門の向こう側、少女の目の前にはベルサイユ宮殿を
遥かに超える広大な庭園が広がっていた。
見上げるような高さの塀は、まるで万里の長城のように
遥か彼方まで続き、外界からこの世界を隔離していた。
(こんな所、本当に来ちゃってよかったのかしら……?)
あまりのスケールに圧倒された少女は、自分があまりにも
場違いな所に来てしまったのではないかと思い、
不安げな表情を隠せなかった。

少女の名前は花嶋睦姫(はなしま むつき)。
黒髪に前下がりのおかっぱ、どんな校則にでも合いそうな
シンプルな髪型は、彼女の生真面目さをあらわしているかの
ようだった。

色々と不幸な事故が重なり、中卒で働く境遇になってしまった彼女だが、
このご時世、保護者も居ない未成年を雇ってくれる所など無かった。
疎遠な親族からは敬遠され、何処にも行く当てがなく、
途方に暮れていた時である。
捨てる神あれば拾う神あり、何の因果か運良く日本有数の
資産家である二条院家のメイドとして働く事になった。
住む所にも困っていた睦姫にとって、住み込みで働けるメイドは
まさに願ったり叶ったりであり、勿論、二つ返事で睦姫は承諾した。
ただ、何の技術も資格も経験も無く、未成年という事もあり、
正式なメイドとしてではなく「見習いメイド」という立場であった。

時間は約1ヶ月前へと遡(さかのぼ)る……


3月5日
私は都内の大きなビルに呼ばれ、オリエンテーションや簡単な
健康診断、そしてメイド服の為の採寸が行われました。
何でもメイド服はフルオーダーで作るとかで、特に採寸は
念入りに行われ、メジャーによる計測だけでなく、
“三次元レーザスキャナ”なるもので、全身をくまなく
測定されました。
こうなると心配なのは費用ですが、尋ねてみると、衣類は全て、
下着も含んで全部支給するので身一つで来てくれ、という話しです。
自分的には7号とか9号とかいうサイズでも十分なのですが、
初めての“フルオーダー”という言葉に何かワクワクします。

4月1日
大した持ち物の無い私は、本当に身一つでここにやってきました。
もう、帰るべき場所もありません。
ここに雇ってもらえたのも、“奇跡”とも言えます。

門まで迎えにきた高級そうな車に乗せられて来た所は、
大きな建屋ですが、母屋という感じでもありません。
聞いてみるとここで働くメイド達の寮、ということでした。
この大きさからすると、かなりの人数のメイドさんが
働いているのが想像できます。
さすが二条院家、この敷地の広さと建物の多さではそれだけの人数が
必要なのでしょう。

最初に連れて来られた部屋は、医務室みたいな感じの部屋でした。
病院で見かけるような診察用みたいなベッドも見当たります。
そこには、メイドさんが一人居ました。
緊張で胸がバクバクします。
これから先、何が私を待っているのでしょうか?

「これから花嶋さんのお世話をすることになる佐古瀬香澄と言います。
 花嶋さんの名前は……ええと、“むつきさん”って読むのかしら?」
「は、はい、そうです」
「とてもいい名前ね」
「ありがとうございます」
 名前で誉められたのは初めてでした。
「“むつき”さん、か……きっとこれも運命ね。
 “むつきちゃん”って呼んでいいかしら?」
「は、はい、構いません」
小さい頃は“むっちゃん、むっちゃん”とよく呼ばれてはいましたが、
この名前の何が運命だというのでしょうか?

「これから、お仕事だけでなく、住み込みの生活面も一緒に
 サポートすることになると思うけど、よろしくね」
「こちらこそ、よろしくお願いします」
先輩に向かって、深々と頭を下げました。

それから、香澄先輩は私の緊張をほぐしてくれようと
してくれたのか、少し雑談をしてくれました。
香澄先輩はとても綺麗で、メイド服が似合っていて、
身のこなしも上品で、その割りには気さくな感じもして、
とにかくとっても素敵な人でした。
私がイメージする“素敵なメイドさん”をそのまま具現化したかの
ような人で、私も先輩みたいなメイドさんに一歩でも
近づいていきたい、と思いました。
「最初はここの生活に慣れるのにも、色々と大変だとは思うけど、
 頑張ってね。私も出来る限り手伝ってあげるから」
「はい、頑張ります!」
今の私には、元気よく返事をすること位しか出来ません。

「じゃあ、早速だけど、シャワーを浴びてメイド服に
 着替えてきてくれる? 着替えは、睦姫ちゃんがシャワーを
 浴びている間に用意しておくわ」
その時です。急に、まるで川のせせらぎのような水の音が
どこからともなく、聞こえてきました。
シャワールームからでしょうか? きょろきょろして、
水音の出所を探そうとしますが、見当たりません。
先輩を見ても、特に水音の出所を探そうともせず、
悠然としています。
そんな私を見て不審に思ったのか、
「どうしたの、むつきちゃん?」
「先輩、何か水の音が……シャワールーム、
 誰か使っているのでしょうか?」
「変ねえ、シャワールームには誰も居ない筈よ。
 それに水の音なんてしたかしら?」
言われてみれば、いつの間にか水の音は止まっていました。
私の空耳だったのでしょうか?
「ほら、早くシャワー浴びてきなさい」
「は、はい!」
そうです、そんなあったかどうかわからない水音なんかより、
今はここでの生活の方が重要です。

シャワーから出ると、脱衣所には私が来た時に着ていた衣類は
全て片付けられ、代わりにメイド服と下着が用意されていました。
ブラは、白のシンプルなデザインながら、所々に繊細で高そうな
レースが使われ、私が着けていたものより、高級感の
あるものです。
タグにはメーカーの名前はありませんでしたが、サイズと私の
名前が刺繍されており、下着までオーダーメイド、という
豪華さにびっくりしました。
三次元レーザースキャナを使ってまで採寸してくれた
せいでしょうか、決して大きい、とは言えない私の成長途中の
胸にもぴったりとフィットし、快適そのものです。
キャミソールも・・・これはシルク製でしょうか?
艶がある生地に、ちょっとひんやりするけど、
スルッ、とした肌触りがとても心地いいです。

そしてメイド服。基本的には、ロングドレスのクラシカルで
オーソドックスなデザインですが、生地や仕立て、そして
控えめながらも要所要所に使われた繊細なレースや
ピンタックに高級感を感じます。

真っ黒で途中に切り返しの無い、シルエットがとても綺麗な
ロングのワンピース、肩部が膨らんだ袖に、その先の白い袖口には
まぁるいボタンが一つ。
白い立ち襟の延長した先がそのまま白いリボンになっている、
シンプルながらも、かわいいデザインです。

エプロンの胸あてには繊細なピンタックが入っており、
高級感もあります。エプロンの丈と幅もたっぷりとしたもので、
まるでスカートの上にまたスカートを穿いているかのようです。
肩紐のフリルは、まるで天使の羽のように背中側でピン、と
立っています。

そしてメイドキャップ。カチューシャじゃなくてメイドキャップ
というのがちょっと古風ですが、後ろのリボンが長めに作られており、
これも振り向く度にたなびくのがかわいいです。

足元まで隠れそうなとても長いスカート丈ですが、ひきずる事の
無い絶妙な長さに仕立てられており、裾からペチコートのレースが
ちょろ、っと覗き、品の良さの中にも細部にかわいらしい仕掛けが
施されたものでした。

ペチコートにも滑らかな手触りの良い生地がたっぷりと
使われており、スカート丈に合わせた長さといい、
これもオーダーメイドを感じさせる作りです。
パリパリに硬いパニエこそないですが、ペチコートのたっぷりとした
布地のお蔭で、スカートのシルエットを控えめながらもふんわりと
品良く引き立ててくれてます。

メイド服なんて、コスプレ衣装を除けば実際には単なる下働き用の
服なのに、と思っていたのに、ここのメイド服は、私が今まで
着てきたどんな服よりも高級感のあるものでした。

全体としてモノトーンで落ち着きのある色づかいなのに、
心は逆にうきうきとし、布地がたっぷりと使われたスカートは
自然に大きな襞(ひだ)が出来ています。
その場でくるり、と回ると、スカートがふわり、と大きく広がりました。

こんな素敵なメイド衣装を用意して貰えるなんて、
私は心がウキウキしてきました。
天涯孤独の私を拾ったくれた採用担当の方に報いるためにも、
「お仕事頑張らなくっちゃ!」と、私は心を新たに決意しました。

しかし、たった一つだけ困ったことがあります。
下着として、ブラ、キャミ、ペチコートは用意されていたの
ですが、肝心の“パンツ”が用意されていません。

他にあるものと言えば……着替えとメイド服が置いてあった場所と
少し離れた所に、ガーゼ生地のようなタオルが山のように畳まれて
積まれています。そして、その上には、何でしょうか、
薄いピンク色の布地の何かが二つ折りで置かれています。

ブルマーのお尻側を外側にして横に二つ折りしたようにも
見えますが、その大きさといい、作りといい、ブルマーでは
ない感じです。勿論、明らかにパンツでもありません。

着替えが置いてあった場所から意味ありげに少し離した
置き方といい、見慣れない雰囲気といい、「自分がいじっては
いけないもの、自分が関わってはいけないもの」というのを
感じて、少し離れて眺めていることしかできませんでした。

しかし、今、脱衣所には私しかいません。
好奇心が徐々に高まっていきます。
“あれ”は何なのでしょうか? パンツで無いにしても、
何かしら穿くものなのかもしれません。
悶々と葛藤を続け、ついに、怖いもの見たさの好奇心が
勝ちました。
私はもう一度周りを確認しました。自分しか居ません。
何かとってもいけない事をしているようで、
心臓がドキドキと高まります。
私はガーゼ束に近づくと、その上のベビーピンクの布地に
少しづつ手を伸ばします。
心臓がバクバクと爆発しそうな状態で、二つ折りの何かを
広げました。

それは、単なるブルマではなく、お腹の部分をボタンで
外して、股間を丸出しにできるような作り……
(これはまるで……)
そう、これではまるでオムツカバーです。
しかし、それは私の知っているオムツカバーと違って
遥かに巨大です。
赤ちゃんが使うにしては、あまりにも大きすぎるサイズです。
そうすると、このガーゼのような布の束はオシメ…?
オシメとオムツカバー……紙オムツ全盛期の現代にとっては、
あまりにもレトロな組み合わせで、気付くのに少し時間が
必要でした。

ここには、病気か何かで、オムツを着けなければならない
メイドさんが居るのでしょうか?
そのメイドさんはかわいそう、と思いました。
私は見てはいけない、人のプライバシーを覗き見してしまった
と思い、あわてて元に戻しました。

それにしても、まるで“デカパン”と称してもいいかのような、
おかしい位巨大なサイズでした。かなり太った人用なのでしょうか?
少なくとも、このサイズからすると私のために用意された
ものではなさそうです。少しホッ、としました。

しかし、病気とはいえ、いい歳してこんな赤ちゃんみたいな
オムツを着けなくてならないのは、どんな気分なのでしょうか?
それを想像すると、ドキドキしました。

謎の物体が、私の求めるものではないと分かると、後は聞くしか
ありません。
恐る恐る、世話をしてくれている香澄先輩に確認してみました。
「あ、あのぉ……着替えにパンツが無いんですけど…」
「パンツ? ああ、そこにオムツがあるでしょ?」
「え?」
最初は自分の耳を疑いました。
「おむ…つ……ですか?」
自分の聞き違いかと思い、尋ね直します。
「ほら、そこにピンクのオムツカバーと、オシメを沢山用意
 してあげたでしょ?」
「え? これはほかのメイドさんのものなのでは…?」
「何言ってんの、これは睦姫ちゃん専用のなのよ、ほら」
そういって広げて指した先輩の指先には、確かに同色の糸で
目立たないように小さめですが、しかしはっきり『花嶋睦姫』と
刺繍されています。さっきはあわててすぐに元に戻してしまったので
気が付きませんでした。

「うそ、私、オムツなんて必要ないです!」
「あら? 説明会で聞いてないのかしら?」
「何のことですか? オムツなんて、全然聞いてません!
 それに、私の名前が刺繍してあっても、私には
 このサイズは大きすぎます。私のオムツじゃありません!」
「ほんと? 何も聞かされていないの? まったく最近の
 オリエンテーションでは何を教えているのかしらね。
 それじゃあ、いい?手短に言うとね、ここのメイドはみんな、
 オムツを穿く規則になっているの。
 それにサイズは、布オシメを使った場合に丁度いいサイズに
 作ってあるのよ。だから大きすぎに見えるかもしれないけど、
 これで睦姫ちゃんにはぴったりのサイズなのよ」
「うそ……」
先輩の言葉にびっくりしました。
そんな変な規則、聞いていません。
オムツなんて、トイレに行けない赤ちゃんが用便を足すための
衣類であって、大人が穿くようなものではありません。
百歩譲ったとしても、トイレにまで行けない病人などが
使うものであって、トイレに行ける大人がわざわざ穿くような
ものではありません。
私だって一人でトイレに行けるのに、なんでオムツなんて
穿かなければならないのでしょうか? 納得が行きません。
「す、すみません、なんでパンツじゃダメなんですか?
 できるならば私、普通のパンツ、穿きたいです…」

香澄先輩は、やれやれ、といった呆れた表情をしました。
「睦姫ちゃんもここに来るまで見てきたと思うけど、
 ここは庭が広大でしょ?
 だから、お庭での仕事中は、トイレに行くのだけでも大変で、
 昔、仕事中にお漏らししちゃった子がいて…
 それで庭のお世話をするメイドは念の為にオムツ着用、
 となったんだけど、今度はそれだけだと不公平、
 という声が上がって、仕事場による不公平が出ないように、
 結局メイドは全員一律オムツ着用、っていう形で
 決着がついたの。わかった?」
いきさつはわかりましたが、それでも納得がいきません。
私はなんとかパンツを穿ける道がないものかと、思いました。
「それって……絶対なんでしょうか?」
「そう、絶対よ。むつきちゃんも今日からここのメイドでしょ?
 ここのメイドで居る限り、例外は無いの。
 ほら、私だって着けているのよ」

香澄先輩は、丈の長いスカートとペチコートをわさわさとたくって
捲くり上げると、その中身を見せてくれました。
メイド服の中身は、綺麗な先輩に相応しくないものを
穿いていました。
香澄先輩の腰回りは、程よく膨らんだオムツカバーで
覆われています。絶句しました。大人なのに、おむつを
しているのです。信じられません。
ただ、オムツカバーの色は私に用意されたピンク色ではなく白で、
レースとかで控えめながらも上品に装飾が施された、
まるで高級下着のようなオムツカバーです。
とはいえ、幾ら体裁を繕った所で、お腹の部分をボタンで外せる
構造に違いはなく、どこをどうみてもオムツカバーです。
そんなオムツカバーを誇らしげに着けているのが先輩なのです。
とても大変な所に来てしまった、と思いました。

しかし、先輩がこうして率先しておむつ姿を晒して
くれていることを考えると、この場は大人しく従うしかない、
と思いました。あまりここで駄々をこねて、クビにでも
なってしまったら大変です。
それに“全員おむつを着ける”といっても形式的なことなのでしょう。
トイレに行けるのに、まさかオムツに用を足しなさい、とまでは
言わないでしょう。それにメイドさん全員が実際にオムツを使って
しまったら、洗濯だって大変です。そんな事あり得ません。
私は“あり得ない”選択肢を、意図的に頭の中から消し去りました。
だってそんなことあり得ないのですから、あり得ないのです!

「わ、わかりました…」
しかし、いざ、オムツカバーを手に取ると、恥ずかしさが込み上げます。
オムツカバーの象徴ともいえる、股間からお腹を広く覆う
前カバーの部分。ボタンをぱちん、ぱちんと外して下に開けば、
すぐにオシッコやウンチの出る恥ずかしい所にアクセスできて
しまいます。まるでお漏らしした中身をお世話して貰うのが
前提かのような作りは、見ているだけで恥ずかしくなります。
これをこれから自分が着けなくてはならないのです。
万が一お漏らしをしてしまって、この前カバーをペロン、と
開かれてしまったら、大事な所も、恥ずかしいお漏らし跡も、
全てが丸見えになってしまうのです。
こんなのを穿いてしまったら、何をどう弁明しても、
オムツにしか見えません。まるで赤ちゃんです。

そして、しっかりとビニルコーティングされた防水生地に、
股ぐりに入っている、背が高くてたっぷりとした
余裕のある二重のギャザー。
これも、まるで穿く人がたっぷりお漏らしすることが
前提かのような作りで、恥ずかしさが一層高まります。
まるで「沢山お漏らししてもいいよ! 一杯お漏らししても
一滴も零さないよ!」と語りかけてくるようです。
(私、そんなに一杯お漏らししないもん!
 ていうか、そもそもお漏らしなんてしないもん!)
心の中で反論した所で、オムツカバーの恥ずかしい見た目が
変わるわけではありません。

自分が赤ちゃんのようにこれを着けている恥ずかしい姿を想像すると、
耳まで熱くなるのを感じます。
いざオムツカバーを目の前にすると、様々な思いが頭を駆け巡ります。

「で、でも……赤ちゃんでも無いのにおむつだなんて…
 恥ずかしいです……」
「大丈夫、ここではおむつがメイドの正式な衣装よ。
 みんな着けているから、睦姫ちゃんがおむつ穿いているからと
 いって、笑う人なんか誰一人も居ないわ。
 だって、みんな穿いているんだもの」
「わ、わかりました。でも、わたし、おむつなんて着けた事が
 無いので、どうやって着けたらいいのか……」
オシメ布の束に、不安げに視線を走らせます。
オムツカバーだけならば、なんとなく着け方はわかりますが、
このオシメの束をどの位、どう具体的にオムツカバーの上に敷けば
正解なのか、自信がありません。
「大丈夫、お姉さんが着けてあげるから、全て任せて」
香澄先輩はそういうと、病院の診察台のような簡素な
ベッドの上にベビーピンクのオムツカバーを広げました。

(続く)
次回予定「2.はじめてのおむつ」

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