エロパロ板「おむつ的妄想」スレッドに投下された作品のまとめwikiです。

※ここから先は、特に汚らしい汚物表現が多々あります。ご注意下さい。
&ごめんなさい>苦手な方々

5.洗礼

4月2日

朝ご飯を食べると、今日のお仕事が始まります。
「今日これからやって貰う仕事はね、
 昨日と違ってちょっときつい仕事なの。
 慣れればどうって事ないのだけど、
 これで辞めていく子たちも多いわ。
 睦姫ちゃんは大丈夫? 頑張れる?」
「は、ハイ! 頑張ります!」
きつかろうと、なんだろうと、もう私には行く所がないので、
ここで頑張るしかありません。
私は不退転の決意で先輩の後をついていきました。

しかし、行き先は、昨日と同じくオムツランドリーに向かっています。
何でも昨日は“午後だったので楽だった”という先輩の話しです。
午前と午後では、何が違うのでしょうか?
もっともっと大量のオムツを洗濯するのでしょうか?
不安になります。

オムツランドリーの扉を開けると、昨日までとはちょっと違った
雰囲気がしました。
いや、昨日も異様な雰囲気でしたが、今日はそれだけではない感じです。
オシッコのアンモニア臭だけでなく、何かもっと別の臭い匂いが…
そして、二段棚の手押しワゴンには、濡れオシメの入ったバケツ
だけではなく、昨日は見かけなかったものも置かれています。

病院で使うような素っ気ない白いホーロー製の“おまる”が
大量に並んでおり、蓋がしてあります。
和式便器のミニチュアのようなおまる便器…
蓋がしてあっても、そこからは布おしめの端がはみ出しています。
全て蓋が閉まっているだけに、一層異様な雰囲気を醸(かも)し出しています。
その中身は……想像したくもありません。
できるならば、その悪い想像は当たって欲しくない、と思いました。

オムツ洗濯をしようとした時に、その異様な雰囲気を醸し出した
手押しワゴンが、私のそばに運び込まれてきました。
(うわっ、ちょっと待ってよ……)
先輩の説明は待ってはくれませんでした。

ここの洗面台はちょっと変わっていて、サイズも大きく、
深さもかなりあります。
一番変わっているのは、排水口がまるでトイレの便器のように
大きくて、中には水が溜まっています。
しかも、洗面台の近くには水を流すボタンまで付いています。
まるで洗面台の形をした便器です。
そして蛇口は、まるでお風呂の蛇口のようで、
お湯の温度調整や、シャワーの切替え栓まで付いています。
シャワーの出口は普通のお風呂のシャワーとは
ちょっと違っていて、何本もの細い水流ではなく、
普通の蛇口のように一本の太い水流が出るようになっています。

なんでも、「オストメイト用便器」といって、手術でお腹に人口肛門を
つけた人が、汚れ物を洗ったり、汚物を流したりするのに使う便器、
という事です。ここにオムツに付着した汚物を流して軽く洗ってから、
後でまとめて洗濯機で洗う、との事です。

「ハイ、頑張って!」
香澄先輩から、蓋の閉まったおまる便器が手渡されました。
私の悪い予感は的中しました。やはりこの蓋付きホーロー便器の
中身は、うんうんで汚れたオムツだったのです。

ウンチ…自分の出したものだって、触れたくもありません。
ましてや他人が出したものなど……嫌悪感の塊です。
とはいっても、行く当てのない私のこと、
イヤでも何でもやるしかありません。

それにしても、なんでウンチまでオムツでしちゃうのでしょうか?
私だったら、何とかトイレに行けるチャンスを見つけ出して、
絶対おトイレまで我慢します。

(お願い…あまり汚れてないのに当たって…)
祈るように恐る恐る蓋を開けてみると…
そこには期待を裏切るかのように、大層ご立派な
ブツが鎮座していました。
(うわー、なんでこの人、こんなに沢山オムツに出しちゃうの…?
 信じらんない……)

所々原型は留めていますが、基本的にはお尻の谷の形に
合せて潰れて、うず高く盛り上がっています。
岩状にゴツゴツした粒状のものがびっしり集まった
濃い焦げ茶色の便塊は、長期間、腸の中でしっかりと水分を
吸われた事を物語っています。
それにしたってこんなに一杯、一度に出すことはないでしょうに…
しかもこんなに太い、ってどういうこと?
原型を留めている所では、コーヒー缶位は、あろうかという
太さです。どれだけお尻の穴が広がるというのでしょうか?
おむつの両端を持って、そっーと、持ち上げるとずしっ、と
思ったより重いのにびっくりしまた。
そして他人のウンチの臭いというのは大層臭く感じるものです。

幸い、硬めの便なので、オムツから転がすように便器に
落とすと、すぐに水を流しました。
便器の水かさが増し、増し、増し……?
すぐにジャーーーー、と水が流れる私の期待に反して、
水かさは増すばかりで、一向に流れません。
やがて、水は止まりましたが、水位は一向に減りません。
「あーあ、やっちゃったわね……」
先輩が“やっちゃった”といった表情でこちらを見てました。
「むつきちゃんはまだ経験が無いからわからないと思うけど、
 オムツの中でウンコをするとね、普通にトイレで便器に
 垂れるのと違って、オムツとお尻の間でウンコが潰されて、
 でっかい塊になるの。
 それをそのまま便器に流そうとすると、すぐに詰まっちゃうのよ」
「せ、先輩‥‥‥どうすれば…?」
「昔からトイレの詰まりにはこれ、と決まっているでしょ?」
と、スッポンを手渡されました。

私は泣き顔で、ウンコで濁った水の中、オストメイト便器の奥に
スッポンを突っ込むと、引っ張りました。
しかし、水は一向に引きません。
「もっと、奥深くまで挿し込んで、もっと勢い良く引っ張って!」
「グプグプ、ジュボッ!」
「はい、もう一回!もっと強く!」
「グプグプグプ‥‥‥、ジュボンッ!」
何回か繰り返すと、ゴボッ、と何か通ったような音がすると、
スーーーーッ、と水位が下がりました。ホッ、としました。
「じゃあ、次はもっとよく便を崩してから流してね」

私はさっき以上に泣き顔になりました。
先輩が「辞めていく子が多い」と言っていたのもわかります。
私も本当に辞めたい位ですが、辞めたら行く所がないので、
頑張るしかありません。

意を決して、二つ目の便器を取りました。
(お願い、今度は楽そうなのに当たって…)
私の祈りも虚しく、蓋を開けると、今回も“これでもか!”と
いうような大量の硬便が鎮座していました。
(どうして、ここの人達は、こんなにでっかいウンチをするの…?)
と思った所で、一旦蓋を開けてしまった以上、
自分が処理するしかありません。

自分のウンチでも触りたくもないのに、赤の他人のウンチの
始末をするのです。
オストメイト便器の上に持って行き、オムツの両側で挟むように
硬い便を崩していきます。
油粘土位の硬さですが、油粘土ほど粘らないので、油粘土よりは
若干軟らかく感じます。
が、とにかくウンチを押し潰す感触は、何事にも形容し難い
身の毛もよだつようなイヤな感触がします。
ニチャァ、と嫌な音をたてて便が潰れると、中からは新鮮な便が
顔を出し、一層強烈な臭いを放ちます。
(いやぁーーーーーーーん、きちゃなーーーい!)
崩れた便は、ボシャン、ボシャン、と音を立てて、
オストメイト便器の中へと落ちていきました。

“また詰まらせたら”と思うと、手を抜くわけにはいきません。
あらかた崩し終わると、水を流すボタンを押し込みました。
便器のフチから渦を作るように水が流れ、
崩した便が底の排水口に吸込まれていきます。
(お願い、流れて‥‥‥)
今度は、無事に詰まらずに流す事ができ、ホッとしました。
便をあらかた落としたオムツは、蛇口からのお湯で一枚一枚
こびり付いた便をよく落としてから軽く絞り、
バケツに入れていきます。まだオムツに茶色い染みは
残っていますが、ここから先は、オムツ専用の洗濯機で洗う、
との事です。

この様子を見て、自分は絶対、オムツにウンチをしない事を
決心しました。
こんな汚らしいウンチの塊がお尻に密着するなど、考えただけで
ぞっ、とします。
それに、こんなウンチお漏らしオムツを見られてしまうなんて、
恥ずかしくて死んでもイヤです。

ここで不思議だったのが、かなりの量の汚れオムツがあった、
ということです。
ウンチは回数が少ない分、トイレで済ませられるチャンスが
オシッコ以上にあると思うので、オムツにウンチをしないで
済まそうと思えば、なんとか、なりそうな気がします。
しかし、開けるおまる、開けるおまる、どれもが立派なウンチばかりで、
私が期待していたような、洗い易いような少量、もしくは潰さなくても
済むような、ほどほどに緩めのウンチはありませんでした。
しかも、どれもが極端に太いです。
みんな綺麗な先輩ばかりなのに、どうしてこんなに?
という位立派なモノを皆ひり出しているかと思うと、
不思議な気分になってきます。
そう思いながら、私は延々と汚れオムツの後始末を続けました。

右隣の洗面台でも、別のメイドさんがせっせと
ウンチオムツを洗っています。
しかし、ある時、その彼女の手がピタリと止まりました。
何か物思うような表情になると、視線が空中を泳いでいます。
時折、目をつむって、「ん‥‥‥」とか小さな
呻(うめ)き息を漏らしています。
そのうち、「はぁ‥‥‥」と溜め息をつくと、
何かホッ、としたような安堵の表情になりました。

その彼女は、さらに右隣のメイドさんの耳元にちょっと
顔を赤らめながら何かごにょごにょと耳打ちすると、
彼女は手を引かれ、ベッドの方へと連れられていきました。
昨日の私のように、水音に催されてオシッコを
お漏らししてしまったのでしょうか?

しかし、ベッドの上で開かれた彼女のオムツの中身は……
なんと、ウンチがこんもりと盛られていました。
(うそ、信じられない…いい歳してオムツにウンチなんて…)
昨日の経験から、女の子だったらオシッコは
しょうがないと思います。
でも、私だったら、絶対オムツにウンチはしません。
彼女はお尻を惨(みじ)めに茶色く汚し、
お尻の下にはこんもりと汚辱の塊…
勿論、その量も今までのオムツウンチに勝るとも
劣らない量です。
(うわ、きちゃない‥‥‥)
嫌悪感しか感じません。
彼女の汚物がタップリと盛られたオムツはホーローおまる便器に
入れられると、蓋が閉められました。

彼女のお漏らしのお世話をしているメイドさんは、
それをそのままこちらに持ってくると、
「ハイ、悪いけど、これもお願いね」
「……」
引きつった笑顔で、彼女の排泄物を受取りました。
彼女がここでウンチしたせいで、余計な仕事が増えてしまいました。

蓋を開けると、まだ湯気が立っています。
(うわ‥‥‥くっさ‥‥‥)
出したてほかほかの新鮮なウンチは、臭いも強烈でした。
押し潰す時でも、オムツ越しに暖かい感触が伝わります。
(いやぁん‥‥‥‥)

「ごめんなさいね、私の汚れ物の後始末させちゃって」
出すものを出し、オムツ交換も終わって、
すっきりした顔のメイドさんが戻ってくると、
話しかけてきました。
「い、いや、あの、その、お仕事ですから‥‥‥」
自分の嫌悪感あらわな表情を見られたかと思い、しどろもどろに
していると、
「じゃあ、代わりにあなたの分も手伝ってあげる」
と、まだ中身の入っているおまるを一つ抱えると、
嬉しそうに持って行ってくれました。
それにしても、なんであんなに楽しそうにこの汚物の山を
始末できるのでしょうか? 不思議で仕方がありません。

「ご苦労さま、今日の午前はこれでお終いよ」
ようやく、重労働から解放されました。
「どう、やっていけそう?」
「はい、なんとか…」
「そう?それはよかったわ。
 ところで、オシッコは大丈夫? 昨日の夜にしたきりでしょ?」
確かに、もう、膀胱には尿がたぷんたぷんです。
「し、したいです…」
尿意を意識すると、急にオシッコがしたくなってきました。
「じゃあ、食事の前にトイレを済ませて、ここでオシメを
 交換していきましょう」
「は、はい…」
でも、“しなさい”と言われて、すぐに出そうにもありません。
しかも、先輩がずっと見つめているのです。
「大丈夫? まだオシメにオシッコできないの?
 また手伝ってあげましょうか?」
ここでは、オシメにオシッコが出来ないと、まるでトイレに
一人で行けない幼児のような半人前の扱いです。
「い、いや、大丈夫です…」
「うん、じゃあ頑張ってね。見ててあげるから」

見られながらオシッコするのがこんなにもしづらいとは…
私は視線を横に逸らしました。
「ショ、‥‥‥ショ…‥‥ショ、ジョワーーーーーー‥‥‥」
なんとか尿道の力を抜いて、ちょろっ、と漏れ始めると、
今度は逆に制止の勢いが効かない位の凄い勢いで出始めます。
先輩は、立ったままオシッコお漏らしを続ける私の、
股間あたりにエプロンの上から耳をあてます。
オシッコお漏らしの音を全部聞かれているかと思うと、
顔が真っ赤になります。
「おー、凄い、凄い、凄い勢いで一杯出てるよ、むつきちゃん!」
言われなくても、自分が一番わかっています、香澄先輩……
私は先輩にオムツを交換して貰うと、食堂に向かいました。

4月5日

オムツへのオシッコは、その後何回も繰り返すと、
徐々に慣れてきました。
「あ‥‥‥‥」(ぶるっ‥‥‥)
どうせ我慢しても無駄なのです。私は諦めてすぐに尿道を
緩めました。
「ショワーーーーーー‥‥‥‥」
(あーー‥‥‥あったかい‥‥‥)
目をつむって、口を半開きにして、お股にお湯が溢れる
感触を楽しみます。

そんな事を繰り返しているうちに、
(ぶるっ‥‥‥)
(あれっ? さっきオシッコしたばかりなのに‥‥‥)
オシッコしたばかりなのに、あまり時間をおかずに、
またオシッコしたくなってしまうのです。
でも、催してしまった以上、仕方がありません、
私は尿道を解放するしかないのです。
オムツオシッコに慣れるとオシッコの回数が増え、
オシッコの回数が増えるとますますオムツオシッコに慣れていき、
そうすると、より一層オシッコが近くなる、
といった循環を繰り返していきました。

確かに、オシッコが近い女の子にとっては、オムツは
便利な下着、というのが理解できてきました。
毎回トイレに行かなくて済むのは楽です。
トイレまでオシッコを我慢する必要も無いのです。
トイレの無い、広いお庭での作業も怖くありません。

股間にあてがわれた布地におしっこを吸いとって貰う気持ちよさ。
股間にあてがわれた布地におしっこを染み込ませる快感。
そして、股間に広がる湿った温もり。
恍惚と気持ち良くお漏らしできるようになりました。

こうして、オムツオシッコにすっかり慣れた頃には、
私はオシッコがとっても近い女の子になってしまいました。
すぐオシッコがしたくなって、我慢しようと思っても、
すぐに限界を迎えて、尿が溢れ出てしまいます。

なんでも、我慢をしないでオシッコをしていると、
どんどん膀胱が萎縮、といって縮んでくるみたいです。
そうすると、少量の尿ですぐに尿意を催して、
小さい膀胱ではすぐに満杯になって我慢できなくなって
しまうそうです。
先輩が教えてくれました。

でも、いまさら我慢は出来ないのだから、しょうがありません。
私は、オシメを濡らす回数が増えていきました。
それでも先輩はイヤな顔一つせず、
「新人のオシメの世話は先輩の役目だから」と言って、
嬉しそうにせっせと交換してくれます。
「むつきちゃんが成長してくれて嬉しい」
と言ってくれますが、成長しているのでしょうか?
むしろ、オシモ的には退化しているかのように感じます。
私はオムツ替えの姿勢のまま、先輩にその疑問を尋ねてみました。
「いいのよ、私の手を借りなくても、一人でちゃんとオシッコ
 できるようになったでしょ? 立派な成長よ」
確かに、言われてみればそうですが、なんか納得も出来ません。

「先輩のオムツカバー、レース飾りもあって綺麗ですよね?」
「ふふ、そう?」
「私も、そういうの穿きたいです! ピンク色のもかわいくて
 いいんですけど、そういう、ちょっと大人っぽいの穿きたいです」
どうせパンツが穿けない分、見えないおしゃれとして、
オムツカバーに凝れるものならば凝りたいです。
「どうすれば穿けるのですか?」
「それはね、むつきちゃんの頑張り次第、かな?」
「は、はい、頑張ります!」
何を頑張るのでしょうか? お仕事でしょうか?
「そうね、むつきちゃんならば、きっとすぐに慣れるわ」
先輩はそう言うと、交換したばかりのオムツカバーの
下腹部を優しくなでてくれました。
「今のむつきちゃんには、このピンクのオムツカバーが必要なの。
 だから、これから苦しいことがあるかもしれないけど、我慢してね」
先輩の言ってる意味はよくわかりませんでした。
オムツカバーなど、単に見た目だけの問題で、
私がピンク色を使う必要性はよくわかりません。
でも、新人メイドにはピンク色のオムツカバー、という
暗黙のルールがあるのは、何となくわかりました。


4月6日

こうして、私はオシッコに関しては、気持ち良い放尿をオムツに
出来るようになったのですが、もう一つ困ったことがあります。

そう、“お通じ”です。
オムツランドリーでの衝撃の洗礼以来、私は絶対にオムツにウンチは
しない事を誓いました。オシッコは気持ちいいけど、ウンチは
ダメです。汚すぎます。ウンチだけは、使えるおトイレを
何とかして探し出す必要があります。
それまでは、ウンチを我慢し通す必要があります。

初日にはちょっと催しましたが、幸いなことに我慢していると、
そのうち引っ込んでくれました。
二日目は催すこともなく、平穏に過ごせました。
ラッキー、と思いました。
そして三日目も不思議と便意を催しません。
しかし、徐々にお腹が張って苦しくなってきました。
四日目でも便意を催しません。完全に便秘になって
しまいました。慣れない生活に身体が変調をきたして
しまったのでしょうか?
五日目ともなると…おむつにウンチをしなくて済むのは
ありがたいのですが、お腹が張って苦しいのです。
そして六日目…私の大腸はどうしてしまったのでしょうか?
ピクリとも動かない感じで、お腹はポッコリと膨らみ、
大量の便を溜め込んでしまったのを実感します。
でも、でも、トイレが見つかってない以上、まだこれを
出してはダメなのです。じっと我慢してお腹の中に
溜めておくしか手はありません。

まだトイレが見つかってない段階なので、
ある意味ウンチを催さずに済んでいるのは助かっています。
奇跡と言えるかもしれません。
しかし、六日もの長期間の便秘は初めてで、早急にお腹の中の
ものを何とかしなければならない状況に追い込まれて
いるのも確かです。そうしないと、大変なことに
なってしまいます。

何とかトイレに行ける機会を探ってはいますが、
今までそういったチャンスは見つかっていません。
母屋の方はわかりませんが、現在の私が行動できる範囲の中に
トイレは見当たりません。
それらしい扉もあるにはあったのですが、
開けてみてもそこにあるのは個室や便器の代わりに、
オムツ交換用と思われるベッドが並んでいるだけで、
大変落胆したものです。
しかもご丁寧に、作りつけの棚には、洗濯済の綺麗な
オシメ布が沢山用意されていました。
便器が無くて代わりにオムツの用意されたトイレなんて、
また夢かと思い、頬をつねってみましたが、これは現実でした。
私が夢で体験した不思議トイレを、
先輩は「何処の世界のトイレかしらね?」と言って笑ってましたが、
現実に、私の目の前に存在していました。
ここの世界のトイレだったのです…

ベッドの下には、蓋の閉まったホーローおまる便器が置かれており、
ここでのウンチオムツ交換にも対応していることがわかります。
いっそ、このおまるにウンチをしてしまおうかとも考えましたが、
一旦出してしまったら最後、こんな臭いモノ、
何処にも持っていきようがありません。
まさか、ここに置き去りにするわけにもいきませんし……
そんなことをしてしまったら、大事件になってしまうでしょう。
もしかしたら、犯人探しも始まるかもしれません。
私にそんな大それた事をする勇気はありませんでした。
唯一、糞尿の後始末ができる施設といえばオムツランドリーだけですが、
生憎(あいにく)、夜間は鍵がかかっています。
考えれば考えるほど、後始末まで考えてきちんとウンチをするのは、
オシッコ以上に困難に思えてきました。

相変わらず私に許されたトイレは“オムツ”の中だけです。
24時間オムツを着けられ、トイレに行けない生活…
この怖さをひしひしと感じます。

私はベッドに横になりながら、オムツの上からお腹に
手をあてて、自分のお腹にお願いしながら、
眠りにつきました。
(お願い…絶対おトイレを見つけてあげるから、
 それまではいいコで待っててね…暴れちゃダメよ…)

(続く)
次回「6.排便予定日」

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