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ジャンクション機能を使いこなす

 Cドライブの中身を他のドライブへ逃がすための鍵となる機能。ドライブのフォルダへのマウントと、フォルダのフォルダへのマウント(ジャンクション作成)の2つの方法がある。

使用上の注意

1.ターゲットフォルダのあるドライブ(ジャンクションを作るドライブ)はNTFSであること。

2.異なるドライブやパーテーションの間でジャンクションを構成すると、ジャンクション下のフォルダをごみ箱へ移動できなくなる。ごみ箱に移動させずに即座に削除する(「shift+del」あるいは「shift」を押しながらごみ箱へ移動)ようにすれば削除可能。2000/XPのエクスプローラーの仕様。

3.ジャンクション(フォルダではなくファイル)をごみ箱に移し「ごみ箱を空にする」を実行するすと、ジャンクションもとのファイルまで削除してしまう。2000/XPのエクスプローラーの仕様。ただ、ジャンクションを意識せずに使用するなら許容の動作とは思う。

4.一部ソフトのアンインストーラーの中にはマウントポイントを解除してしまうものがあるらしい。ユーザープロファイルをジャンクションでマウントしている場合、突然リンクが切れ、即座に再マウント出来ない場合(気付かない場合も)、システムやアプリケーションはマウントポイントだった空のフォルダ内に次付きと必要なファイルを作成しようと試み、プログラムによってはレジストリの値を変える場合もある。そうなると、再マウントする場合はかなりの手間がかかってしまう。

5.Windows Firewall は、「Windows ファイヤーウォールによるプログラムのブロック時に通知を表示する」にチェックを入れていても、ジャンクション上で走らせているプログラムに対しては通知を表示しないため、必要に応じて手動でポートを設定する必要がある。

ドライブのフォルダへのマウント

 OS標準の機能として提供されている。メニューからGUIで設定できる。

設定方法

「マイコンピュータを右クリック>「管理」を選択>記憶域:ディスクの管理を選択>マウントしたいボリュームを右クリック>「ドライブ文字とパスの変更」を選択>[追加]をクリック>「次の空のNTFSフォルダにマウントする」を選択」>マウント先のパスを入力する>[OK]」

フォルダのフォルダへのマウント(ジャンクション作成)

 ジャンクションを作成すると、たとえば [C:\Program Files]<ターゲットフォルダパス> を開いた場合、別の特定フォルダ<ソースフォルダパス>(別ドライブにあっても良い)を開くようになる。
 ジャンクション作成にはアプリが必要。ここではMS製Windows Resource Kit Tools[linkd.exe] を使う方法と、フリーウエア リンク/ジャンクション作成ツール を使う方法を紹介する。

Windows Server 2003 Resource Kit Tools を使う場合

 まず、「Windows Server 2003 Resource Kit Tools」 を入手してインストールする。配布元はこちら
インストール後は、実行ファイル単独で他のマシンに移動しても使える。
[linkd.exe] はパスの通ったフォルダに入れておくとよい。

設定方法

 コマンドプロンプトから実行。コマンドのあるフォルダに移動するか、コマンドをフルパスで指定する(パスの通ったフォルダに入れてある場合は不要)。
書式は以下の通り。

 リンクの設定 : [linkd <ターゲットフォルダパス> <ソースフォルダパス>]
 リンクの解除 : [linkd <ターゲットフォルダパス> /d]

ターゲットフォルダは空である必要がある。
ターゲットフォルダがない場合は自動で生成される。
パスに空白が含まれる場合は [ " ] で囲う必要がある。
ソースフォルダにリムーバブル・デバイスを指定することも可能。
ターゲットはリムーバブル・デバイスも含めたローカルコンピュータ上の任意のフォルダ。

リンク/ジャンクション作成ツール(フリーウェア)を使う場合

 ここからダウンロードしたファイルを解凍すると3つのファイルがあるが使うのは [LN.EXE] のみ。これをパスの通ったフォルダに入れておくとよい。

設定方法

 コマンドプロンプトから実行。コマンドのあるフォルダに移動するか、コマンドをフルパスで指定する(パスの通ったフォルダに入れてある場合は不要)。
書式は以下の通り。

 リンクの設定 : [LN -j <ソースフォルダパス> <ターゲットフォルダパス>]
 リンクの解除 : [RMDIR <ターゲットフォルダパス>]

上の linkd とは引数の順序が逆なことに注意。
オプション -j を絶対に忘れないこと。
ターゲットフォルダはコマンド実行時には存在してないこと。
パスに空白が含まれる場合は [ " ] で囲う必要がある。
ソースフォルダにリムーバブル・デバイスを指定することも可能。
ターゲットはリムーバブル・デバイスも含めたローカルコンピュータ上の任意のフォルダ。

注記と免責

  • 上記の作業はすべて安全を検証したわけではありません。あくまでも「自己責任」でお願いします。執筆者:便利なソフトスレの466は一切の責任を負いません。
  • 上記の作業を失敗した場合、さまざまな不具合が出たり、最悪Windowsが起動しなくなる場合もあります。その場合は、通常通りマニュアルに従ってUSB外付けDVDドライブを使用してリカバリしてください。
2008年10月05日(日) 15:39:53 Modified by ID:1B38L4yO4Q




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