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ERAMの設定方法

 RAMディスクを設定するプログラムは多数あるが、ここではEeePCのチューニングサイトで紹介され、かつフリーの [ERAM] を使用する。同等のことは他のツールでも実現可能であることを補足しておく。
 今回は、メモリ:1GB/RAMディスク:128MB弱として、設定する。メモリサイズや確保するRAMディスクが異なる場合は、それぞれ数値を変更のこと。

 外部参考サイト:Eee PC発売記念(?) この小さいマシンでゲームを動かしてみよう――その2:Windows XPを頑張って軽快にしてみる


使用ソフト

 「ERAM」v2.20


具体的な手順


1.ドライバのインストール

^焚爾亮蟒腓妊疋薀ぅ个鯀択
「コントロールパネル>ハードウェアの追加>次へ>はい、ハードウェアを接続しています>新しいハードウェアデバイスの追加>一覧から選択したハードウェアをインストールする>すべてのデバイスを表示>ディスクの使用」
展開したERAMフォルダの 2000/ フォルダを指定
再起動


2.ERAMを設定する

 「コントロールパネル>ERAM」で設定パネルを開く。
 注意する点は、ある程度の容量を設定する場合(32MB〜? 64MB〜? 128MB〜?)は、「メモリ確保元」を [OS管理外領域] とする必要があること。そうしないと、発現内容は一定しないものの、動作が不安定になる(自分は 128MB 確保した時には不安定になり、ネットワークドライブの接続が切れて再接続できなくなる現象が頻発した)。

 屮疋薀ぅ嵎源」を選択(デフォルトは [Z])
◆屮妊スクサイズ」を指定(今回は [128000] とする。KB指定なので注意)
「メモリ確保元」で [OS管理外領域] を選択
ぁOS管理外領域」で [メモリ上限を検出] にチェック
[TEMPディレクトリ作成] にチェック
[実デバイス扱い] にチェックを入れると「ハードディスク」として認識される。ただしXPでは「ディスクの管理」にも表示されず、ページファイルも設定できない。
[実デバイス扱い] にチェックを入れると「スタンバイ」に入ることができない。しかし「OSへ通知」のチェックを外せば大丈夫。
ERAM設定上の注意
今回の設定では、「メモリ確保元」を [OS管理外領域] にするため、「OSに通知」にチェック入れてるとスタンバイできなくなる。

3.復元が使用できなくなる問題の対策

 Windows XP で [ERAM] を利用する場合「復元ポイント」の情報がすべてのドライブにおいて消去されてしまう。これには、システムフォルダ (C:\WINDOWS\system32\Restore\) 内にある "filelist.xml" ファイルの書き換えを行う必要がある。

 filelist.xml」をバックアップ。
◆屮泪ぅ灰鵐團紂璽燭離廛蹈僖謄>システムの復元タブ>すべてのドライブでシステムの復元を無効にする」にチェック(既存の復元ポイントは全て消去される)
「filelist.xml」を読み取り専用から解除して編集。以下の記述を探して追記。
────────────────────────────
<PCHealthProtect>
 <DIRECTORIES>
  <Exclude>

   <REC>Z:\</REC><ERAMディスクのドライブ文字を追記(デフォルトは [Z])
────────────────────────────
ドライブ文字は設定したものに読み替える
ぁfilelist.xml」を保存し、読み取り専用に戻す。
ァ屮泪ぅ灰鵐團紂璽燭離廛蹈僖謄>システムの復元タブ>すべてのドライブでシステムの復元を無効にする」のチェックを外す


4.[BOOT.INI]を変更する

 [ERAM] 設定の「メモリ確保元」で [OS管理外領域] を選択したので、OSに認識させるメモリ容量を減らし、OS管理外のメモリを割り当てる。

 屮泪ぅ灰鵐團紂璽燭離廛蹈僖謄>詳細設定タブ>起動と回復:[設定}>起動システム:[編集]」で、BOOT.INIを編集開始
[multi(0)] から始まる行をコピー。
D媛辰靴森圓 [ /MAXMEM オプション] を付加。具体的には [/MAXMEM=896]。以下はサンプル。
────────────────────────────
multi(0)disk(0)rdisk(0)partition(1)\WINDOWS="Microsoft Windows XP Home Edition (RAMDisk)" /noexecute=optin /MAXMEM=896 /fastdetect /noguiboot
────────────────────────────
RAMディスク起動用の設定を「既定のオペレーティングシステム」に選択しておく。


5.FATドライバが強制的に組み込まれるようにする

 ERAMは起動時にFATで初期化される。そのためFATドライバを強制的に組み込む必要がある。以下のコマンドをコマンドプロンプトで実行する。
────────────────────────────
RUNDLL32 ERAMNT.CPL,StartupFastfat 1
────────────────────────────


注記と免責

  • 上記の作業はすべて安全を検証したわけではありません。あくまでも「自己責任」でお願いします。執筆者:便利なソフトスレの466は一切の責任を負いません。
  • 上記の作業を失敗した場合、さまざまな不具合が出たり、最悪Windowsが起動しなくなる場合もあります。その場合は、通常通りマニュアルに従ってUSB外付けDVDドライブを使用してリカバリしてください。


更なる追記。

ERAMの領域指定値とboot.iniのMAXMEMの計算方法について
 MAXMEM指定値 = 実装メモリ − VRAM − ERAMの領域指定値
  注)VRAM=OSの管理外=8MB
例:
 2Gのメモリを実装、384MBのRamDiskを確保したい。
  2048 - 8 - 384 = 1656
 ERAMの領域指定値:384*1024=393216
 MAXMEM指定値:1656
2009年01月06日(火) 21:34:46 Modified by ID:iPrwZOzTdg




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