2chエロパロ板のけいおん! 作品のまとめサイトです。

「わあ素敵、楽器もアンプもいいの揃えてあるんですね」
「でしょう。お嬢さんも良かったらお友達と一緒に練習に使ってください。お嬢さんなら使用料はお安くしますよ」
「ありがとうございます、いつもいつもすみません」
「いえいえ、とんでもないです」
 学校帰りに楽器屋に用事があって立ち寄った琴吹紬は馴染みの楽器屋に新しく作られた音楽スタジオを店長に見せてもらっていた。時間貸しでアマチュアのバンドやミュージシャンに使ってもらうためのスタジオで、正式オープンはまだ先だったけど、店長は紬を時間があるなら見ていかないかと誘って特別に公開したのである。もちろん小さな営業活動という目論みもあったのだが。
 スタジオの設備は紬の指摘した通りスピーカー、アンプ、備品の楽器も最新の高級品を奢ってある。
「(オープンしたら、唯さん達も連れて来てあげましょう。きっと喜ぶと思うわ)」
 辺りを見回す中で、紬の目に一台のピアノが目に止まった。
「あら……」
 スタジオを作るために新しく買ったらしい備品の中で、そのピアノだけは年季の入っていそうな代物だった。よく見ると微かに黄色い、象牙でできた白鍵がそれを物語っている。指先の汗を吸い取ってくれるということで象牙は鍵盤には最適の材料とされてきたのだが、禁制品になった今は作りたくても作れない。
「ピアノですか? このピアノはうちの倉庫に眠ってたのを出してきたんですよ。昔、と言ってもお嬢さんが小学生くらいの時にうちの音楽教室で使ってたらしいです。それがいつしか倉庫にしまわれてたのを出してきて、メンテナンスもして改めて使う事になったんです。この際ですから最高のクオリティのスタジオにしようって社員は言ってましたから。私は下っ端ですからいくらのお金が動いたかは知りませんけど、スタジオ開設に当たって一番お金かかったのはこのピアノじゃないですかね。オーストリアの職人が丹精こめて作った逸品ですもの」
 店長は紬に笑いかけて言った。
「もしかするとお嬢さんも、この……」
「店長、お電話です」
 店長が紬に話し掛けようとした途端に階下からバイトの呼ぶ声。
「すみません、失礼しますね」
 ピアノ、よかったら少しだけ弾いて行かれてもいいですよと言い残して店長は出て行った。一人になった紬はそれなら、と思って椅子に座ってピアノを弾いてみた。ヨーロッパでは知る人ぞ知る名品のピアノらしく、音色は紬の耳に心地よく響く。この場が発表会、或いはコンサートの会場だったなら観客は紬の演奏に聞き惚れて、終わりに満場の拍手が巻き起こったであろう。今スタジオには紬以外誰もいなかったけど。だが紬の耳に、起こるはずも無い拍手の音が聞こえた。そして誰かがやってくる気配も。
「いやあお見事お見事。素晴らしい演奏を楽しませていただきましたよ、紬さん」
 現れたのはタキシード姿の外国人男性。もしも「白馬の王子様」が本当にいたならこんな感じだろうというようなイケメンだった。それでも彼は日本語を流暢に話していた。

「あの、どちら様ですか?」
「おや、紬さんは私を覚えていらっしゃらない?」
「ええ、外国の方とのお知り合いはいませんけど……」
 男は少し寂しげに笑って続ける。
「覚えていただいてないのも無理の無い事でしょう。以前紬さんとお会いした時、私はこのような格好ではなかったですから。私は昔貴女とは浅からぬご縁があった者、これは事実ですよ」
 男は紬に優しく笑いかける。澄んだ青い瞳に見つめられて、紬は胸がドキッと鳴るのを感じた。
「紬さん、あれから可憐な女性になられましたね。実にお美しくていらっしゃる。昔、一緒に過ごした日から私は紬さんを想ってました。今こうして再びお会いできただけで私は嬉しくてたまりません。さあ、あちらへ参りましょうか」
 こんな歯の浮くような台詞も、彼の口から出たなら決して嫌味にはならない。男が指差すその先にはいつの間に誰が用意したのか、天蓋付きのベッドが用意されていた。
「ええっ、あの、私、そんな事は……ひゃっ」
 男に抱きすくめられて、紬は一緒にベッドの中に倒れる。男が静かに紬に顔を近づけて……
 チュッ
 紬は唇を奪われた。驚く間もなく男は更に強く紬を抱きしめてきた。
「(あれ、この感じ何かしら……何だか懐かしいような気がする。私、この人の言う通り昔どこかで会った事あるんだわ。でも貴方は誰なの?)」
「可愛いですね、そんな紬さんが大好きですよ」
 紬は目の前の男にまじまじと見られて体の芯からボーッとなる感じを覚えた。
「私も、何だか貴方の事は……きゃっ?」
 男の手が紬のブレザーのボタンを外して、ブラウスのボタンも外していって脱がせようとする。
「あ、やめてください……」
 紬は腕で露にされていく胸元を庇おうとしたが、
「でも、私はもっと紬さんを深く愛したい。紬さんと心も体も一つになりたいんです。それとも紬さんは私と一緒では嫌ですか?」
「え、い、嫌、じゃないですけど……」
「恥ずかしいですか。でも紬さんは可愛いですよ。私はそんな紬さんをもっと見たいです」
 スカートのホックも外されて、紬は下着と靴下しか身に付けていない格好にされた。

「そんなに、見ないでください……」
 薄いピンクのブラジャーとパンツに彩られた半裸を見られて、紬は顔を桜色に染めて恥ずかしがっていた。その手は胸と股間を無意識の内にガードしている。
「ほらそんなに隠さないで。私に紬さんをよく見せてくださいよ」
 男は優しく紬の胸を隠す手をどけて、背中に手を回してプツンとブラジャーのホックを外して取り去った。ポロンと豊かなおっぱいがカップからこぼれる。
「きれいな胸ですね」
「そ、そんなに見ないで……あっ」
 男の手が紬の双乳にかぶさり、その手がおっぱいをやわやわと揉み始めた。壊れそうな物にそっと触れるように優しく。指先もその頂の乳首をプニプニと弄ぶ。
「はああ……ん、な、何だか、変……」
「ほら、紬さんの胸がドキドキ言ってるのが分かりますよ」
「ふあっ、そ、そんなに遊ばないでくだ……あん、ああっ、あああん」
 紬はおっぱいを触られて股間が熱くなるのを感じていた。その時男の片手がおっぱいから離れて、そっとパンツの上から紬の股間に触れた。
「あっ」
「紬さん、ここがもうこんなになってますよ」
「い、嫌、そんな所、駄目です」
 恥ずかしさに一層顔を赤くして、首を振ってはいてもパンツ越しに割れ目をなぞられる度に電流が流されたように体が震える。
「直に触りたいです、紬さんの大事な場所に」
 紬は恥ずかしさに言葉に詰まって震えた。あそこを見られたり、触られたりするのは嫌と言ってしまいたかったがその言葉が出てこない。今自分の目の前には愛おしげに自分を見つめる男と、豪華なベッドの天蓋。その妖しいムードの中で紬はむしろこの人になら自分を好きなようにされてしまってもいいような気持ちになってきていた。
「ああ……」
 スルスルと紬のパンツが降ろされて、足から抜き取られる。紬の恥ずかしい隠しどころを覆う物はもう何もない。そして男の手が紬の股間の割れ目に触れた。
「ん……」
 男の親指はクリトリスを優しく撫でて、他の指が紬の感じる部分を的確に触るように股間を這い回る。
「ああっ、そこ、気持ちいいです。ふあ、あ、はあ、ひゃううん(どうしよう……私エッチな女の子みたい。こんな私を素敵な男の人に見られるなんて恥ずかしいわ。でも……それ以上に気持ちいい)」
 紬のあそこから愛液がトロトロ溢れ、男の指とシーツをしとどに濡らしていた。
 クチュッ、クチュチュ……
 男の指はピアノを優雅に奏でるように紬のおっぱいとあそこを彷徨い、淫猥なメロディを奏で続けて紬を陶酔に溺れさせていた。
「ああ、も、もう駄目です……」
 男は満足そうに首を振って、ズボンから物を取り出した。
「さあ紬さん、力抜いて楽にしてください」

「えっ、は、はいぃ……」
 男が紬の上にのしかかり、だんだん二人の距離が狭くなっていった。紬のあそこに何か当たる感じがする。
「(ああ、この人の……が入ってくるのね、痛かったらどうしよう。お願い、優しくして)」
 クチュッ……
 紬の体の中に男の物が入ってきた。
「んんっ……(ああ、入ってきたわ。そんなに痛くない、けど何だか……お腹が熱い)」
「痛くないですか?」
「え、ええ……」
「もう少しですよ……」
 紬の背中に男の手が回って抱きすくめられ、もう一度キスを交わしている内に紬はとうとう男と一つになった。
「ああ……(体中が熱い……何か変だわ。でも、気持ちいい)」
「紬さんの中、暖かいですよ」
 男の腰が動き始めた。紬の中の感触を隅々まで確かめるようにゆっくりと。
「ふああ、お腹が、お腹が変になっちゃう……はあぁ、奥まで、熱いのが、来てるの……」
 グシュッ、グシュッ、グシュ……
 男は紬が痛がらないようにと優しく、ゆっくりしたテンポで物を出し入れする。往復運動のたびに男の先端が子宮口にコツンコツンと当たり、紬は快感に震えて男にギュッとしがみ付いた。
「ああっ、私、もう駄目、駄目ですー」
 紬におっぱいを押し付けられて興奮が高まったか、男もそろそろ限界を迎えつつあった。
「紬さん、私も、もう……」
 男と紬は固く抱き合い、紬の子宮に熱い欲望の証が放たれた。
 ビュクッ、ビュク……
「あああああああ……」
 紬は頭の中が真っ白になり、だんだんと意識が遠のいていった。いつしか天蓋もスタジオの設備も目の前から消えて、紬は靄の中に裸でいるような感じを覚えていた。

「あ、気がついたみたいだ」
「よかったぁ……やっと起きたんだ。私、ムギちゃんが倒れたって聞いたから心配で心配で……」
「ほら唯、泣くんじゃない。もう大丈夫だから」
 気がつくと、紬のぼやけた視界に白い天井が映り、心配そうに紬の顔を覗き込む女友達の顔も映る。少しずつピントが合って、唯、澪、律がいるのを紬ははっきり認めた。楽器屋の店長も一緒にいる。
「あの、私、一体……」
「いやあよかった。私が用があってスタジオから出て戻って来たら、お嬢さんが倒れてらして、それから三時間ばかり昏睡状態から醒めなかったんですよ。それから苦しそうに喘いでばかりいらっしゃって、男の人とか、天蓋のあるベッドがどうとか訳のわからない事までうわ言で仰っていて、私は一体どうなる事かと……」
「私達も病院から電話があってびっくりしたよ。ムギが楽器屋のスタジオで古いピアノ弾いてるうちに倒れたって言うから。で、唯と律も呼んで大急ぎで病院まで駆けつけたんだ。でも良かった。気分もそんなに悪くないみたいだし、すぐ退院できそうだな」
 澪の話を聞いて、紬はハッとなった。
「あの、店長さん。あのピアノはひょっとして昔音楽教室で使われてたピアノですか?」
 店長はおや、と驚いた顔をして答えた。
「お嬢さん、よくご存知ですね。仰る通りあのピアノはうちのやってる音楽教室の、歌とピアノの講座に使われてたピアノだったんです。お嬢さん、子供の頃にピアノ教室に通われてたそうじゃないですか。だとするとお嬢さんも昔あのピアノを弾かれた事もあるかもしれませんね」
「あっ……」
『私は昔貴女とは浅からぬご縁があった者、これは事実ですよ』
 紬の頭の中であの男性が言った一言が再生された。
「(帰ったらお父さんかお母さんに聞いてみよう。私はあの年代物のピアノ使ってお稽古してたのかって)」
 夢の中でどうやらピアノとエッチしたらしい事は誰にも口外できない秘密だけど。

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