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キリンの恩返し2

スレ番号タイトルカップリング作者名備考レス
キリンの恩返し2男ハンター×擬人化キリン 擬人化(幻獣)・否エロ529〜532

キリンの恩返し2


あれからランドは雪山で出会った恩人のリンに肩を支えてもらいながらも無事ポッケ村の我が家同然の家についた。
途中この姿を見たギルドの仲間からは、イイモノを見た!と、いわんばかりの笑みを見せられたが……
暫く酒のネタにされるんだろうなぁ……と思いながら痛む体を休めようとベッドに横たわった。
「ありがとう。わざわざここまでしてもらうなんて……」
「いえ、わ、私は当然の事をしたまでです。」
リンは頬を赤らめながらもベースキャンプの設備ではきちんとできなかったランドの傷の手当てを始めた。
彼女の手当てを受けるなかランドは彼女を見る。
綺麗にととのった顔…雪のように白い肌…程良い膨らみの胸…露出のあるキリン装備は彼女の魅力をより引き立てるものであり、その魅力は女性と関わりの少ないランドにとっては刺激の強いものであった。
(い、いかん!命の恩人にたいしてこんなやらしい目で見てる俺って最低じゃないか!)
などと心の中で葛藤をしていたときあるものがランドの目に留まった。


それは彼女の右太股に巻かれている包帯だ。しかも異様なまでにボロボロになっている…一ヶ月二ヶ月程度ではない位にだ。
「はい、これで大丈夫だと思いますよ。」
と、彼女の声で考え込んでた思考を断ち切る。彼女の献身の手当てによってランドの傷は驚くほどに回復していた。あれほどの痛みがひいている。高価そうな薬も使っていたみたいでランドは申し訳ない気持だった
「なんてお礼を言ったらいいんだか…」
「いえ、気になさらないでください。それよりも……もしよろしければ台所をかしてほしいのですが…」
「構わないけど何かするのか?」
彼女は人差し指同士をつんつんさせ相変わらず頬を赤らめながら
「も、もしよかったら私が料理を作ります。今はまだ安静にしてた方がいいですし…」
「それは凄く嬉しいんだけど……どうして初対面の俺にここまでしてくれるんだ?」
ランドは疑問に思う事を口にしてしまった……だが、リンは彼の質問に優しい微笑みをむけながら答えた。
「だってランドさんは私の命の恩人なんですもの」


香ばしい匂いが台所をから流れて来るなかランドは考えにふけっていた…勿論悩みの種は彼女の言葉だ。
(俺が彼女の命の恩人?そんな馬鹿な!)
それもそうだ、リンとは数時間前に出会ったばかりだしだいたいドドブランゴを倒すほどの彼女が命の危険に晒されるなんて考えられない。
それに自分が出会った女性ハンターは同じギルドの高慢飭なお嬢様ハンター位だ。彼女が嘘をつくような女性には見えないからなおさら不可思議でならない




「おまたせしました。」
そう言って台所から彼女が鍋を持って出てきた。とても美味しそうなにおいが漂う。彼女が作ってくれたのは旬の野菜がはいってるスープだった。
「じゃあ早速いただこうかな」
そうしてスープを口に運ぶ……その味は………
「美味しい…」
正直な感想だった。今まで料理は自炊でたまに料理自慢のアイルーを雇うくらいだが、それを遥かに上回る旨さだ。
「本当ですか?嬉しい…。」
安心した彼女がとても嬉しそうな笑顔をみせてくれた。
その笑顔を見たランドは胸が高鳴る感じがした。



リンの作った料理を食べ、あとかたずけが終わる頃には、すっかり夜がふけていた。
「そういえばもうこんな時間だけど大丈夫なの?」
「えっと…とりあえず野宿しようかと…」
いくらなんでもそれはまずいとランドは思った
「それなら俺の家に泊まっていきなよ」
「え……?でも…よろしいのですか?」
「勿論さ!命の恩人を野宿させる最低の男になんてなりたくないしね♪」
そういって彼女を家に泊めてあげる事にした。勿論命の恩人でここまでしてくれた彼女への自分ができる感謝の気持だった。
それに彼女の事が気になる…さっき言った自分が彼女の恩人である理由がどうしても聞きたかった。
そして、彼女を想うと自分の胸が熱くなっていたから……
それからは彼女といろいろな事を話した。ギルドの仲間からその人達と一緒にモンスターを討伐しに行ったこと。一人での依頼等いままでのクエストをリンに話した。リンはランドのハンターとしての日々の話を興味津々と聞いていた。
そうして時間は過ぎていきそろそろ寝ようかとしたがその前にどうしても聞きたかった事をランドはリンに尋ねた



「そういえばリンにとって俺は命の恩人だっていっているけどどういう意味なんだ?命を助けてくれたのは君の方だし、君とは今日会ったばかりのはずだけど…」
ランドは心に引っ掛かる疑問を尋ねた。するとリンはランドの前に立つや否や右太股に巻いてあるボロボロの包帯をはずした。
そこにあったのは傷だ……
おそらくブランゴによるものだと思うが、結構古い傷だが、何処かで見たことがある。
それは一年前助けたキリンの傷と…………
その時ランドの中で一つの仮説が生まれたがすぐに否定しようとした。そんな事があるはずない
だが聞かずにはいられない……
「まさか……君はあの時のキリン……なのか?」
半分は自分の考えが間違っている事への願い……もう半分はそうであって欲しいという淡い期待……

彼女はゆっくりと頷いた……

「ずっと…ずっとランドさんに逢いたかったんです。」
そういって彼女は横になっていたランドに近付くとよつんばいになるような形でランドの上に跨る。
「り、リン!いったい何を?」
あせる気持とは裏腹に自分の胸の奥が高鳴りだす。彼女がどうやって人になったのかという疑問点は忘却の彼方へ消えていった
「本当はあの後山へ帰るつもりだったんです……でもランドさんに泊まっていいっていわれた時私の胸が高鳴って…ランドさんと一緒にいたいとおもったんです」
彼女の頬が赤くなっていく……月明かりを浴びたその姿は彼女をより魅力的にするものでありランドの理性が削られていった。
「今晩泊めてくれるぶんのお礼がまだでしたよね……」
彼女は真っ直ぐとランドを見つめて耳まで真っ赤にして胸の奥にある淡い想いを告白した

「好きです……ランドさん……」

そしてリンの唇がランドの唇と重なった
2010年07月19日(月) 18:15:32 Modified by gubaguba




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