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ジーグ×エルメリア、とか6

スレ番号タイトルカップリング作者名備考レス
ジーグ×エルメリア、とか6ジーグ×フリーダハートファミ通文庫キャラ526〜530

ジーグ×エルメリア、とか6


「は?村に帰る?どして?」
ミナガルデの酒場でエルメリアは素っ頓狂な声を上げた。
「いや、あれ以来行ってないから挨拶にでも行こうかと思ったんだけど、だめか?」
「別にいいわよ?昔はあんなに嫌がってたからちょっとね〜」
「いいんだよ。今は認めてもらえたから」
前は昔の自分自身が恥ずかしく、行くのを嫌がったが今は認めてもらえてるので行き易い。
「どのくらい抜けるのですか?」
「往復入れて一週間くらいだよ。一泊して帰ってくるつもりだし」
フラディオの質問に答え、ジーグは自分のビールを飲んだ。
「大丈夫かな?」
「全然問題ないわよ。今日出るの?」
「あぁ。もうすぐ馬車がでるらしいから、行くわ」
駄目、と言われても行くつもりだったのだろう。荷物もチャッカリと持っていた。
「いってらさ〜い」
「気をつけてくださいね」
ジーグは三人の仲間に手を振り、ミナガルデを後にした。

「腰痛て〜・・・」
ココット村に到着したときの第一声がそれだった。三日も馬車に揺られていれば当然だろう。
『さて、村長はいつもんとこか?』
行ってみると、案の定彼はそこに居た。差した影を見上げて、村長は目を細めた。
「おぉ、ジーグか。久しぶりじゃの」
「久しぶり、村長」
そう、確かに久しぶりなのだ。なのにこの村長はまったく変わらない。
『どうなってんだか・・・』
思いつつも口には出さない。聞いても教えてくれないのはわかっている。
「うむ、ジーグ。お主腹減っとんの」
「相変わらずだな。でも今日は空いてないよ」
笑いながらジーグはそう言った。ジーグは朝食を食べたばかりだ。
「そうかの?して、今日はどうしたんじゃ?」
「挨拶でもしようかと思ってきたんだ。泊まれる場所あるか?あそこは誰か使ってるんだろ?」
あそこ、というのはジーグが前に住んでいた緑色の屋根の家である。
「うむ。あそこにはフリーダが住んでおる」
「フリーダが?そうだったのか」
「頼んでみるかの?ちょうど戻ってきたようじゃ」
村長はジーグの後ろを見るようにしてそう言った。
「依頼は完了しました。村長」
澄んだ声が辺りに響きジーグが振り返ると、そこにいたのは
「フリーダ!久しぶりだな」
「ジーグ、久しぶり」
彼女の名前はフリーダ・エスグランド。フルフルシリーズに身を包んだ少女だ。商人の娘だったが、ドスガレオスに両親を殺されハンターになったそうだ。(ネタばれになるので詳しくは書かない)
相変わらず左目には眼帯をしていて、もう片方の赤い瞳はジーグをまっすぐ見つめている。
「ご苦労じゃったな、フリーダ。ちと頼みなんじゃがジーグを一晩泊めてやってくれんかの?」
「ちょ、村長!いくらなんでもまずくないか?」
ある少女が関係しているかどうかは不明だが、一緒の家に泊まるのはまずいと思ったのだろうか?
「構わないわ。来て、ジーグ」
そう言うと、フリーダは歩いていってしまった。ジーグは慌てて後を追う。

『いいのかな・・・』
と、思いつつも夕食までご馳走になってしまった。
「悪かったな、突然泊めてくれなんて」
「別に気にしてないわ」
いつもの彼女と一緒で言葉は短い。しかし今日はなんだか苛立ちを感じられる。
『何かしたかな・・・?』
思い当たることは、無い。考えるのはそもそも苦手だ。
「な、なぁフリーダ。何か、怒ってる?」
「怒ってなんかいないわ。・・・ただ」
短い沈黙の後、珍しくフリーダが言いよどんだ。
「ただ?」
「あの娘と上手くいってるみたいだから・・・」
ジーグは、漫画なら頭の上に?マークがでてるような顔をしている。
『あの娘?エルメリアのことか?』
「エルメリアのことか?確かにあいつはフリーダの事嫌ってるけど・・・」
「そんなことじゃない。気にしないでいいから」
「そ、そうか?じゃあもう寝ることにするよ。変なこと聞いて悪かったな」
鈍い男だ・・・ってのは置いといて。ジーグは借りた布団を敷き、潜り込んだ。

『ん・・・?何だ・・・?』
ジーグは違和感を感じていた。寝ていたのにも関わらず意識はしっかりとあった。そして、それは覚醒へ向かう。
「フリーダ!?な、何してっ・・・!」
口を手でふさがれてしまい、声が出ない。フリーダは一糸纏わぬ姿でジーグの体の上に居た。眼帯は取っていないが・・・
「ごめんなさい。でも、動けないでしょう?」
「くっ!な、なんで・・・」
確かに、動くのは首から上だけだ。(某アニメに首から上だけで三人殺したのもいるが、そんなことは普通できない)
「特製の痺れ薬。ちょっとだけ投与させてもらったの」
そう言うとフリーダはジーグの男根を挿入れようとする。

「ちょ、ちょっと!?こんな状態じゃフリーダにも悪いし、それにこういうのはちゃんと好きな人と!??」
自分のことは棚に上げている。情けないがフリーダのことを見て準備はできている状態だった。
「私は別に構わない。ジーグなら・・・」
そういうとフリーダは腰を落とした。何もしていないのに簡単に入ったので、初めてではないようだ。
「フ、フリーダ!こんなの駄目だって!うぁ!」
口ではそういっているが、フリーダの中はよく絞まり、声を出している。
「ふぅ・・・ん・・・はふ・・・」
こんな時でもフリーダは声をあまりださない。段々と速度を上げ、ジーグを締め付ける。
「くあ!・・・ちょ、待ってって、うっ!」
ジーグのことを気にする様子も無くフリーダは続けている。ジーグは、声を出さないように歯を食いしばった。
ちゅちゅちゅっ、ずぬっ!…くちくちゅ、ずちゅっ!
二人ともあまり声を出さないので、淫らな音だけが響く。そして、頭で拒絶していたとしても絶頂は来るものだ。ジーグはもう耐えられそうに無い。
『中に出すのはまずいよな・・・どうする?体はまだ動かないし』
ジーグは考えをめぐらせていた。すると、体が少し動くようになっていた。
「はぁふ・・・もう・・・だめ・・ひう!」
フリーダも限界が近いようだ。
『フリーダには悪いが、タイミングを合わせて横に退かす事にしよう。』
「くあ、出る!フリーダ、ごめん・・・!」
「きゃっ!?痛・・・」
ジーグは体を捻り、フリーダを横に落とした。その瞬間出してしまい、フリーダの腹の辺りにかけてしまった。

「あの、フリーダ・・・ごめ」
「ごめんなさい・・・」
言おうとしたことを言われてしまい、どうしたものか、と思っていると
「許してくれなくてもいいわ。忘れてくれれば嬉しいけど・・・ごめんね」
「・・・フリーダ」
「「・・・・・・」」
二人の沈黙が続き、ジーグが口を開いた。
「忘れるよ。また会ったら普通に話してほしいし、どこかでまた会いたい」
このくらいしか出てこなかったのか、それ以上は続かない。
「ジーグ、ありがとう・・・」
残った太陽のように紅い目から一筋の、流れ星のような涙が落ちた。

「やぁ、ジーグ君。お帰りなさい」
街に帰って最初に会ったのはフラディオだったのだが、エルメリアとガノンがいない。
「おう、ただいま・・・ガノンと、エルメリアは?」
「お嬢さんは、おそらく二日酔いで部屋でしょう。ガノンさんは看病をしていると思いますよ」
「今日戻るって手紙も出したんだけどな・・・前日くらい酒控えろよな〜」
そんな愚痴をこぼすと、フラディオは、
「手紙?来ていませんよ、ジーグ君」
「えっ!?嘘だろ!だって三日前には出した・・・」
あの日の翌日、手紙は出した。馬車より遅いとは考えにくい。すると、
「この街には辺境の村などの手紙は依頼以外届かないのですよ。連絡無くてお嬢さんはご立腹でしたよ?」
「嘘だ――――!!!」
叫びながらエルメリアの部屋に走り、慌ててドアを開ける。
「エルメリア!ごめん!手紙、と・どか・・・なく・・・て・・・・」
ジーグは口が引きつっていた。ジーグの前にいたエルメリアは着替え中だったようで、下着姿で鬼のような顔をしている。
「あんた・・・帰ってきたと思ったら・・・いい度胸してるわね!!!覚悟しなさい!」
ズドン!!バギャ!!バゴン!!
「ギャ――――――――――――!!!」
容赦なくブレス・コアを振り下ろし。ジーグを追いかけまわすエルメリア。
家具を破壊し、床に穴を開け、柱を砕く。
「待て、この〜〜!!」
「許して―――!!」

その後、ジーグはルームキングの修理代を払い、許してもらったそうだ。


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2010年07月18日(日) 20:17:53 Modified by sayuri2219




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