保管庫内検索
作品メニュー
作者別

スレ別

画像保管庫

キャラ別

編集練習用ページ

まだ必要なものあったら編集頼む
最近更新したページ
最新コメント
キャラ別 by 名無し(ID:5Lz/iDFVzA)
キャラ別 by 名無し(ID:cOMWEX4wOg)
キャラ別 by 物好きな狩人
キャラ別 by  
降りてこないリオレイア後編 by 名無し(ID:UKypyuipiw)
25-692 by 名無し(ID:PnVrvhiVSQ)
一角獣 by ケモナーかもしれない
誇り高き雌火竜 三 by ルフスキー
暴君と暴姫 by 名無し(ID:vg8DvEc9mg)
タグ
Wiki内検索
カテゴリー

幻獣の恋

スレ番号タイトルカップリング作者名備考レス
10幻獣の恋男ハンター×擬人化キリン 擬人化(幻獣)144〜146

幻獣の恋


さて、なぜこのような状況になったのだろうか、たしか俺はドドブランゴと戦っていたはずだ。
それでやっとのことで倒したのだがホットドリンクが切れたんだったな。
意識が朦朧としているときになにか別のモンスターが出たんだ………えーっと、名前が出てこないなぁ。
………そう、キリンだ。たしかにキリンだった。
でもそのキリンも大分弱っていたんだ、怪我も負っていたし角もひびが入っていたし。
それで俺の前で倒れたんだっけ、それで………そうだ、あったかそうだから思わず抱きついたんだ。
そこで意識が途切れて………今に至るわけか。
………本当になんでこんな状況になっているんだ?
なんで女の子の膝の上で俺は寝ているんだ?

「………なぁ」

と、その女の子に呼びかけるとビクッと肩を動かし別のほうを向いていた顔をこちらへと向けた。
顔はとても綺麗で、白い髪の毛もさらさらだった。

「ここは何処?あと君は誰?」

むくりと起き上がり、少女に向かって胡坐をかく。
どこかの洞窟みたいなところのようだが、光源がないはずなのに中は明るかった。

「私はリン、ここは私の中よ」

「そうか、俺の名はゼルって言うんだ………って、ちょっとまて。私の中ってどうゆう意味だ?」

「貴方の精神だけが私の中に入ってきているの、ここは現実世界ではなくて本来は存在しない架空の世界」

…………?何を言っているんだこの子は。

精神だけがとか、架空の世界とか何を言いたいんだいったい。
しかし俺はその時に気づいてしまった、自分の体のケガが全て消えていたことに。
それだけではなく、いつもより体が軽かった。
それは、まるで『体がなくなってしまった』かのような感じだった。

「………信じるしかないようだな。それで、どうすればここから出れるんだ?」

そう聞くとその女の子は顔を歪めてこうつぶやいた。

「あなたがここに入ってしまったのは………私の未練だと思う」

「未練?」

「私、多分もうすぐ死ぬわ」

「え?」

女の子は立ち上がり着ていた服を脱いだ。
普通そんなことがおこったら、嫌でも下半身が反応してしまうだろう。
でも、体中についていた傷跡がそうさせなかった。
俺もハンター歴は長いから分かる、その傷跡は太刀やボウガンで付けられた跡だ。

「………君はもしかして……」

「そう、私は貴方の前で倒れたキリン。ちなみに私たちの本体はまだ極寒の雪山に有るわ」

ああ、キリンからキをとってリンか。
ってか本体は雪山に有るのか………それってすごくまずくないか?
もしそれで本体が死んだら多分ここに居る俺も消えるだろう。

「………それで死ぬ前に何かしたいってことか?」

「ええ、貴方が欲しいの」

「俺が欲しい?」

「………私は小さい頃からずっと一人だったの。でも、さっき貴方に抱かれた時にとても温かいと思ったの。
体だけでなく心までがね。その時にふとどこかで聴いた言葉を思い出したの『一緒に居てどきどきする人(龍)が居たらその人に恋をしている』って。
だから多分これは恋だと思うの、さっきすごくどきどきしたわ。死にかけなのにね」

なるほど、いきなりの急展開だがそういうことか。
しかし龍が人に恋をするなんてありえるのか?

「まぁ、そうしないと俺がここから出られないというのなら俺は構わないぞ」

「そう、じゃあ…………初めてだけどお願いね」

「ん、俺もだ」

そう言って俺の膝の上に座ったリンに唇を合わせた。
そのやわらかい感触にどきどきしつつ舌を入れると、拒むかのように下を引っ込められる。それを無視して舌を絡めた。
唇をはなす頃にはもう頬がピンク色だった。

「しかしひどい傷だな」

そうつぶやいて胸の突起に舌を這わせた。

「んっ……こんな体じゃ嫌?」

「いや、十分綺麗だ」

舌を這わせるたびにビクッと反応する体を楽しみつつ、手をリンの秘所へと移動させた、
そして服を取り払うと綺麗なピンク色の花びらが現れた。
そこに指を入れると既にぐちゃぐちゃだ。

「ひゃんっ……だめぇっ」

体に力が入らないようで全身を俺に預けている。
二本も入れると既にぎゅうぎゅうで俺のは入らないのではないかと思うほどきつかった。

「これ以上は無理だな」

そう言って指の動きを早める、既に追い詰められていたリンは背を弓なりにして大きくあえいだ。

「!!…んっ…あぁぁぁ!!」

その後ぐったりとしたリンにキスをして耳元でつぶやく。

「愛してるよ、リン」

………自分もこの子に恋をしてしまったようだ。
もう、元の世界に戻れなくてもよかった。
この隣で寝ている少女と一緒に居られるのならば。
たとえ本体が死んでもきっと一緒に逝けるだろう、それならばなにも悲しいことは無い。

「おやすみ」

そう言って横になる、もしかしたら最後になるかもしれない目を開けるという行為を俺は止めた。


終わり
2010年08月17日(火) 09:02:28 Modified by gubaguba




スマートフォン版で見る