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22-412

スレ番号 タイトル カップリング 作者名 備考 レス
22 S.S.D.D2 ベルキュロス♂原型と飛竜学者見習い♀ 412〜414

S.S.D.D2


そう、結局私はベルキュロスの採精をする事にした。
その方法とは・・・?
聞くな。
他にも方法があるだろ!?と、突っ込みたくなる方法だが、博士によると、
「リオレウスのような飛竜には、電気を使って射精へ至らせることが出来るのじゃが、ベルキュロスのような雷属性への耐性が飛び切り強い輩には、その方法だと通用せんかもしれん。」
確かにそれは頷ける。
ていうか、あんたやった事あんのか・・・?
経験豊富的な発言・・・
そもそも専門の者って・・・?

夜。
日は完全に落ち、私は未知の領域に踏み入れる準備をしていた。
射精の際に精を入れるガラス製の容器等だ。
初めは、わざわざガラス製の物にしなくても良いと思っていたのだが、今は心臓が止まりそうな位緊張していてそんな事は大して気にならなかった。
      • 正直、恐ろしい。
幾ら身動きが取れないとは言え、相手はあの舞雷竜だし、俗に言うキングサイズの個体だ。
しかも剛種。
手慣れのハンターを何度も返り討ちにしてきた、とんでも無い奴なのだ。
私は気を落ち着けるために、一度大きく深呼吸をした。
一端大きな恐れの感情を露わにしてしまうと、余計に相手に付け込まれてしまう。
しかし、護衛のハンターとギルドの役人達を晩餐に引き留めておく間にやらなければならない。
それまでまだ時間はある。
よって、心の準備を整える時間も十分にあるのだが、心の準備などと言っていると一生出来そうになかった。
“やる”のだったら、さっさと済ませたい。
私は一通り必要な物を脇に抱えると、”あいつ”がいる地下研究室へ歩みを進めた。

      • ・・・・
ここは・・・?
身体が怠い。
いや、確か私はハンター・・・に・・・
罠に掛かって・・・
はっとして起き上がろうとするが身体が全く動かない。
(クッ・・・)
脚を動かそうとするが、それを上回る力で引っ張られる。
今度は翼を動かしてみるが、結果は同じ。
自分の翼を、首を廻して見ようとするが同じように殆ど動かすことが出来ない。
それでも何とか見てみると、脚と翼に無骨な何かが巻き付いている。
しかも、狭い中に閉じ込められているようだった。
捕まったのだろうか・・・?
(・・・・?)
そう思ったその時、何者かの気配を一瞬感じた。
      • ・間違いない、何か来る・・・
反射的に身構えようとするが、当然出来ない。
威嚇の咆哮を上げようとするも、口が殆ど開かず、情け無い声が辺りに虚しく響くだけである。
足音は徐々に大きくなり、淡い光の点が闇の中に揺らめくのも見える。
その光を睨み付けるように凝視していると、その主の姿が闇の中に怪しく浮かび上がった。
当然ながら、人間だ。
しかし、見た目からしてハンターでは無いようだ。
それでも私は警戒を緩めない。
低く唸りながら、精一杯の怒りを込めた眼でその人間を睨み付ける。
微かにその人間の顔が恐怖に引き攣ったが、歩みを止める気配はない。
その人間は、私の右脚の所まで来ると、私を閉じ込めている囲いの隙間にその細い腕を入れる。
威嚇するのも忘れて怪訝そうに見ていると、いきなりその人間が私の脚をその小さな手で掴む。
振り払おうとするが、勿論動かせない。
結局私は、目を瞑って人間に身体をまさぐられる屈辱に耐える他なかった。



何故、こんな事を引き受けてしまったのだろう・・・?
左手でベルキュロスの右脚を掴みながら、今更思う。
だが、私が妥協で決めてしまったことだ。
同じように妥協するしかない。
予期していたよりベルキュロスが大人しくしてくれているので、
さっきよりは恐怖を感じない。
ふと、ベルキュロスの顔を見てみると、深い諦めにも似た表情が張り付いていた。
私は、深く深呼吸して一本の注射器をポケットから取り出す。
これは、マヒダケの濃縮エキスとその他の薬品を混ぜた物だ。
さっきまでベルキュロスを眠らせていた麻酔薬とは違う特殊な麻酔薬で、首から下の神経が麻痺するように作られている。
神経が麻痺すると言っても、感覚神経はそのまま残るので”この様な事”に持って来い・・・らしい。
私は左手で脚を押さえながら、鱗の隙間に注射器の針を突き立てた。
かなり太めの針だが、身体の大きい飛竜にとっては蚊に刺された程にも感じない筈だ。
それから少し時間が経つと、麻酔の効果が見え始めた。
酷く怯えたような、そんな感じでベルキュロスが懸命に身動ぎをしようとしている。
だが出来るわけ無い。
私は再び深呼吸をする。
ここからが、少々エグい作業になる。
雌雄の判別・・・
飛竜は、基本的には爬虫類と同様の身体のつくりをしている。
多くの種で雌雄の判別方法は一つしかない。
それは、腕を直接、排泄腔に突っ込んでペニスの存在を確認すると言うトンデモ法だ。
レウス・レイアのように外見で雌雄を判別できる方が稀な例なのだ。
私は、ベルキュロスの股間のソレに視線を向けた。

これは・・・一体・・・?
翼を動かしている感覚はあるのに、それが別の物であるように全く動いていない。
ああ・・・遂に殺されるのか・・・
咄嗟にそう思った。
私は今まで、私を狩ろうとしたハンターを何人も返り討ちにしてきた。
だが、それは己の身を守るためだ。
私は人間に対して何もしていない・・・していないのに、毎日のように命を狙われる。
こんな理不尽な事はない。
その時。
「グオォッ・・・!?」
突然下半身に走った猛烈な快感に、私は思わずそんな声を上げて(相変わらず声量は無いが)しまった。
まだ動く首を廻して見てみると、なんと人間が私の股間の排泄腔に腕を突っ込んでいるではないか!?
「グウゥ・・・」
抵抗しようとするが、身体は地味に動かない。
(やめ・・・あっ・・・)
その時、人間の手があるモノに触れた。
そう、雄の象徴に・・・


私は檻の中に入って、心の迷いを振り払うかのように、勢い良く腕をソレに突っ込んだ。
ソコの中はしっとりと湿っていて、まるでマグマのように熱かった。
流石に素手でする勇気はなかったので、博士に渡されていた肘まで覆うタイプの手袋を付けている。
      • どうやらこれも専用品・・・らしかった。
こんなの狂っている。
確かに学者は、雌雄判別くらいは出来なくてはいけないのだろう。
しかし、飛竜にとってはたまった物ではないだろう。
ましては知能の高いベルキュロスだ。
恐らく、これを途轍もない屈辱に感じるはずだ。
こんな事をした後が怖かった。
勿論、明後日にはこのベルキュロスは古龍観測所へと送られるのだが。
その後どうなるかは知らないが、復讐なんて出来るはずがない。
そう無理矢理自分を納得させると、目の前のことに意識を戻す。
全てはこの作業の結果に掛かっているようなものだ。
もう、こいつが雌と言う事に賭けるしかなかった。
しかし同時に、雄だったときの覚悟も決めていた。
雄の飛竜を絶頂へといざなう事への抵抗を半ば強引に封じ込め、私は円を描くように排泄腔の中を探る。
その円はもう終わりそうだが、ソレらしき物は無い・・・・
そう思ったとき、私の手にナニかが触れた。
柔らかくもなく、固くもないソレにもう一度触れてみる。
(確かに・・・・コレは・・・・)
いや、違う。
「ははは、まさかね・・・・」
確認のために軽く握ってみたその時、
「グルァッ・・・!!」
小さいながらも、ベルキュロスが普段は絶対上げないであろう嬌声のような声を上げた。
「えっ・・・なんでそんな声上げんの・・・?」
思わず、ベルキュロスにそんな間抜けな質問をした。
答えは返ってくる訳がない。
(違うよね・・・コレ・・・)
しかし、未だ現実を受け入れられていない私の頭に、事実を突き付けるが如くその“固くも柔らかくもないモノ”が私の手の平を押しのけて、太く、そして長くなっていくのを感じた。
気付いた時には、ソレの先端が私の柔らかい胸に押しつけられるように当たっていた・・・・
2010年08月15日(日) 04:45:32 Modified by kongali




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