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forest and the hill1-1

スレ番号タイトルカップリング作者名備考レス
6〜7forest and the hill1-1女ハンター×擬人化リオレウス 擬人化(雄火竜)【6スレ】:718〜725 【7スレ】:15〜22

女ハンター×レウス擬人化
エロ薄め 長め MH設定うそめ
無理な方はスルーをお願いします

forest and the hill1-1


もう助からないよ
今は無き父の声が静かに響く
次第に冷たくなっていく、深緑色の美しい龍
生きる場所が違うことを理解できない幼い彼女は
ただ悲しくて仕方がなかった
パキ・・バリバリ・・・
重そうな腹の下から何か音がする
彼女の頭より大きな卵にヒビが広がっていく

ピーッ
ピグゥー

小さな龍の赤ちゃん
まだ柔らかい爪で必死に彼女のひざに登ってくる
濡れた瞳でじっと見つめるとぺロっと頬の滴を舐めた



さらさらと風が頬をなでていく。
目をつぶっていても、明るい日差しが差しているのがわかる。
土のにおい、遠くの水音...
気持いいなぁ...
こんなに安らかな気分は久しぶりかも
あの夢も久しぶり・・・
そっと手をのばすと何かに触れる
彼女が眠っているときは必ず枕元で丸くなっているはずの
愛猫をゆっくりと引き寄せる。
「おいで、ミーア」
いつものようにミーアにほお擦りをすると、痛い
伸ばした手に岩のように硬いものが当たる

ぐぅるるるるるー
んっ!?
...ミーアじゃない?

瞬時に意識が覚醒していく
自分の部屋のベッドであるはずが無い
意識を失う前の状況を少しずつ思い出し、今度は冷や汗が浮かぶ
意を決して恐る恐る目を開く

やっと、起きたか。

耳元で呆れたように呟く、知らない男
そうだ、私はあのとき...



「ちょーっと、もう少し割りの良いやつまわしてよ!」
「そういわれてもねぇ、あんたこの間もそういって
 報奨金掛かってるガノトトスいって、失敗したじゃない?」
「ぐぅ...
 そりゃそうだけど、だからって採取ばっかり回さなくてもいいじゃないの!」
「知ってる?失敗したハンターを回収するアイルー便だって、
 タダじゃないのよ?
 それに、支給品だって結構かかるんだから
 成功しないハンターに回す経費はないのよ」

冷たく言い放つギルドの受付穣を、恨めしそうに睨む
しかし、返す言葉がないのも本当なのだ
覚えてる限り、成功したクエストはここ最近では採取ばかり
討伐にいたっては、3ヶ月前に村に滞在していたパーティの
荷物持ち要員として同行させてもらったフルフルくらいだ
それですら、強烈な放電に近寄れず、やっとのことで罠を置いて
捕獲玉をなげたくらいであったが...
それでも、何度か同行させてもらいとうとう念願のフルフル装備を作る事が出来たのだった
その支払期限が迫っている・・・
両手に一杯の素材を抱え、満面の笑顔で依頼する彼女を武器屋の主も
凄腕のハンターだと思ったらしく、ツケで装備を作ってくれたのだ。

ホント、どうしよう・・・
なみだ目で手のひらをじっと眺めていると、背後から妙に甲高い笑い声が響いた

「ハハハハ、これだから女のハンターは駄目なんだよ。
 大人しく家で待ってて おかえりなさいあなたって
 にっこりしてりゃぁ良いんだよ。」

嫌なやつ!
「ヨーク、あんたまだいたの!さっさとドンドルマにでも行きなさいよ!
 なによ、こんな小さな村じゃ腕を生かすクエストがないってほざいてたじゃないの!」

3つほど年上のヨーク、この村では一番のハンターだけど
事あるごとに、絡んできては
お前はハンターに向かないとか採取がお似合いだ、などと
いちいち腹立たしい
おまけに村に回ってくる数少ない討伐クエストばかり狙う為
余計に割りの良いものが彼女には回ってこないのだ

「フンッ」
ヨークは鼻息荒く2枚の羊皮紙をテーブルの上に投げた
なによ・・・
ぶつぶついいながら目の前に降ってきた物をひろげると
そこには夢に見た文字が躍っていた

ー森・丘 立入り許可書ー

「なんですってーーーーっ
 なんでこれをあんたが持ってるのよ!」

森丘と呼ばれるその狩地はこの村から割りと近いにもかかわらず
村人はめったに足を踏み入れない。
時折、中央ギルドから屈強なハンターたちがやってくるので
入り口まで案内するぐらいである。
森丘には貴種なモンスターや植物の生態系があるため、ごく限られた者しか
入ることは許されていないのだ。
そして、許された一握りの者にはこの許可書が配布されるのである。

ー討伐依頼書 リオレウス 1頭ー
もう一枚の羊皮紙

「わかっただろ、俺はこいつをしとめるまで
 出て行くわけにはいかねーの
 ま、せいぜい俺のために蜂蜜でも大量に納品してくれよ。」

ぽんっと頭の上に手を置かれて、慌てて振りほどく
「ねぇ、このクエスト、私に譲って!」
言われたヨークも周りで眺めていたハンターも受付穣も
挙句の果てには、酔いつぶれて寝入っていたものまでいっせいに見つめた

「・・・・・
 な、なにいってるんだ、採取ハンターが!
 無理に決ってんだろう。」
「そんなの、やってみなければ分からないじゃない!」
いや、自分自身も分かりきっていた。
でも、長年の夢が目の前にある今、簡単に引き下がるわけにはいかないのだ

    • 森丘に行きたいから、ハンターになったの・・・。
それまで諦めるわけにはいかないって・・・。

誰ともなしにこぼれた呟きを聞くと、ヨークは背中に背負っていた大剣を
押し付けてきた。

「そうだな、討伐じゃ荷が重いだろうから、サブだけでもいいぞ
 鱗の一枚でもとってきたら認めてやるよ・・・・」
相変わらず馬鹿にしたような口調だか、なぜ愛用の剣まで貸してくれるのだろう?
支えるだけで精一杯の大剣を両手でおさえ、不思議そうにヨークを見上げる
なぜか、真っ赤だ
「そのかわり・・・・
 また失敗したら、その時はハンターを引退して・・・
 俺と・・・その・・」

「いいわよ」
ヨークが口ごもっている間に、パッキリと応えた。
どんな過酷なペナルティだろうと、念願の狩場へいけるのだ。
秤にかけられるはずが無い。

おおーっ!
やったな、賭けはかったも同然
これでお前も一人前だなぁ!
あんたたち、見てると歯がゆくてねぇ

二人のやり取りを固唾を呑んで見守っていた村の熟練ハンターたちが
急に盛り上り、ヨークを囲んでいる

なんだろ?
いきなりのお祝いムードにさして気を向けることも無く
準備をする為に急いで家へ向かう
その後姿に、真っ赤になったヨークが
「すぐ帰ってこいよ!」と叫んでいた

じょーだんじゃない!
すぐに帰って溜まるか!
森丘に行くには目的があるのだ
13年前に生まれた、あの子を探すのだ




「うわぁー、変わってないなぁ・・・」
立入り制限のせいだろうか、13年の時がたっているとは思えないくらい
彼女の記憶と変わりが無かった
「うわ、なつかしー」
足元には今までの狩場ではみないキノコが生えている
たっぷりと茂っている雑草でさえ、他の場所とは違う
これ結構おいしいんだよね〜
そのうち、いくつかをポーチに詰めると
少しはしゃいでいた自分を戒め目的の場所へ歩き出した

草食竜がのんびりと草を食む草原を抜けると、
一段高くなった岩場にぽっかりと入り口を見つける
その洞窟から、そっと身を進めると広い空洞へ繋がった

ふふ、変わってないわ
前はここに居たんだけどなー・・・
恐る恐る階下をみると、大きな岩があった
ひゃっ!
瞬間彼女は思わず息を呑んだ
岩だと思ったソレはかすかに動いている
よくみると、翼があり、とげとげした尻尾もある
猫のように丸くなって

寝てるんだ・・・

これが、リオレウス?

自由に大空を羽ばたき、火炎を操る凶悪な龍
尻尾には猛毒を持つ

依頼書の内容を思い出しながら、彼女はあとずさった
どうか起きませんように・・・!
ぐらりと視界が揺れた
首の後ろがちくっと痛む

あ、ランゴ・・・・

彼女はそのまま動いている岩の上に落ちていった

now

「やっと起きたか。ずいぶんねてたなー。」

目を開けると、隣に居た男がにかっと笑ってのびをしている
腕に当たった硬い岩も、ものすごい鼻息も見当たらない
夢みてたかな・・?
「あの、助けてくれたんですか?」
「ん?」
「あ、私、さっき岩の所で、ランゴに刺されちゃって
 レウスの上に落ちちゃったみたいで・・・」
「ああ、人がいい気分で寝てるとこに、いきなり落ちてきやがって
 お前じゃなきゃ、食べてたぞ。」
「???」

見かけは立派なハンターに見えるけど、少しおかしいのかしら?
よく見ると、武器すら持ってないみたいだし・・・
「えっと、とにかくありがとうございました!
 ちょっと人を探しているので、失礼します!」
お礼の蜂蜜壷を押し付けると、足早に立ち去ろうとしたが
ポーチをつままれてそのまま前のめりにすっころんでしまった
いたたたた・・・・

「久しぶりに会って、それはないんじゃねーの」

      • 久しぶりって、知らないわよ
こんな男前、村の男じゃないし
流れてきたハンターの中にいたっけなぁ・・?
それとも、こないだ街へ買い物しにいったときかなぁ・・・
ぐるぐると記憶をたどっている内に、目の前が不意に暗くなった

男の顔が目の前にある
赤褐色の少し癖のある髪
綺麗に日焼けした肌
まっすぐに見つめる緑色の瞳
薄い唇が開く・・・
息がかかる・・

ペロ

転んだせいで軽くすりむいた頬をそっと舐めた
「会いたかったよ、ルー」
「ぴーちゃん・・・?」



目の前の青年の影が次第に大きくなる
端正な顔は、牙を持つ頭部となり
すらりとした腕は空を覆う翼となった

ああ。こんなカッコしてっから、わかんねーか

男は一人ごちて、1歩さがった
とたんに輪郭はくずれ見上げるほどの大きな龍となったのだ
      • レウス?
ぐぅるるるるー
甘えるように、大きな顔を彼女に擦り付けてくる
いたた、いた、
硬い鱗が刺さる
きっと、フルフルのしなやかな防具がなければ
ルーの皮膚などいっぺんで切れてしまうだろう

「いやあーーー、たべられるぅ〜!!」

再度走り去ろうとすると、今度は力強い腕で後ろから抱きとめられた
いつの間に人間に戻ったのだろう
「おい、本当にわすれちまったのかよ!」
「あんたなんて知らない!私はぴーちゃんに会いに来たんだもん!
 ぴーちゃんは、もっと小さくてかわいいんだから!」
「・・・? 俺だって育つしさ・・・」
「ぴーちゃんはレイアだよ、だってレイアの卵からでてきたんだから!」
「うん、いや、まぁレウスだけど・・」
はぁーーーっ

男は大げさにため息をつくと、値踏みするような目で彼女をとらえた
「おまえ、一応ハンターだよな?
 レイアとレウスが同じ種ってしってるよな?」
一応と付けられて、少々むっときたが
彼女のハンター歴にレウスとレイアはいない
何度かレイアは見たことがあるが、目の前のレウスは初めて見るものだった
そういえば、そうかも・・・
「えーーっ ぴーちゃん、♂なの!!」
「・・・・・ふぅ、ほら」

ため息とともに目の前に差し出された、懐かしいペンダントを受け取る
それは彼女が自分を見つめて鳴く、小さな龍にあげた物だった
『いつでも、ぴーちゃんだってわかるようにね』
そういって無邪気に笑った彼女の笑顔を忘れることはなかった
『私のこと、ママだと思ってるのかな?
 私の名前はルー、あなたはぴーちゃんね』

「わりぃ、鎖は切れちまった
 しばらく首にかけてたから、ぷちっと」
そりゃそうだろう、こんなに大きくなれば・・


頬に涙が伝う
目の前の男が思い出の龍では無いかもしれない、でもくったくなく見せる笑顔に
ずっと胸にあったしこりが、少し解けた気がした
やっと会えたこの幼馴染に・・・ようやく言える
「ごめんなさい!」
「わたし、あの頃知らなかったの もう会えなくなるなんて!
 置いて行くつもりじゃなかったのに・・・」

森の龍と仲良くなったと自慢する娘に
父は渋い顔を見せて、二度と狩りに連れて行ってくれることはなかった

生まれたばかりのものは、初めて見たものを親と思う
お前はその龍から母親を奪ったんだぞ

きつい父の言葉に、生まれてすぐ母を亡くした自分と重なり胸が痛くなった
森丘が立入り禁止となるのは、その後すぐのことだった

ひっく・・ぐす・・うぇ・・

涙の止まらないルーをそっと抱き寄せる
「おこってなんかいねぇよ」
自分だっていつまでも子供ではない
一匹で生きて、成長するにつれ
自分と思い出の女の子が違う物だということは分かっていた

だから、余計にうれしかった
もう会えないと思っていたのに、ルーは来てくれた


「あいたかったよ」
もう一度つぶやく
「うん、私も・・・」

やっと笑顔を見せた彼女の頬に口付ける
「くすぐったいよ・・・」
恥ずかしそうに、視線をそらす
そして今度は白い首筋に唇を這わした



「ひゃっ・・ん、ん ぴーちゃん?」
不安そうに見上げたルーに今度は唇を塞ぐ
「んっ、うう・・ん・・・うっぁ」

無遠慮に口内を探る
しばらくは緊張のためか硬く結ばれていたが、次第に緩み
諦めたように舌を招き入れる
「はぁ・・はぁ・・」

やっと開放するとルーはそのまま足元に崩れた
「・・・・ぴー・・ちゃん?」
再度唇を塞ぐ
先程よりも深く深く味わい、時折唇の端を舌でくにくにと刺激する
そのたびに小さく反応する指先がいとおしい
そして後ろに回された手でしっかりとルーを支えると
元の姿の爪を出し、滑らかに防具を切り裂いた
「んっ、むぐぅ・・」
突然、肌に触れた外気に驚き
目を開けて確認しようとするが、執拗な口付けにまた目を閉じる
「あっひゃ・・んん・・」
誰にも触られたことが無い、初心な肌をなぞられ、思わず声がこぼれる
乳房の外側から、脇へ、わき腹をなでられ体がピクンと跳ねる

やっと口付けから解放され、息を整えていると甘い衝撃が走る
意外に育った乳房の先端を口に含み、支えている手で
たえず背中をそっと撫でている
「いやぁっあんっ・・・ぁぁん・・はぁ」

上半身を覆っていた装備はすでに外れ、むき出しの肌を風がなぜる
すっかり敏感になった体は、首筋で揺れる髪の毛すら愛撫になる

外で、こんなことして・・・
だめ・・・
しかもぴーちゃんとなんて・・・

「んんん、ぁあん、うぁ・・・ん、あ」
時折冷静な考えが脳裏をよぎるが、直ぐに快楽の波に攫われる
「んんんんっ」
体の中心に切ない違和感が走る
ぐちゅ、ぴちゅ、と卑猥な水音がやけに大きく聞こえた

「くぅ、まだ、きついな・・・」
「んんんーっうぁ・・ん」
「ルー・・」

突然襲ってきた圧迫感と違和感、そして感じたことの無い傷みに
ただじっと耐えるだけだったルーは名前を呼ばれて、ふと目の前の男を見つめた
さっきまで不敵に笑っていた顔はなく、薄く汗を滲ませ
思いつめた余裕の無い瞳

「いたいか?」
泣きそうなその表情を見ていると、体の力が抜けていくのがわかる
「ううん・・・だいじょう・・ぶ」

目の前にいる
何度夢に見たか分からない、懐かしい、愛しい顔
その顔を両手で挟み、にっこりと笑った
「あっあっあっ・・んんんんぁっーーー」

リズミカルに打ち付けられる腰に翻弄され、息継ぎもろくに出来ない
やがて押し寄せる快楽の波に身を任せた・・・




「やっぱり、初めてだったか・・」
朦朧としているルーの足の間からこぼれる様々な液の中に
鮮血を見つけ、そっと指で救い上げた
「いやぁっ・・あんっ」
行為が終わった直後で敏感になったそこには、掠る指ですら過剰な刺激となる
「ほんっと、かわいーっ」
龍とは思えぬ、邪気の無い笑顔で軽く口付けを落とすと、そのまま後ろへ押し倒す
あらわになっている白い胸の頂を再度含もうとすると、思いのほか強い力で押し返される

「ちょっと、まった!
 もう無理!混乱してるんだから、少し考えさせて!」
「何を考えるんだよ?せっかく出会えたのに」
「色々だよ・・ていうか、何で人型なの?・・・・」

やっと出てきた単純な疑問に立派に育った懐かしい龍はしれっと答える

「だって、元の姿でやったら、ルー壊れちまうじゃん
 ま、慣れてきたらチャレンジかなー」

納得できる答えではないし、なにか恐ろしいこと言っているが
無邪気な笑顔の前では反論する気力を失ってしまう
さわやかに降り注ぐ太陽、頬を撫でる風
隣にはずっと会いたかった人

ま、いいか、再会出来たんだし

腕を重ねると隣の愛しい龍に小さな口付けをあげた
2010年07月21日(水) 22:31:34 Modified by gubaguba




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