19年6月1日 総会 議事録
＞議事録１ ２ ３
第８回教育再生会議事録
日 時 平成19年６月１日（金） 17：40〜18：06
場 所総理官邸小ホール
議 事 次 第
１．開 会
２．第二次報告（案）について
３．安倍内閣総理大臣挨拶
４．閉 会
(配付資料)
資料１ 第二次報告 要旨（案）
資料２ 第二次報告（案）
資料３ 子育てにかかわる科学的知見の例（案）
資料４ 関連データ集
資料５ 添付資料（ヒアリング対象者リスト等）
○野依座長 それでは、ただいまから第８回の教育再生会議を開会させていただきます。委員の皆様方におかれましては、大変御多用なところ御出席いただきまして、大変ありがたく存じます。
それでは、早速議事に入ります。
これまで、第二次報告を取りまとめるべく御議論を重ねていただいてまいりましたけれども、去る５月28日の合同分科会の審議結果を踏まえて、本日はいよいよ成案を取りまとめたいと存じます。
それでは、山谷総理大臣補佐官から報告（案）について、前回からの修正点を中心に御説明いただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
○山谷総理大臣補佐官 ありがとうございます。本日よりクールビズでございまして、総理もリラックスしたかりゆしウエアでいらっしゃいますが、委員の皆様におかれましても、ネクタイをお取りになられたい方は、御自由にどうぞということでございます。
それでは、説明でございますが、資料１から５までございます。先ず、資料１が報告書案の要旨で、１番が学力向上の部分、２番が心と体の調和の部分、３番が地域、世界に貢献する大学・大学院の再生、４番が「教育新時代」にふさわしい財政基盤の在り方となっておりまして、次のページが「４つの対応」という形で、前回の第一次報告取りまとめの時も「４つの対応」として、目標期限を掲げたものが、教育三法については国会でまだ成立はしておりませんが、実現されつつあります。今回もそのような形で「４つの対応」というのを提言させていただいております。
資料２が第二次報告書案の本体でございまして、資料３が「子育てにかかわる科学的知見の例」、資料５がヒアリング実績をまとめました部分、それから、資料４が関連データをつけた方がいいのではないかという御意見をいただきましたので「関連データ」、そして最後に、報告書の要旨をカラー刷りで分かりやすくまとめたものという工夫をさせていただいております。
それでは、具体的な修正点を中心に説明いたします。５月28日の合同分科会で、第二次報告（案）の修正について座長、座長代理に御一任をいただきました。その後、運営委員会を２回開催いたしまして、座長、座長代理の御了解をいただいたものが本日提出されているものでございます。５月28日の合同分科会での皆様の御意見、可能なものをできる限り反映しております。主な修正点のみ御説明申し上げたいと思います。
先ずは、資料１の要旨でございますが、国民の皆様にわかりやすく具体的な表現にしてほしい、メッセージ性が出るようにしてほしいという御意見をいただきましたので、これを踏まえまして、例えば�兇猟鷂世裡韻箸�、提言２のタイトル、サブタイトルを修正しました。それから、徳育の教科化や体験活動の推進で、何を目指すのかということを分かりやすく表現するなどの工夫をいたしました。そのほか、特別支援教育のところですが、「すべての子供一人ひとりに応じた教育」というふうに修正いたしました。有害情報対策も追加して修正をしているところでございます。
「４つの対応」についてでございますが、28日の合同分科会で何を優先的に取り組むのかと、優先順位づけ、具体的な重点項目について期限を決めて必ず実現してほしいという、そうした書きぶりが必要ではないかという御意見をいただきましたので、資料１の３ページ目の「４つの対応」という形でつけ加えさせていただいております。
まず、（１）の「学力向上を目指し授業時数10％増を図る」のところで、土曜日の授業についてですけれども、「学校週５日制を基本としつつ、教育委員会、学校の裁量で、必要に応じ、授業を行える」とまとめさせていただきました。そして、「今年度中に学習指導要領の改訂」と明記しましたので、来年の４月から地域によっては土曜日も自由に授業ができるという提言の書きぶりでございます。
それから、２番目の「徳育の教科化」でございますが、「多様な教科書・教材を作成」とし、「今年度中に学習指導要領を改訂」というふうに明記させていただいております。
３番目に、「良き教師を確保するための、メリハリある教員給与体系の実現」についてでございますが、「平成20年４月を目途に教員給与特別措置法などを改正」と記しております。次の通常国会で法改正というような手続を想定しているところでございます。
以上、今後、中教審、国会審議を通じ具体化を望むところです。
４番目、大学の９月入学についてでございますが、もっと具体的に踏み込んできちんと書くべきではないかという御意見をいただきました。これを踏まえまして、「大学の４月入学原則を一層弾力化する。大学の取組を支援し、全国立大学の９月入学枠設定を実現」と記しました。そして、「今年度中に学校教育法施行規則の改正、国立大学の中期目標策定時のガイドライン、運営費交付金等で支援」と具体的な方策を明示いたしました。
さらに、教育予算については、「効率化を徹底しながら、メリハリを付けて教育再生に真に必要な予算について財源を確保」とまとめました。
資料２の本体でございます。主な修正箇所でございます。４ページ目、１番上の方で、「全ての子供一人ひとりに応じた教育」の部分のところに、「個々の子供の認知と学習スタイルの多様性に応じた指導・支援を行う」ことの追加などの修正をしているところでございます。
続きまして、６ページ、提言１というところで、徳育の教材についてでございますが、「芸術、文化、スポーツ活動を通じた感動」というところを追加させていただき、また、各教科での幅広い徳育の部分に「体育」を追加いたしました。
９ページでございます。28日の合同分科会でのやりとりを踏まえまして、「改革の視点」の２項目めの�Ｈ屬箸いΔ箸海蹐任瓦兇い泙垢韻譴匹癲◆嵶磴┐弌∈８�10年以内に、我が国の大学が世界の大学上位30校の中に少なくとも５校は入り、上位10校にも入ることを目指す」というようなことを書き込ませていただいております。
同じく９ページ、「大学・大学院の機能」についてでございますが、「教養は生涯を通じて涵養されるもの」、そしてまた、大学と大学院の関係については「多様な形で教育研究できる柔軟な仕組みが重要」などと追加しております。
12ページでございます。プロジェクトＸ（エックス）での議論をしっかりと書き込むべきだという御意見を踏まえまして、これからの大学院のあり方の記述を充実いたしました。また、上から２つ目の「世界トップレベルの大学院形成」という項目を立てまして、記述を充実したところでございます。
続きまして、17ページでございます。「第三次報告に向けての検討課題」の中に、�─岾惺擦療�正配置など、効率的な予算配分の在り方」、それから��「育児支援や幼児教育の在り方」、��「大学・大学院の教育と研究の在り方、及び財政支援の在り方」などを追加いたしました。
最後にデータをつけることが必要ではないかという御意見がございました。また見せ方が重要との御意見もいただきましたので、資料４として関連データをつける、また、カラーの報告書要旨をつけたいというふうに考えております。以上でございます。
＞議事録１ ２ ３
第８回教育再生会議事録
日 時 平成19年６月１日（金） 17：40〜18：06
場 所総理官邸小ホール
議 事 次 第
１．開 会
２．第二次報告（案）について
３．安倍内閣総理大臣挨拶
４．閉 会
(配付資料)
資料１ 第二次報告 要旨（案）
資料２ 第二次報告（案）
資料３ 子育てにかかわる科学的知見の例（案）
資料４ 関連データ集
資料５ 添付資料（ヒアリング対象者リスト等）
○野依座長 それでは、ただいまから第８回の教育再生会議を開会させていただきます。委員の皆様方におかれましては、大変御多用なところ御出席いただきまして、大変ありがたく存じます。
それでは、早速議事に入ります。
これまで、第二次報告を取りまとめるべく御議論を重ねていただいてまいりましたけれども、去る５月28日の合同分科会の審議結果を踏まえて、本日はいよいよ成案を取りまとめたいと存じます。
それでは、山谷総理大臣補佐官から報告（案）について、前回からの修正点を中心に御説明いただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
○山谷総理大臣補佐官 ありがとうございます。本日よりクールビズでございまして、総理もリラックスしたかりゆしウエアでいらっしゃいますが、委員の皆様におかれましても、ネクタイをお取りになられたい方は、御自由にどうぞということでございます。
それでは、説明でございますが、資料１から５までございます。先ず、資料１が報告書案の要旨で、１番が学力向上の部分、２番が心と体の調和の部分、３番が地域、世界に貢献する大学・大学院の再生、４番が「教育新時代」にふさわしい財政基盤の在り方となっておりまして、次のページが「４つの対応」という形で、前回の第一次報告取りまとめの時も「４つの対応」として、目標期限を掲げたものが、教育三法については国会でまだ成立はしておりませんが、実現されつつあります。今回もそのような形で「４つの対応」というのを提言させていただいております。
資料２が第二次報告書案の本体でございまして、資料３が「子育てにかかわる科学的知見の例」、資料５がヒアリング実績をまとめました部分、それから、資料４が関連データをつけた方がいいのではないかという御意見をいただきましたので「関連データ」、そして最後に、報告書の要旨をカラー刷りで分かりやすくまとめたものという工夫をさせていただいております。
それでは、具体的な修正点を中心に説明いたします。５月28日の合同分科会で、第二次報告（案）の修正について座長、座長代理に御一任をいただきました。その後、運営委員会を２回開催いたしまして、座長、座長代理の御了解をいただいたものが本日提出されているものでございます。５月28日の合同分科会での皆様の御意見、可能なものをできる限り反映しております。主な修正点のみ御説明申し上げたいと思います。
先ずは、資料１の要旨でございますが、国民の皆様にわかりやすく具体的な表現にしてほしい、メッセージ性が出るようにしてほしいという御意見をいただきましたので、これを踏まえまして、例えば�兇猟鷂世裡韻箸�、提言２のタイトル、サブタイトルを修正しました。それから、徳育の教科化や体験活動の推進で、何を目指すのかということを分かりやすく表現するなどの工夫をいたしました。そのほか、特別支援教育のところですが、「すべての子供一人ひとりに応じた教育」というふうに修正いたしました。有害情報対策も追加して修正をしているところでございます。
「４つの対応」についてでございますが、28日の合同分科会で何を優先的に取り組むのかと、優先順位づけ、具体的な重点項目について期限を決めて必ず実現してほしいという、そうした書きぶりが必要ではないかという御意見をいただきましたので、資料１の３ページ目の「４つの対応」という形でつけ加えさせていただいております。
まず、（１）の「学力向上を目指し授業時数10％増を図る」のところで、土曜日の授業についてですけれども、「学校週５日制を基本としつつ、教育委員会、学校の裁量で、必要に応じ、授業を行える」とまとめさせていただきました。そして、「今年度中に学習指導要領の改訂」と明記しましたので、来年の４月から地域によっては土曜日も自由に授業ができるという提言の書きぶりでございます。
それから、２番目の「徳育の教科化」でございますが、「多様な教科書・教材を作成」とし、「今年度中に学習指導要領を改訂」というふうに明記させていただいております。
３番目に、「良き教師を確保するための、メリハリある教員給与体系の実現」についてでございますが、「平成20年４月を目途に教員給与特別措置法などを改正」と記しております。次の通常国会で法改正というような手続を想定しているところでございます。
以上、今後、中教審、国会審議を通じ具体化を望むところです。
４番目、大学の９月入学についてでございますが、もっと具体的に踏み込んできちんと書くべきではないかという御意見をいただきました。これを踏まえまして、「大学の４月入学原則を一層弾力化する。大学の取組を支援し、全国立大学の９月入学枠設定を実現」と記しました。そして、「今年度中に学校教育法施行規則の改正、国立大学の中期目標策定時のガイドライン、運営費交付金等で支援」と具体的な方策を明示いたしました。
さらに、教育予算については、「効率化を徹底しながら、メリハリを付けて教育再生に真に必要な予算について財源を確保」とまとめました。
資料２の本体でございます。主な修正箇所でございます。４ページ目、１番上の方で、「全ての子供一人ひとりに応じた教育」の部分のところに、「個々の子供の認知と学習スタイルの多様性に応じた指導・支援を行う」ことの追加などの修正をしているところでございます。
続きまして、６ページ、提言１というところで、徳育の教材についてでございますが、「芸術、文化、スポーツ活動を通じた感動」というところを追加させていただき、また、各教科での幅広い徳育の部分に「体育」を追加いたしました。
９ページでございます。28日の合同分科会でのやりとりを踏まえまして、「改革の視点」の２項目めの�Ｈ屬箸いΔ箸海蹐任瓦兇い泙垢韻譴匹癲◆嵶磴┐弌∈８�10年以内に、我が国の大学が世界の大学上位30校の中に少なくとも５校は入り、上位10校にも入ることを目指す」というようなことを書き込ませていただいております。
同じく９ページ、「大学・大学院の機能」についてでございますが、「教養は生涯を通じて涵養されるもの」、そしてまた、大学と大学院の関係については「多様な形で教育研究できる柔軟な仕組みが重要」などと追加しております。
12ページでございます。プロジェクトＸ（エックス）での議論をしっかりと書き込むべきだという御意見を踏まえまして、これからの大学院のあり方の記述を充実いたしました。また、上から２つ目の「世界トップレベルの大学院形成」という項目を立てまして、記述を充実したところでございます。
続きまして、17ページでございます。「第三次報告に向けての検討課題」の中に、�─岾惺擦療�正配置など、効率的な予算配分の在り方」、それから��「育児支援や幼児教育の在り方」、��「大学・大学院の教育と研究の在り方、及び財政支援の在り方」などを追加いたしました。
最後にデータをつけることが必要ではないかという御意見がございました。また見せ方が重要との御意見もいただきましたので、資料４として関連データをつける、また、カラーの報告書要旨をつけたいというふうに考えております。以上でございます。
＞議事録１ ２ ３
2007年07月12日(木) 05:17:27 Modified by ID:SZr/rNamGQ