おじいさん
【人物】
和江の父方の祖父。時として作者の気持ちを代弁する。自称、神社近辺の土地の管理委員会の組合長。(実際、地権者による土地管理組合、自治体による(自治体所有の不動産の)土地管理委員会(委員は非公務員)などの組織は、日本各地に多数実在する)警官を連れて文化祭準備の見回りに来た事から、地元防犯協会あたりの役員を兼任している可能性もある。
警察官の友人がおり、警察とは仲良し。
老若男女人間亡霊問わずから、「胡散臭いおじいさん」のレッテルを貼られており、純一達や雛見沢町の住民からは嫌われている。唯一好意的におじいさんを見ているのはゲームショップ(ジャパニーズ・ホビーの店)の店長のみ。
和江いわく、「和菓子作りの天才」。ただし、自製のおはぎに針を入れる事もある。その意図は全くもって不明。
また、その和菓子は股のつけ根から出てくる。胡散臭いおじいさんの言う嘘のような話だが、これは真実である。(第十七話ED)
ゲームショップの店長に独自の経営理論を教えた。ゲームショップの店長いわく、世界に選ばれし本当の救世主らしい。
黒いサイコロ状の「錠剤」を取り出した直後に、その錠剤でサイコロ博打を始めるなど、不可解な行動を取る事が多い。ただし、「錠剤」は360度どこから見てもサイコロで、恵子の帽子をタオルと言い切った事などから、視力は決してよくないと思われる。
また、物忘れも激しい。
みゆ(美羽?)の母親が博打を嗜んでいる事を知っている。
和江が不治の病を患っている事をジェニファー以外の友人全員に伝えたり、ジェニファーから秘密にされていた失踪の理由を純一に話す等、孫の和江と同じく口が軽い。
メタボリック気味なのを気にしているらしい。
昭和58年当時としては珍しい携帯電話を持っている。
ダイエーにフランスパンを買いに行ったら無く、かわりにヤキソバパンを買ってきたことを和江に伝えたかったらしい。
和江からは散々口だけの役に立たない爺と言われ続けた彼だが、最期は愛する人(未来の純一)を守ろうとし銃に撃たれて死んでしまう。
彼の死は雛見沢町大量殺人事件とともにアメリカの議会に報告された。
「これから政策に力を発揮していくはずだったのだが」といった類の発言があった辺り、そういった方面にも関係があった人物だった可能性がある。
労働者を雇い入れて派遣するような仕事をしているらしく、工事現場に人を時給300円という薄給で雇い、それが原因で殺人事件がおきてしまったが、まったく反省の色を見せていない。
黒井沢先生とグルになり、鈴木の彼女の陰謀を阻止するのに一役買った。
【能力】
人の頭の中によぎった映像を読む事ができる。実例として、ゲームショップでサイコロ博打を行った際に、みゆ(美羽?)が脳裏にフラッシュバックした女性の姿に戸惑った時、「それはおぬしの母親じゃ」と告げた。股の付け根から(寿命が延びる?)和菓子が出てくる。なお、彼の甥は手から出てくる。
また、電話先の相手の様子を見る透視能力を持つ。
草陰から忍法を伝授されており、未来(十五年後)から来た純一に忍法を教えている。純一とタケ・ヨシキとの格闘もどこからか見守っていた。(姿が見えないのは忍法で隠れているからであろう。)
【家族】
息子:(和江の父親)、息子の嫁:一条和子、孫:和江孫の和江とは別居している。折り合いがいいのか悪いのかは不明。
「じじいの家」と呼ばれる警察署に酷似した建物に住んでいる。
十二話で未亡人(普通は女性に使う言葉である)ととれるナレーションがあった。
20年前(和江の親で彼の子どもが既に生まれているはず)に恋人と合コンに参加していたのも、当時既に妻と死別しているのなら理解できる。
【過去】
ジェニファーの両親(松川と米田)が出会った合コンに参列していた。当時は痩せていて眼鏡をかけていた。現在のメタボ気味な姿とはかけ離れている。
ジェニファーの祖父ゴンザレスにジェニファーが救世主である事を秘密にするよう言った。
【本編】
〜第一話〜
未来の純一や、俊介とともに自殺をしようとしていた。
未来の恵子とサイカイを果たしたが、覚えていないようである。(容姿の変化から気づいていない?)
〜厄醒し編〜
和江のおじいちゃんとして何度か相談に乗るが、結局何もしなかった。
和江の死を知った後、ジェニファーが元気になってくれる事を望むが、多少気が狂ってしまう。
おじいさんがジェニファーの死を確認したところで厄晒し編は終了する。
〜皆殺し編〜
前編と同じく、和江のおじいちゃんとして相談に乗るがあまり役には立てない。
だが、警察とコネクションがある事を活かし、ジョニーを通報しジェニファーを助ける。
最後はフランスパンの話を結局和江に聞いてもらえないままATAに殺されてしまった。
〜祭囃し編(現在進行中)〜
前編で殺されてしまったおじいさんは、ヘキサゴンなる人物に乗り移る。
「空の家」にて誘拐されてたジェニファーと再会するが、狐の魂に乗り移られ、ジェニファーに暴力を振るう。
その後、みさおの力で和江や緑の髪の女が転生した際に、時を同じくして元の身体に転生したと思われる。
【その他】
語尾などに「〜ぞよ」が付く。あくまで語尾などであり、語尾だけに付くとは限らず、語尾に付いたとしても日本語として常に成立するとは限らない。(例:「マジでぞよか?」「ジェニファー、目を開けるんぞよ」)また、「ほっほっほ」「ふっふっふ」など、突然に何の脈絡もなく笑い出す癖がある。稀に周囲の人物にこの口癖が移ってしまう事がある。
しかし逆に黒井沢の「やんす」口調に感染している兆候も見られる。
第五話において、孫娘である和江が殺された事により命の尊さに気付き生きていく事を決意する。
この事により未来の純一・その1と交わした自殺の約束を放棄する。(ただし、みさおの見せた夢の中の出来事である)
「ロミオとジュリエット」にベニスの商人(おそらくアントーニオ)の役で出たいと言い出した。
雛見沢の情報通らしく、自分の知っている情報(特に雛見沢の住人に関する情報)をあちこちにリークしている。ただのおしゃべり好きなのか何らかの意図を持っているのかは不明。
生まれ変わったおじいさん(鈴木の彼女の見た夢?)
「空の家」の作業員(中年男性)として復活を遂げる。容姿は変わっているが、口調は相変わらず「ぞよ」。
狐の霊にとり憑かれている。
生まれ変わった純一(♀)に「ヨダじいさん」と呼ばれた。
悪魔の魂を摂り続けジェニファーを虐待するようにインプットされているため、非常に乱暴な性格になっており、生まれ変わったジェニファーふくめ、「空の家」で暮らす子どもたちに乱暴を働く。
※そもそも、「空の家」(小学校とも)が誘拐した子どもたちを軟禁する施設のようだ。
「ヘキサゴン」なる存在(詳細は不明)として生まれ変わったらしい。
生まれ変わる以前からホモであったが、生まれ変わってからも相変わらずで、同僚、部下たちとハッテン場(じょう)でラブラブなこと(おそらくはホモセックス)に及んでいたらしい。また露出狂であったり、自らの情事を幼いジェニファーに見せ付けるなど、アブノーマルな性癖が明らかになった。
誘拐したはずのジェニファーを穏便な態度でシャカ・カーンに引き渡す。
2008年01月19日(土) 02:50:51 Modified by ID:bXeOuWhRYQ