タグ検索でヴォルツ2件見つかりました。

UNDERDOGS 第十七話

□ 懐の拳銃に手を伸ばしながらも、ヴォルツはそれを抜くことを躊躇った。 常識的に考えれば、ここで彼女達を逮捕しなければまたどこかで不条理に涙を流す者が現れるかもしれない。 これ以上の悲劇を止めるためにも、あの凶悪極まりないテロリストは一刻も早く逮捕しなければならないのだ。 だが、別れの際に交わした約束が、ヴォルツの決意を鈍らせてしまった。 そして、気がつけば彼女達は自分の脇を駆け抜け、遙か遠くへと走り去っている。 「よろしいのですか?」 偶然にもそれを目撃していた部下が、ヴォルツに訪ねてくる。 …

https://seesaawiki.jp/w/raisingheartexcelion/d/%a3... - 2009年03月09日更新

UNDERDOGS 第十六話

協定であった。 救助隊の指揮を取っていたヴォルツは、培ってきた経験から目の前で起きている火災がただの火災ではないことを見抜いており、 スバルはかつての自分のように不条理に苦しむ人々を見捨てることができなかった。 防災士とテロリスト。 決して交わることのない2人の道はこの時、奇跡的に同じものを見つめていた。 それは、目の前の不条理から人々を守りたい、救いたいという思い。 だからヴォルツはスバルが救助活動を行うことを黙認し、スバルは事が終わるとすぐにその場を後にした。 もう二度と会うことはないと信じて。 「…

https://seesaawiki.jp/w/raisingheartexcelion/d/%a3... - 2009年03月09日更新

メンバーのみ編集できます