BBSPINKの「甘えんぼうな女の子のエロパロ」スレまとめ@wikiの更新が6スレ目で止まっているので、それ以降のSSをまとめています。


 どうしてこうなった。これは金曜日の夜10時過ぎ、吉川恭介が行きつけの居酒屋にて思ったことである。
 隣にいるのは石田亜衣という、彼の1歳上の先輩である。同じ部署ということでかねてから交流のあった2人はプロジェクトの打ち上げ兼忘年会と題して飲みに来たのであった。
とは言っても、まだまだ新人の恭介がおしゃれな店など知っているわけもなく、行きつけの安い居酒屋に亜衣を案内したのである。
 ここまではまだよかったのだが、問題は、亜衣が下戸であることにあった。
彼女は弱いくせによく知りもしない(もちろん恭介も知らない)強い酒をあおり、一気に酔いが回ってきてしまったのである。
だが、ここまでは百歩譲って彼女の自業自得で済む話であった。しかし問題は、それだけではなかったのである。
「吉川君、飲んでる〜?」
端的にいえば彼女は絡み酒であった。先ほどから亜衣は恭介にもたれかかり、しきりに酒をすすめてくるのである。それにつられて恭介のほうもだんだんと酔っていっているものだから、2人がつぶれてしまうのは時間の問題であった。
「あーもう、飲みすぎですよ弱いくせに!」
「なによー、いいじゃない、こんなときくらいさー それより」
飲みすぎをいさめようとした恭介の肩に亜衣がもたれかかる。
「私1年間頑張りました。ご褒美がほしいです」
「ご褒美、ですか…?」
「頭なでてほしーなー」
…もうやだこの酔っぱらい。とはいえ、無視するのも忍びないので、恭介はおずおずと頭をなでてみることにした。

 しばらくの間撫でていたが、終わりが見えないので聞いてみることにした。ちなみに彼女はなでられている間恭介の左肩に頭を預けるという姿勢を取っていた。
「…いつまでやればいいんですか石田さん」
「頭なでてる間くらい名前で呼んでよ」
「名前で、ですか? えっと、あ、亜衣、さん…?」
うん、思った以上に恥ずかしい。と、恭介がひそかに悶えているところへ、酔っぱらいがとどめを刺した。
「んふふ〜、まあ、合格かな? …ほら、手が止まってるぞ、恭介!」
思った以上の破壊力であった。名前を呼ぶというのは嬉しい半面恥ずかしく、また同様に、名前で呼ばれるというのもまた嬉しさに恥ずかしさを伴うということを恭介は学んだのであった。
 なお、これ以降亜衣は2人きりになった時下の名前で呼ばないと返事しなくなってしまうのであったが、それは

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