あにまん掲示板の各種スレッドに掲載されているR-18小説を保管するためのwikiです。

軍貫マン
🍊
なんか上に蜜柑が生えてるけどこれはこのSSが無闇矢鱈で煩雑に視点が切り替わるから少しでもわかりやすいようにアイコンを用意したよ
🦊が幼馴染で🍊がフゥリだよ
どっちもフゥリを連想させるからややこしいけど作者の独りよがりな拘りってことでよろしく

🦊

俺とフゥリが付き合いはじめて数日たった

付き合うと言っても関係性に大きな変化はなかった

考えてみればいままで幼馴染だったわけでなにをいきなりどう変えろって話である

それはフゥリも多分同じだからか現状維持って感じだ………っていうのは表層的な部分で正直俺は全然落ち着かない

だってセックスしたんだぞ

少し前まで童貞拗らせていた俺がフゥリを……思い出すだけで興奮やらなんやらで頭おかしくなる

だからフゥリの態度が普段どおりでも内心穏やかではなかった

ガチャリ

「出てくなら一声かけなさいよ」

母が声を掛けてきた

「……行ってきます」

「もー、声が小さいんだから。そんなメソメソした喋りかたでどうすんの。そんなんだからモテないのよ」

うっせーな

だから声かけなかったんだよ

俺は別に母親が嫌いとかじゃないけどいかせん口数が多くてとにかく面倒くさい

「どこ行くの?」

「ちょっとコンビニ。ピュアリィ散歩してるときじゃ入れないから」

「最近多くない?彼女でも出来た?もしかしてフゥリちゃん?」

「違えよ。あいつとはなんもねえよ。うるさいなあ」

「母親に向かってなんて口の利き方なの。ちゃんと彼女は大事にしなさい。母さんも若いときは誕生日にお父さんから……」

「やめろ。その話何度目だよ」

「なんで止めるのよ」

「母さんの話しなげーんだよ。ただでさえグダグダなこのSSでそんな長ったらしい文章読んだって誰も得しねえんだよ」

「はあ、まったく反抗期は……」

ため息したいのは俺だよ

「あと、フゥリと会っても変なこと言うなよ」

「母さんがいつ変なこと言うのよ」

「自覚がないのが怖いんだよ」

俺がなにを言おうと母には他愛もない冗談にしか聞こえないようで機嫌を悪くした様子もなくひらひらと手を振る

そういう態度をとられると俺がいつまでもガキみたいに思えて嫌になる

いつまでもこんなところでくっちゃべってるわけにもいかないので俺はさっさと家を出た

「悪い待たせたか?」

「いや、全然」

フゥリと俺は歩き出す

フゥリとの交際は親や友達に隠すことにしている

理由は俺が恥ずいから

フゥリは御巫としての稽古やらなんやらで忙しいため会うのは基本的に短い夜の時間での散歩が多い

「そういえばさ、あの水色のシャツはもう着ないの?」

「お、おい……急になに言い出すんだよ」

あのときのセックスの話はなんとなく暗黙の了解で直接話題になることはないと考えて油断した

彼女になったら少しは慎みを持つかと思いきやフゥリは前となんにも変わらない

「散々ダサいって馬鹿にされた服をわざわざ言った張本人の前で着るわけないだろ。フゥリがぶち撒けたせいで隠れて洗うのすげえ大変だったんだぞ」

「じゃあ、責任とってあげよっか?」

フゥリが耳元で囁いてくる

すると突き出された指先はラブホの方角へ向いている

「い、いや……それは」

確かにセックスは経験済みだけどさ、流石いきなりそんなこと言われたら心の準備が……

「あそこの方角にあるエクシーズ・イオンポートでかっこいい服選んであげよっか?」

「え?ああ、服か……」

紛らわしいんだよ

第一ここからじゃあのショッピングモール見えねえじゃないか

「服かってそれ以外になにがあるの?一体なにを想像してたのかなあ?」

くっそ、ニヤニヤしやがって

こいつだって数日前は処女だったくせに

「で、行くの?行かないの?」

「着せ替え人形にはならないと言ったはずだろ」

やばい

いつもノリで断ってしまった

これってようするにデートのお誘いだろ

なにやってんだ俺は

「じゃあ来週の日曜日でいい?」

「おい、待て。なんで行く方向で進んでるんだ」

「ノリで断ってるだけでしょ。わかってるって。彼氏の気持ち汲み取る理解のある彼女に感謝しなよ」

「なんで上から目線なんだよ」

「ほら、返事は?」

「……行くよ」

「OK来なかったら家乗り込むから」

フゥリはにししと笑う

自分の面が最高にいいと理解した憎たらしい笑顔

くっそかわいいな、おい
🍊

「はあ……あん……ああっ、そこ……ん゙っ!きもぢいッ……おちんぽ様しゅき……」

私はおまんこを指で掻き回す

視線の先には端末には間抜ヅラを曝してピースするダーリンとバッチリウインクをキメている黄緑色の髪をした美少女御巫とのアップのツーショット

週末のショッピング楽しかったな

ケバブとクレープをシェア(強制)して、ハレのオススメの映画(甲虫対戦4エクサビートルVSアブソリュートヘラクレス)を観て、不意に「あっ、ニニも来てる(嘘)」とか言ってビビらせたり、散々着せ替え人形にされるのは嫌だとか文句言っておきながら、私の薦めた服を全部試着して、私が「似合うじゃん」って褒めたらすぐに機嫌良くなってまんざらでもなさそうな顔して……かわいい……もっといろんなことしたいな
エッチはしたかって?

あの単純野郎はちょっとつつけばすぐ本性剥き出しにするから楽勝だったよ

「んちゅ……っは」

思い出しただけでおまんこきゅんきゅんしてその勢いで端末に向かって口づけをしてしまう

ちがう、そうじゃない

ダーリンの唇はもっと柔らかくてあったかくて……こんなんじゃ全然足りない

おまんこもそう

指で掻き回すのはそれなりに気持ちいいけどダーリンのおちんぽ様で子宮をごつんごつんってされるのに比べたら全然だめ

惨めだ

画面の美少女御巫が私を煽る

『いぇ〜い。未来のフゥリ、みてる〜?そっちが独り寂しくオナってる間に私はダーリンとラブラブデートしてましたぁ』

うっざ

未来で苦しめ!

はあ、なんで自分に怒ってるんだろ

IQ下がりすぎでしょ

なんかタイミング合わなくて最近は全然会えなくて欲求不満が溜まってるのかな

最後に直接会えたのいつだっけ?

確か学校でダーリンがノアールちゃんに絡まれて……

『最近学校でフゥリさんと一緒にならないね。なんで?』

『ええ!?そうかなあ……ノアールさんにはそう見えるかな……あはは』

『さすがにわかるよ。なにかあったんだろうなって』

『あっ、えっと……その』

『もしかして付き合いはじめた?』

『!!!??……いや、全然そんなんじゃなくて。俺とフゥリはただの幼馴染で……』

『へー、誰と誰が付き合ってないって?』

『フゥリ!?』

『教えてよ。実際どうなの?』

『うるせえよ。お前なんて彼女でも友達でもねえよ』

『あっ、逃げた』

『2人は仲良しだね』

『まあね』

『『あっははははは』』

って感じでノアールちゃんと顔を見合わせて笑って以来か

ひどいなあ、私はこんなに好きなのに……ぐすん

まあ嘘だけどね

知ってるよ

思春期特有の自意識過剰ってやつで気になるというか付合ってる異性の事柄になると周囲の目が一々気になるあれでしょ

それで思ってもないこと言っちゃうの

学校という不特定多数でいる空間でそんなこと聞かれたら困るよね

可愛い……違った可哀想

思わず端末の通話アイコンを触りそうにやって、ギリギリで踏みとどまる

「ふーっ。だめだめ」

結構遅い時間だから今連絡したら粘着質なキモいメンヘラ女みたいに思われちゃう
こうやって1人でいるとこれまでがまるで夢をみていたような気分になる
ずっと一緒にいれたら楽しいのかな?
寂しい
楽しい時間はほんの一瞬で1日が24時間しかないのが恨めしい
別れて家に変える度にそう考えちゃう

はあ、疲れた、今日は頭冷やして寝よ

待つばっかなんて趣味じゃないしそろそろ直接会ってやろうかな
🦊

「じゃあ、行くか」

「ピュッ」

現在ピュアリィと現実とう……じゃなくて気晴らしでストリートをお散歩中

フゥリとまともに会ってない期間は実時間としてはそう長くはないかもしれないが恋人という関係においては長い気がしてくる

その間俺は何をやっていたのかと言うのか

というかそもそもフゥリにも落ち度があると思うんだよなああいう絡み方はさあ……でも彼女なんだよな

だから俺だってもっと大切にしたいとは思ってる

でも現実問題なかなかうまくいかなくてデートしたりセックスしただけじゃ大人になれないんだなって思い知らされた感じ

実は懸念はそれだけじゃくてさ

フゥリが街なかでイケメンと親しげに歩いてるところを目撃したんだよ

何色って言えばいいかわかんないようなすげえ派手な髪色だけど、痛くないって言うか、ちゃんと自分を表現できてるというか、とにかくすごい様になってるって感じだった

傍から見てお似合いに見えたんだよ美男美女っ感じでフゥリもまんざらでもなさそうだった

別に浮気を疑ってるとかそういうんじゃなくて、ただ単純に俺じゃ釣り合わないないっていじけてるだけ

多分そういう感情はこれがはじめてじゃなくてこれまで燻ってたのがいまになって顔を出したんだと思う

結局あの時まで碌に踏み出さなかったのはきっと関係性が変わるのが怖かっただけなんだろうな

『えー、本気にしてたの?そんなんだから童貞なんだよ。ごめんね〜勘違いさせて』

これはまだ優しいやつだ

『あー、いや……ごめんね。違うんだよね。君に対してはそういうんじゃなくてさ……』

こうなったら俺は多分死んでた

その間にフゥリはおっぱい見せて、色々妨害して、俺にゴム買わせて、家に乗り込んで、煽ってセックスさせて、デートに誘って……方法はアレだけどそれでもちゃんと俺と向き合おうとしたんだと思う

俺はずっとフゥリにおんぶにだっこで情けないな

「ピュー」

「えっ、ちょっ……待て!」

ピュアリィが突然走り出す

自由だなおい

「あれ君は?」

「ノアールさん!?」

ピュアリィの進路にいたのはノアールさんと彼女が飼っているノアール種のピュアリィ(ややこしいな)だった

黒紫色の体毛と複数の翼はなんとも優雅でまさにお嬢様育ちって感じだ

「ピュッ、ピュッ」

「お前、まさか……」

嘘だろ!?こんなときに発情期とは

どうやらノアール(ピュアリィ)のフェロモンにあてられたらしい

急いで止めないと

「大丈夫。止めなくてもいいよ」

ノアールさんはビデオカメラを構えてピュアリィ撮影を開始している

「いいの?」

「うん、もし産まれたらちゃんと家で責任持って育てるし」

なんか……すごいな

俺は深く考えないことにした

「ピュッ」

ピュアリィは軽く求愛の鳴き声をあげるとノアール(ピュアリィ)の背後に回り込ん込こもとする

しかし、ノアール(ピュアリィ)はそれを拒むように翼を広げて拒絶する

「ピュッ……」

ピュアリィは悲しそうに鳴くが、それでもめげずに求愛する

でもノアール(ピュアリィ)はその身体の大きさに反して恐ろしいほどに俊敏でピュアリィに背後を取られないように旋回を続ける

「なんか俺の知ってるピュアリィの求愛行動と違う……」

「ノアちゃんはねすっごくプライドが高いの。だから自分が認めるピュアリィじゃないと絶対に交尾しないんだよ」

ノアールさんが興奮気味に撮影しながら答える

その間も2匹は攻防を繰り広げるが力の差は歴然だった

片や恐らく1日に3食は食べてそうな6素材級のエクスピュアリィ・ノアール、一方俺のピュアリィは1日に1食(ごめん)がやっとのノーマルな白ピュアリィ

俺はうちのコが世界一かわいくて尊いと思っているが世の中にはどうしても格差というものがついて回ってる

ピュアリィは次第に体力が尽きてきたのか動きが鈍くなる

「あんま無理すんな」

「ピュッ……」

ピュアリィは俺をじっと見つめる

まだやれるぞとまだ負けていないぞと目が語っていた

「自然界では見つめるという行動は威嚇や敵対って言われてるの。でもピュアリィは違う。人間と仲良くなるために目線を合わせて気持ち伝えるために進化したの。ふふっ、尊いね。見つめ合うと相互にオキシトシンっていう幸せホルモンが分泌されるんだよ。いいよね。まさしくマイフレンドって感じで……」

ノアールさんがなにやら熱くなっている

カブトムシの話するときのハレがこんな感じだってフゥリから聞いたことあるな

そのパターンでいけばそっとしておけばいいのだろうか

「ピュッ!」

俺にはピュアリィの言葉はわからないけどなにが欲しいのかはわかる

飼い主だからな

「わかったよ。俺はちゃんと見てるからな。頑張れ!」

「ピュイッ」

ピュアリィは力強く鳴き、最後の力を振り絞って光輝くと進化をする

進化したピュアリィは緑がかった複数枚の大きな翼がまた何とも美しく、顔つきも精悍なものに変わる

「ピュアリィープだぁ。すごーい!ノアちゃんもピュアリィくんもどっちもがんばれー!!」

ノアールさんってピュアリィが絡むとこうなるのか……なんかすごいな

でも、なんとなくわかるよ

俺もわけわかんないけど応援してた

傍からみたらすごい馬鹿なことしてると思われるだろうけど、そこにいるからこそ熱くなれるものがあるだなってさ

2匹のエクスピュアリィは地を駆け、宙を舞いながら激しく攻防をくりひろげる

進化したピュアリィは格段に強くなっている

しかし、成長した身体をまだ完全に使いこなせておらず依然としてノアール(ピュアリィ)が優位に立っていた

やがてピュアリィープの制限時間がきて元の小さなあんよのマイフレンドに戻ってしまう

「ピュへッ」

ピュアリィはすっかり疲れたのかぐったり

しているが、その顔つきにはすべてを出しきったぞって感じでどこか満足げだった

「もお〜ノアちゃん頑固すぎだよ。ここまで頑張ってるピュアリィくんはそうはいないんだからシてあげたっていいじゃん。あっ、そうださっき撮ったやつ送るね」

「えっ、ああ……」

ノアールさんに圧倒されて俺はなしくずしで連絡先を交換した

あの時の俺の苦労はなんだったのか

それだけフゥリの逆アシスト力が高かったのだろうか

「ピュアリィくんにとっては残念な結果になっちゃったかもだけど、これはきっといいメモリーになると思うよ」

「そうかな?フラれたみたいなものだし。辛いと思うけど?」

「でもさ後悔も失敗も自分で掴み取ったものならきっと悪いことじゃなくて悲しいだけのメモリーにはならないた私は思うな」

「ノアールさん……」

「私、応援してるよ。ピュアリィくんも、君も、ね」

ノアールさんはぺっと小さく舌を出してウィンクをすると手を振ってその場をあとにする

そうだよな

俺の脳裏にフゥリと楽しげに話したイケメンの顔が浮かぶ

フゥリは俺よりもああいうイケメンといたほうが幸せで身を引いたほうがいいのかもしれない

だけど、俺はそんなの嫌だ

『なんだよその顔。俺なんてノーチャンな幼馴染なんだろ?お前が家継いで、俺が進学なり就職したらそれで終わりだろ』

過去の自分の言葉が反芻される

そう遠くない未来で今まで当たり前にあったものが時の流れに呑まれて風化して消えていく

そんな中で5年とか10年とか経って今を振り返ったときにやっぱりああすればよかったとか思いたくない

俺はいま自分のできる精一杯をしたい

もしかしたらこっぴどくフラれるかもしれない

でもこれは俺の人生でその悔しさや辛さも俺のものだから

ちゃんとフゥリと直接会って話そう

かっこ悪くても、ダサくても、俺の気持ちを正直に伝えるんだ
🍊

「Ooh そんなもんさストーリー♪ ボロでもキミの船でほら飛ぼうぜ♪」

鏡に映る私はやけにご機嫌でその勢いで踊ってしまいそうだ

本日のファションは公園コーデ

No Bitch Yes Freedmて書かれたオーバーサイズのスウェット、ワンタックがシンプルなショートのキュロットパンツ、動きやすくてちょっとオシャレなショートブーツ

ダーリンは単純野郎だからなに着てもかわいいとか歯科言わないだろうけど

そろそろ私が動くかってタイミングでダーリンから2人だけで落ち着いたところで会いたいって連絡が来たから森林公園に行くことにした

私が小さい頃はたまに来てたけど繁華街からのアクセスがイマイチで、駐車場も無くて、最近できたアスレチックの存在からよく言えば穴場スポット、悪く言えば廃れてる公園であんまり人気ないし、ダーリンと2人きりでいたって誰も来ないでしょ

「わっ!」

「うわっ!いつの間に……」

約束の時間より早めに来たらダーリンがそわそわと落ち着かない様子でウロチョロしてたからこっそり近づいて後ろから脅かしてやった

「待った?」

「いや、俺も今来たところ」

「なにそのデートのテンプレみたいなセリフ」

「べ、別にそういうつもりじゃ……」

なんか今日はリアクションが薄い気がする
私たちは歩きだすと東屋に腰をかける

「で、今日はどうしたの?君から誘ってくるなんて珍しいじゃん」

「ああ、ちょっとな。話したいことというか……謝りたくて」

「謝る?なにを?」

「照れ隠しで恋人でも友達ないとか言って悪かった」

「えっ、そんなこと?君がムキになってその場の勢いで言っちゃうことなんていつものことでしょ」

「うっ……それは……そんなんだよな。今回だけじゃなくていつもそう、俺ってガキなんだよな。あとで考えたらなんでそんなムカついたかわからないような些細なことでフゥリにひどいこと言って……」

ほんとにどうしたの?

なんか思ってたよりだいぶ弱気じゃん

空がどんよりしててしとしとと小雨が降る

予報では晴れだったのに

空気が重くなるからやめてほしい

「だからさ俺はフゥリのこと……好き、だから……。だけどフゥリが俺よりもいいなってやつがいるって言うなら……俺はそれでも受け入れるよ。フゥリが選んだ相手ならきっとその人はいい人だと思うし……」

「は、なにそれ。私がいつそんなこと言った?なんなの別れたいってことなの?」

わけわかんないよ

なに変な方向でカッコつけてるの

ダーリンがめんどくさい奴なことぐらいわかりきってるんだからいまさら「彼女の意思を優先する理解のある彼くん」ポーズしたって意味ないでしょ

「なに?つまりは別れたいってことなの?」

「違う!そんじゃなんだ。なんというか気後れするんだよ。フゥリはすげえかわいくて俺にはもったいないくらいで……だから一緒にいたら自分がいかにしょうもないやつか自覚させられて……。フゥリが本当に俺のことを好きかもわからなくなってきてさ、俺と付き合うのに疲れたというか、重荷で嫌になったんだとしたら……それなら俺はフゥリに迷惑かけないようにするからって意味で……」

ダーリンは私の顔を見て怯えてる小動物みたいな声出す

そんなことされたらもっといじめたくなる……じゃない

なんでそんなに自分に自信がないの?

誰かに酷いこと言われたりでもし……ん?もしかしてそれって私だったりする?

これまで散々童貞だのなんだの煽りまくってきたせいで自尊心ゴリゴリ削れちゃったの?

私のせいでこうなったのなら責任取らなきゃね

「そんなこと言わないで」

私はそっとダーリンの口を人差し指で

押さえる

「私が君のことを好きじゃない?重荷に感じてる?そう見える?」

ダーリンは困ったように視線を逸らす

違うよって言えないならわからせてあげるよ

私が誰を好きなのか

「エッチしたからって恋人ならなくてもよかったんだよ。それでもこの道を選んだのは君なんだよ。私はそれが嬉しかった。だから自分の気持ちに素直になって。決めるのはいつだって君なんだよ。だから逃げないで」

「肝に命じる……」

「だーめ、思うだけじゃ足りない。行動で示さないと」

私は唇を突き出す

「フゥリ……」

ダーリンは感極まったのか目を潤ませている

でも私の意図に気づいたみたいでなんだか慌ててるみたい

いくら雨降ってて人気のない森林公園だからって屋外では恥ずかしいよね

それでも勇気を出してくれたら私は嬉しいかな

「ん……」

覚悟を決めたのかダーリンは私の肩に手を置いて顔を近づけて唇を合わせてくる

「んんっ……ちゅっ」

舌を絡ませたら近くの自販機で売っていたスポーツドリンクの味がした

着たときにはペットボトル持ってなかったよね?

早く来すぎだよ

「ぷはあ……これでわかった?」

「ああ……」

「無理しなくていいんだよ。私たちは恋人だけどそれより前は幼馴染で友達だった。いままでくだらないこと言い合って、どうでもいいことで喧嘩して、笑いあって……。今までもこれからもそれは変わらない。だから遠慮なんてしないで言いたいこと言って」

「わかったよ」

友情と恋愛感情

2つを比較して優劣をつける人もいるけど私はそんな必要ないと思う

だって片方を捨てるよりもどっちも持ってたほうがお得でしょ?

君は彼氏のダーリンで幼馴染のあいつ

どっちも私にとっての特別だから

「俺、フゥリのこと……好きだ」

ダーリンの声はか細くて雨音にかき消されてしまいそうだけど私はちゃんとその言葉を拾う

「うん、知ってる。私もだよありがとう」

「お、おう……」

「顔が真っ赤だよ」

「いや、だってそんな風にストレートに言われるとなんか……」

「私はいつだって素直だよ。ほらっ」

私はダーリンの膝の上に跨って手を後ろから腰に、そして前へと腕を伸ばしてがっちりとホールドしてやる

「うわ!ちょっとフゥリ!?」

「なに?恋人なら普通でしょ?」

「でもこんな外で……」

ダーリンの鼓動を感じる

私に負けないくらい早く脈打っててなんかかわいい

体温が急激に上がってる

「ダーリンの心臓の音すごいよ。ドキドキしてる」

「そりゃするだろ。好きな子にこんなくっつかれて」

「私もドキドキしてる。ほら、聞こえるでしょ?」

私はさらに密着して胸と胸を合わせるように身体を近づける

べっと舌を差し出してやるとダーリンもそれに応えてくれる

「あむっ……ちゅっ」

舌を絡めてお互いの唾液を交換し合う

舐めて、巻き付けて、吸って、求めあった

1つになった舌の間にはねばねばとした橋がかかっても互いに何度も唇をおとす

しばらくするとダーリンのおちんぽ様は服の上からでも分かるほどにテントを張っていた

上に跨っている私のキュロットパンツ越しに硬くて大きいものが当たってる

「ヘ・ン・タ・イ」

「うっ……」

ダーリンは顔を赤くして逸らす

今日のダーリンはえらい素直で私に全然反抗してこない

「かわいい」

思わずダーリンの頭を撫でてしまう

私は口を大きく開けてダーリンの耳元に顔を近づけて囁く

「ねえ、かわいがってほしい?」

「えっ……」

ダーリンは驚いたのか目を見開いて私の顔を見る

私はそんな反応を見てから耳を軽く舐めるもダーリンは身体を跳ねさせる

「でも……こんな場所で……」

「じゃあどこがいい?お家?親御さんいるよね。学校?もっとハードル高いかあ。ホテルかネカフェ?ただでさえお金ないのにこの前弁償する体で買ってあげようとした服意地はって全部自分で買っちゃったけど大丈夫?」

「それは……」

そしてまた耳元で囁くように言ってあげる

「よしよししてほしい?」

「なあ、それ受け入れたら後でめちゃくちゃイジってくるパターンだろ……」

「せいかーい。でもいいじゃん。でもそうしたら絶対気持ちいいし、楽しいよ」

私は膝の上から降りるとおちんぽ様を指でツンツンしてダーリンの反応を窺う

「ほら、どうすんの?してほしい?されたい?」

この素敵なおちんぽ様があれば『ヤらせろ』って無理矢理押し倒して、おまんこにぶち込んで、パンパンって腰を打ち付けて、中出しちゃえば私なんて簡単に堕ちてメロメロさせられるのに持ち主がヘタレだからこうやっていじめられちゃうんだ

「してほしい……」

ダーリンが小声でぼそっとつぶやく

「えー?なに聞こえなーい」

「フゥリによしよししてほしい……」

ダーリンが恥じらいながら言う

「素直でよろしい」

そんな姿にキュンとした私は頭をなでなでしてあげた

いつものような煽る感じの口調じゃなくて優慈しむように言ってあげたらダーリンは安心したのか目を細める

ちょっと優しくしただけでこんなにかわいくなっちゃうんだなんてちょろいなあ

ベルトとを外してチャックを下ろしして下着と一緒に足首まで下げる

抑えるものが無くなったおちんぽ様が勢いよく飛び出す

おぉう……すっごい

すんすん、くっさぁ

やっぱ危険物だよこれ

大丈夫?周囲の植物枯れちゃったりしないよね

「屋外で見せ槍しちゃうヘンタイちんぽ。久しぶりだね、元気にしてた?」

「だってそりゃあ、俺だってフゥリと……したかったし……」

すっかり発情したダーリンは私におちんぽ様を見せつけながら息を荒らげている

「いつも意地悪してごめんね。君とバカなことするのが好きでちょっと甘えちゃってた」

喰らえ!御巫すりすりなでなで

「あ、ぅううっ……」

効果は抜群のようでダーリンは目をトロンとさせて、息を大きく吐いている

「どんな風にかわいがってほしいか教えて。正直に言えたらちょっとだけサービスしてあげるから。ほら、いって、いってよ。マイダーリン」

「っっ……そ、その……フゥリ、フゥリのおっぱい……おっぱいに顔をうずたい。おねがいだから……」
素直すぎるのも逆に考えものな気もするけど偶に楽しむぶんには悪くないかも

「いいよ。じゃあ、おっぱいに顔をうずめて、いっぱい甘えて」
なんだろうこの展開への既視感
珠の御巫フゥリって生き物はおっぱいで甘やかすことを定めづけられてたりするのかな?
そういえば全く関係ないけどこの森林公園にプリムラフロラが咲いてたな

あれって外来食中植物だったよね?

あとで駆除しておかないと

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