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 それはいつも楽勝のミニゲーム。仕事終わりのEXステージのはずだった。
「しまっ!?」
 いつもと違ったのはポリ公の手がアタシに届いちゃったこと。
 コケたの?って笑っちゃうくらいの不恰好なタックル。アタシを床に押し倒したのはそんなトラブル。
「つ、捕まえた……!」
「オイ!やめろ!離せ!」
 コケた拍子にホログラムの発生機はオシャカ。お陰サマで今の姿はキャットスーツオンリー。そんなアタシにナメクジみたいにしがみついて離れないのがこの腐れポリ公ってワケ。
「クソ!しくった!」
 ポリ公はアタシのウエストにガッツリ腕を回して離さない。自分のスタイルの良さが今は恨めしい。
「ケツに頬擦りしてんじゃねぇよ……!」
「へへ……不可抗力ってヤツだ……」
「クソが……!死ね……!」
 ポリ公はもがくアタシを抑え込んで、少しずつ上に上がってくる。ヒップに……ウエストに……そしてバストに。
「クソ!この変態腐れポリ公が!そんなにアタシのカラダが魅力的かよ!」
「応援が来るまでここでお前を抑え込んどくのが俺の仕事だ」
「ドサクサ紛れで触ってんじゃねぇよ……!」
 押し倒した女の胸を揉むのがこの腐れポリ公の仕事らしい。まあ何もわかってない力任せの手つきじゃその仕事も落第点ってトコ。
「やめろ…スーツが伸びる……高ぇんだぞコレ」
「いくらだ?」
「テメエの安月給じゃ一生買えねえくらいかな」
「気に入らねえ!」
「……っ!」
 ポリ公の手が激しさを増す。どうやらアタシのスーツを破きたいらしい。こんなポリ公ごときに破れるほどスーツはヤワじゃないけど、その下にあるアタシのカラダはそうじゃない。
「痛っ!痛ぇよ!クソ!」
「今までたくさんてこずらせてくれた礼だ」
「くっ……!」
 ポリ公の手が力任せにアタシの胸を握り潰す。さっき落第点って言ったけどそれウソ。こんなのサル以下ってレベル。しかも……
「クソ!サカってんじゃねぇよ……!」
「はてさてなんのことかな?」
「ズボン越しでもわかんだよ!」
 不本意ながら密着状態。ポリ公のアソコが勃起してやがるのくらい余裕でわかる。
「どうせ粗チンだろ?ヤワくて曲がってて皮被ってるってヤツ!」
「ぐッ!!!」
「なんだよ図星か?」
「だったらお前のカラダで確かめてみるか?」
「上等だ!ヤってみやがれ……!」
 アタシは待ってた。ポリ公がズボンを下ろすために手を離すその瞬間を……
「いたぞ!直ちに取り押さえろ!」
「チッ!時間切れかよ……」
 他のポリ公達が合流してくる。いくらアタシでもこの狭い場所であの人数は無理。ゲームオーバー。
「残念だったなあ?」
 ポリ公が哀れみの顔でアタシを見下ろす。
「さあ?どっちが?」
 そんなアタシは軽蔑の目でポリ公を見上げた。
「ほら立て!」
「痛っ!アタシ女の子なんだけど?」
 ポリ公達はアタシを強引に立たせ、両手に無骨な手錠をかけた。
「怪盗イビルツイン、キスキル確保!」

「ほら!さっさと歩け」
「ハイハイ……なんだこんなに記者いるならもっとカワイクしとくべきだったかな……」
 記者達がカメラのシャッターを切る中で、アタシはポリ公達に連れられパトカーへと誘導されていた。
(しくったな……ムショから脱出するのはワケねえだろうけどリィラにどやされるのは面倒……)
「……リィラ?」
 アタシの目に飛び込んできたのは向かいのパトカーへ連行されるリィラの姿……
「キスキル……?」
 リィラはアタシなんかよりもずっと酷い有り様だった。スーツはボロボロ、髪もグシャグシャ、そして顔には痣があって……
「おい何をしてる!さっさとパトカーに入れ!」
「ひぃっ!は、はいっ!」
 ポリ公の怒声に怯えるリィラ。そんな相棒の姿にアタシは言い様のない怒りを覚えた。
「なんだよ……」
「お前もさっさとパトカーに乗れ。アレと同じ目に遭いたいか?」
「ふざけんな……ッ!」
 アタシは強引にポリ公達を振り切り、記者達の前に躍り出てこう叫んだ
「おい記者ども!ここのポリ公どもは腐ってるぞ!お前らの大好きな特ダネだ!コイツらは警察なんかじゃねえ!ただのレイパーだ!!!」
「黙れェ!」
 怒声と共に振り下ろされた電磁警棒。アタシの意識はそこで途絶えた。

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