最終更新:ID:VO8FWNNQeQ 2024年09月25日(水) 11:57:15履歴
軍貫マン
ロリ巨乳
それはロマンにして刹那の輝きである
胸が大きくなる現象は本来は二次性徴にして大人の階段を登っている証左であり決して珍しいものではない
しかしそれとは相反するロリという付加価値によって世相は変化する
本来であればまだ未成熟であるはずの少女が大人にも劣らぬ体つきをしていればそのギャップに魅了され、男性はその少女に性的魅力を感じることもあるだろう
だがそれは儚い夢に過ぎない
なぜならロリに手を出すのは世間から批判され、自ら社会から抹殺されかねない蛮行だからだ
ならば、遠目で愛でるだけに自重すれば満足できるのか
それもまた不可能である
生物は時の流れには逆らえない
ロリ巨乳は年月が経てばありふれたただの巨乳へと成り下がる
いくら若作りをしようともそれが大人である事実は覆ることはなく所詮は偽物
それが自然の摂理である
だからこそロリ巨乳は希少性の高いロマンであり刹那の輝きなのだ
だが、もし永遠に幼児性を保てるものが居たならば
そして、もしそれが法の枠を超えて触れることが叶う存在だったならば
もしそれが単なる儚い夢想でないのなら
これはそれを実現にさせてしまった少女の物語である
まだ少女人間だったころ
「あっ!」
それは初等部の昼休みでの出来事である
読書中であった儚無みずきは悲鳴をあげると、持っていた文庫本はパタリと落ちる
「うっわ、でっか!みんな見ろよ。みずきのおっぱいすっげぇー」
「や、や……やめ……ぅ」
クラスメイトの男子がそんな声をあげるとみずきの年齢不相応に発育した胸を鷲掴みにし、持ち上げてみせる
類は友を呼ぶ
男子の取り巻きたちは鼻の下を伸ばしながらみずきの胸を囃し立てるせいで今にも泣きそうな表情をしていた
みずきは病気を持っており身体が弱いために、学校に登校する日数は他の生徒と比べて格段に少なく友達と言える友達は存在せず孤立していた
それに加えて水色の髪色やたわわに実った胸は男子生徒の好奇の目線に晒される対象であり、大人しく引っ込み思案な性格も災いして、クラスではいじめっ子たち格好の標的であった
(あいつら、またみずきちゃんを……)
そんななか、一人義憤を募らせる少年がいた
彼はみずきの控えめながらも整った顔立ちとクラスの女子を圧倒する魅惑のボディに心惹かれており、みずきに恋心を寄せていた
そのため、イジメに苦しむみずきを救うヒーローになってやろうと密かに決意していたのだ
しかし、すぐには動けなかった
いじめっ子たちは学級内でのカーストが高いからだ
成績も優れており、教師からの評価も高く、腕っぷしも強い
だからこそ彼らの蛮行はまかり通っている
少年がなんとかするには荷が重い相手
だが、その理由は言い訳であって本懐ではなかった
少年は見惚れてしまっていた
羞恥で涙をポロポロと零し始めたみずきに
真っ赤な頬の上を雫が滑り落ちていく様子に
小刻みに身体を震わせているせいで胸は着衣越しにぷるぷると揺れながら男子に鷲掴みにされてむにゅりと形を変えていく様は少年の情欲を否応なく煽る
気づけば少年の股間を反応を示していた
このタイミングで飛び出せばズボンの膨らみを見られてしまうだろう
少年たちはまだちゃんとした性教育は受けていないが勃起がどういった現象であるかはなんとなくではあるが知っている
それ故にそれは恥ずかしい行為であることも
「や、やめ……ん……いや」
みずきはいやいやと身を捩り、身体を這い回る手から逃げようとするが男子の力が強すぎるのか逃れることができない
ごくり
少年は息を呑む
少年の脳内は嗜虐心と独占欲が膨らんでいく
助けるという選択肢は消えていた
所詮はかわいい女子にいい格好をしたいだけのちっぽけな自尊心が生んだ偽善でしかない
もし、みずき以外の取るに足らないありふれたクラスメイトの女子であればそもそも見向きもしなかっただろう
そもそも男子たちへの義憤もみずきをいじめていることではなく、みずきの胸に触れていることへの嫉妬でしかない
少年の中に残されたものはこのままみずきの泣き顔を見ていたい欲求とそれと相反する今すぐにでも男子を引き剥がしてみずきの胸を揉みしだいて自分のものにしたいという欲求
そんな葛藤は予鈴のチャイムによって終わりを迎える
みずきをからかっていた男子は何食わぬ顔で席へと戻っていく
そして午後の授業を終えて学校での1日が終わる
「はあ、はあ……みずきちゃん……みずきちゃん……」
帰宅した少年はこっそれと自室に籠もって一心不乱に自らの肉棒を扱く
胸を揉みしだかれるみずきの泣き顔を思い浮かべながら、その柔らかそうな感触を想像しながら
みずきを助けることも、セクハラに混じる勇気も持ち合わせない少年にできる唯一の自己満足である
「……ふぅ。明日もみずきちゃん来るかな?」
少年にとってみずきの数少ない登校日は
至福の瞬間であった
しかし、みずきに明日は訪れなかった
どうにもみずきは帰宅後に急激に体調を崩し、そのまま帰らぬ人となったらしいことを翌日担任から告げられた
少年は絶望した
同じ届かない存在でもいつか拝めるかもしれないものと永遠に失われたもの、その差はあまりにも大きい
「みずきちゃん……なんで……」
クラスの男子たちはしばらくすれば他の女子に目をつけてみずきのことを忘れ去るように日常を取り戻していたが、みずきのロリ巨乳によって精通して恋心を抱いていた少年にとっては他の女子など路傍の石ころも同然だった みずきがこの世を去ってから少年はしばらく鬱ぎ込んだ
だが、その心の傷は時の流れと共に癒えていった
みずきは確かにかわいらしい顔立ちとそれと相反する発育した胸を持つがあくまであくまで初等部時代の思い出の1ぺージに中等部、高等部と進学していけば魅力的な異性もそれなりに居る
現に少年だった男は大学部に入った頃には同じ学部内での恋人もでき、セックスも経験している
男は卒業後は公務員で安定しているという理由から教師となってからは忙しさ故に彼女とは自然消滅してしまったが、近頃は彼女と時間を合わせることが億劫に思っていたために特に引きずることもなかった
ここまでくれば儚無みずきという少女の存在も男の中では完全に過去……となるはずだったあの日までは
ある日、男は赴任先の学校で不審な人物を目撃する
それは少女だった
背丈こそ他の生徒と変わりないが服装は学校指定の制服でないうえに生徒や他の教師たちはまるで彼女がその場に存在しないかのように通り過ぎていく
男は異様な光景に違和感を感じながらも少女の元へと向かい、威圧感を与えないようにしゃがんで目線を合わせて落ち着いた声で話しかける
「どうしたの?君はここの生徒ではなさそうだけど」
「えっ?みえるの?みずきを?」
少女はあどけない仕草で小首をかしげると男のことを見つめ返す
「みずき……」
男は驚愕する
少女の姿は男が少年時代に病死した儚無みずきと瓜二つだったからだ
水色の髪も、幼気な顔立ちも、そして年齢不相応に膨らんだ胸も記憶の中の彼女そのものであった
「なんで君が……ずっと前に死んだはずじゃ……」
「えっとね。みずきはしんだんだよ」
「じゃあなんでここに?」
「わかんない。けど……たぶん、みずきはようかいになっちゃたの」
「へっ?」
この出会いが教師として平凡な日常を送る男の人生を狂わせることなることはまだ誰も知らない
「……ということ」
「なるほど……」
男はみずきから身の上話を聞く
病室で息絶えたかと思ったら、気づいたら妖怪になってこの世を彷徨っていただとか、これまで誰にも自身の姿を見ることはできなかっただとか、母はみずきを健康な身体で産めなかったことを後悔し、父は自分に十分な資産があれば最先端の治療を受けさせることが出来たならと後悔し、せめて死後の世界では他の子供と同じように健やかで幸せに生きて欲しいと願っていた
そのためみずきは学校に通って勉強すれば両親の願いを叶えることが出来ると考えたという
「なんと、健気な」
男の中でむくむくと同情心が湧き上がる
みずきは自身の不遇な境遇を恨むことなくむしろ他者を思いやり、死後にすらその純真さを損なわず心優しい少女としてこの世にとどまっている
それはとても尊いものだと男は思った
「僕は君の味方だよ。だから、もし何か困ったことがあったらいつでも頼ってよ」
「えっ?いいの……じゃあ、べんきょう。みずきだけだとむずかしくて」
「うん、任せてよ」
「ありがとうございます……えっと、せんせい?よろしくおねがいします」
みずきは折り目正しにぺこりとお辞儀をした
その姿はあまりにもいじらしく愛くるしいものだった
みずきは男がかつてクラスメイトであったことは覚えていなかった
だが、それは男にとって都合のいいことであった
なにせ男は生前のみずきと特別親しかったわけではなく、クラスの男子からセクハラを受けるみずきを遠目で見て見ぬ振りをしながらいやらしい目で眺めていたに過ぎない
みずきとっては覚える記憶としてはクラスメイトの男子のひとりにすぎず特にプラスになる印象などない
それならば勉強を教えてくれる先生という認識の方がいい
男は高揚していた
記憶から消えかけていた憧れの少女との再会に
(守らないと……なにせみずきには『僕しか』いないんだから……)
男は中でなにかがぐつぐつと煮えたぎるのを感じる
それは大人になる過程で失われた幼い独占欲と支配欲を
それからしばらくして……
チーン
おりんの音が響く
両親はみずきの死後から毎朝決まった時間に仏壇の鈴を鳴らして手を合わせるのが日課であり、その音で目を覚ますのがみずきの妖怪になってからの習慣だった
みずきの子供部屋は両親がこまめに掃除をしてくれるおかげで生前と同じ雰囲気を保っており、落ち着いて安心して寝付くことができて今のみずきにとっても帰るべき場所だった
両親が妖怪になった自分を視認できず、会話ができないことと仏壇に供えられてある大好物の茶菓子を食べられないことは悲しいが、彼らが自分のことをずっと忘れないでいてくれることはみずきにとってはなによりの救いだった
「いってきます」
みずきの声は両親に届くことはないが、手を合わせて挨拶をした後みずきは家を出る
今の自分は毎日だって学校に通えると
だからなにも心配はいらないと両親に示さんとみずきは今日も学校へと向かう
「やあ、みずき」
「あっ、……せんせい。おはようございます」
男はみずきが登校したことに気づくと周囲に人がいないことを確かめてから声をかけると心の中でほくそ笑む
今日もみずきが約束を守ったからだ
学校とは慈善事業ではない
通うには学費がかかる
だがみずきの両親は彼女が死後に妖怪になって学校に通っているなどと知る由もないため当然ながら学費を払ってはいない
だから男は教えってやった
トレードオフは社会の原則であると
つまり、みずきが学校に通うためにはなにかしらの対価が必要であると
そう言って男はみずきを丸めこんで対価を払わせた
それはみずきは男に指定された服装で登校することだった
約束を守ったみずきの服装は水色のエプロンドレスに白いフリルのスカートと所謂アリスファッションであり、華奢なみずきとの相性は語るまでない
しかし、胸は例外であり、露出は皆無であるがその膨らみは一切隠れることなく一部分はまるで空間を歪めるかのように突き出て体躯に似合わないほど大きな乳房は一層強調されている
男はこれまでにもメイド服、ナース服、チャイナドレスなどと己の性癖を具現化したかのような衣装を用意してはみずきを着せ替え人形のようにして自身の欲望を満たしてきた
男は幼児趣味というわけではないが美少女を己だけが意のままに操って視認できる優位性と大人になったからこそわかるロリ巨乳への稀少性に酔いしれていた
そして男はただみずきを視界に収めて愛でるだけにはとどまらなかった
「おや?リボンがほどけているね」
「えっ?ひゃぁぁっ……」
男はそう言ってリボンの結びを直す
その一瞬にできるだけわざとらしくならないように気をつけながらみずきの豊満な乳房を手の甲で撫でる
着衣越しながらも魅惑の双丘は男の手の甲の上でポヨンと弾んで柔らかさと重量感は十二分に男の手を悦ばせる
みずきはビクッと身体を震わせると頬を赤く染めながら胸を庇うようにして後ずさった
「どうしたんだい?顔が真っ赤だよ」
「ううう……な、なんでもないです……」
男はなにもなかったかのようにポーカーフェイスを装いながらその感触と恥じらいながら俯くみずきの仕草を楽しむ
そんなみずきに男はさらなる追い打ちをかける
「おっと、廊下はゆっくり歩かない危ないよ」
今度はみずき行く手を阻むように腕を広げる
下を向いていたため気づかなかったみずきは生前と変わらぬ鈍ぶさも相まって男の腕に胸を押し当てるかたちになってしまう
「あうっ、うぅ……」
「ほら、ちゃんと前を見ないとダメじゃないか」
「ご、ごめんなさい……」
みずきは男の腕の中で身を縮こませるようにして謝罪の言葉を口にする
あどけないながらも整った顔は羞恥でさらに赤く染まり瞳に薄っすら涙を浮かべている様に男は嗜虐心による興奮が高まる
治外法権
もし教師である男がこのようなセクハラ行為を女子生徒に行い、あまつさえ誰かに見つかり告発でもされようものなら社会的な死は免れず、これまで積み上げたキャリアと保護者からの信頼は一瞬にして崩れ去り、性犯罪者の十字架を一生背負うことになるだろう
だからまともな教師は生徒にそんなことはしない
しかし、みずきは妖怪であり男にしか視認できず、精神性はクラスメイトからからかわれても恥ずかしがって泣き寝入りするしかない臆病なまま
それ故に男がセクハラをしても誰にも見つからず誰にも咎めることができないこの状況は男にとってまさに天国であった
男は今すぐにもみずきの着衣をはだけて生の乳房を晒して、思う存分に揉みしだきたい衝動にかられるがそれは我慢する
流石のみずきでもそこまで露骨なことをすれば抵抗するし、男を避ける選択を取るだろう
そうなればみずきとの接触を困難になるためセクハラはあくまで欲望を気づかれないように留めることにしていた
そんな事を考えながら男は教室に辿り着くと誠実な教師の仮面を被り授業を開始する
放課後
「それじゃあ、特別授業をはじめようか」
「はい、せんせい。きょうもよろしくおねがいします」
放課後に特別授業と称して男はみずきを空き教室に呼び出した
特別授業とは言ってもそれにかこつけたセクハラ……ではなく本当にちゃんと指導する
みずきは妖怪であるため人間の生徒と同じように学習をしても質問をしたり、わからない部分を聞くことができないため知識にムラができてしまう
そのため男は空いた時間にみずき用の小テストを作成し、彼女の学習への理解度を把握してそれに合わせて指導を行っていた
男は大学時代に学習塾でマンツーマン指導のアルバイトを経験しており、みずきの指導態度のよさもあって学力はメキメキと上達し、定期テストでもほぼ満点を取るまでになった
これには狙いがあり、みずきから信頼を勝ち取ればセクハラに対してのハードルが低くすることができ、あわよくば恋愛感情のようなものを抱かせることに成功すれば、さらに濃密な性的接触を行えると考えていたのだ
そうなれば永遠に年を取ることのないロリ巨乳の美少女との甘く爛れた生活を送れる
しかもライバルが存在しないため浮気の可能性は皆無で自分だけがみずきを視認して、触れ合うことが出来る
男はかつて逃がしたみずきという巨大な魚が自身の手の中に着実に収まることを夢想していた
しかし、男は気づいていなかった
この計画には大きな穴があることを
そして、男が感知していない場所でそれが広がり続けていることに
そしてそれに気づいた頃にはもう手遅れだった
ある日のこと、男は見てしまった。
みずきが男が受け持つクラスとは別の男子生徒と仲睦まじげに会話をしている姿を
男子生徒は容姿端麗で学業もスポーツにおいても優れた成績をおさめており、性格も礼儀正しく紳士的であると担任ではない男の耳にも届くほどに女子生徒に人気がある
そんな彼にみずきも心を許しているのか、男や生前の頃にいじめっ子たちに見せたオドオドと怯えた様子はまるで見せず、年相応の朗らかな笑顔を浮かべていた
会話を盗み聞きすると、2人は同じ犬好きであることから意気投合したようで明日の特別授業のあとに一緒に犬と触れ合いに行く約束をしていた
男は動揺していた
自分以外にみずきを視認できる人間がいてさらに臆病で引っ込み思案なみずきが心を開くまで打ち解けていることに
だが、それに気付けないのは仕方のないことだった
みずきは男に対しては口数も少ないために、特別授業の際も勉強について以外の話題をすることは殆どない
男が知っている儚無みずきとは勉強している姿かセクハラをされて恥ずかしがる姿だけだ
それに加えて視認できないみずきは他の生徒のように生徒や他の教師、保護者からの相談などと言った別口で情報を得ることもできない
現にみずきが犬好きであると知ったのはこの会話を偶々盗み聞きしたからだ
その瞬間に男の中で浮かぶ儚無みずきという偶像がひどく曖昧で靄がかかっているように見えた
男は思った
そんな存在がいたなら何故相談してくれなかったのかと
みずきは人付き合いは不得手な部類なのだからそれこそ教師であり、大人である自分を頼るべきだと
でないと生前の頃の二の舞いになってしまうかもしれないと
その疑問の答えは非常にシンプルなものだった
みずきは男を信頼していないからだ
みずきは男のおかげで勉強を上手く進められており、自分のために時間を割いてくれていることには感謝しているが直接的でないにしても度々胸に触られ等の恥ずかしい行為を受けており、男はバレていないと思っているが時折感じる自身の胸部に伝わる舐め回すような目つきに不快感が全くないはずはなかった
みずきとの唯一性に慢心していた男は比較対象の存在によって突きつけられる
教育者として培った感覚がみずきと男の間にある隔絶された心の距離を確信させた
みずきが妖怪でなければ男のやっていることなど美少女にコスプレさせていやらしい目で見ながらあろうことかセクハラにまで及ぶ救い難いロリコンのスケベ野郎であり、教師としての能力で到底埋められるものではない
そしてさらなる追い打ちが男を襲う
「あのね」
「どうしたの儚無さん?」
みずきはモジモジとしながら男子生徒に意を決したように告げる
「もう、……くんとみずきはともだちだから……儚無さんじゃなくてみずきって呼んでほしい」
「えっ?」
みずきの頬は羞恥とは明らかに違う理由で赤くなっており、それは男子生徒にも伝播して同じように顔を紅潮させると周囲は甘酸っぱい空気に包まれた
「えっと……みずきちゃん」
「うん」
男は教師という仕事柄嫌でも他人の色恋に詳しくなるし、初恋に目覚めた女子を見ることもある
みずきは視線は明らかに初恋で憧れの男子に向けるそれだった
男は幻視する
みずきと男子生徒が恋仲になる姿を
それを自覚したとき、胸の内で黒くドロドロとした感情が渦巻くのを感じた
男はみずきへの独占欲と男子生徒への嫉妬に焦がれていた
それは2度目の失恋
だが、誰の手も届かない場所に行ったあの頃と違う、年を取らないロリ巨乳の美少女がぽっと出のガキに取られてしまう
BSS
「僕が先に好きだったのに」の略称
自分の不甲斐なさを棚に上げて、諦めきれずに好きになった順番という無価値な概念に縋る哀れな恋愛弱者
絶望する男の脳内でもう一つのビジョンが浮かぶ
それはかつてみずきが生前に涙目で怯えながら胸をクラスメイトに弄ばれて揉みしだかれる姿を
すると男の股間は脈動し己はまだ枯れてないと叫ぶ
それは幼少期より内に秘めた真なる野心
みずきを犯す
今まで、いつかやってやろうと思いつつも実行に移せていなかったそれはをとうとう遂行する覚悟をこの瞬間に決めた
なぜならリスクがないからだ
みずきに好かれていないなら機嫌を取る必要もなく、彼女を守る強固な法の壁は妖怪になったその日に取り払われたからだ
男は悔しさを己の浅ましい欲望を解き放つトリガーにすることで精神的バランスを保つことにした
今すぐにでもみずきを襲って処女を散らしてやりたいが、男子生徒がいるので明日にすることにした
翌日
特別授業の時間
「し、失礼します」
みずきは相も変わらずオドオドとした様子だった
普段通りではあるのだが昨日、男子生徒に見せた親しげな様子と比較すれば自身への態度はずいぶんとよそよそしく露骨に線引きしている様は男の神経を逆撫でする
今日のみずきの服装は修道服である
大人しいみずきと修道服は実に相性がよく可愛いらしいが身体のラインは殆ど隠されているためみずきの最大の強みであるロリ巨乳は隠されてしまっているが脱がす楽しみになるので問題ない
「せんせい、きょうはなにを?」
みずきは困惑をしていた
いつもだったら問題集などの勉強に使うなにかしらの教材を渡されるはずなのに今日は何も持っていなかったからだ
「わからないかなあ?先生は悲しいんだよ。先生は君と仲良くしたいのにいつもそうやって他人行儀でさ」
「な、なにいってるの?せんせい?」
みずきは男のただならぬ様子を感じ取ると自分がなにか悪いことをしたのではないかと思い、身体を震わせる怯えた様子を見せる
「それだよ。そういうのだよ。先生は君のために真剣に授業をしてきたのに君はちっとも心を開いてくれないじゃないか」
「そ、そんなことないよ……せんせい、あたまよくて……すごいひとだとおもってる。みずきにべんきょうわかりやすくおしえて……」
「違うんだよなあ。全然違う。だから教えてあげないとなあ」
「い、いや……」
男はみずきの胸部に向けて手を伸ばす
その瞬間みずきの脳裏で忌まわしき記憶が蘇る
わけもわからず無理矢理身体を好き放題にされたあの記憶を
「いやああ!」
みずきは男から背を向けて駆け出そうとした
考えての行動ではない
男からの感じる明確な悪意と教師としての仮面を外した男の態度にみずきはかつてないほどの恐怖を抱いた
「だめじゃないか。また授業が終わってないよ。科目は保健体育さ」
「きゃっ!」
男は腕を伸ばしみずきを捕まえると背後から思いっきり乳房を鷲掴みにする
その感触は着衣を越しであるにも関わらず簡単に指が沈み込むほど柔らかい
「ひぃ……」
「だから違うだよ。悪い子だな。でも、安心してよ。これから先生がみっちり大人に対する礼節も一緒に教えてあげるからね」
男はデタラメを口にしながら、もにゅもにゅとみずきの胸を揉みしだく
指は簡単に乳房に沈み込み、乳房の形を歪めるが、弾力があるせいで押し返してくるその心地がたまらなく良い
大人顔負けのそれはこれまでの男の女性経験を凌駕し、長い年月を経て叶った夢は単なる思い出補正と捨て去ろうとしたあの景色はこの時を以てはっきりと色づいて男にこの上ない充実感を与える
揉めば、揉むだけ男の肉棒は血流が促進され、その硬さを増していく
欲望に脳内はこの少女を屈服させて支配しろと働きかける
「ねえ、君はセックスは経験したかな?裸を見せたり、胸を直接揉ませたりしたことはある?ないよねえ?君は小さい時に亡くなったんだから。でも、僕はあるんだよ。これまで女の人をこうやってたくさん抱いてきたんだよ。だがら君もちゃんと覚えようね」
「せ、せんせ……せっくす?なんのこと……? ひぐっ……」
「だから、そういう態度はダメなんだよ。間違えてもいい。でも、そこからちゃんと学ばないと」
「ごめんなさい……」
「そうやってれば許されると思ってるの?」
そう言って男は強引にみずきの修道服を引き剥がし、みずきの裸体を露にする
「えっ?やだっ!ううっ……せんせい……」
みずきは咄嗟に両手で自身の胸元を隠すと掻き消えそうな、か細い声で泣き出す
目には涙が浮かび、肩をわなわなと震えていた
非力な小動物を思わせるその仕草は男の嗜虐心を大いに刺激し、男は興奮昂らせるだけであった
「みないで……ふくをかえして……」
「なにを言ってるんだ。これは元は先生があげたのものだよ。だからそれをどうしようと勝手じゃないか」
みずきはずり落ちた修道服を戻そうとするが男によって軽く手を弾かれる
「いいかい?この国は資本主義で成り立っているんだ。つまり自由競争。強いものこそ優れているんだよ。わかるかなはてな」
「そんなこといわれても……ひっく……」
みずきはどうしていいかわからないと泣き出すばかりだが、男は構わず続ける
「だから、態度を改めないと。服が欲しかったらどうすればいい?ほら、頭を地面につけて」
「えっ……お、おねがいします。ふくをかえしてください」
みずきは床に手をつくと、男に懇願した
全裸の美少女が土下座をしているという日常離れした光景は男の支配欲を大いに満たす
「そんなに返して欲しいの?」
「はい……おねがいします」
「しょうがないな。じゃあ、優しい先生が服をあげるよ」
そう言って男が渡したのは先程まで着ていた修道服ではなかった
牛の柄のセパレートタイプの水着だった
「これを……」
「そうだよ、着るんだよ。それと先生が言ったとおりに用意したんだからちゃんとありがとうとお礼を言わないとダメじゃないか」
「ありがとうございます……」
みずきは恐る恐ると言った様子で受け取ると、男に言われた通りにその場で着替え始めた
「遅いなあ。早くしてくれないかな?もう十分待たされたよ」
男は自分の手ををポンポンと叩くことで催促する
「あの……せんせい、このかっこうははずかしいです……」
ビキニは真っ白でむちっとした谷間を形成し、サイズが少し小さいのかカップの中で窮屈に締め上げられた乳房の大きさを引き立てる
みずきは恥ずかしさのあまり、内股をモジモジと擦り合わせている
「いや〜感動したよ。これまで何度この乳で誘惑されたか。だが、それももう終わりだ」
「ひぃ……」
みずきは怯えて身体を震わせると連動すかのように乳房もふるふると小刻みに揺れる
「先生、もう我慢できないよ」
男はみずきを床に押し倒すと、そのたわわな果実に顔を埋めた
「いやっ」
「ああ〜やっぱり最高だ。この感触だよ。ずっとこうしたかったんだ」
みずきは必死に抵抗をするが、男の力には敵わずされるがままだった
男は乳房の柔らかさを顔全体で堪能するように頬ずりをしたり、嗅いだりしている
衣服の中で閉じ込められていたフェロモンは甘くて濃いミルクのような香りをしている
「もう我慢出来ない」
男は下半身を露出させてみずきの眼前に晒す
バキバキに勃起した赤黒い肉棒
先のほうで膨らんだ亀頭には汁が滴り、そこから鼻腔を掠めるおぞましい臭いを発っしている
「ひっ……」
「だからそういう態度はダメだって。ちゃんと先生のを見ないと。君には難しかったかな?そうなら、君の身体に教えてあげるよ」
みずきは初めて見るそれに恐怖に慄き、視線を逸らそうとするが男は頬に指を食い込ませて顔を掴み、無理矢理こちらを向かせる
その手に温かい雫が落ちると男の嗜虐心は大いに刺激される
「今から君は先生のものになるんだ。それをしっかり覚えていこうね」
「ひっく……ううっ、……くん、たすけて」
ここなら思う存分に虐めてやろう
そう思っていた男にみずきは小さく声を漏らす
単なる悲鳴ではなく、男子生徒に助けを求める声
それは男にとって最も聞きたくないものだった
「今なんて言った?ああっ、こっちはこれから気持ちよくなろうってのに他の男の名前を出しやがって。お前アイツなんなんだよ。昨日はアイツに媚びやがって。見てたんだよ。ただのガキのクセに色気振りまきやがって。お前、あいつのなんなんだよ」
「……くんはおともだちで。みずき、おとうさんいがいのおとこのひとがににがてで。でも……くんはみずきにやさしくしてくれて。いっしょにおはなししたりあそんだりしてくれて。……くんといっしょにいるとぽかぽかしてうれしいきもちになる」
みずきは男子生徒のことを思い浮かべると安心したのか、いつになく饒舌に喋り出す
「ふざけやがって!もう許さないからな!このままぶち犯してやる!」
「ううっ……やめて……」
顔を掴んでいる手に力を込め、男は怒鳴り散らすと、みるきの顔が見る見る青くなり、ぼろぼろと涙が落ちて手を濡らす
これだ
これこそみずきのあるべき姿
みずきに笑顔なんていらない
みずきに必要なものは恐怖に震える泣き顔と羞恥に染まった赤い顔だけだ
男は心の底からそう思えた
「ほら、ちゃんと見るんだ。君のおっぱいに先生のチンポが入るところを」
みずきといえばやはりロリ巨乳だろう
だから最初に吐精して欲望をみたす場所も胸だ
男は怒張したペニスをみずきの乳房の間に差し込んだ
「な、なにこれ……」
みずきは未知の感覚に困惑した様子を見せるが男は構わず乳房に亀頭と雁首を擦り付ける
その感触はふんわりとやわらかく、触れただけでもにゅもにゅと沈み込んでとろけそうになる
それだけでなくビキニによってみっちみちに締め上げられた乳圧とぷるっぷるの弾力は、気を抜いたら谷間から弾き出されてしまうほど強く、男がこれまで体感した性的接触の中でもトップクラスの心地よさだった
「うあっ、これはすごいな」
男はあまりの快感に思わず声を漏らしてしまう
キメ細かい肌は肉棒にしっとりと吸い付いてふにゅりと媚びてくる
それに合わせて亀頭をずぽりとはめ込めば亀頭からクビレまでを肉で包み込まれて極上の柔らかさを味わう
それでいて幼い少女の乳房が大人の勃起した肉棒を挟めてしまうという異常事態
パイズリにロリという付加価値がプラスされたそれがもたらす快楽は尋常ではなかった
「せんせい、ひどい……どうしてこんなこと……」
「全部君のせいさ。いつもこんな乳ぶら下げて、いつもオドオドビクビクでなにされても全然抵抗しない。犯してって言わんばかりの態度ばかり見せて。だから先生が分からせてあげているんだよ」
「ひどいよ……ひっく。そんなことない。……くんはちゃんとみずきのめをみておはなししてくれて、みずきもちゃんとおはなししてる。せんせいがおかしい」
「それはまだアイツがガキだからさ。男なんて皆ケダモノなんだよ。君が知らないだけさ」
男は乳房を左右から押し潰すと、ペニ全体を包み込む柔らかな乳肉の圧迫感に顔を蕩けさせる
「ううっ……せんせいなんてきらい。もうやめて……」
「現実はみるんだ。くう……すごいぞ、このおっぱい、吸い付いて、締め付けて、先生の子種を搾ろうとしてるぞ。これが君のおっぱいの使い方だよ。これからは先生がたっぷり調教して先生専用のおっぱいにしてや……ああっ、やばっ、くそッ、射るっ!」
「ふぇ?」
これは意図した射精ではなく暴発したものだ
予定ではもっと口で罵って怖がらせながらするはずが予想外に気持ちよすぎて我慢できなかったのだ
男ははあはあと荒く息を吐く
恐らく無意識にペース配分を忘れて欲望の赴くまま腰を振っていたのだろう
想像以上に体力を使ってしまっていた
「……?」
みずきは困惑したように首を傾げる
身勝手に乳内に放出された白い液体は気色悪く、不快感で一杯なのに不思議と先程ま自分を一方的に蹂躙して支配しようして男に感じていた恐怖心が薄れたような気がした
「はあ、はあ、これで終わりじゃないからね。次は卒業式さ。君の処女をね。それで種付けしまくって孕ませたら、学校も卒業して先生とお家での生活さ。君は先生のものだ。だからもう2度と誰にも見られないように、ずっと閉じ込めて可愛がってあげるよ。もちろんアイツにだって会わせない」
「もう会えない?おとうさんも、おかあさんも、……くんにも?……そんなことって……」
「なんだいその顔は?まるで先生が悪い人みたいじゃないか。よく考えてみなよ。そもそも悪いことってなに?悪いことなら裁かれるよね。でも無理なんだよ。君は妖怪だから。法律や社会のルールは人間のためのものであって、妖怪には適用されないんだよ」
「…………」
この世界には性悪質という考えが存在する
人の本質は悪であるために守るべき秩序とそれを破った場合の罰則を設けたり、教育や修養によってそれを意識付け善へと転じさせる
つまり秩序がなくなれば人は悪に染まるのだ
みずきは考える
目の前の悪はみずきの意思を無視して一方的に自由を奪い、大切なものから引き剥がそうとしている
みずきの脳裏に男子生徒が浮かぶ
彼に会いたい
彼ともっと仲良くなりたい
心の中で育まれた恋心の萌芽は花ひらきみずきに抗う勇気を与える
「………いやだ」
「ん?」
「やだ!みずきはせんせいのものじゃない!」」
「おいっ!……な、何をするんだ」
男は叫ぶがみずきは構わずギュッと腕で乳房を抑えると肉棒に乳圧をかける
「このっ!」
これまで恐れから抵抗らしい抵抗をしなかったみずきが突如パイズリを始めるという異様な行動に男は戸惑い、腰を引く
しかし、みずきはそれを拒むように乳圧を高め肉棒を締め上げて抜け出せなくしてしまう
抜け出せないのはみずきの腕の力が強いからではない
もちもちとした吸い付きとぽよんぽよんの弾力は先程射精したばかりだというのにの一瞬で射精欲をたぎらせてしまうほど強力で、むちむちの乳房はみずきが腕を上下させるたびにその形を歪めて肉棒に快楽を与えてくるため抜け出そうと思っても身体がもっとこの中にいたいと拒むのだ
「せんせい、みずきがこわいの?」
ぼそりとみずきが呟き、俯いていた顔を男に向けた
みずきの目にはもう涙はなく、代わりに嘲りと蔑みがありありと浮かんでいた
「なっ……」
男はその視線と声に背筋にぞくりと震えが走った
「せんせいってよわいんだね。みずきのほうがつよかったなんておもわなかった」
そう言って男を見下ろす目は背筋が凍るほど冷めていた
そこには少女らしい無垢さはなく、男を虫けらのように見下し、嘲笑する小悪魔のような妖しさがあった
「くそっ!調子に乗るなよ!……うわぁ」
男は凄んで怒鳴り散らそうとした瞬間にみちみちとした圧迫感が肉棒に与えて、甘い刺激に脱力すると上ずった声で喘いだ
「みずきはもうおどおどもびくびくもしない。だからもうせんせいのいうこときかない。あしたからはみずきはすきなふくをきる。せんせいはみずきにさわるのもきんし。やくそくできる?」
「そんな……いやだ!ようやくって時に!」
みずきをものにできそうだったのに
男は悲痛な叫びをあげて嫌がるが、その様はまるで駄々をこねる子どものようだった
「せんせい、わがままいっちゃだめ。そんなたいどならからだでわからせる」
「うあっ……ああっ、やばッ」
みずきは追い打ちをかける
みずきのパイズリは技巧もなにもなくただ腕で抑えつけた乳房を上下させるという単純なものだがそれだけで男の肉棒は限界寸前にまで高められ、尿道から先走り液が漏れてきた
「せんせい、このくにはしほんしゅぎなんでしょ?じゃあせんせいはみずきのいうこときかないとだめだよ」
逃げないと
男のとろけかけた思考が警鐘を鳴らす
このまま何度も搾り取られたら逆らえなくなる
みずき以外の女性では二度と勃たなくなる
男は再び肉棒を引き抜こうとするが、絡みついた乳房は無数の唇で吸い付きキスをするかのように離さず、雁首とくびれは引いただけでそこがずるずると刺激されて無様にも白旗をあげるかのように精を漏らしてしまう
「うあっ……ああっ」
「せんせい、このしろいのなに?」
みずきは吐き出されたそれを不快そうな目で見つめながら、乳房に手を添えて尋ねる
答えなかったらまた、やるぞと脅すかのように
「こ、これは精液だ。君のおっぱいが気持ちよすぎて先生が出しちゃったものだ。男の子は気持ちよくなると精液を出すんだよ」
「そうなんだ。じゃあ、……くんもおっぱいすきなのかな?さわらせてあげたらみずきのこともっとすきになってくれるかな?」
みずきはいいとこを知ったとばかりに笑みを浮かべる
一方男は男子生徒の聞いたことで打ちのめされかけた自尊心から嫉妬心と独占欲が燃え上がると反撃を試みるだけの闘争心が湧いてきた
男子生徒がみずきと恋仲になって、あのロリ巨乳を好きしている姿なんて考えたくもない
「ひゃっ」
男はがしりとみずきの乳房を掴む
驚いたみずきは身体を強張らせる
「アイツじゃなくて先生じゃダメか?」
「え?」
「先生はみずきに酷いことをした。それは謝るし反省してる。でも、そうしてしまったのは先生は君のことが好きだったからなんだ。だから、先生にやり直すチャンスをくれないかな?これからは先生、みずきにいっぱい優しくするから」
「………」
男は口では取り繕うとしているが、乳房を掴んだ手は卑しく動き、その感触を味わおうとしている
誠実さの欠片もなく煩悩に支配されきった男の行動にみずきは嫌悪を通り越して呆れ果てていた
しかし、男は目線がみずきの乳房にしか
いっておらず、みずきの冷めた様子に気づかぬまま言葉を紡ぐ
「よく考えるんだアイツはまだ小学生じゃないか。子供の色恋なんてたかが知れてる
。大人の先生ならみずきを幸せにできるよ。先生には社会的な地位もお金もある。みずきが欲しいものならなんだって……」
「………」
みずきは男の言葉を聞き流しながらチラリと時計を確認する
時刻は男子生徒との待ち合わせの時間に着々と迫っていく
「せんせい、もういいからてをはなして」
「ふぇっ?」
そうみずきに指摘されて男ははじめて自分の手が掴むだけでなく乳房を揉みしだいてしまっていることに気がついた
「みずきのおっぱいさわっていいのは……くんだけ。せんせいはさわっちゃめっ!」
「いやだあ!みずきちゃんのおっぱいは僕のものにするんだあ!」
男は叫んだ
恥も外聞もなくみずきをものにしたいという独占欲と欲望のままに
「せんせいはかっこわるい」
それはこの状況を一言で表した簡潔なる真実
それ故にこの言葉はありとあらゆる罵詈雑言よりも深く男の胸に突き刺さる
大の大人が妖怪とはいえ少女にセクハラし、小学生に嫉妬して歪んだ欲望をぶつけたにも関わらず反撃され、あげくの果てにフラレて虚しく叫ぶ
最早社会的地位などと語れる存在ではなかった
「ああっ……そんな、なんでだよ。せっかく手に入れられると思ったのに……、そんなっ !ああっ !おっぱいしめつけないでぇ、うわああ」
根元、竿、くびれ、雁首、亀頭、みずきは男が二度と卑俗な真似を出来ないように教え込むべく徹底的に責め立てると男は喚き散らしながらみずきの乳房の中で果てた
どくんどくんとポンプのように肉棒が脈打つと、その度に精を吐き出す
さっきからずっと射精しっぱなしであると言うのに、全く精液が薄くならない
明らかに一度に吐き出す白濁液の量は普段よりも多く、濃くて粘度の高いものであるにも
関わらず本能は目の前の儚無みずきを極上の雌として認めて孕ませようと訴え、興奮と発情は未だ冷めることはない
しかし、当然ながら乳房に発射したところで妊娠などするはずもない
男の象徴はみずきに屈服して、無駄打ちするだけの無益な器官へと成り果てていた
「やだ!まけにゃい、まけたくにゃ……あああっ!」
快楽で頭がおかしくなって言葉に呂律が回らなくなった男はこの感触を1秒でも長く味わおうと必死に堪えようとするが、それも長くは続かなかった
みずきは乳圧を高めると一気に根元から雁首まで搾り取るように竿を扱いて最後の一滴まで強引にしぼりとると、ここでようやく乳圧から解放された
「あうっ……なんで……」
男は精根尽き果てたのかその場に項垂れた
そしてみずきははっきりと自覚する
自分の身体は雄を狂わせる魔性のモノなのだと
そして勝利の成功体験は少女を変える
「せんせい、みずきはこれから……くんとでーとしてきます。いっぱいあそんでなかよくなって。おっぱいもさわらせてあげるの。……くんはまじめだからさいしょはびっくりするかもだけどきっときにいってくれる。みずきのおっぱいでめろめろにしちゃうの」
「い、いやだ……。行かないでくれえええ!ううっ……」
男は最後の力を振り絞ってみずきを引き止めようと手を伸ばすがその手はむなしく空を切った
男を同じ相手に二度の失恋を経験する
しかし、一度目と違いみずきは誰かのものになろうとしており、あまつさえその極上の感触を夢想ではなく直接体感してしまったばかりにその喪失感は計り知れず、少年の頃とは異なり一生癒えることのない傷を残した
「さようなら、せんせい」
みずきは男を見向きもせずに別れを告げる
それはまるで男のことなど眼中にないかのように 男は絶望し、失意のどん底に叩き落とされた
翌日以降みずきは男の前に自発的に姿を見せることがなかったが
時折、学校指定の制服を身につけ男子生徒と仲睦まじく歩くみずきの姿が目撃することがあった
ロリ巨乳も当然ながら健在で制服のシャツとブレザーで包んでいるというのにその豊満さは一切隠れていない
それどころかネクタイを歪ませめて自己主張するために却って存在感が強くなっている
みずきはおどおどとした小動物のような雰囲気は鳴りを潜め、恋を知ったような輝きを放ち朗らかな笑みを男子生徒に見せている
対して男子生徒はそんなみずきに見つめられると顔を赤らめていた
男は夢想する
彼女たちの関係はどれだけ進行したのだろうか
もしかしたら行くべきところまで行ってしまったのかもしれないと考えるとあの日のみずき裸体が浮かび、彼らの情事を妄想しては不覚にも勃起しまう
もうそれ以外では反応できない身体になってしまっていた
みずきを視認できる優位性は男の敗北感をあおるものでしかなくなっていた
ロリ巨乳
それはロマンにして刹那の輝きである
胸が大きくなる現象は本来は二次性徴にして大人の階段を登っている証左であり決して珍しいものではない
しかしそれとは相反するロリという付加価値によって世相は変化する
本来であればまだ未成熟であるはずの少女が大人にも劣らぬ体つきをしていればそのギャップに魅了され、男性はその少女に性的魅力を感じることもあるだろう
だがそれは儚い夢に過ぎない
なぜならロリに手を出すのは世間から批判され、自ら社会から抹殺されかねない蛮行だからだ
ならば、遠目で愛でるだけに自重すれば満足できるのか
それもまた不可能である
生物は時の流れには逆らえない
ロリ巨乳は年月が経てばありふれたただの巨乳へと成り下がる
いくら若作りをしようともそれが大人である事実は覆ることはなく所詮は偽物
それが自然の摂理である
だからこそロリ巨乳は希少性の高いロマンであり刹那の輝きなのだ
だが、もし永遠に幼児性を保てるものが居たならば
そして、もしそれが法の枠を超えて触れることが叶う存在だったならば
もしそれが単なる儚い夢想でないのなら
これはそれを実現にさせてしまった少女の物語である
まだ少女人間だったころ
「あっ!」
それは初等部の昼休みでの出来事である
読書中であった儚無みずきは悲鳴をあげると、持っていた文庫本はパタリと落ちる
「うっわ、でっか!みんな見ろよ。みずきのおっぱいすっげぇー」
「や、や……やめ……ぅ」
クラスメイトの男子がそんな声をあげるとみずきの年齢不相応に発育した胸を鷲掴みにし、持ち上げてみせる
類は友を呼ぶ
男子の取り巻きたちは鼻の下を伸ばしながらみずきの胸を囃し立てるせいで今にも泣きそうな表情をしていた
みずきは病気を持っており身体が弱いために、学校に登校する日数は他の生徒と比べて格段に少なく友達と言える友達は存在せず孤立していた
それに加えて水色の髪色やたわわに実った胸は男子生徒の好奇の目線に晒される対象であり、大人しく引っ込み思案な性格も災いして、クラスではいじめっ子たち格好の標的であった
(あいつら、またみずきちゃんを……)
そんななか、一人義憤を募らせる少年がいた
彼はみずきの控えめながらも整った顔立ちとクラスの女子を圧倒する魅惑のボディに心惹かれており、みずきに恋心を寄せていた
そのため、イジメに苦しむみずきを救うヒーローになってやろうと密かに決意していたのだ
しかし、すぐには動けなかった
いじめっ子たちは学級内でのカーストが高いからだ
成績も優れており、教師からの評価も高く、腕っぷしも強い
だからこそ彼らの蛮行はまかり通っている
少年がなんとかするには荷が重い相手
だが、その理由は言い訳であって本懐ではなかった
少年は見惚れてしまっていた
羞恥で涙をポロポロと零し始めたみずきに
真っ赤な頬の上を雫が滑り落ちていく様子に
小刻みに身体を震わせているせいで胸は着衣越しにぷるぷると揺れながら男子に鷲掴みにされてむにゅりと形を変えていく様は少年の情欲を否応なく煽る
気づけば少年の股間を反応を示していた
このタイミングで飛び出せばズボンの膨らみを見られてしまうだろう
少年たちはまだちゃんとした性教育は受けていないが勃起がどういった現象であるかはなんとなくではあるが知っている
それ故にそれは恥ずかしい行為であることも
「や、やめ……ん……いや」
みずきはいやいやと身を捩り、身体を這い回る手から逃げようとするが男子の力が強すぎるのか逃れることができない
ごくり
少年は息を呑む
少年の脳内は嗜虐心と独占欲が膨らんでいく
助けるという選択肢は消えていた
所詮はかわいい女子にいい格好をしたいだけのちっぽけな自尊心が生んだ偽善でしかない
もし、みずき以外の取るに足らないありふれたクラスメイトの女子であればそもそも見向きもしなかっただろう
そもそも男子たちへの義憤もみずきをいじめていることではなく、みずきの胸に触れていることへの嫉妬でしかない
少年の中に残されたものはこのままみずきの泣き顔を見ていたい欲求とそれと相反する今すぐにでも男子を引き剥がしてみずきの胸を揉みしだいて自分のものにしたいという欲求
そんな葛藤は予鈴のチャイムによって終わりを迎える
みずきをからかっていた男子は何食わぬ顔で席へと戻っていく
そして午後の授業を終えて学校での1日が終わる
「はあ、はあ……みずきちゃん……みずきちゃん……」
帰宅した少年はこっそれと自室に籠もって一心不乱に自らの肉棒を扱く
胸を揉みしだかれるみずきの泣き顔を思い浮かべながら、その柔らかそうな感触を想像しながら
みずきを助けることも、セクハラに混じる勇気も持ち合わせない少年にできる唯一の自己満足である
「……ふぅ。明日もみずきちゃん来るかな?」
少年にとってみずきの数少ない登校日は
至福の瞬間であった
しかし、みずきに明日は訪れなかった
どうにもみずきは帰宅後に急激に体調を崩し、そのまま帰らぬ人となったらしいことを翌日担任から告げられた
少年は絶望した
同じ届かない存在でもいつか拝めるかもしれないものと永遠に失われたもの、その差はあまりにも大きい
「みずきちゃん……なんで……」
クラスの男子たちはしばらくすれば他の女子に目をつけてみずきのことを忘れ去るように日常を取り戻していたが、みずきのロリ巨乳によって精通して恋心を抱いていた少年にとっては他の女子など路傍の石ころも同然だった みずきがこの世を去ってから少年はしばらく鬱ぎ込んだ
だが、その心の傷は時の流れと共に癒えていった
みずきは確かにかわいらしい顔立ちとそれと相反する発育した胸を持つがあくまであくまで初等部時代の思い出の1ぺージに中等部、高等部と進学していけば魅力的な異性もそれなりに居る
現に少年だった男は大学部に入った頃には同じ学部内での恋人もでき、セックスも経験している
男は卒業後は公務員で安定しているという理由から教師となってからは忙しさ故に彼女とは自然消滅してしまったが、近頃は彼女と時間を合わせることが億劫に思っていたために特に引きずることもなかった
ここまでくれば儚無みずきという少女の存在も男の中では完全に過去……となるはずだったあの日までは
ある日、男は赴任先の学校で不審な人物を目撃する
それは少女だった
背丈こそ他の生徒と変わりないが服装は学校指定の制服でないうえに生徒や他の教師たちはまるで彼女がその場に存在しないかのように通り過ぎていく
男は異様な光景に違和感を感じながらも少女の元へと向かい、威圧感を与えないようにしゃがんで目線を合わせて落ち着いた声で話しかける
「どうしたの?君はここの生徒ではなさそうだけど」
「えっ?みえるの?みずきを?」
少女はあどけない仕草で小首をかしげると男のことを見つめ返す
「みずき……」
男は驚愕する
少女の姿は男が少年時代に病死した儚無みずきと瓜二つだったからだ
水色の髪も、幼気な顔立ちも、そして年齢不相応に膨らんだ胸も記憶の中の彼女そのものであった
「なんで君が……ずっと前に死んだはずじゃ……」
「えっとね。みずきはしんだんだよ」
「じゃあなんでここに?」
「わかんない。けど……たぶん、みずきはようかいになっちゃたの」
「へっ?」
この出会いが教師として平凡な日常を送る男の人生を狂わせることなることはまだ誰も知らない
「……ということ」
「なるほど……」
男はみずきから身の上話を聞く
病室で息絶えたかと思ったら、気づいたら妖怪になってこの世を彷徨っていただとか、これまで誰にも自身の姿を見ることはできなかっただとか、母はみずきを健康な身体で産めなかったことを後悔し、父は自分に十分な資産があれば最先端の治療を受けさせることが出来たならと後悔し、せめて死後の世界では他の子供と同じように健やかで幸せに生きて欲しいと願っていた
そのためみずきは学校に通って勉強すれば両親の願いを叶えることが出来ると考えたという
「なんと、健気な」
男の中でむくむくと同情心が湧き上がる
みずきは自身の不遇な境遇を恨むことなくむしろ他者を思いやり、死後にすらその純真さを損なわず心優しい少女としてこの世にとどまっている
それはとても尊いものだと男は思った
「僕は君の味方だよ。だから、もし何か困ったことがあったらいつでも頼ってよ」
「えっ?いいの……じゃあ、べんきょう。みずきだけだとむずかしくて」
「うん、任せてよ」
「ありがとうございます……えっと、せんせい?よろしくおねがいします」
みずきは折り目正しにぺこりとお辞儀をした
その姿はあまりにもいじらしく愛くるしいものだった
みずきは男がかつてクラスメイトであったことは覚えていなかった
だが、それは男にとって都合のいいことであった
なにせ男は生前のみずきと特別親しかったわけではなく、クラスの男子からセクハラを受けるみずきを遠目で見て見ぬ振りをしながらいやらしい目で眺めていたに過ぎない
みずきとっては覚える記憶としてはクラスメイトの男子のひとりにすぎず特にプラスになる印象などない
それならば勉強を教えてくれる先生という認識の方がいい
男は高揚していた
記憶から消えかけていた憧れの少女との再会に
(守らないと……なにせみずきには『僕しか』いないんだから……)
男は中でなにかがぐつぐつと煮えたぎるのを感じる
それは大人になる過程で失われた幼い独占欲と支配欲を
それからしばらくして……
チーン
おりんの音が響く
両親はみずきの死後から毎朝決まった時間に仏壇の鈴を鳴らして手を合わせるのが日課であり、その音で目を覚ますのがみずきの妖怪になってからの習慣だった
みずきの子供部屋は両親がこまめに掃除をしてくれるおかげで生前と同じ雰囲気を保っており、落ち着いて安心して寝付くことができて今のみずきにとっても帰るべき場所だった
両親が妖怪になった自分を視認できず、会話ができないことと仏壇に供えられてある大好物の茶菓子を食べられないことは悲しいが、彼らが自分のことをずっと忘れないでいてくれることはみずきにとってはなによりの救いだった
「いってきます」
みずきの声は両親に届くことはないが、手を合わせて挨拶をした後みずきは家を出る
今の自分は毎日だって学校に通えると
だからなにも心配はいらないと両親に示さんとみずきは今日も学校へと向かう
「やあ、みずき」
「あっ、……せんせい。おはようございます」
男はみずきが登校したことに気づくと周囲に人がいないことを確かめてから声をかけると心の中でほくそ笑む
今日もみずきが約束を守ったからだ
学校とは慈善事業ではない
通うには学費がかかる
だがみずきの両親は彼女が死後に妖怪になって学校に通っているなどと知る由もないため当然ながら学費を払ってはいない
だから男は教えってやった
トレードオフは社会の原則であると
つまり、みずきが学校に通うためにはなにかしらの対価が必要であると
そう言って男はみずきを丸めこんで対価を払わせた
それはみずきは男に指定された服装で登校することだった
約束を守ったみずきの服装は水色のエプロンドレスに白いフリルのスカートと所謂アリスファッションであり、華奢なみずきとの相性は語るまでない
しかし、胸は例外であり、露出は皆無であるがその膨らみは一切隠れることなく一部分はまるで空間を歪めるかのように突き出て体躯に似合わないほど大きな乳房は一層強調されている
男はこれまでにもメイド服、ナース服、チャイナドレスなどと己の性癖を具現化したかのような衣装を用意してはみずきを着せ替え人形のようにして自身の欲望を満たしてきた
男は幼児趣味というわけではないが美少女を己だけが意のままに操って視認できる優位性と大人になったからこそわかるロリ巨乳への稀少性に酔いしれていた
そして男はただみずきを視界に収めて愛でるだけにはとどまらなかった
「おや?リボンがほどけているね」
「えっ?ひゃぁぁっ……」
男はそう言ってリボンの結びを直す
その一瞬にできるだけわざとらしくならないように気をつけながらみずきの豊満な乳房を手の甲で撫でる
着衣越しながらも魅惑の双丘は男の手の甲の上でポヨンと弾んで柔らかさと重量感は十二分に男の手を悦ばせる
みずきはビクッと身体を震わせると頬を赤く染めながら胸を庇うようにして後ずさった
「どうしたんだい?顔が真っ赤だよ」
「ううう……な、なんでもないです……」
男はなにもなかったかのようにポーカーフェイスを装いながらその感触と恥じらいながら俯くみずきの仕草を楽しむ
そんなみずきに男はさらなる追い打ちをかける
「おっと、廊下はゆっくり歩かない危ないよ」
今度はみずき行く手を阻むように腕を広げる
下を向いていたため気づかなかったみずきは生前と変わらぬ鈍ぶさも相まって男の腕に胸を押し当てるかたちになってしまう
「あうっ、うぅ……」
「ほら、ちゃんと前を見ないとダメじゃないか」
「ご、ごめんなさい……」
みずきは男の腕の中で身を縮こませるようにして謝罪の言葉を口にする
あどけないながらも整った顔は羞恥でさらに赤く染まり瞳に薄っすら涙を浮かべている様に男は嗜虐心による興奮が高まる
治外法権
もし教師である男がこのようなセクハラ行為を女子生徒に行い、あまつさえ誰かに見つかり告発でもされようものなら社会的な死は免れず、これまで積み上げたキャリアと保護者からの信頼は一瞬にして崩れ去り、性犯罪者の十字架を一生背負うことになるだろう
だからまともな教師は生徒にそんなことはしない
しかし、みずきは妖怪であり男にしか視認できず、精神性はクラスメイトからからかわれても恥ずかしがって泣き寝入りするしかない臆病なまま
それ故に男がセクハラをしても誰にも見つからず誰にも咎めることができないこの状況は男にとってまさに天国であった
男は今すぐにもみずきの着衣をはだけて生の乳房を晒して、思う存分に揉みしだきたい衝動にかられるがそれは我慢する
流石のみずきでもそこまで露骨なことをすれば抵抗するし、男を避ける選択を取るだろう
そうなればみずきとの接触を困難になるためセクハラはあくまで欲望を気づかれないように留めることにしていた
そんな事を考えながら男は教室に辿り着くと誠実な教師の仮面を被り授業を開始する
放課後
「それじゃあ、特別授業をはじめようか」
「はい、せんせい。きょうもよろしくおねがいします」
放課後に特別授業と称して男はみずきを空き教室に呼び出した
特別授業とは言ってもそれにかこつけたセクハラ……ではなく本当にちゃんと指導する
みずきは妖怪であるため人間の生徒と同じように学習をしても質問をしたり、わからない部分を聞くことができないため知識にムラができてしまう
そのため男は空いた時間にみずき用の小テストを作成し、彼女の学習への理解度を把握してそれに合わせて指導を行っていた
男は大学時代に学習塾でマンツーマン指導のアルバイトを経験しており、みずきの指導態度のよさもあって学力はメキメキと上達し、定期テストでもほぼ満点を取るまでになった
これには狙いがあり、みずきから信頼を勝ち取ればセクハラに対してのハードルが低くすることができ、あわよくば恋愛感情のようなものを抱かせることに成功すれば、さらに濃密な性的接触を行えると考えていたのだ
そうなれば永遠に年を取ることのないロリ巨乳の美少女との甘く爛れた生活を送れる
しかもライバルが存在しないため浮気の可能性は皆無で自分だけがみずきを視認して、触れ合うことが出来る
男はかつて逃がしたみずきという巨大な魚が自身の手の中に着実に収まることを夢想していた
しかし、男は気づいていなかった
この計画には大きな穴があることを
そして、男が感知していない場所でそれが広がり続けていることに
そしてそれに気づいた頃にはもう手遅れだった
ある日のこと、男は見てしまった。
みずきが男が受け持つクラスとは別の男子生徒と仲睦まじげに会話をしている姿を
男子生徒は容姿端麗で学業もスポーツにおいても優れた成績をおさめており、性格も礼儀正しく紳士的であると担任ではない男の耳にも届くほどに女子生徒に人気がある
そんな彼にみずきも心を許しているのか、男や生前の頃にいじめっ子たちに見せたオドオドと怯えた様子はまるで見せず、年相応の朗らかな笑顔を浮かべていた
会話を盗み聞きすると、2人は同じ犬好きであることから意気投合したようで明日の特別授業のあとに一緒に犬と触れ合いに行く約束をしていた
男は動揺していた
自分以外にみずきを視認できる人間がいてさらに臆病で引っ込み思案なみずきが心を開くまで打ち解けていることに
だが、それに気付けないのは仕方のないことだった
みずきは男に対しては口数も少ないために、特別授業の際も勉強について以外の話題をすることは殆どない
男が知っている儚無みずきとは勉強している姿かセクハラをされて恥ずかしがる姿だけだ
それに加えて視認できないみずきは他の生徒のように生徒や他の教師、保護者からの相談などと言った別口で情報を得ることもできない
現にみずきが犬好きであると知ったのはこの会話を偶々盗み聞きしたからだ
その瞬間に男の中で浮かぶ儚無みずきという偶像がひどく曖昧で靄がかかっているように見えた
男は思った
そんな存在がいたなら何故相談してくれなかったのかと
みずきは人付き合いは不得手な部類なのだからそれこそ教師であり、大人である自分を頼るべきだと
でないと生前の頃の二の舞いになってしまうかもしれないと
その疑問の答えは非常にシンプルなものだった
みずきは男を信頼していないからだ
みずきは男のおかげで勉強を上手く進められており、自分のために時間を割いてくれていることには感謝しているが直接的でないにしても度々胸に触られ等の恥ずかしい行為を受けており、男はバレていないと思っているが時折感じる自身の胸部に伝わる舐め回すような目つきに不快感が全くないはずはなかった
みずきとの唯一性に慢心していた男は比較対象の存在によって突きつけられる
教育者として培った感覚がみずきと男の間にある隔絶された心の距離を確信させた
みずきが妖怪でなければ男のやっていることなど美少女にコスプレさせていやらしい目で見ながらあろうことかセクハラにまで及ぶ救い難いロリコンのスケベ野郎であり、教師としての能力で到底埋められるものではない
そしてさらなる追い打ちが男を襲う
「あのね」
「どうしたの儚無さん?」
みずきはモジモジとしながら男子生徒に意を決したように告げる
「もう、……くんとみずきはともだちだから……儚無さんじゃなくてみずきって呼んでほしい」
「えっ?」
みずきの頬は羞恥とは明らかに違う理由で赤くなっており、それは男子生徒にも伝播して同じように顔を紅潮させると周囲は甘酸っぱい空気に包まれた
「えっと……みずきちゃん」
「うん」
男は教師という仕事柄嫌でも他人の色恋に詳しくなるし、初恋に目覚めた女子を見ることもある
みずきは視線は明らかに初恋で憧れの男子に向けるそれだった
男は幻視する
みずきと男子生徒が恋仲になる姿を
それを自覚したとき、胸の内で黒くドロドロとした感情が渦巻くのを感じた
男はみずきへの独占欲と男子生徒への嫉妬に焦がれていた
それは2度目の失恋
だが、誰の手も届かない場所に行ったあの頃と違う、年を取らないロリ巨乳の美少女がぽっと出のガキに取られてしまう
BSS
「僕が先に好きだったのに」の略称
自分の不甲斐なさを棚に上げて、諦めきれずに好きになった順番という無価値な概念に縋る哀れな恋愛弱者
絶望する男の脳内でもう一つのビジョンが浮かぶ
それはかつてみずきが生前に涙目で怯えながら胸をクラスメイトに弄ばれて揉みしだかれる姿を
すると男の股間は脈動し己はまだ枯れてないと叫ぶ
それは幼少期より内に秘めた真なる野心
みずきを犯す
今まで、いつかやってやろうと思いつつも実行に移せていなかったそれはをとうとう遂行する覚悟をこの瞬間に決めた
なぜならリスクがないからだ
みずきに好かれていないなら機嫌を取る必要もなく、彼女を守る強固な法の壁は妖怪になったその日に取り払われたからだ
男は悔しさを己の浅ましい欲望を解き放つトリガーにすることで精神的バランスを保つことにした
今すぐにでもみずきを襲って処女を散らしてやりたいが、男子生徒がいるので明日にすることにした
翌日
特別授業の時間
「し、失礼します」
みずきは相も変わらずオドオドとした様子だった
普段通りではあるのだが昨日、男子生徒に見せた親しげな様子と比較すれば自身への態度はずいぶんとよそよそしく露骨に線引きしている様は男の神経を逆撫でする
今日のみずきの服装は修道服である
大人しいみずきと修道服は実に相性がよく可愛いらしいが身体のラインは殆ど隠されているためみずきの最大の強みであるロリ巨乳は隠されてしまっているが脱がす楽しみになるので問題ない
「せんせい、きょうはなにを?」
みずきは困惑をしていた
いつもだったら問題集などの勉強に使うなにかしらの教材を渡されるはずなのに今日は何も持っていなかったからだ
「わからないかなあ?先生は悲しいんだよ。先生は君と仲良くしたいのにいつもそうやって他人行儀でさ」
「な、なにいってるの?せんせい?」
みずきは男のただならぬ様子を感じ取ると自分がなにか悪いことをしたのではないかと思い、身体を震わせる怯えた様子を見せる
「それだよ。そういうのだよ。先生は君のために真剣に授業をしてきたのに君はちっとも心を開いてくれないじゃないか」
「そ、そんなことないよ……せんせい、あたまよくて……すごいひとだとおもってる。みずきにべんきょうわかりやすくおしえて……」
「違うんだよなあ。全然違う。だから教えてあげないとなあ」
「い、いや……」
男はみずきの胸部に向けて手を伸ばす
その瞬間みずきの脳裏で忌まわしき記憶が蘇る
わけもわからず無理矢理身体を好き放題にされたあの記憶を
「いやああ!」
みずきは男から背を向けて駆け出そうとした
考えての行動ではない
男からの感じる明確な悪意と教師としての仮面を外した男の態度にみずきはかつてないほどの恐怖を抱いた
「だめじゃないか。また授業が終わってないよ。科目は保健体育さ」
「きゃっ!」
男は腕を伸ばしみずきを捕まえると背後から思いっきり乳房を鷲掴みにする
その感触は着衣を越しであるにも関わらず簡単に指が沈み込むほど柔らかい
「ひぃ……」
「だから違うだよ。悪い子だな。でも、安心してよ。これから先生がみっちり大人に対する礼節も一緒に教えてあげるからね」
男はデタラメを口にしながら、もにゅもにゅとみずきの胸を揉みしだく
指は簡単に乳房に沈み込み、乳房の形を歪めるが、弾力があるせいで押し返してくるその心地がたまらなく良い
大人顔負けのそれはこれまでの男の女性経験を凌駕し、長い年月を経て叶った夢は単なる思い出補正と捨て去ろうとしたあの景色はこの時を以てはっきりと色づいて男にこの上ない充実感を与える
揉めば、揉むだけ男の肉棒は血流が促進され、その硬さを増していく
欲望に脳内はこの少女を屈服させて支配しろと働きかける
「ねえ、君はセックスは経験したかな?裸を見せたり、胸を直接揉ませたりしたことはある?ないよねえ?君は小さい時に亡くなったんだから。でも、僕はあるんだよ。これまで女の人をこうやってたくさん抱いてきたんだよ。だがら君もちゃんと覚えようね」
「せ、せんせ……せっくす?なんのこと……? ひぐっ……」
「だから、そういう態度はダメなんだよ。間違えてもいい。でも、そこからちゃんと学ばないと」
「ごめんなさい……」
「そうやってれば許されると思ってるの?」
そう言って男は強引にみずきの修道服を引き剥がし、みずきの裸体を露にする
「えっ?やだっ!ううっ……せんせい……」
みずきは咄嗟に両手で自身の胸元を隠すと掻き消えそうな、か細い声で泣き出す
目には涙が浮かび、肩をわなわなと震えていた
非力な小動物を思わせるその仕草は男の嗜虐心を大いに刺激し、男は興奮昂らせるだけであった
「みないで……ふくをかえして……」
「なにを言ってるんだ。これは元は先生があげたのものだよ。だからそれをどうしようと勝手じゃないか」
みずきはずり落ちた修道服を戻そうとするが男によって軽く手を弾かれる
「いいかい?この国は資本主義で成り立っているんだ。つまり自由競争。強いものこそ優れているんだよ。わかるかなはてな」
「そんなこといわれても……ひっく……」
みずきはどうしていいかわからないと泣き出すばかりだが、男は構わず続ける
「だから、態度を改めないと。服が欲しかったらどうすればいい?ほら、頭を地面につけて」
「えっ……お、おねがいします。ふくをかえしてください」
みずきは床に手をつくと、男に懇願した
全裸の美少女が土下座をしているという日常離れした光景は男の支配欲を大いに満たす
「そんなに返して欲しいの?」
「はい……おねがいします」
「しょうがないな。じゃあ、優しい先生が服をあげるよ」
そう言って男が渡したのは先程まで着ていた修道服ではなかった
牛の柄のセパレートタイプの水着だった
「これを……」
「そうだよ、着るんだよ。それと先生が言ったとおりに用意したんだからちゃんとありがとうとお礼を言わないとダメじゃないか」
「ありがとうございます……」
みずきは恐る恐ると言った様子で受け取ると、男に言われた通りにその場で着替え始めた
「遅いなあ。早くしてくれないかな?もう十分待たされたよ」
男は自分の手ををポンポンと叩くことで催促する
「あの……せんせい、このかっこうははずかしいです……」
ビキニは真っ白でむちっとした谷間を形成し、サイズが少し小さいのかカップの中で窮屈に締め上げられた乳房の大きさを引き立てる
みずきは恥ずかしさのあまり、内股をモジモジと擦り合わせている
「いや〜感動したよ。これまで何度この乳で誘惑されたか。だが、それももう終わりだ」
「ひぃ……」
みずきは怯えて身体を震わせると連動すかのように乳房もふるふると小刻みに揺れる
「先生、もう我慢できないよ」
男はみずきを床に押し倒すと、そのたわわな果実に顔を埋めた
「いやっ」
「ああ〜やっぱり最高だ。この感触だよ。ずっとこうしたかったんだ」
みずきは必死に抵抗をするが、男の力には敵わずされるがままだった
男は乳房の柔らかさを顔全体で堪能するように頬ずりをしたり、嗅いだりしている
衣服の中で閉じ込められていたフェロモンは甘くて濃いミルクのような香りをしている
「もう我慢出来ない」
男は下半身を露出させてみずきの眼前に晒す
バキバキに勃起した赤黒い肉棒
先のほうで膨らんだ亀頭には汁が滴り、そこから鼻腔を掠めるおぞましい臭いを発っしている
「ひっ……」
「だからそういう態度はダメだって。ちゃんと先生のを見ないと。君には難しかったかな?そうなら、君の身体に教えてあげるよ」
みずきは初めて見るそれに恐怖に慄き、視線を逸らそうとするが男は頬に指を食い込ませて顔を掴み、無理矢理こちらを向かせる
その手に温かい雫が落ちると男の嗜虐心は大いに刺激される
「今から君は先生のものになるんだ。それをしっかり覚えていこうね」
「ひっく……ううっ、……くん、たすけて」
ここなら思う存分に虐めてやろう
そう思っていた男にみずきは小さく声を漏らす
単なる悲鳴ではなく、男子生徒に助けを求める声
それは男にとって最も聞きたくないものだった
「今なんて言った?ああっ、こっちはこれから気持ちよくなろうってのに他の男の名前を出しやがって。お前アイツなんなんだよ。昨日はアイツに媚びやがって。見てたんだよ。ただのガキのクセに色気振りまきやがって。お前、あいつのなんなんだよ」
「……くんはおともだちで。みずき、おとうさんいがいのおとこのひとがににがてで。でも……くんはみずきにやさしくしてくれて。いっしょにおはなししたりあそんだりしてくれて。……くんといっしょにいるとぽかぽかしてうれしいきもちになる」
みずきは男子生徒のことを思い浮かべると安心したのか、いつになく饒舌に喋り出す
「ふざけやがって!もう許さないからな!このままぶち犯してやる!」
「ううっ……やめて……」
顔を掴んでいる手に力を込め、男は怒鳴り散らすと、みるきの顔が見る見る青くなり、ぼろぼろと涙が落ちて手を濡らす
これだ
これこそみずきのあるべき姿
みずきに笑顔なんていらない
みずきに必要なものは恐怖に震える泣き顔と羞恥に染まった赤い顔だけだ
男は心の底からそう思えた
「ほら、ちゃんと見るんだ。君のおっぱいに先生のチンポが入るところを」
みずきといえばやはりロリ巨乳だろう
だから最初に吐精して欲望をみたす場所も胸だ
男は怒張したペニスをみずきの乳房の間に差し込んだ
「な、なにこれ……」
みずきは未知の感覚に困惑した様子を見せるが男は構わず乳房に亀頭と雁首を擦り付ける
その感触はふんわりとやわらかく、触れただけでもにゅもにゅと沈み込んでとろけそうになる
それだけでなくビキニによってみっちみちに締め上げられた乳圧とぷるっぷるの弾力は、気を抜いたら谷間から弾き出されてしまうほど強く、男がこれまで体感した性的接触の中でもトップクラスの心地よさだった
「うあっ、これはすごいな」
男はあまりの快感に思わず声を漏らしてしまう
キメ細かい肌は肉棒にしっとりと吸い付いてふにゅりと媚びてくる
それに合わせて亀頭をずぽりとはめ込めば亀頭からクビレまでを肉で包み込まれて極上の柔らかさを味わう
それでいて幼い少女の乳房が大人の勃起した肉棒を挟めてしまうという異常事態
パイズリにロリという付加価値がプラスされたそれがもたらす快楽は尋常ではなかった
「せんせい、ひどい……どうしてこんなこと……」
「全部君のせいさ。いつもこんな乳ぶら下げて、いつもオドオドビクビクでなにされても全然抵抗しない。犯してって言わんばかりの態度ばかり見せて。だから先生が分からせてあげているんだよ」
「ひどいよ……ひっく。そんなことない。……くんはちゃんとみずきのめをみておはなししてくれて、みずきもちゃんとおはなししてる。せんせいがおかしい」
「それはまだアイツがガキだからさ。男なんて皆ケダモノなんだよ。君が知らないだけさ」
男は乳房を左右から押し潰すと、ペニ全体を包み込む柔らかな乳肉の圧迫感に顔を蕩けさせる
「ううっ……せんせいなんてきらい。もうやめて……」
「現実はみるんだ。くう……すごいぞ、このおっぱい、吸い付いて、締め付けて、先生の子種を搾ろうとしてるぞ。これが君のおっぱいの使い方だよ。これからは先生がたっぷり調教して先生専用のおっぱいにしてや……ああっ、やばっ、くそッ、射るっ!」
「ふぇ?」
男の怒張した陰茎から勢いよく乳内で白濁液が発射される
これは意図した射精ではなく暴発したものだ
予定ではもっと口で罵って怖がらせながらするはずが予想外に気持ちよすぎて我慢できなかったのだ
男ははあはあと荒く息を吐く
恐らく無意識にペース配分を忘れて欲望の赴くまま腰を振っていたのだろう
想像以上に体力を使ってしまっていた
「……?」
みずきは困惑したように首を傾げる
身勝手に乳内に放出された白い液体は気色悪く、不快感で一杯なのに不思議と先程ま自分を一方的に蹂躙して支配しようして男に感じていた恐怖心が薄れたような気がした
「はあ、はあ、これで終わりじゃないからね。次は卒業式さ。君の処女をね。それで種付けしまくって孕ませたら、学校も卒業して先生とお家での生活さ。君は先生のものだ。だからもう2度と誰にも見られないように、ずっと閉じ込めて可愛がってあげるよ。もちろんアイツにだって会わせない」
「もう会えない?おとうさんも、おかあさんも、……くんにも?……そんなことって……」
「なんだいその顔は?まるで先生が悪い人みたいじゃないか。よく考えてみなよ。そもそも悪いことってなに?悪いことなら裁かれるよね。でも無理なんだよ。君は妖怪だから。法律や社会のルールは人間のためのものであって、妖怪には適用されないんだよ」
「…………」
この世界には性悪質という考えが存在する
人の本質は悪であるために守るべき秩序とそれを破った場合の罰則を設けたり、教育や修養によってそれを意識付け善へと転じさせる
つまり秩序がなくなれば人は悪に染まるのだ
みずきは考える
目の前の悪はみずきの意思を無視して一方的に自由を奪い、大切なものから引き剥がそうとしている
みずきの脳裏に男子生徒が浮かぶ
彼に会いたい
彼ともっと仲良くなりたい
心の中で育まれた恋心の萌芽は花ひらきみずきに抗う勇気を与える
「………いやだ」
「ん?」
「やだ!みずきはせんせいのものじゃない!」」
「おいっ!……な、何をするんだ」
男は叫ぶがみずきは構わずギュッと腕で乳房を抑えると肉棒に乳圧をかける
「このっ!」
これまで恐れから抵抗らしい抵抗をしなかったみずきが突如パイズリを始めるという異様な行動に男は戸惑い、腰を引く
しかし、みずきはそれを拒むように乳圧を高め肉棒を締め上げて抜け出せなくしてしまう
抜け出せないのはみずきの腕の力が強いからではない
もちもちとした吸い付きとぽよんぽよんの弾力は先程射精したばかりだというのにの一瞬で射精欲をたぎらせてしまうほど強力で、むちむちの乳房はみずきが腕を上下させるたびにその形を歪めて肉棒に快楽を与えてくるため抜け出そうと思っても身体がもっとこの中にいたいと拒むのだ
「せんせい、みずきがこわいの?」
ぼそりとみずきが呟き、俯いていた顔を男に向けた
みずきの目にはもう涙はなく、代わりに嘲りと蔑みがありありと浮かんでいた
「なっ……」
男はその視線と声に背筋にぞくりと震えが走った
「せんせいってよわいんだね。みずきのほうがつよかったなんておもわなかった」
そう言って男を見下ろす目は背筋が凍るほど冷めていた
そこには少女らしい無垢さはなく、男を虫けらのように見下し、嘲笑する小悪魔のような妖しさがあった
「くそっ!調子に乗るなよ!……うわぁ」
男は凄んで怒鳴り散らそうとした瞬間にみちみちとした圧迫感が肉棒に与えて、甘い刺激に脱力すると上ずった声で喘いだ
「みずきはもうおどおどもびくびくもしない。だからもうせんせいのいうこときかない。あしたからはみずきはすきなふくをきる。せんせいはみずきにさわるのもきんし。やくそくできる?」
「そんな……いやだ!ようやくって時に!」
みずきをものにできそうだったのに
男は悲痛な叫びをあげて嫌がるが、その様はまるで駄々をこねる子どものようだった
「せんせい、わがままいっちゃだめ。そんなたいどならからだでわからせる」
「うあっ……ああっ、やばッ」
みずきは追い打ちをかける
みずきのパイズリは技巧もなにもなくただ腕で抑えつけた乳房を上下させるという単純なものだがそれだけで男の肉棒は限界寸前にまで高められ、尿道から先走り液が漏れてきた
「せんせい、このくにはしほんしゅぎなんでしょ?じゃあせんせいはみずきのいうこときかないとだめだよ」
逃げないと
男のとろけかけた思考が警鐘を鳴らす
このまま何度も搾り取られたら逆らえなくなる
みずき以外の女性では二度と勃たなくなる
男は再び肉棒を引き抜こうとするが、絡みついた乳房は無数の唇で吸い付きキスをするかのように離さず、雁首とくびれは引いただけでそこがずるずると刺激されて無様にも白旗をあげるかのように精を漏らしてしまう
「うあっ……ああっ」
「せんせい、このしろいのなに?」
みずきは吐き出されたそれを不快そうな目で見つめながら、乳房に手を添えて尋ねる
答えなかったらまた、やるぞと脅すかのように
「こ、これは精液だ。君のおっぱいが気持ちよすぎて先生が出しちゃったものだ。男の子は気持ちよくなると精液を出すんだよ」
「そうなんだ。じゃあ、……くんもおっぱいすきなのかな?さわらせてあげたらみずきのこともっとすきになってくれるかな?」
みずきはいいとこを知ったとばかりに笑みを浮かべる
一方男は男子生徒の聞いたことで打ちのめされかけた自尊心から嫉妬心と独占欲が燃え上がると反撃を試みるだけの闘争心が湧いてきた
男子生徒がみずきと恋仲になって、あのロリ巨乳を好きしている姿なんて考えたくもない
「ひゃっ」
男はがしりとみずきの乳房を掴む
驚いたみずきは身体を強張らせる
「アイツじゃなくて先生じゃダメか?」
「え?」
「先生はみずきに酷いことをした。それは謝るし反省してる。でも、そうしてしまったのは先生は君のことが好きだったからなんだ。だから、先生にやり直すチャンスをくれないかな?これからは先生、みずきにいっぱい優しくするから」
「………」
男は口では取り繕うとしているが、乳房を掴んだ手は卑しく動き、その感触を味わおうとしている
誠実さの欠片もなく煩悩に支配されきった男の行動にみずきは嫌悪を通り越して呆れ果てていた
しかし、男は目線がみずきの乳房にしか
いっておらず、みずきの冷めた様子に気づかぬまま言葉を紡ぐ
「よく考えるんだアイツはまだ小学生じゃないか。子供の色恋なんてたかが知れてる
。大人の先生ならみずきを幸せにできるよ。先生には社会的な地位もお金もある。みずきが欲しいものならなんだって……」
「………」
みずきは男の言葉を聞き流しながらチラリと時計を確認する
時刻は男子生徒との待ち合わせの時間に着々と迫っていく
「せんせい、もういいからてをはなして」
「ふぇっ?」
そうみずきに指摘されて男ははじめて自分の手が掴むだけでなく乳房を揉みしだいてしまっていることに気がついた
「みずきのおっぱいさわっていいのは……くんだけ。せんせいはさわっちゃめっ!」
「いやだあ!みずきちゃんのおっぱいは僕のものにするんだあ!」
男は叫んだ
恥も外聞もなくみずきをものにしたいという独占欲と欲望のままに
「せんせいはかっこわるい」
それはこの状況を一言で表した簡潔なる真実
それ故にこの言葉はありとあらゆる罵詈雑言よりも深く男の胸に突き刺さる
大の大人が妖怪とはいえ少女にセクハラし、小学生に嫉妬して歪んだ欲望をぶつけたにも関わらず反撃され、あげくの果てにフラレて虚しく叫ぶ
最早社会的地位などと語れる存在ではなかった
「ああっ……そんな、なんでだよ。せっかく手に入れられると思ったのに……、そんなっ !ああっ !おっぱいしめつけないでぇ、うわああ」
根元、竿、くびれ、雁首、亀頭、みずきは男が二度と卑俗な真似を出来ないように教え込むべく徹底的に責め立てると男は喚き散らしながらみずきの乳房の中で果てた
どくんどくんとポンプのように肉棒が脈打つと、その度に精を吐き出す
さっきからずっと射精しっぱなしであると言うのに、全く精液が薄くならない
明らかに一度に吐き出す白濁液の量は普段よりも多く、濃くて粘度の高いものであるにも
関わらず本能は目の前の儚無みずきを極上の雌として認めて孕ませようと訴え、興奮と発情は未だ冷めることはない
しかし、当然ながら乳房に発射したところで妊娠などするはずもない
男の象徴はみずきに屈服して、無駄打ちするだけの無益な器官へと成り果てていた
「やだ!まけにゃい、まけたくにゃ……あああっ!」
快楽で頭がおかしくなって言葉に呂律が回らなくなった男はこの感触を1秒でも長く味わおうと必死に堪えようとするが、それも長くは続かなかった
みずきは乳圧を高めると一気に根元から雁首まで搾り取るように竿を扱いて最後の一滴まで強引にしぼりとると、ここでようやく乳圧から解放された
「あうっ……なんで……」
男は精根尽き果てたのかその場に項垂れた
これまでの自分の所業を顧みれば当然の結果だと言えるだろう
そしてみずきははっきりと自覚する
自分の身体は雄を狂わせる魔性のモノなのだと
そして勝利の成功体験は少女を変える
「せんせい、みずきはこれから……くんとでーとしてきます。いっぱいあそんでなかよくなって。おっぱいもさわらせてあげるの。……くんはまじめだからさいしょはびっくりするかもだけどきっときにいってくれる。みずきのおっぱいでめろめろにしちゃうの」
「い、いやだ……。行かないでくれえええ!ううっ……」
男は最後の力を振り絞ってみずきを引き止めようと手を伸ばすがその手はむなしく空を切った
男を同じ相手に二度の失恋を経験する
しかし、一度目と違いみずきは誰かのものになろうとしており、あまつさえその極上の感触を夢想ではなく直接体感してしまったばかりにその喪失感は計り知れず、少年の頃とは異なり一生癒えることのない傷を残した
「さようなら、せんせい」
みずきは男を見向きもせずに別れを告げる
それはまるで男のことなど眼中にないかのように 男は絶望し、失意のどん底に叩き落とされた
翌日以降みずきは男の前に自発的に姿を見せることがなかったが
時折、学校指定の制服を身につけ男子生徒と仲睦まじく歩くみずきの姿が目撃することがあった
ロリ巨乳も当然ながら健在で制服のシャツとブレザーで包んでいるというのにその豊満さは一切隠れていない
それどころかネクタイを歪ませめて自己主張するために却って存在感が強くなっている
みずきはおどおどとした小動物のような雰囲気は鳴りを潜め、恋を知ったような輝きを放ち朗らかな笑みを男子生徒に見せている
対して男子生徒はそんなみずきに見つめられると顔を赤らめていた
男は夢想する
彼女たちの関係はどれだけ進行したのだろうか
もしかしたら行くべきところまで行ってしまったのかもしれないと考えるとあの日のみずき裸体が浮かび、彼らの情事を妄想しては不覚にも勃起しまう
もうそれ以外では反応できない身体になってしまっていた
みずきを視認できる優位性は男の敗北感をあおるものでしかなくなっていた
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