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 巨大な土蜘蛛を本体とする蟲惑魔。蟲惑魔の中では好戦的かつ戦闘力も高い方である。更に彼女によって作られる罠は非常に狡猾で避けることが難しく、かかってしまった獲物は逃げるすべを持たないだろう。性質も好戦的で、場合によっては率先して襲いかかってくることもある。



 獲物を捕まえたアトラの蟲惑魔は口付けによる唾液の交換を行う。この唾液には多種多様な毒が含まれております、筋肉弛緩、体温上昇、媚薬効果、強壮効果、酩酊状態など多岐にわたる。



 捕食する場合は蟲惑魔の中でも最も残虐な方法を取り、流し込んだ毒で獲物の身体を内側を溶解させてしまう。これを啜り飲むことで食事を行うのだ。

 毒により痛みを感じることもなく確実に死ぬこととなるため、そういう意味では後述のものよりも幸運だろう。



 次に玩具もしくは精液補給機として彼女に気に入られた場合は、まず筋肉弛緩によって身体の自由を奪われることになる。その後は巣に持ち帰られ、鼻と口と局部のみを出して糸に覆われてしまう。栄誉補給は彼女の「子供達」によって口移しで行われ、彼女が気が向いた時にのみ玩具にされるという生活を送ることとなるのだ。



 そしてツガイ、すなわち繁殖相手として選ばられた者は彼女から狂愛を注がれることとなる。玩具と同じく巣に連れ帰られるが、招かれるのは巣の最も奥にあるプライベートルームである。

 そうやって入口を固く封鎖するとツガイにアトラの蟲惑魔はまず口付けで最も強力な毒を流し込む。この毒には強力な興奮作用と精神汚染作用が含まれており、毒を作り出した自身ですら強く影響を受けてしまう。

 これを受けてしまったツガイからは理性が消失し発情状態に突入する。当然部屋にいる唯一のメスはアトラの蟲惑魔のみであるため、性欲の矛先が彼女へ向くのは言うまでもない。

 そうして始まった交尾は三日三晩休みなく続き、終えた頃にはアトラの蟲惑魔でさえしばらくは動けなくなるという。交尾を終えたあとのツガイは彼女の従順な人形となり、定期的な交尾と彼女の母乳と唾液を受けて生きていくこととなる。

 ただし極稀に彼女の予想を大きく超えてツガイが強い性欲を発揮し、最終的に主従が逆転する例もあるそうだ。その場合はアトラの蟲惑魔自らが奴隷となることを選んでしまうそうだ。

 このように自ら無理やり犯されるという交尾を好むのは、気が強いとされる彼女の隠れたM気質を指しているのかもしれない。



レス番号89-90

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