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 エリスは寝室の扉を開いて固まっていた。
 ステラはベッドに座り膝を立てて固まっていた。
 エリスは顔を赤くさせながらステラの露わになっているアソコを見て、彼女が抱きしめている自分の枕を見る。
「ご、ごめんね……。その……」
 自慰を見られたステラはみるみる顔を赤くさせていき、エリスは何とか笑顔を作って扉を閉めようとする。
「ソフィア達の部屋に行ってるから」
「ま、待ってください!!」
 ステラは悲鳴を上げるようにそれに待ったをかけて、自身の愛液で濡れた手を伸ばす。
 立ち去ろうとしたエリスはそれに逡巡したものの、そっと足音を立てずに寝室へと入った。そして、耳まで顔を赤くさせて俯くステラの隣に座ると、彼女の事を観察する。
 ステラは薄いパジャマを着てエリスの枕を左手で抱き、右手は少し油断した茂みを所在なさげに弄っていた。
「その、溜まってたの?」
「……はい」
 エリスが恐る恐るそう問いかけると、ステラはやや躊躇いがちに頷く。
 未だに満足していないのか枕に唇を埋めてキスのまねごとをするステラの横顔を見ながらエリスは少し思う。全てを預け合うスールとして妹の性欲が溜まり過ぎていたのに気が付けなかったのは情けないと。そして、この機会にこの子が自分をどう慰めているのかを知っておきたいと。
「ね、続き」
「え?」
 ステラが驚きながら顔を上げる。エリス自身も驚くほどさらりと言葉が出てきていた。
「続き、しないの?」
 エリスのその言葉にステラはカッと顔を蒸気させ、
「しっ!」
 『しません』と言いかけた。
 言いかけただけで、ステラはすぐに口を閉じ視線を自分のアソコに落としながら小さく頷いてしまう。それにエリスは僅かに微笑み、ステラの横顔を眺めはじめる。
「ん……」
 ステラはもうすでに濡れて固くなっていたクリトリスを弄り始める。くいくいと指先に引っ掛けるようにすると、体がぴくぴくと反応してしまう。
「んっ。すぅ〜……、ん❤」
 枕に顔を埋めてその匂いを嗅ぎ始めれば、一気に体の奥から幸せが湧きあがり艶めいた喘ぎをしてしまう。
 そして、それを横で見ていたエリスも「ふぅ……ふぅ……」と鼻息を荒くさせ、ステラの痴態を眺め続ける。何と言ってもエリスの事を求めようと必死になって枕を抱きしめているのが良かった。
 ステラはそれなりにある胸を枕に押し付けているのか、上半身を左右にもじもじと動かしているのも、エリスにとってはとても可愛らしいもので。
「ねえ、ステラ。私の匂いもっと欲しい?」
 と聞いてしまうのだった。
 その言葉にステラはおもむろに顔を上げ、上気して潤んだ瞳を愛しの姉に向ける。そして、こくこくと頷き、自慰のおかずを欲しがる。
 そんなエリスのいじらしい姿にステラは胸と下腹部をキュンキュンとさせながら、上着を脱ぎ、ブラをそっと外していく。
「んっ❤んっ❤」
 その間もステラはエリスの脱衣を食い入るように見つめながら、くちゅ❤くちゅ❤と指を動かして自分の秘部を弄り続ける。アソコを下から上へと全体を撫でるように二本指で弄り、最後はピンとクリトリスを弾けば、愛液は次から次へと溢れるのだった。
「はい、どうぞ」
 やがてエリスがブラを外すと、彼女はそれをステラの顔に被せてしまう。
「っ❤」
 それにステラは目を見開き、やがて目がとろん❤として行く。
「ふぁぁ……❤」
 ステラは甘い匂いと生暖かい体温、そして上半身を裸にしたステラの白い肌に、頭の中をパチパチと快楽をスパークさせていく。
 そして、体をぶるぶると震わせると、
「んんーっ❤」
 と目を閉じて絶頂してしまう。
 エリスはそんなステラの様子を片腕で胸を隠しながら、どろっとした欲望の表情で見つめる。
「ねぇ。まだ満足してないよね?」
 そして、エリスがそう言うと、ステラはすんっ❤すんっ❤と鼻を鳴らしながら頷く。

 その日から、ステラはエリスに見られながら自慰に耽るのが習慣になってしまうのだった。

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