あにまん掲示板の各種スレッドに掲載されているR-18小説を保管するためのwikiです。

 質量を持つソリッドビジョンを用いたデュエルが実用化に至り、誰のデュエルディスクにもそれが標準搭載されるようになった時代。
 まことしやかに語られる噂話に、こんな話があった。
 『カードを愛し、カードに愛されたデュエリストが持つそのカードには、魂が宿る』……という。

 俗に『カードの精霊』と呼ばれるその噂の出処は定かではないが、曰く……精霊が宿るカードを召喚に用いると、デュエル中でなくともリアルソリッドビジョンを呼び出せるとか、しかもその感触はあまりにリアルだとか、対話すら可能だとか、たっぷりと尾ひれをつけてデュエリストたちの間で語られていた。
 その噂を眉唾ものだと言って信じないものもいれば、血眼になってエースカードに愛を注ぐものもいる、そんな街で。
 『あなた』は、ひとりのデュエリストとして暮らしている。

 そこはひとりで暮らすには部屋数が余る、マンションの一部屋。
 きれいに片付いた自室で、あなたは一枚のカードを手にしていた。

 そのカードは、『教導の騎士フルルドリス』。
 あなたのデッキで重要な役割を担うエースカード。
 机の上に置かれたデュエルディスクにそれをセットした瞬間――デュエル中以外では起動することのないリアルソリッドビジョンシステムが起動し、放たれた粒子が部屋の中央にひとりの女性を作り出す。
 長身でグラマラスな体型の、アヤメ色をした長い髪の女性。つまり……フルルドリスを。

 フルルドリスはあなたの目の前でゆっくりと目を開き、そして、にこりと微笑んだ。

 「お呼びでしょうか。主様」
 
 ――ソリッドビジョンは質量を持っていても、そこに意思は与えられていない。
 言葉を口にするとしてもせいぜいが掛け声程度であるはずのビジョンが、あなたの目の前で、ひとりの女性として言葉を話す。

 眉唾ものの噂話に、どうしてそんなにも尾ひれがついて広まっていったのか。
 『すべて本当のことだから』……という答えが、あなたの目の前に確かにあった。

 過程はどうあれ、あなたは精霊を宿したフルルドリスのカードを持っていて――それをデュエルディスクにセットすることで、フルルドリスという女性をいつでも呼び出すことができるのである。
 フルルドリスもまた、精霊となる過程であなたと確かな信頼に裏付けされた主従の関係を築いており、呼び出されることに抵抗は無い。むしろ、呼んでもらえることが嬉しいとさえ感じている。

 長くともに過ごした相棒が、ひとりの人間として形を持って目の前にいる。
 自らに絶対の忠誠と親愛を示す女性。その彼女を前にして、あなたはわずかにどもりながらも口にした。
 様子のおかしな主人を前に、はてなと首をかしげるフルルドリスへ。


 ――オナニーを、したいので。
 ――下着を、見せてくれませんか。


 頭を下げて、そう言った。

 「……………………はいっ……?」

 思わず聞き返すフルルドリス。ごめんなさいと謝るあなた。
 しかし撤回するつもりはなく、股間は下着の中で痛いくらいに膨らんでいる。
 目の前に現れてくれた彼女を『そういう目』で見てしまった瞬間から、抑えきれずにいた情動。

 「……その……ええと…………、……主様。顔を、上げてくださいませんか?」

 謝罪と要求の意味で下げたままの頭を持ち上げると、赤面したフルルドリスがあなたを見つめていた。
 そこに拒絶や失望といった感情は無く、むしろ――。

 「見たい、のですか。私の…………下着が」

 ぎゅっと両手で自身のスカートを握るフルルドリス。
 彼女の姿はカードに描かれたままのフルプレートではなく、『二人の聖女』というトークンカードで描かれている略礼装。
 故にスカートを持ち上げれば――薄い黒のタイツ越しではあるが――主人の要求に、応えることができる服装である。

 見たい、見せて、お願い。
 今夜だけ、一度だけでいいから――と、そう口にしながらあなたは息苦しくてたまらない下半身を解放する。
 ぴん、と勃起して上を向いた性器の姿はフルルドリスへの欲情をありありと示しており、それを目にしたフルルドリスは耳まで赤く染めながら、小さくこくりと頷いた。
 握ったスカートを少しずつ上に持ち上げながら、自身の股間を凝視する主人と同じく、自身も主人の股間に釘付けになって。

 「…………し……仕方、ありませんね……っ、もう……今夜だけ……ですから、ね…………?」

 固く握った両手がお腹の上までたどりつき、黒タイツ越しにレースの下着が露わになる。
 普段見ることのできない領域を、今夜だけ許しを得て見せてもらっている。自分の相棒の、フルルドリスの下着。
 その非日常的な実感があなたの背中をぞくぞくと駆けのぼって、気が付けば夢中で性器を扱き立てていた。


 *
 
 
 今夜だけ。今夜だけの、お願い。
 互いに何度もその言葉を口にしあって、ドクドクとフルルドリスの黒タイツへ吐き出した精液の量と性器に走った快楽は、今までにないものだった。
 行為を終えた後も火照ったままの顔でお互いを見つめ合い、ぼうっと放心したあなたとフルルドリスは、そのまましばらく性器と下着を見せ合っていた。
 ごめんなさい、そう言って自らの股間を隠したのはどちらが先だったか、よく覚えていない。

 ――そうして、ある種の線引きを小さな一歩で越えてからのこと。
 あなたは夜が来るたびにフルルドリスを呼んでは、すでに固く熱を帯びたそれを取り出しておいて、「今夜だけ」のお願いを繰り返した。
 それに対するフルルドリスの返事も、また。

 「…………本当に、本当に仕方ありませんね、主様……。…………今夜だけ……ですよ」

 あなたの要求は夜を重ねる度、まるで一歩ずつ歩みを進めるようにエスカレートしていった。
 次の夜はタイツを脱いで直接下着を見せて欲しいと頼んだ。
 その次の夜は胸を見せて欲しいと頼み、そのまた次の夜は上の下着を脱いで欲しいと頼み。 

 そして、今。
 あなたの目の前で、フルルドリスは昨夜と同じ姿を見せている。
 上着を脱いで、豊満な胸を支える下着も脱いで――四本の指を畳み、胸の先端だけを隠した姿を。

 昨晩はその姿をおかずに射精した。息を切らしながら、気持ち良かったと正直な気持ちを口にして、それなら良かった――とはにかむ彼女の笑顔が記憶に新しい。
 その彼女は、まるで何かを待つようにじいっとあなたの顔を伺っている。
 あなたのように自慰行為を行っているわけでもない、ただ半裸を晒しているだけの体を、ぽかぽかと火照らせながら。

 射精が近づく。精液が立ち上る。
 そして口から吐き出る、フルルドリスへの『お願い』。

 ――おっぱい、全部見せて。
 
 するすると、少しずつフルルドリスの手が下へと降りていく。
 薄いピンク色をした乳輪がわずかに見えたところで、手はぴたりと止まり。

 「…………こんなこと、私以外に頼んだら……ダメ、なんですから……っ」

 見るのなら、私のものだけを。頼むのなら、私だけに。
 そんな想いに満ちた言葉を一言挟んでから、するりと両手が滑り落ちる。
 胸の先端から胸の下へ。そこを隠していた手で自らの乳房を持ち上げ、見せつける形へ。

 乳輪からぷっくりと膨らんで勃起した、フルルドリスの大きな乳首を見た瞬間。
 あなたは息をするのも瞬きするのも忘れて、ピンク色のそこだけを凝視しながら、びゅくびゅくと精液を迸らせた。
 フルルドリスのおっぱい。自分だけが見れる、彼女のおっぱい。頭の中で何度もそう繰り返しながら、手で扱くだけでは飽き足らず、無意識に腰を動かして射精する。

 下着越し、あるいは手に隠されていた局部をはじめて見た興奮は、たった一度の射精で収まることなく。
 息を整えて休憩を挟むあなたを、露出したままの胸を近づけてフルルドリスが優しく抱きしめれば、射精したばかりの性器に募っていた疲労など簡単に吹き飛んだ。

 ――もう少し、もうちょっとだけ、このまま…………。

 フルルドリスの乳房に顔をうずめながら、抱きしめられたままの体勢でぐちゅぐちゅと精液まみれのそれを扱く。
 見て行った先程とは違う、触れて、堪能しながらの自慰。人肌に包まれながらの安堵と興奮が、ともに心の中でぐちゃぐちゃに融けて混ざる。
 自分の体に、胸に、それほどまでに興奮してくれているという実感は、フルルドリスの子宮にも熱を灯し――。

 「…………ぁの……主様」

 たっぷりの熱を閉じ込めた吐息が、あなたの耳元を撫でて。

 「……吸っても…………いいですよ……?」

 たぷん。と。
 頬にぴったりとくっついている乳房がわずかに揺らされた。
 その揺れを感じた瞬間、あなたの頭の中で、なにかがぱちんとはじけて――体を少しだけ後ろに引き、視界に現れるフルルドリスの乳首を、大きく開けた口でぱくりと頬張った。

 「はあっっ――♥♥」
 
 瞬間、聞こえてくる上擦った喘ぎ声。まるでしゃぶられるのを心待ちにしていたかのような、喜ぶような声。
 大好きなフルルドリスのおっぱいに吸い付いてからのあなたに、理性は無かった。
 吸う、しゃぶる、舐める、顔を埋めて、また吸う――射精しても射精しても、手が止まらない。精液とともに外へ溢れ出る興奮が、次から次へと補充されていく。

 「んっ、ぁ……♥ 主様っ……♥ そんなに、そんなにっ――興奮、しますか……っ?♥ ……私の、おっぱい……っ♥♥」

 フルルドリス自身に、自慰の経験は無い。とどのつまり、開発されて特別感じやすい箇所があるわけでもない。
 けれど――愛しい主人に自分の体を貪られる経験が、彼女の体に小さくない変化をもたらす。
 乳首をしゃぶられるのが、気持ちいい。おっぱいを貪られるのが気持ちいい。ひたすら興奮してもらえることが、嬉しくて嬉しくてたまらない。

 「主様っっ♥♥ っどうぞ、今夜だけは、私のおっぱいを好きに味わってください……っ♥ いっぱい、いっぱい吸って、いっぱい堪能してっ♥ 今夜だけっ……今夜はっ♥♥」

 ――結局、その晩は何度射精したかわからない。
 締め切っていない蛇口から漏れる水のような量の精液がとろとろと溢れるばかりで、刺激がじんじんとした心地いい痛みに変わる頃、あなたの頭をぎゅっと抱き寄せて優しく撫でてくれる手の感触だけを感じながら、気絶するように眠ったのが最後の記憶だった。

 
 *

 
 それから数日。

 愛する彼女の大きな乳房に吸い付きながらの射精という刺激を覚えてしまったあなたは、毎晩欠かさずフルルドリスにそれを求めた。
 今夜ぐらいは我慢しよう、そう心に決めたとて、夜が更ければ思い出す。フルルドリスの胸。その感触と、彼女の嬌声。
 フルルドリスのおっぱいが魅力的なのは無論のこと――口をつければ、必ずと言っていいほど彼女が喘ぎ声をあげてくれることが、あなたにとって何より悦ばしく、心を満たすものだった。

 それとは別に。
 あなたは、『それ以上』は望まなくなった。
 正しく言えば……望んでいる。フルルドリスとのそれ以上の関係や、まぐわいを何より求めている。
 しかし、これ以上は自慰行為の範疇に収まらない。もともと自分が願い出て、彼女に付き合わせてしまっているだけのこと。
 今までと同じように膨らみ続ける欲求は、『胸に吸い付きながらの自慰』という大きな刺激をも、『彼女を犯したい』という最大級の欲望を必死で圧し留めた結果の要求となっていた。


 そんな、膨れ上がった性欲を実感しながらの夜。
 あなたは、彼女の下着を見て以来、はじめてフルルドリスを呼ばなかった。

 
 ――深夜。
 寝息を立てるあなたの横に、フルルドリスは立っていた。
 召喚されたわけではなく、ソリッドビジョンが与える質量を得ていない状態――精霊としての姿で。
 あなたの寝顔を見下ろす彼女の格好は、普段の略礼装ではなく、『妖眼の相剣師』の服を纏っていた。

 「…………」

 じっとあなたを見つめる目つきは、凛としつつも優しさに満ちている。きゅっと結んで閉じた口の形には、僅かながらの不満がにじみ出ている。
 夜を重ねる度、あなたのフルルドリスへの想いはより大きく、より明確なものになっていった。
 では……フルルドリスがあなたに向ける、想いは。

 「…………ぁ……っ」

 彼女の口があなたの耳元に近づき、熱い吐息とかぼそい嬌声が、そっとあなたの耳を撫ぜる。
 今夜、触れてもらいたくて、吸ってもらいたくて待っていたそこを、フルルドリスは自らの両手でやさしく撫でた。
 白い布地に包まれた、自身の大きな乳房。
 指先をそっと滑らせるだけで、背中にぞくりとした快感が走るほど、彼女の胸は敏感になっていた。
 
 妖眼の相剣師の服は、彼女が普段纏う礼装と違い、その大きな胸を包む部分が布一枚薄い。
 その白い布地は、本来はもっと厚いものなのかもしれない。けれど彼女が……あなたのフルルドリスが望んで着たその服は、より薄く、よりそこが目立つように仕上がっていた。
 胸の大きさは無論のこと、何よりも目立つのは。

 「……っ♥ ふぅ……ふぅ……っ♥」

 すりすりと、周囲を指先で撫ぜれば、すぐにむくりと大きく膨らむ先端。
 あなたが見たいと求めてくれる、乳首。
 いつも懸命にしゃぶってくれるお陰で、この上ないほど感度が高まってしまった、乳首。

 「ん……っ♥ んぅ♥ くふっ……♥ ふっ……ふぅっ……んっ♥」

 フルルドリスは、徹底してそこ以外を責め立てる。
 ぎゅっとつまみたい、かりかりと刺激したい、ぐにぐにと押し潰したい、そんな欲求を抑えに抑えてひたすらに胸や乳輪をくすぐるように撫で回す。
 弄ることも揉むこともせず、フェザータッチを繰り返し、募る快感ともどかしさでじんわりと体を火照らせ続ける。

 「はーーっ……♥ はーーっ……♥ ……主様、主様、のっ……ぃ……いくじ、なし……♥」

 普段は口にできない、主に向けた反感。
 というよりも……挑発。あなたが眠っているからこそ見せる、その姿。
 じっとりとかき始めた汗が胸を蒸れさせ、ぷっくりと乳首の形を浮かべるそこが、汗で湿って透けている。

 「……ずっと、見ているの……知ってるんですよ……っ? 私の胸、でなくてっ……♥ ……その、下……♥ 私が姿を現す際には、今まで、ずっと胸を見ていたのに……♥ 今ではずっと、私の……お腹の……下を、見ていますよね……?♥」

 知っている。気づいている。あなたの欲求を。
 懸命に手で扱いて慰めているそれを、手ではなく、フルルドリスの体を味わうために使いたい。
 フルルドリスは、あなたの想いをよく知っている。――何故なら。

 「……私は、そこに……触れたことも、ありません……っ♥ だって……だって、ココは……♥ ん、ぅっっ♥♥」

 フルルドリスも、狂おしいほど、欲しているから。
 あなたの自慰を見る度に、あなたに胸をしゃぶられる度に、絶頂を重ねるソコがぎゅうぅぅうっと切なく疼く。
 使って欲しい。犯して欲しい。めちゃくちゃにして欲しい。切ない、もどかしい、狂う。毎夜――その一心。

 「主様だけの、主様のもの、ですからっっ……♥♥ 私の、っココが、味わっていいのは……主様の、そのっ……モノ……だけです、からっっ♥♥ だから――っっ♥♥ ぁっ、あっっ♥♥ 駄目……っ♥♥」

 憂いに満ちた上擦った声で、あなたの耳に訴えかける。
 あなたの眠りは深く、そのか細い声では目は覚めない。訴えは、届かない。
 そのもどかしさがよりいっそう、フルルドリスの心を、子宮を煮えさせる。

 フェザータッチを意識していたフルルドリスの手つきに、不意に力が入る。
 むにゅぅっ――♥ と歪む彼女の乳房。指と指の間に挟まり、先端への刺激だけはかろうじて避けたものの――焦らされすぎた乳房は、それだけでも容易く絶頂に届き得る。
 いけない、これ以上刺激を強めてはいけない、彼を、あなたを起こしてしまう。あなたの身を案じる想いと、あなたに届いてほしいと思う背徳感がフルルドリスの中でごちゃ混ぜになり、彼女の乳房への刺激は、指先だけを用いた愛撫から先端以外の部分を強く揉む激しいものへと移っていく。

 ――いっそ。
 いっそ、起こしてしまったら。
 彼は私を――躾と称し、犯してくれるかもしれない。

 性欲と愛欲がぐつぐつと煮えるフルルドリスの頭の中で、そんな考えがぱつんと現れた瞬間。
 自らの乳房の感触に酔いしれる彼女の両手は、ぱっ――と開き、そして。


 “ぎぅぅうぅぅぅっ………………♥♥”


 「はぁあぅッッ――!!!♥♥♥」

 固く勃起した、大きな乳首を押し潰した。
 心待ちにし続けた刺激に、ぶしゅっっ♥ と愛液が溢れる。ロングスカートの内側で、黒いタイツがしとどに濡れる。
 そして押し出される、ひときわ大きな嬌声。あなただけにしか聞こえない、甲高く、淫らなフルルドリスの一声。

 「っっごめんなさい、申し訳ありません主様、こんなに――こんなに、淫らで申し訳ありませんっっ♥♥ でも――♥ っでも、主様が悪いのです、私を……そんな風に見ているのにっ♥♥ どこまでも優しくてっ、気を使って、私を抱いてくれない主様がいけないのっっ♥♥」

 “ぎゅぅううぅうっっ――♥ かりかりかりかり、かりかりかりっ、ぐに、ぎゅぅっ♥♥”
 
 最早一切の遠慮も失われた乳首への刺激と、それがもたらす、じわじわとゆっくりと立ち上ってくる絶頂感。
 へこへこと腰を振りながら、あなたの耳元でフルルドリスが愛を囁く。
 あなたが育てた愛欲を、フルルドリスが、その股間と口からとめどなく溢れさせる。
 
 ――乳首への刺激が子宮に募り、絶頂に至る刹那。
 快楽を受容する器にとぷとぷと注ぎ込まれる快感の汁が、ぴったりと縁に表面張力で張り付いた瞬間。

 『仕方ない』、『私がお世話や相手をしなければ』、『こんなこと私以外には』――。
 普段はそんな建前で隠れてしまう想いが、あなたの耳元で溢れ出る。

 「好っっ――き♥♥ 大好き、大好き大好き大好きです主様っっ♥♥ 私を使ってくれるあなたが好きっっ♥♥ 私をえっちな目で見るあなたが大好きっっ♥♥ 私の事っ――を――♥ 想ってくれるあなたがっ、大――好きっっ♥♥♥ ぁ、っっ駄目――!!!♥♥ ぃっ――――♥♥♥」

 “ぎゅぅぅうううぅううぅうううぅっっっ……♥♥♥”

 「っっっ愛してます愛してます愛してます愛してます、愛してます、主様愛してます――〜〜〜〜〜〜〜ッッッ!!!♥♥♥」

 囁きが、明確な声に変わる。
 強く強くつねり上げられた乳首の先が引っ張られ、大きな乳房がぴんと張って歪む。
 とめどなく快楽が流し込まれて、器からだくだくと快感の汁がこぼれ出る。
 何秒、何十秒と絶頂が続き、それでも乳首への刺激が止められず……フルルドリスは、どうか目を覚ましてほしい、私を罰してほしい、躾けてほしい――『今夜の分』がほしい、と……幾度となく快感が弾ける頭の中で、あなたにそう訴え続けていた。

 
 ――そのあたりで、あなたは目を覚ます。


 耳にかかる吐息。誰のものかもわからない喘ぎ声。
 未だまどろみの中にある意識で、確かに聞こえたのは、息を切らしたフルルドリスの声。

 「…………起きて……いらっしゃいますよね……主様」

 その声に、必死で圧し留めていた『今夜の分』を求める体が反応する。
 声だけは聞こえるが、気配がない。そこにいることはわかるが――体が無い。
 召喚していないのだから当然だ。まだ、彼女を呼んでいない。…………まだ。

 「夜分に申し訳ありません……。けれど……今夜は、主様は、いつもの『自慰』を、行っていない様子でしたから……」
 
 声が、耳元から前方へと移動するのがわかる。
 まっくらな夜の闇の中で、うっすらとした輪郭だけが動いて見える。
 枕元のリモコンで常夜灯をつけて、机の上のデュエルディスクに目を向ける。

 「…………今からでも……よろしければ。……私は……準備が……できていますので」

 慣れない目をこらし、ベッドの上に膝立ちになって、フルルドリスを手先の感覚で探す。
 いや、確か寝る前に、デッキに入れてディスクにセットしていた。今夜だけは、彼女に甘えないようにと。
 自動でシャッフルされるそこから彼女が引ける確率は、限りなく――。
 …………。

 デッキから、カードを一枚、ドローして。
 確認することなく、あなたはそれを召喚した。

 粒子が、あなたのベッドの上に集まっていく。
 窮屈で仕方ないズボンと下着を、あなたはするりと脱ぎ去ってしまう。
 ぴんと屹立する先走りでびちょびちょの性器。それを、召喚されている彼女に向ける。

 ――常夜灯のわずかな明かりが映し出す、彼女の姿は。

 礼装でも相剣師の姿でもない。
 一糸まとわぬ、乳首も女性器も晒した――。

 「…………主様」


 『あなたの女』である、フルルドリスの姿だった。

 ――どさり。
 あなたの体を、あなたの女が、押し倒す。

 枕に頭を押し付けられ、体の自由を殆ど奪われて、視界は彼女に占領される。
 アヤメ色の髪がさらりと落ちる。凛とした顔が紅潮し、凛々しさを残したまま、淫らに微笑んでいる。

 「……今夜は、何を……されますか……?♥」

 はぁあ――っ、と溢れた彼女の吐息とともに、垂れた唾液が、一滴。
 目を奪われて、小さく開いたあなたの口元に、ぽたりと落ちた。

 *

 押し倒されている主。押し倒している従者。
 ふっくらとしていながらも引き締まった腰が、あなたの股間にぴったりと密着している。
 あなたのそれは固く大きく勃起していて、彼女のそれはぐちゃぐちゃに濡れてにゅるりと滑る。
 
 「……っ♥ …………っっ♥」

 ずり……ずり。にゅる…………にゅり。
 彼女の腰が動く度、あなたの股間に熱く柔らかい肉の感触が刻み込まれる。
 自分の体には無い、乳房よりも柔らかな部分。ほとんど無意識に、せっつくように腰を使いながら、フルルドリスはあなたの両腕を自身の両手の先でするすると撫でた。
 そして両手にたどり着き、ぎゅっ、と指と指を絡められ、握られる。

 ……彼女の心と、二人の体は準備を済ませていても、彼女に求められている言葉が喉のあたりで詰まってしまう。
 冷静さというよりも――全裸を晒し、自身に覆いかぶさるフルルドリスの姿に対する興奮と、これから行われることに対する緊張故に。
 ぱくぱくと口を動かすことしかできないあなたに、フルルドリスの凛とした顔がぐっと迫る。

 「……よく聞こえませんよ……主様? ……私に、何を、させたいの……ですか……っ?」

 切なげな声。シたくてたまらないといった声。
 見惚れるほど綺麗な顔が火照って汗を浮かべながら、自分の言葉を必死で待っている。
 あなたは彼女の耳元に、どうにか出せた言葉を届けた。
 
 ――まんこ、使わせて。フルルドリスのまんこでオナニー、させて……っ。

 「…………っっはい♥♥」

 両手は塞がれ、股間は股間に密着させられている。そんな状況では、手を使った自慰は行えない。
 だからすぐそばにある『道具』を利用しての、彼女の体をおかずにしながらの、自慰を願う。
 今までずうっと願っていたこと。彼女とのまぐわい。それには違いないのに、なぜか胸に残るつっかかりを感じながら、あなたはフルルドリスの細い指で性器を支えられ、先端を彼女の膣口にあてがわれる感触に浸る。

 本当に、本当にこんな形でいいんだろうか。
 自慰行為とごまかして、予防線を張って、それが彼女を傷つけることになってやしないだろうか。

 「では――♥ 主、様っ♥ 私自身も、指を入れたことも無い……主様専用の……ここ♥ たくさん、たくさんっ、使って、くださ――ぃっ♥」

 ――待って。

 「…………っ?」

 にゅ、ぷ。鈴口が膣に入りかける瞬間、あなたは彼女を制止する。
 胸の内にわずかに残ったつっかかりを、ぱきんと砕いて、本当の想いが口をついて溢れ出た。
 ぎゅうぅっ、と強く彼女の両手を握り返しながら。
 

 ――本当は。本当はフルルドリスと、恋人えっち……したい。
 ――大好きなフルルドリスと、このまま生でセックスしたい……種付けしまくりたい……っ!!


 にゅぶ。ぐ……ぷっ。ずぶぶぶっ…………♥
 じわじわと、ゆっくりと腰が沈み、あなたの性器がフルルドリスの膣に飲み込まれていく。
 その間――フルルドリスは、あなたの告白に、目を丸くして固まっていた。

 すぼめていた口が、だんだんと大きく開き始めて。
 あなたの想いを聞かされたフルルドリスが、『あなたの女』から、『雌』へと変わっていく。
 
 その告白に対する、彼女からの返事は――言葉では、なく。

 「ぁむっっっ♥♥♥♥♥」

 “――ばちゅんッッ♥♥♥♥♥”

 あなたの口にしゃぶりつく唇と、一息であなたの性器を最奥まで飲み込んだ膣で、返された。
 
 「んむっっ♥♥ じゅる♥ じゅるるるるるっっ♥♥ はむっ♥ ぢゅるるるるぅうぅぅううぅう…………っっ♥♥ ぢぅぅぅぅうぅっっ♥♥」

 何をされたのか、という実感や理解が追いつく前に、彼女の口があなたの口を貪るように舐めしゃぶる。
 一息の呼吸も許さない激しいキス。あなたの性器をぐっぷりと咥えたまま、味わうようにぎちちぃっと締め付ける膣肉。
 セックス――というよりも、上下の口を用いた捕食のような交わりに、あなたはされるがまま、必死で抑えて溜め込んでいた今日一日分の精液をフルルドリスの膣内に吐き出した。
 上下運動による刺激も与えられないまま、ただ、挿入されているだけで。

 「〜〜〜〜〜〜〜っっぢぅぅぅうぅうううぅううぅぅぅ…………♥♥♥ っぷはぁ♥♥♥ 〜〜〜〜ッッ……♥♥♥」

 “びゅうぅぅうぅぅぅ……♥ びゅくっ、びゅくっ、どく、どくっっ♥ ……びゅるっ♥”

 一度の射精を経て、ようやくフルルドリスに口を解放してもらって、はじめてあなたは事態を理解する。
 伸びた唾液の橋がぷつりと途切れ、ぺたりと頬に張り付く。目の前には、熱く火照った雌の顔があった。
 絶頂したばかりの敏感な性器に絡みつく熱い肉の感触。唾液まみれの口と、見開いた瞳の、彼女の顔。
 犯されている。
 フルルドリスに、犯されている。フルルドリスと、繋がっている。

 フルルドリス――と、彼女の名を呼ぶ声を、彼女自身が遮る。

 「……主様のご命令ですからね……?」

 はぁ、はぁ、と……熱のこもった息を交えながらの、彼女の言葉。
 ぎゅぅうぅっ……♥ と締め付け続ける膣の感触に、射精したばかりの性器が硬さを取り戻していく。
 爛々とした両目があなたを見つめる。今まで見たこともない彼女の顔は、恐ろしくもあったが――それでも。

 「主様が、お望みになったことなんですからね……っ?? 私との、っ、恋人……恋人としてのまぐわいを……! ですから私、私っっ、我慢なんてできません……っ!! ずっとずっとずっとずっと我慢させられてっ、目の前で自慰行為を見せつけられてっっ♥♥ ……私、私、もうっ…………♥♥」

 あなたは、その彼女が。
 今、目の前で自分を犯す雌が、愛おしくてたまらなかった。

 彼女とまぐわっている実感と、ぎちぎちと締まる膣の感触――精神と肉体にともに襲い来る快楽を、必死で堪えながらたどたどしくもあなたは伝える。

 ――我慢、させて、ごめん。大好きなフルルドリスになら、何されたって、いいから。
 ――フルルドリスの、好きなように、していいから……っ。

 「…………〜〜〜〜〜っっ」

 “……ぱちゅっ♥ ぱんっ♥ ぱんっっ、ぱんっっ、ばちゅんっっ♥♥”

 その言葉を皮切りに、フルルドリスの大きな腰が上下に動き、あなたの股間を叩き始める。
 性器全部を膣肉にみちみちと絡みつかれながら扱かれる快楽に思わず腰がビクビクと動く。
 フルルドリスもまた、愛するあなたの性器を膣に叩き付ける初めての快楽に身悶えながら、甘えるようにあなたの耳元に顔を近づける。

 「ずるい――ずるい、ずるいっ、ずるいですっっ、主様っっ……!!♥ そんな風に言われたら、私、私っっ、ほんとに、もうっ――止められないっっ…………」

 ――好き、好きだ、フルルドリス、大好きっ……!

 「んぅ――…………っっ♥♥」

 “ぱちゅん、ばちゅんっ、ぱんっ、ぱんっ、ぱちゅ、ずちゅっ、ずっ、ずっ、ずっ、ずん――っ♥♥”

 お返しと言わんばかりに、あなたも彼女の耳元へ愛を囁く。
 さらに激しく、さらに速くなる腰の動きに意識が飛びそうになりながらも、繋いだ両手をぎゅうっと強く握りしめながら、なんとか保つ意識で何度も何度も彼女に告白する。
 大きく両脚を広げ、腰を落としてはわずかに引っ張り上げてまた落とすを繰り返す――あなたの子種を残らず搾り尽くそうとするそのプレスは、フルルドリスがあなたを求めるがあまり無意識に行っている動きであり。
 互いに互いの耳元で告白を繰り返しながら、高まる体温を移し合い、愛液と精液を絡ませ合い、お互いに限界が近づいていく。

 「ほん――とに……♥ ずるい、方ですっ……♥♥ ふっ、ふっ、ふっ、ふぅっ、ん、んぅうっっ!!♥♥ 私も好き、私も大好きですっっ、主様――ぅうんっ…………『あなた』が……大好きっっ♥♥ 愛してます、愛してますっ、愛してますぅぅ……っ!!!♥♥」
 
 ――愛してる、愛してるっっ、フルルドリス、愛してるっっ……!!

 「〜〜〜〜〜〜〜っっ♥♥♥」

 びくん、と同時に強く腰が跳ねる。
 互いに互いの耳元に向けていた口を、示し合わせるように向かい合わせて、フルルドリスは求め、あなたは迎えた。
 口と口。最初に行われた、奪う形ではないディープキス。恋人同士のキス。

 「はむっっ♥♥ ん、んっっ、ぢぅぅっっ、じゅる、じゅるるっ、んむ、んんんんぅぅぅぅぅうぅぅうぅっっっ…………!!!♥♥♥」

 そのキスが、あなたの性器の奥から残る精液を引きずり出し――すでに精液まみれの彼女の膣へ、再びそれを流し込む。
 キスをしながら、繋がりながら、びゅくびゅくと、びゅるびゅると射精する。
 愛するフルルドリスの膣内に、真っ白な劣情を刻み付ける。
 同じく絶頂の最中にあるフルルドリスの膣が、それを悦んで飲み込むようにぎゅぅぅっっと強く強く締め付けた。


 「っっ……ふーー…………ふーー…………♥ ふーー……ふーーっっ……♥♥」

 二度目の射精は、快楽に伴って負担も大きかった。
 きゅっ、きゅうっ、と優しく締まる彼女の膣内で、あなたの性器はじんじんと心地いい疲労を示す。
 貪るようなディープキスは絶頂が余韻を残してひいていくにつれ、互いを労わるような優しいキスに変わっていった。

 ――フルルドリス、その……。

 「……ぁ……すみません、ぁ…………主、様……」

 さしものあなたも、抜かずの射精を二度はこたえる。少しだけ休ませてほしい、その名器から解放してほしいとあなたはフルルドリスの名を呼ぶ。
 フルルドリスもその意図を察し、半勃ちの性器をずるずると自らの膣から引きずり出していく。名残惜しそうに、心底名残惜しそうに、ゆっくりと。


 ……膣口があなたの雁首にぎゅっと引っかかる、そのあたりで。

 フルルドリスは、腰を持ち上げる動きをぴたりと止めた。

 ――フルルドリス……?

 「…………ゃ」

 ふるふると長い髪を左右に振り乱し、フルルドリスは何かを拒んだ。

 「ゃ…………です」

 くぷ……にゅぷ。ちゅぷ、にぷ、にゅぷっ……。
 膣口があなたの雁首を責め立てる。最も敏感なそこだけをしきりに責められ、あなたの性器は、だんだんと硬さを取り戻しはじめた。
 
 「……抜き、たく、ない……っ、まだ、ぅぅん、ずっと、ずっと入れてたいっっ…………!!」

 “――ぱちゅんっっ!!♥♥”

 そして再び、あなたの性器はフルルドリスの膣に飲み込まれる。
 ぎちぎちと締まる。彼女の吐息が顔にかかる。その瞳はあなたの顔を捉えて、絶対に離さない。

 「だって――だって抜いたら、っまた、またオナニーしますよね、あなたは……っ! っっもうやです、やなんです、あなたの精液がびちゃびちゃって散ってくの、勿体なくて、お腹、ぎゅぅぅぅってせつなくなるの、もう二度と嫌ですっっ……!!」

 二度の射精で疲弊し、この上なく敏感になったあなたの性器を、一切の容赦なくフルルドリスの膣が責め立てる。
 吐き出した精液と溢れ出る愛液でにゅるにゅると滑り、無数のヒダで満ちた膣がぎちぎちとあなたの性器を一心不乱にしゃぶり尽くす。
 先程のセックスとはまるで違う、独占欲に満ちた激しすぎる腰づかいに、あなたは思わず喉の奥から悲鳴のような声をあげた。 

 「もう、もうっ……ティッシュにも、トイレにも、一滴だって寄越さない……っ!! 全部、全部私の、私のですっっ!! あなたのおちんちん専用のおまんこに、ぜんぶ注いでもらわなくちゃっ……ゃ…………嫌……っっ!!♥♥」

 性交やまぐわいといった言葉が適さない、性器と性器のぶつけ合いですらない、一方的な――ともすれば強姦に近いその動き。
 肉と肉で愛液と精液を攪拌するような上下運動が延々と続き、あなたは暴力的な快楽から逃れようと見悶えるが、フルルドリスの膂力がそれを許さない。
 ぐちゅぐちゅぐちゅぐちゅ、ずちゅずちゅずちゅと、混ざって泡立った体液がベッドの上に濁流となって溢れ出る。
 
 「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいっっ、でもっ、でもあなたがいけないんです、ずっとずっと私に我慢させて、目の前でオナニー見せつけるからっっ♥♥ 私のこと大好きって目で伝えてくれるのに、いつまでも犯してくれないからぁ――っっ!!♥♥ だからもうっっ――返しません♥♥♥」

 純潔と共に突き破られた理性が、フルルドリスの内に秘めた想いのすべてを吐き出させる。
 あなただけを愛する想い。あなたに想われていてほしい想い。自分だけを想っていてほしい想い。
 フルルドリスの淫靡な微笑みがあなただけを視界にとらえ続ける。
 ぐずぐずに蕩けたハートが浮かぶ、あなたへ向ける独占欲で満ちた眼が、あなたを見つめている。

 「おちんちん返しませんっ♥ あなた専用のこのおまんこをずぅっと使ってもらいますっっ♥ おしっこも精液も一滴だってあげませんっっ♥♥ ティッシュにもトイレにも――他の女性にもっっ♥♥ エクレシアにもカルテシアにもルルワリリスにも誰にもあげませんからっっ♥♥♥」


 “ば――――ちゅんっっ♥♥♥”


 「あ゛っっ………………♥♥♥」

 絶頂を絶頂で塗り重ね続けた果てに、ひときわ強く腰と腰をぶつけた瞬間。
 フルルドリスの背が大きく反りかえって、ばるんっっ、と豊満な両胸が躍って汗を飛ばした。

 「〜〜〜〜〜〜〜〜ッッ…………♥♥♥」

 ぴゅくっっ、とあなたの性器からは一滴ほどの精液がひり出されて、ぐらりと揺れるフルルドリスの体がゆっくりと覆いかぶさる。
 殆ど失いかけている意識の中で、あなたの口に、労わるようなあのキスの感触があった。

 「んむ……♥ ぴちゅ……れる……ぁむ♥ ふーっ、ふーっ、ふーーーっ…………♥♥」


 「……好き♥ 大好きです……♥ ずっとずっとずっと……私、だけ…………使って……ください、ね……♥」


 蕩け切ったその声を最後に聞いて、あなたの意識は微睡みに溶けていった。


 *


 時刻は昼過ぎを回っていた。

 体に残った大きな疲労を感じながら、重い重い体をあなたはゆっくりと起こす。
 今日は休日であり、一日中寝ていたとしても問題はないが、空腹がそれを許さない。

 ふと、横に目を向ける。

 「…………すぅ……」

 布団を除けると、昨晩と同じく、全裸のままのフルルドリスが寝息を立てて眠っていた。
 仰向けの体は大きな乳房が左右に広がって重力に従っており、両の手はお腹の上で重ねられている。
 
 昨晩、この女性に何をされたのかは、あなたの記憶に新しい。
 その彼女はすやすやと眠っており、主人であるあなたの横で無防備な姿をさらしている。

 「………………んっ……」

 その体は、あなたの所有物である。
 彼女に何をするも、彼女をどう扱うも、あなたの自由である。
 無遠慮に乳房をわし掴み、揉み心地を確かめても、彼女はそれを拒まない。


 「……ぁ……、……主……様? ぁ、えと、その」

 ぐにぐに、むにむにと揉み続けていると、フルルドリスがゆっくりと瞼を開けて目を覚ました。
 昨晩。目の前の主人に何をしたのか、それは彼女にとっても記憶に新しいことである。 
 その主人が、ただ黙々と自分の乳房を揉んでいる。じっと、自分の顔を見つめながら。

 「…………ぉ……おはよう……ございます…………」
 
 赤面し、目を反らすフルルドリス。
 アヤメ色の長い髪が、枕の上でするりと流れた。
 
 ――彼女は、あなたの所有物であり。
 愛する彼女に何を命じようと、それはあなたの自由である。

 フルルドリスと過ごす夜を越え、迎えた朝に、あなたは開口一番――フルルドリスに、命じた。

 

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